宅建士試験は独学で合格することも可能ですが、独学での勉強に不安を感じる方は宅建士講座の受講を検討するでしょう。
資格の大原は主要都市を中心に全国に50を超える校舎を展開している比較的大手の資格学校です。
この記事ではそんな資格の大原の中でも宅建士講座に焦点を当て、特徴・カリキュラムの詳細・評判や口コミをご紹介します!
これから宅建士試験の勉強を始めようと思っている方はぜひ最後までお読みください!
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の特徴は?
引用:資格の大原公式サイト
大原の宅建士講座は通学講座で2種類、通信講座で3種類の学習スタイルが用意されているのが大きな特徴です。
これにより自分の学習スタイルに合わせたコース選択が可能になっています。
まずは大原宅建士講座の特徴について詳しく紹介します。
わかりやすい講義・大原オリジナル教材
丁寧で分かりやすいがモットーの大原の講義は、図や具体例をあげてわかりやすく説明してくれます。
講師・講義に関する受講生アンケートで「大変わかりやすい」「わかりやすい」と答えた受講生は全体の89.1%と掲載されています。
また大原のオリジナル教材は読みやすい2色刷りで、講師陣が毎年新しい情報を収集しさらに試験を分析、また法改正にも対応しているという特徴があります。
こちらのオリジナル教材は膨大な宅建士試験範囲の内容が必要最低限にコンパクト化されていて、評判が高い教材となっています。
様々なフォロー制度
大原は受講生への様々なフォロー体制がつくられているのも特徴の1つです。
通学・通信それぞれの講座で質問ができるよう、職員室の他電話やメールなどの質問受付体制を整えられています。
また教室通学に対象が絞られますが、振替出席制度というものもあります。
この制度によって、体調や仕事の都合等でクラスに出席できなかった場合でも別の日時に開催される同内容のクラスに出席することが可能です。
そのため急なスケジュールにも対応できます。
また始めたい時にスタートできるよう、途中入学・随時入学にも対応しています。
途中入学する際過去の講義は音声補講や映像補講で学習することができるため、すでに講義がスタートしているコースでも安心して申し込むことができます。
さらに校舎の一部の教室は自習室として無料開放されています。
そのため講義が行われる前後の予習・復習の場として使ったり集中できる環境がみつからないときに有効活用できます。
自習室は通学講座の受講生だけでなく通信講座の受講生も利用することができます!
これらの様々な手厚いフォロー体制は受講生からの評判も高いようです。
スキマ時間を活用できるスマホ学習
大原にはTwitter配信やweb問題集があり、スキマ時間にスマホで学習できるという特徴もあります。
大原が運営するTwitterは大原の受講生以外でも無料でフォローすることが可能です。
そんな大原のTwitterでは宅建士試験の過去問・解説や宅建士の試験情報や講師からの応援メッセージ、学習上のモチベーションアップ情報など様々な情報が配信されてきます。
web問題集という学習ツールではアウトプット教材のトレーニング問題集が配信されているため、スキマ時間にスマホを使ってアウトプットトレーニングをすることができます。
Web問題集の利用にはモバイル大原への登録が必要になります。
資格の大原宅建士講座の合格率
資格の大原宅建士講座の合格実績についてですが、以前は合格者数が公表されていましたがここ数年は公表されていません。
直近では、2017年度の宅建士試験において大原から531名の合格者を輩出したと公表されています。
現在では公式サイトに合格者の喜びの声を掲載するという形になっており、たくさんの合格者の喜びの声が掲載されいます。
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の詳細と料金
引用:資格の大原公式サイト
資格の大原宅建士講座は自分の学習スタイルに合わせた選択が可能なため、本業があってなかなか勉強時間が取ることが難しい社会人や学生の方でも安心して学習を進められます。
ここからは、資格の大原宅建士講座のメインとなっている4コースの詳細や料金について解説します。
大原では職業訓練給付金対象のコースが多くなっているため、今後のスキルアップやキャリアアップの為に受講することも可能です。
2023年10月受験対策宅建士合格コース・入門パック
こちらははじめて宅建士の勉強をされる方向けのコースで、法律知識ゼロの方も安心して学べる入門講義が付属しているのが特徴です。
7~6か月間に週2回の講義ペースで学習を進めていくため1回分の学習量が比較的少なく、着実に知識を積み重ねて学習をしていくことができます。
そのため、少しずつ確実にコツコツと学習を進めたい方におススメのコースです。
主任講師 | 首藤 務 講師 |
---|---|
講座内容 | 入門講義(8回) 基礎講義(32回) 直線対策講義(14回) |
講座料金 | 教室通学:172,100円 映像通学:172,100円 web通信:156,800円 DVD通信:172,100円 |
⇒2023年10月受験対策宅建士合格コース・入門パックの詳細はこちら
2023年10月受験対策宅建士合格コース
こちらのコースは宅建士試験合格のためのスタンダードなコースです。
上記のコースと同様に7~6か月間に週2回の講義ペースですが、こちらのコースには入門講義がありません。
法律や宅建士の勉強を多少したことがある方はこちらのコースでもよいでしょう。
インプット・アウトプットがバランス良く用意されたコースとなっています。
