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【2024年最新】令和7年(2025年)教員採用試験の倍率は?倍率が低い県・高い県を紹介

更新日:2024-08-22

【2024年最新】令和7年(2025年)教員採用試験の倍率は?倍率が低い県・高い県を紹介

教員採用試験は年に1度しかない重要な試験です。

試験合格を目指す方の中には、教員採用試験の倍率がどれくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

結論、団塊世代の定年退職などから、近年の教員採用試験の倍率は下降傾向にあります。

ただし、倍率が低いからといって試験の難易度も低いとは限りません。

また、各都道府県や自治体によっても、教員採用試験の倍率には差があります。

この記事では、近年の教員採用試験の倍率の推移や、倍率が低い都道府県・高い都道府県などを紹介します。

教員採用試験を受ける際の参考にしてください。

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教員採用試験の倍率は下降傾向にある

文部科学省の最新の調査結果によると、令和5年(令和4年実施)の公立学校教員採用試験の全体の倍率は3.4%で、過去最低の倍率となりました。

過去10年の教員採用試験全体の倍率の推移は以下の通りです。

年度 受験者 採用者 倍率
令和5年 121,132名 35,981名 3.4倍
令和4年 126,390名 34,315名 3.7倍
令和3年 134,267名 35,067名 3.8倍
令和2年 138,042名 34,875名 4.0倍
令和元年 148,465名 34,952名 4.2倍
平成30年 160,667名 32,986名 4.9倍
平成29年 166,068名 31,957名 5.2倍
平成28年 170,455名 32,472名 5.2倍
平成27年 174,976名 32,247名 5.4倍

