Wセミナー(TAC)の司法書士講座は、2009年にＷセミナーがTACに事業統合されたことによりTACとWセミナーの名称が併記されています。
Wセミナーは司法試験や司法書士の予備校として有名で、司法書士講座の講師陣やテキストも高い評判があります。
この記事ではそんなWセミナー(TAC)司法書士講座の特徴やカリキュラムの詳細をはじめ、評判や口コミをご紹介！
司法書士の勉強を始めようと思っている方はぜひ最後までお読みください！
Wセミナー(TAC)司法書士講座の特徴は？
Wセミナー(TAC)の司法書士講座は「山本浩司のオートマシステム」などの著者である山本浩司講師をはじめとした質の高い講師陣と、長年厳しい受験業界で鍛えあげられた確実かつ効率的な教材が特徴です。
多くの受験生に評判で実績もあるWセミナー(TAC)の司法書士講座は他にも様々な特徴があります。
1人ひとりの重視したいポイントをおさえた豊富なコース
Wセミナー(TAC)の司法書士講座では、受講者1人ひとりの重視したいポイントに対応できるように様々なコースが用意されているのが特徴です。
範囲を絞り込んだテキストとコンパクトな講義回数の効率性を重視したコースもあれば網羅性の高いテキストと3段階学習で知識を万全の状態に備える確実性を重視したコースなどもあります。
他にも教材との相性を重視したい方、講師との相性を重視したい方に合わせて様々なコースから自分の最適なものを選択できます。
質の高いプロ講師陣
前述したようにWセミナーには「山本浩司のオートマシステム」などの著者である山本浩司講師をはじめ、合格までのプロセスを知り尽くしたのプロ集団講師が多数在籍しています。
講師陣はそれぞれの特色を最大限に発揮した講義を行っており、確たる指導力で受講生を合格へと導いてくれます。
またWセミナーでは「講師の質」を評価するアンケート調査が定期的に実施されていますが、受講者の92.0%の方が講師に満足しているという結果が得られています。
安心と信頼の教材を使用
Wセミナー(TAC)の司法書士講座では、山本浩司講師・姫野寛之講師が執筆した教材が使われています。
山本浩司講師執筆の書籍は、紀伊國屋書店において司法書士対策書籍で上位10位のうち6つがランクインするほど司法書士受験生から高い支持があります。
また姫野寛之講師か執筆する入門総合本科生・上級総合本科生に対するオリジナル教材は、本試験出題網羅率90%以上と合格に必要な全ての知識が網羅されています。
学習フォロー体制で学習継続をサポート
Wセミナーでは、オンラインフォロー専任講師による「個別相談」・いつでも質問できる「質問メール」・全国各地の空き教室が無料で使える「自習室」など多くのフォロー制度が用意されています。
教室講座受講生には欠席した場合に使える振替出席フォロー・ビデオブース受講生には校舎間自由視聴制度・通信メディア受講生はにスクーリングなど、受講スタイルに合わせたフォローも用意されています。
これらのフォロー制度を利用して、無理なく学習が継続できると評判です。
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Wセミナー(TAC)の司法書士試験の合格率
Wセミナー(TAC)司法書士講座受講生の司法書士試験の合格率は公表されていませんが、公式サイトには2022年度に59名の合格者の声が掲載されているのが確認できます。
ちなみに司法書士試験の合格率は例年4～5%で合格者数500～600名になっており、全体の合格者の約10%がWセミナー(TAC)の司法書士講座受講生に相当することになります。
Wセミナー(TAC)の司法書士講座の詳細と料金
Wセミナー(TAC)の司法書士講座では、初学者を対象としたコースから学習経験者を対象にしたコースが用意されています。
Web通信講座・DVD通信講座・教室講座・ビデオブース講座など様々なスタイルで受講でき、DVD通信講座以外は受講料金も同じです。
ここでは代表的なコースの詳細や料金について見ていきます。
山本オートマチック(2024年合格目標)1年本科生
こちらは「山本浩司のオートマシステム」の著者、山本浩司講師による講座で初学者を対象したコースです。
イメージしにくい独特の法律用語を身近な用語に置き換えるなど、法律初学者にも頭に入りやすくわかりやすいと評判の「山本浩司のオートマシステム」を基本テキストとして使用しています。
覚えようとしなくても自然に覚えられる「山本式記憶法」とインプットとアウトプットを一体化した「インアウト」一体型の講義で効率良く学習することができます。
| 主任講師 | 山本 浩司講師 |
|---|---|
| 講座内容 | ・基礎講座（全120回） ・オートマチックシステム記述式講座（全24回） ・本試験テクニカル分析講座（全10回） ・基礎演習（全2回） |
| 講座料金 | Web通信講座473,000円 DVD通信講座506,000円 教室講座473,000円 ビデオブース講座473,000円 |
入門総合本科生(2024年合格目標)1年本科生
入門総合本科生は、Phase1で要点を絞って効率的に基礎をマスター・Phase2で上級レベルの知識をマスター・Phase3でアウトプットを行う3段階で司法書士試験合格に必要な力を身につけることができます。
またPhase2・3は「上級総合本科生」と同内容になっているため、初学者が受験経験者対象の「上級総合本科生」に合流できるコースともいえます。