主任講師 | 首藤 務 講師 |
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講座内容 | 基礎講義(32回) 直線対策講義(14回) |
講座料金 | 教室通学:149,700円 映像通学:149,700円 web通信:136,400円 DVD通信:149,700円 |
2023年10月受験対策宅建士速習合格コース
こちらのコースは短期間で基礎から学習し合格を目指すコースとなっており、4~6か月間に週2回の講義ペースで学習していきます。
上記2コースより講義数は少ないですが、短期間でも効率的に学習できるようになっています。
そのため宅建士の勉強をしたことがある方や短期間で集中的に学習したいという方におススメのコースと言えます。
主任講師 | 首藤 務 講師 |
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講座内容 | 基礎講義(26回) 直前対策講義(10回) |
講座料金 | 教室通学:122,200円 映像通学:122,200円 web通信:102,800円 DVD通信:122,200円 |
⇒2023年10月受験対策宅建士速習合格コースの詳細はこちら
宅建士超短期マスター合格コース
こちらのコースは、少ない講義回数で合格を目指せるコースとなっています。
重要項目を中心に的を絞って学習を進め、直前の模擬試験で解答力を養成し合格を目指すのが特徴です。
名前の通り短期間で集中して学習したい方や効率的に学習したい方におすすめのコースです。
ただしこちらのコースにはDVD通信がなく教育訓練給付金対象外のコースとなっているため、お申込みの際はご注意ください。
主任講師 | 首藤 務 講師 |
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講座内容 | 基礎講義(14回) 直前対策講義(6回) |
講座料金 | 教室通学:64,000円 映像通学:64,000円 web通信:59,000円 |
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の学習方法
引用:資格の大原公式サイト
大原の宅建士講座は、合格点を確実に突破できるライン(50問中40問正解)で合格を目指すカリキュラム構成となっています。
では実際どのように学習が進んでいくのでしょうか。
ここからは、初学者向け講座である2023年10月受験対策宅建士合格コース・入門パック講座の内容を元にそれぞれのカリキュラムの詳細をご紹介いたします。
インプットの入門期
入門講義は1月から3月にかけて計8回、週に2回のペースで学習します。
入門講義では、宅建士試験で出題頻度が高い権利関係・宅建業法の重要科目の中の特に重要な項目について学習します。
入門パックとあるように法律知識ゼロという方にもわかりやすい講義されているため、宅建士試験で特に出題頻度が高い重要項目の入門知識を習得できるのが特徴です。
また週に2回の学習ペースのため少しずつ確実に学習を進めることができます。
さたに入門期の講義では定例試験を行い、実力を確認するようになっています。
インプットの基礎期
基礎講義は4月から7月にかけて計32回、週に2回のペースで学習します。
宅建業法・権利関係は各科目の重要な論点を徹底的に学習し、合格するために必要な知識を習得します。
入門講義と同じく週に2回の学習ペースのため、少しずつ確実に学習を進めることができます。
また基礎講義でも科目の学習が終わるごとに定例試験が行われ、自身の実力と弱点を確認しながら着実に知識を深めていきます。
暗記項目の多い法令上の制限・税その他は試験に近い時期に学習して得点力アップを狙います。
アウトプットの直前対策期
直前対策講義は8月9月で計14回あります。
習得した知識を得点に結びつけるためのアウトプットとして基礎演習・直前演習・模擬試験等を行います。
基礎演習・直前演習では〇×問題や重要な過去の試験問題についてアウトプットを行い、総まとめ問題(2回分)では講師陣が厳選した問題等に取り組みます。
そして本試験と同じ形式で行う直前模擬試験(1回分)・全国統一公開模擬試験(1回分)によって合格に必要な得点力を身に付けられるようにします。
また最終講義では大原模擬試験等を使用した最終チェックを行います。
受講生特典の映像講義ダウンロード
大原の宅建士講座では通常の学習の他に合格Webアプリというサービスがあります。
このサービスは、Web通信講座やWebフォローなどの動画視聴が可能なコースが対象です。
合格Webアプリでは講義動画をダウンロードし視聴することができます。
動画をダウンロードすれば電波のない環境でも動画を再生することができ場所を選ばずに学習できます。
ダウンロードした動画は2週間視聴でき、受講期間中であれば再度ダウンロードすることも可能です。
このアプリは、通学・通勤のスキマ時間の学習だけでなく講義を欠席したときのフォローや復習としても最適です。
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の良い口コミ・評判
引用:資格の大原公式サイト
昨年通信で勉強してた時は、対抗要件を理解するのにすごく苦しんだけど、#大原 の通学講座で授業を受けたら、理解できた気がする。具体例を出して説明してくれるから分かりやすい。#宅建 #権利関係 #対抗要件
— 木蓮 (@mokuren711) June 3, 2019
宅建士合格コース・入門パックで合格!