引用元:文部科学省『令和5年度(令和4年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況のポイント

上記の通り、教員採用試験の全体の倍率は、年々下降傾向にあります。

受験者数は年々下降傾向にありますが、一方で採用者数は上昇傾向にあるためです。

採用者数が増えている要因の一つは、団塊世代の定年退職により、教員の人材確保が必要になっているところにあります。

ただし一時的な要因ですので、倍率の下降傾向は数年程度で止まると考えて良いでしょう。

その後は、また倍率が上昇していく可能性がありますので、今のうちに教員採用試験を受けておきたいところです。

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教員採用試験は倍率=難易度ではない

教員採用試験の倍率は、確かにその難易度をある程度反映しますが、倍率が高いからといって必ずしも難易度が高いわけではありません。

倍率とは応募者数と採用枠の割合を示すもので、一般的には倍率が高いほど競争が激しくなるため難易度が高いと考えられがちです。

しかし、実際の教員採用試験の難易度は、他の要因にも大きく影響されます。

例えばある地域では教員不足が深刻であり、比較的多くの採用枠が設けられているため倍率が低い場合でも、試験内容自体が非常に高度であることがあります。

逆に、人気の高い地域や学校では多くの人が応募するため倍率が高くなることがありますが、試験内容が比較的標準的であることも考えられます。

したがって、倍率の高さと難易度が比例しているとは一概には言えません。

教員採用試験は年に1度しかない試験です。

また、複数の自治体で試験を受けることが日程的に難しい場合もあります。

一発勝負なため、他の受験者のレベルは基本的に高いと考えると良いでしょう。

教員採用試験に合格するためには、入念な準備・試験対策をしてから臨んでください。

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都道府県別|令和7年度(2025年)教員採用試験の倍率

令和6年度(2024年)に実施の、令和7年度(2025年)の教員採用試験の倍率をまとめました。

倍率は志願者数と採用予定者数をもとに算出しています。

また、各都道府県に加えて、一部指令都市の教員採用試験の倍率も算出してまとめています。

都道府県
(自治体)
合計の
倍率
小学校の
倍率
中学校の
倍率
高校の
倍率
特別支援の
倍率
養護の
倍率
北海道 2.1 1.2 2.6 2.9 0.9 4.6
札幌市 3.8 2.8 5.7 5.7 2.0 7.8
青森県 3.3 1.4 3.5 8.1 2.9 9.8
岩手県 2.8 2.3 2.3 3.9 3.9 4.6
宮城県 3.5 1.6 4.9 4.9 15.6
仙台市 4.2 2.7 5.1 5.1
秋田県 2.6 1.0 3.0 7.5 1.7 5.0
山形県 2.4 1.5 2.9 4.7 1.1 8.0
福島県 2.7 1.2 2.8 8.4 3.3 10.4
茨城県 3.0 1.9 3.3 4.7 1.8 10.8
栃木県 4.1
群馬県 3.2 2.7 2.7 4.8 2.9 6.1
埼玉県 3.0 2.0 3.7 4.2 1.5 9.3
さいたま市 4.9 3.8 7.7 7.7 1.5 11.6
千葉県 2.4 1.6 2.8 2.7 6.5
千葉市 2.4 1.6 2.8 2.7 6.5
東京都 2.6 1.7 1.5 2.7 1.1 12.9
神奈川県 3.5 2.7 3.4 4.2 2.1 10.5
横浜市 3.1 1.9 5.2 3.4 11.5
川崎市 2.3 1.7 2.8 1.6 2.7 7.0
相模原市 3.6 2.7 4.2 17.0
新潟県 1.5 1.4 1.7 1.4 0.7 3.5
新潟市 2.3 2.0 2.3 2.3 1.3 7.4
富山県 2.0
石川県 3.0 2.2 3.6 3.6 1.4 17.8
福井県 3.1 2.3 3.8 2.5 2.5 7.9
山梨県 2.5 1.4 2.8 8.2 1.8 7.0
長野県 3.7 2.6 4.1 5.4 2.2 11.3
岐阜県 3.2 2.1 3.0 5.4 2.4 12.5
静岡県 4.3 3.0 6.2 5.5 1.8 21.7
浜松市 4.3 2.9 5.9 2.1
愛知県 3.2 2.6 3.4 3.9 2.3 5.8
名古屋市 3.7 2.6 5.7 5.7 1.3 13.8
三重県 3.5 2.4 3.7 5.6 3.4 11.2
滋賀県 3.4 2.5 3.9 3.8 2.5 9.7
京都府 4.1 3.0 5.2 4.6 2.3 10.2
京都市 4.5 3.2 6.8 9.7 2.8 9.3
大阪府 4.6 3.4 5.1 6.7 2.7 12.1
大阪市 3.3 2.4 3.8 11.6
堺市 4.3 3.1 6.0 12.4
豊能地区 4.7 4.3 4.5
兵庫県 4.2 3.9 3.6 5.0 3.2 9.3
神戸市 4.6 3.7 5.7 5.7 3.2 9.9
奈良県 5.0 4.0 5.4 5.6 3.4 12.1
和歌山県 3.8 3.0 5.4 3.4 2.6 6.4
鳥取県 5.2 3.4 5.8 8.5 6.9 24.6
島根県 3.3 2.1 2.7 7.3 2.4 11.0
岡山県 4.0 2.5 4.4 6.6 2.6 17.5
広島県 2.9 1.8 3.8 3.8 1.6 7.8
広島市 2.9 1.8 3.8 3.8 1.6 7.8
山口県 2.5 1.7 1.9 3.9 2.2 21.0
徳島県 4.4 3.5 3.5 5.3 5.3 27.3
香川県 4.2 3.2 3.2 5.3 5.3 25.7
愛媛県 2.3 1.5 2.1 3.4 3.4 11.9
高知県 5.8 4.4 7.8 6.8 2.5 12.7
福岡県 2.5 1.2 2.1 5.7 1.6 20.8
北九州市 3.1 2.6 3.9 2.1 16.0
福岡市 2.8 2.4 2.8 8.0 1.7 16.1
佐賀県 2.1 1.3 1.5 5.8 1.5 11.2
長崎県 1.7 1.2 1.8 2.0 1.4 5.0
熊本県 2.6 1.2 1.5 1.5 4.6
大分県 2.3 1.4 2.8 5.3 1.2 10.9
宮崎県 2.7 1.4 3.0 5.0 2.4 6.6
鹿児島県 2.1 1.2 2.1 6.8 1.5 3.8
沖縄県 5.5 2.8 5.3 14.9 10.9 35.0

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令和7年度(2025年)教員採用試験の倍率が低い都道府県

令和6年度(2024年)に実施、令和7年度(2025年)の採用予定の教員採用試験の倍率の中から、倍率が低い都道府県や都市10選を、ランキング形式で以下にまとめました。

倍率が低い順 都道府県/都市 倍率
1位 新潟県 1.5
2位 長崎県 1.7
3位 富山県 2
4位 北海道 2.1
4位 佐賀県 2.1
4位 鹿児島県 2.1
5位 川崎市 2.3
5位 新潟市 2.3
5位 愛媛県 2.3
5位 大分県 2.3

倍率が最も低いのは新潟県で1.5倍でした。

また新潟市も倍率2.3で、8位にランクインしています。

その他、長崎県、富山県、北海道、佐賀県など、北海道・北陸や九州でのランクインが多い印象です。

最も倍率が高かったのは高知県の5.8倍で、新潟県とは約4倍もの差がありました。

なお、同じ都道府県でも自治体によって倍率は異なりますので、教員採用試験を受けたい自治体の倍率を事前に確認しておきましょう。

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令和7年度(2025年)教員採用試験の倍率が高い都道府県

次に、令和7年度(2025年)教員採用試験(令和6年実施)で、倍率が高い都道府県を見てみましょう。

倍率が低い順 都道府県/都市 倍率
1位 高知県 5.8
2位 沖縄県 5.5
3位 鳥取県 5.2
4位 奈良県 5
5位 さいたま市 4.9
6位 豊能地区 4.7
7位 大阪府 4.6
7位 神戸市 4.6
7位 京都市 4.6
8位 徳島県 4.5

倍率が最も高いのは、高知県で5.8です。

次いで沖縄県が5.5、鳥取県が5.2という結果でした。

地方でも教員採用試験の倍率が高いところは多いようです。

また、奈良県・大阪府・神戸市・京都市など、関西圏の自治体からのランクインが多めになっています。

あくまでも目安の倍率ですが、教員採用試験を受験する際の参考にしてください。

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教員採用試験の倍率を事前に確認しておこう!

教員採用試験の倍率は、団塊世代の定年退職の影響で近年は下降気味です。

令和7年度(2025年)の教員採用試験試験(令和6年実施)では、倍率が最も低いのは新潟県で1.5倍でした。

倍率が最も高いのは高知県で5.8倍です。

ただし、団塊世代の定年退職の影響は徐々に薄まり、再び倍率は上昇していくと考えられます。

なお、倍率が高い=難易度が高いというわけではありません。

倍率の高さに関わらず、教員採用試験合格に向けて万全を期しましょう。

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