| 主任講師 | 姫野 寛之 講師 /竹内 義博 講師 |
|---|---|
| 講座内容 | ・基礎マスター（全70回） （民法、不動産登記法、商法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法、憲法、刑法） ・択一式対策講座【理論編】（全66回） （民法、不動産登記法、商法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法、憲法、刑法） ・記述式対策講座（全26回） （不動産登記法、商業登記法） ・択一式対策講座【実践編】（全33回） （民法不動産登記法、商法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法、憲法、刑法） ・全国実力Check模試（全1回） ・全国公開模試（全3回） |
| 講座料金 | Web通信講座539,000円 DVD通信講座583,000円 ビデオブース講座539,000円 |
上級総合本科生
こちらの上級総合本科生は受験経験者を対象にしたコースで、Wセミナー(TAC)の司法書士講座のなかでも高い合格実績を持ちます。
司法書士試験合格に必要なすべての内容がつまった総合コースとなっており、圧倒的な安心感のもと学習を進めることができると評判のコースです。
また上級総合本科生で使用されるオリジナル教材は本試験出題網羅率95%以上の実績があります。
| 主任講師 | 姫野 寛之講師 /中山 慶一講師 /竹内 義博 講師 |
|---|---|
| 講座内容 | ・択一式対策講座【理論編】（全66回） （民法、不動産登記法、商法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法、憲法、刑法） ・記述式対策講座（全26回） （不動産登記法、商業登記法） ・択一式対策講座【実践編】（全33回） （民法、不動産登記法、商法、商業登記法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法、憲法、刑法） ・全国実力Check模試（全1回） ・全国公開模試（全3回） |
| 講座料金 | Web通信講座422,000円 DVD通信講座507,000円 |
山本プレミアム上級本科生
山本プレミアム上級本科生は山本オートマチックと全国公開模試がセットになった総合コースで、受験経験者などの中上級者向けになっています。
こちらのコースはeボードを使用した学習システムが採用されているのが特徴です。
また専用のスタジオで収録されたクリアな画像で、複雑な論点も図解を使用したり重要な条文を表示しながら講義を行うなど重要ポイントが分かりやすくなっています。
| 主任講師 | 山本 浩司 講師 |
|---|---|
| 講座内容 | ・山本プレミアム中上級講座（全58回） （民法・不動産登記法、商法、商業登記法、マイナー科目、要点ピックアップ講義） ・オートマチックシステム記述式講座（全24回） （不動産登記法、商業登記法） ・本試験テクニカル分析講座（全10回） ・基礎演習（2回分※教材配付・成績判定のみ） ・全国実力Check模試（全1回） ・全国公開模試（全3回） |
| 講座料金 | Web通信講座264,000円 DVD通信講座325,000円 |
Wセミナー(TAC)の司法書士講座の学習方法
合格率3～5%台の最難関国家資格のひとつである司法書士試験ですが、Wセミナー(TAC)の司法書士講座で本当に合格できるのでしょうか？
ここからはｍWセミナー(TAC)の司法書士講座で受講生を合格に導くカリキュラムの詳細や講座の詳細について解説します。
質の高い教材を使った講義
山本オートマチック・山本プレミアム上級本科生は、なんといっても分かりやすいテキストと評判の山本浩司講師が執筆する「オートマシステム」シリーズを使用した講義が特徴です。
インプットとアウトプットを一体化した「インアウト一体型」の講義で、学習の合理化と合格レベルまでの時間を短縮することができます。
また入門総合本科生・上級総合本科生では、姫野寛之講師か執筆するオリジナル教材が使用されています。
オリジナル教材からの本試験出題網羅率はなんと90%以上もあり、必要な全ての知識が網羅されていると言えます。
講義動画の配信のほか音声ダウンロードも可能なeラーニング
Wセミナー(TAC)司法書士講座のWeb通信メディアを選択した場合、教室収録した講義をWeb動画で受講する形態となりスマホ・タブレット・パソコンのいずれでも利用可能です。
教室講座やビデオブース講座を選択した場合も、フォロー制度として教室収録した講義をWeb動画でいつでも・どこでも・何度でもスマホやPCで受講することができます。
また教室講義の音声ファイルと講義録はダウンロードすることもできるため、欠席した講義のフォローや復習に役立てることができます。
模試で合格力をアップ
Wセミナー(TAC)の司法書士講座では、合格力を養成するため全国実力Check模試と全国公開模試が用意されています。
積み上げた知識や解法を総点検できる「全国実力Check模試」1回と、今解くべき問題が網羅された「全国公開模試」3回の全4回があります。
また模試が4回に設定されている理由は、4回よりも少ない場合は出題予想論点の全ての網羅に至らず逆に4回よりも多い場合は出題論点の重なりが多くなり復習が追いつかず消化不良になる恐れがあるためです。
