どのくらいの英語能力を持っているかを測るためのTOEIC。高いスコアを持っていると、就職や転職の際に有利ですね。
でも、頑張っているのにスコアが上がらない…。そんなお悩みに、今回はスコアを上げるための勉強法とテキストについてご紹介します!
TOEICでスコアを上げるには?
TOEICで自分が目標とするレベルに到達するため、皆さんは必死に勉強を頑張っていると思います。
皆さんがTOEICを受験する目的は何でしょうか?「海外に行った時、語学で困らないため」「仕事で英語を使う部署で働きたい」「英語が好き」など、様々な夢や目標があることでしょう。
TOEICのスコアが上がれば、自分の英語力にも自信がついて励みとなりますね。では、スコアを上げた人はどのような勉強法を取り込み、どんなテキストを使っているのでしょうか?
完璧に覚えようという気持ちをなくす
TOEICで皆さんが目指す点数がそれぞれあるかと思います。
例えばTOEICでは600点を獲得することは、転職や社内人事の最低限の点数だとされています。
いざそこに向けて勉強をはじめたとしても、外国人と会って話す前から「完璧にしよう!」と日本人は思いがちなんだとか。完璧主義が悪いわけではもちろんありませんが、あまりにもガチガチに自分を縛り付けてしまうとTOEICの勉強そのものが苦痛になってきてしまいますね。これでは元も子もありません。
まずはリラックスして、取り組みやすい形で勉強をスタートさせましょう。
TOEICの”ひっかけ問題”を知っておこう
TOEICの問題の中には、ひっかけ問題が存在します。それだけではなく、TOEICの初心者がひっかかりやすい問題もあるのです。
TOEICの写真描写問題
例えば、Part1は写真描写問題です。それを見て自分で勝手に想像し、写真にはない単語を使った選択肢を選んでしまうかもしれませんが、それは絶対にいけません。写真に登場しない単語が使われている場合、その選択肢は解答対象から外した方がいいです。
無駄にスコアを落とさないためにも要注意の箇所です。
TOEICの音声質問
Part2の音声質問では、似た単語に注意が必要です。
例えていうなら『car(車)、 cart(カート)』などが挙げられますが、あらかじめしっかりと学んでおくことで聞き間違いを防ぐことができます。こういった似た言葉は、まぎらわしい状態で選択肢の中に含まれています。スコアを上げるためにも、何度も聞き比べて違いを理解しておきたいですね。
続いて、ある単語が出たとして、選択肢の中にとても似たものがと出たとしましょう。
TOEICを何度も受験しているならともかく、初心者の場合はどうしても分からない時に何らかのヒントがないかを探してしまいます。実はそれがひっかけであり、ヒントを与えたかのように見せかけて、実はそうではないのです。
しかし、「これがひっかけなんだ!」と事前に分かっておけば、正解率が上がる可能性が増えますね。
ひっかけ問題に対する対策法をしっかりと勉強法に組み込んでおけば、スコアを上げることにもつながります。
TOEICの解答用紙について
TOEICの解答用紙はマークシートになっています。
解答する際に、ついつい丁寧に色を塗りたくなるでしょう。マークシートの場合は、乱雑な塗り方をすると判別がしにくいため、しっかり塗ることを要求されます。
しかし、マークシートを綺麗に塗りつぶしている時に次の設問が読み上げられてしまったらどうでしょうか。ちゃんと聞く間もなく、慌てて次の答えに移るという方が非常に多いのです。これでは、ひたすら焦り続けながら答えるというたいへん苦しい状況に陥ってしまいますね。大事なスコアを落とすことにもなりかねません。
そのようなもったいないことにならないためにも、マークシートは最初、塗りつぶさずにチェックしておくだけにしましょう。
では、一体いつ色を塗るのかと言えば、Part5(リーディングセクション)の問題がスタートした時に綺麗に塗ることをおすすめします。
これは、時間を有効に使うためのテクニックとして紹介している経験者もいます。解答にしっかりと集中することができ、少しでもスコアを上げることに繋がれば自分の気持ちもだいぶ違いますね。
TOEICの勉強は、最低でもいつから始めるべき?
TOEICを受験することに決めたら、自分で勉強法を決めてテキストなどで学んでいきます。ですが、遅くなってしまっても、いつから始めたら良いのでしょうか?
また、試験直前の心構えについてもご紹介します!
1ヵ月前から特訓をはじめよう!
TOEICを締め切りギリギリに申し込んだとしも、本番までに一ヶ月半くらいの時間は取れるかと思います。
余程自信があったとしても、少なくとも1ヵ月前くらいから公式の問題集を解き、語彙を増やし始めるために勉強するのが望ましいですね。
TOEIC本番と同じ時間帯に、似た条件で解いてみよう!
TOEICの試験は、必ず午後に行なわれます。昼食を摂ると眠たくなるという人は気をつけましょう!(そもそも、試験の緊張感よりも睡魔が打ち勝つのであれば、それはそれで凄いことだとは思いますが…。)
最初はつらいかもしれませんが、午後に頭をすっきりさせることができるよう、徐々に慣れるための方法を身につけておくと良いですね。
そして実際に、TOEICの本番当日と似た状況で公式の問題集を解いておくと、無駄に緊張しなくて良いです。
ポイントは
1・昼食後に開始すること
2・マークシートを使用すること
3・イヤホンではなくスピーカーを使用すること
以上の3つが大切です。これを踏まえたうえで、本番さながらの空気で一度問題を解いてみましょう。スコアもチェックしておくと、ある程度の自分の実力も見えてきます。
TOEICを学ぶのにおすすめのテキストは?
TOEICを勉強するためにテキストを探そうと思うと、山ほどの参考書が出てきます。その中から、自分に合ったテキストを探し出すのは至難の業といえるでしょう。
そこで、TOEICを毎年受験しているという英語教師がおすすめするテキストを皆さんにご紹介します!
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
「公式問題集」の名称で広く知られているこちらのテキスト。
TOEICの本番試験は、問題用紙の持ち帰りが禁止されています。それゆえに過去問と呼ばれる過去問題集が存在しないのです。
でもガッカリしてはいけません!TOEICの試験にもっとも近いクオリティで学習できるのが、このテキストなのです。
公式問題集は定期的に新刊が発売されているので、常に最新のテキストをチェックしておきましょう。
世界一わかりやすい TOEIC L&Rテスト 総合模試1 (600点突破レベル)
「世界一わかりやすい」という言葉からも、テキストを作った方の自信がうかがえますね。これは本番と同じように、「リスニング100問」と「リーディング100問」が2セット収録されています。
このテキストは実際の試験よりも、難易度の低い設問で構成されています。解説も丁寧で、初心者にとっても有難いです。
TOEICにはじめて挑戦する人や、まだまだ英語力に自信のない人はこのテキストがおすすめです。TOEICの全体像が理解できることでしょう。
TOEICについてのまとめ
英語が身に付くということは、仕事やプライベートがより一層充実していきます。
自分の母国語以外の言葉を覚えるのは、容易ではありません。
しかし、TOEICのスコアを上げるために努力しようとしている皆さんなら、きっとできるはずです。自分を追い込みすぎず、リラックスして頑張ってください!