語呂合わせを教えていただいたのは助かりました。私には合っており、あれが無かったら覚えられなかったものが、多々あったと思います。
引用元:合格者喜びの声
宅建士合格コースで合格!
楠森先生の授業が大変分かりやすかったです。恐らく1人ではすぐに投げ出していたと思うので、細かなサポートに感謝しています。
<大原の魅力>
・授業がわかりやすい
・勉強の選択肢が豊富引用元:合格者喜びの声
大原の講義はわかりやすいという口コミが多く見受けられました。
講師の評判が良く、またオリジナル教材に満しているといった意見も多いです。
具体例を挙げながらの説明や語呂合わせの覚え方など受講生にわかりやすく丁寧な講義は評価が高いようです。
また大原は通学講座のほかにDVDやWebでの通信講座もあり、自身の都合に応じて学ぶことができるのも魅力の1つといえるでしょう。
通学講座・通信講座どちらでも自習室が使えることや振替出席制度や動画視聴を利用することで欠席を最小限にすることができるなどのサポート体制にも評価の高い口コミがあります。
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の悪い口コミ・評判
大原、テキストいいんやけど、該当する条文の数字ぐらい書いといてほしいなあ・・・参照したいときにやりにくい。
— 神楽野 麗(かぐらの うるは) (@kaguranouruha) June 8, 2020
自習中心で、時間を作って集中して勉強しないと、どんどんノルマが溜まって行きます。だから、ある程度自分からやる人じゃないと、だらだら講義を聞いているタイプだと置いてけぼりになってしまいます。
引用元:利用者の声
大原の宅建士講座は講義時間数が長く設けてあるため、学習期間が長くかかってしまい途中で挫折してしまった方もちらほらいるようです。
この点については、自分が確保できる勉強期間と相談しながら判断する必要があると言えます。
また大原の宅建士講座は割引制度やキャンペーンがありながら他の宅建士講座と比べると料金が高いです。
しかしその分丁寧な講義や質の高いオリジナル教材、さらに受講生への手厚いサポート体制があります。
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座に向いている人と向いていない人
引用:資格の大原公式サイト
大原の宅建士講座に向いている人・向いていない人はどのような人でしょうか。
実際に受講する前に自分に合っているのかを確認しておきましょう。
向いている人
大原の宅建士講座に向いている人は以下のような方々です。
- お金がかかっても確実に合格したい人
- わかりやすい講義、十分なサポート体制を受けたい人
- 勉強時間が確保できる人
丁寧でわかりやすい講義を受けたい方や多少のお金はかかっても確実に合格したいという方、丁寧に指導してほしいという方に大原の宅建士講座はおすすめできます。
また合格Webアプリはいつでもどこでも学習ができるため、時間を問わず学習したい方はもちろん繰り返し復習がしたい方にもおすすめです。
向いていない人
大原の宅建士講座に向いていない人は以下のような方々です。
- 短時間での学習で合格を目指したい人
- 費用を抑えたい人
- 実績ある講座を受講したい人
大原の宅建士講座は割引制度もありますが、やはり料金が高いため費用を抑えたい方には不向きではないでしょうか。
また大原は大手の資格予備校で優れた講座でありながら、合格実績の掲載がないため実績や合格実績を重視する方には不安があるかもしれません。
そして大原の講義は丁寧な分講義時間が長いです。
短時間での学習がしたい方には向いていないでしょう。
資格の大原の宅建(宅地建物取引士)講座の評判や特徴まとめ
この記事では大原宅建士講座の特徴・評判・講座の詳細や料金についてご紹介してきました。
大原の宅建士講座は料金が高めですが、満足度の高い講義・講師・オリジナル教材の評判は良いようです。
また受講スタイルに関しても、通学講座のほかにDVDやWebでの通信講座があろ自身の都合に応じて学ぶことができます。
一方大原の講義は総講義時間が長いため、自身の勉強時間が確保できるか勉強期間と相談しながら判断する必要がありそうです。
大原は無料の資料請求や無料セミナー・説明会、体験入学も行っているため、興味のある方は公式HPをチェックしてみてください。