Wセミナー(TAC)の司法書士講座の悪い口コミ・評判
https://twitter.com/funnel_J/status/1647444862114103299
TACの司法書士講座
憲法刑法の講義を
3時間受講しました。
判例の解説がほとんどで
正直理解できないな❗— 司法書士受験生みっち (@1yd4Td6esxspifF) September 5, 2020
https://twitter.com/komuInvestor/status/999892510741688320
Wセミナー(TAC)司法書士講座のテキストの量が膨大なことや、授業内容が難しいとの口コミが所々で見られます。
しかし難関試験であるの司法書士試験には広範囲の膨大な知識が必要とされるため、Wセミナー(TAC)の司法書士講座に限らずどうしてもテキストの量が多くなってしまうのではないでしょうか。
質問メールはフォロー制度が充実しているといわれているWセミナー(TAC)のサービスの1つですが、返事が遅いのは気になりますよね。
Wセミナー(TAC)の司法書士講座の良い口コミ・評判
本日、司法書士試験最終合格発表！
無事に合格できました🌸今でお世話になったTAC &LECの先生方には感謝です！— ∠こんちゃん (@konchan_pg87ers) November 5, 2019
法律初学者、行政書士試験1年目記述抜194点、毎日2～4時間を約8ヶ月です。TACのプレミアム本科生の通信コース選択。ほぼこの教材しか使わなかったので180点越えは可能な範囲を網羅していると思います。先生は無駄話はなく、淡々と授業を進めるタイプです。質問があればメールで送ることができます。
— ふゆ (@fuyu2022chaitea) December 31, 2021
決意表明
本日より2024年司法書士合格を目指すためにTACのWセミナーに申し込みました。
将来の先行きが全くわからず落ち込んでいた私にYouTubeで出会った司法書士の林先生の動画がきっかけで私も司法書士を目指すことを決意しました。
必ず司法書士になります。
— kazuma@2024年司法書士、宅建士、合格目標 (@kazumay54649595) November 22, 2022
Wセミナー(TAC)の司法書士講座を受講したという方の口コミを多数見かけることができることから、大手の資格スクールであり人気が高いことが伺えますね。
実際に「合格できました！」との報告もあるため、とても心強いといえます。
Wセミナー(TAC)司法書士講座の教材のクオリティーの高さは特徴などの項で触れてきましたが、実際に教材を使用した方も合格に必要とされている範囲を網羅されているという評価をされており、安心して学習に取り組むことができそうです。
Wセミナー(TAC)の司法書士講座に向いている人と向いていない人
最後に、Wセミナー(TAC)で行われている司法書士講座の特徴や口コミ情報を基にこのWセミナー(TAC)のスクールに向いている方と向いていない方について簡単にまとめてみました。
もちろんあくまで参考ではありますが、難関資格合格の為には自分に合った講座を選ぶのが大切なため受講前に是非確認してみてください。
向いている人
まず初めにWセミナー(TAC)に向いている人の特徴を見ていきましょう。
- 完成度の高いテキスト教材・講義で勉強したい人
- 充実したサポートが欲しい人
- 信頼のある大手資格予備校で勉強したい人
司法試験や司法書士の予備校として有名なWセミナーと大手資格予備校であるTACのノウハウをもつWセミナー(TAC)の司法書士講座は両方の良いところが詰め込まれた完成度の高いテキスト教材・講義となっており、信頼のある大手資格予備校で効率よく勉強したい人にはピッタリの講座ではないでしょうか。
また疑問に思ったこともきちんと解決しながら学習を進めるサポートがあるため、充実したサポートを受けたい人にフォロー制度が整っているWセミナー(TAC)の司法書士講座はおすすめです。
向いていない人
一方Wセミナー(TAC)の司法書士講座に向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 受講料金を抑えたい人
- スキマ時間を使って勉強したい人
- 口述試験対策まで受講したい人
Wセミナー(TAC)司法書士講座の代表的なコースである山本オートマチックや入門総合本科生の受講料金は473,000円と少し料金がかかります。
eラーニングに対応していますが講義動画をそのまま配信する形となっているため、ある程度の時間集中して視聴する必要がありスキマ時間を利用して学習したい人には使い勝手が悪いともいえます。
また筆記試験合格者には口述試験が実施されますが、残念ながらWセミナー(TAC)司法書士講座では口述試験対策講座は開講されていません。
Wセミナー(TAC)の司法書士評判や特徴まとめ
Wセミナー(TAC)の司法書士講座では、山本浩司講師のベストセラーテキスト「オートマシステム」シリーズを使った独自の記憶法を駆使した効率よく知識が身につけられる講義が受けられます。
その他、姫野寛之講師の本試験出題網羅率90%以上を誇るオリジナル教材を使った講義もオールインワンの講義として高い評判がありました。
受講料金はすこし高いですが、効率よく知識を身につけたい方や確実に知識を身につけたい方にWセミナー(TAC)の司法書士講座はおすすめです。
