小型船舶操縦士は幅広い年齢層の男女が目指せる、船舶が好きな方にオススメな資格です。
小型船舶操縦士資格取得者は他にもなしと呼ばれております。
小型船舶操縦士の資格は「国家資格」です。
資格広場は、小型船舶操縦士になるには?小型船舶操縦士なるためには?小型船舶操縦士になりたいを応援しております。
小型船舶操縦士に必要な知識・受験資格
小型船舶操縦士に必要とされる知識は、船や海に対するものとなります。
小型船舶操縦士の資格は「一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会」が運営管理を行っております。
一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会とは:
海洋レジャーの普及・促進のため、国際ボートショーへの出展等による広報活動の実施、ヨットなどに子供やその親を乗せての体験乗船会、「海の駅」(地域マリンレジャーの振興拠点)の普及・促進などの業務を行っています。
小型船舶操縦士の仕事内容
日本国内で遊びや競技で使用する海上を走行する、エンジンの付いた小型船の運転のために必須とされる免許を持っている人のことを指します。一口に小型船舶操縦士といってもその中には級が存在しており、小型船舶操縦士1級となると、運転できる船の大きさは2級と同じ(総トン数20t未満)なのですが、全部の海の領域を航行することが可能です。小型船舶操縦士1級と小型船舶操縦士2級は、沿岸から5海里(約9km)という壁で仕切られていています。小型船舶操縦士1級は5海里以上、小型船舶操縦士2級は5海里以内で運転が可能です。特殊小型船舶操縦士の資格を持っていると水上ボートを運転することができます。小型船舶操縦士1級や小型船舶操縦士2級の取得だけでは水上オートバイの運転を行うことはできません。
小型船舶操縦士資格の勉強法
小型船舶操縦士は独学で取得できないものでは決してありません。しかしながら実技の対策は机上では到底難しいので、実技はスクールに通ったほうが効率が良いでしょう。学科の対策ですが、スタンダードではありますが問題集でひたすら問題を解くことをお勧めします。テキストは,最初に軽く流し読みをして,あとは問題を解いていく中で,つまずいてしまった箇所を確認するために戻るというような位置付けで問題ありません。とにかく問題を解くことに注力しましょう。
小型船舶操縦士の試験料・試験内容・難易度・合格発表について
小型船舶操縦士の資格試験料
小型船舶操縦士は受験する級によって試験料金が異なってきます。第一級小型船舶操縦士が28950円、第二級小型船舶操縦士が25900円、第二級(湖川)小型船舶操縦士が21250円、特殊小型船舶操縦士が22750円となります。
小型船舶操縦士試験・検定の年間試験回数
小型船舶操縦士の年間の試験回数は都道府県により若干異なりますが、働く人が休日を利用して資格取得が可能なように、毎週土日に行われているところが多いです。
小型船舶操縦士試験科目等の内容
小型船舶操縦士の試験の内容は、身体検査、学科による試験、実技による試験で構成されています。身体検査は様々な項目で必須とされる基準をクリアしているかどうかを検査します。学科による試験は「小型船舶の航行の安全に関する教則」の範囲の中で問題が出されます。一級・二級・特殊の出題形式は四肢択一式、二級(湖川)小型船舶操縦士のみが◯×の二択での回答となり、それ以外の級では四択での回答となります。問題数は小型船舶操縦士1級で64、小型船舶操縦士2級で50問あります。もう小型船舶操縦士2級を所有しており、小型船舶操縦士1級を受ける人は14問となります。すべての種類の小型船舶操縦士試験において、項目ごとに50%以上の正解と各科目合計の65%以上の正解で合格となります。実技による試験は、船を運転してその技術をテストします。学科による試験の項目別のそれぞれの対策ですが、小型船舶操縦者の心得及び遵守事項では、一般常識問題ばかりが出されます。次に交通の方法ですが、これはただ単に暗記すればいいだけなので,難解というものではありません。記憶してしまえば簡単なので,ひたすら問題を解くことに努めましょう。そして運航なのですが、こちらもひたすら問題集を解いていればつまづく箇所ではないです。努力して覚えてしまえば楽です。次に上級運航Ⅰなのですが、1級小型船舶操縦士試験で最も難しい海図が出てきます。全部で8題出題されるうちの3題が海図です。海図については、二級小型船舶操縦免許の取得の際に基礎は習っているはずなので,その時のテキストを使用してじっくりと理解に結びつけましょう。そして上級運航Ⅱですが、船体の構造についての問題は日頃接することの無い遠いものなので、普段から車などの機械いじりをしていない場合には、意味がわからないかもしれません。そんな時でもひたすら問題を解いていってください。覚えてしまうことが大事です。海図が出てくる上級運航とは異なり,困難なものでは無いです。
小型船舶操縦士資格の難易度
小型船舶操縦士は合格率がほぼ100%に近い数字なので本気で試験対策に取り組めば、よほどのことが無い限り合格することが可能でしょう。
小型船舶操縦士資格の合格率
学科試験の合格率は95%程となっています。
小型船舶操縦士試験の合格発表
合格発表は試験日の約1カ月後に郵送で、登録した住所宛に郵送されます。
小型船舶操縦士資格取得後の就職先・年収・報酬相場
小型船舶操縦士所持者の職業例
小型船舶操縦士は主に趣味に有効であるといわれていますが、仕事に活かす場合には港内での物資の輸送(着岸できない大型船への食糧や部品など)、通船、港内清掃などがあります。
小型船舶操縦士に向いている人
やはり大きな船を運転することになりますので、ある程度の体力がある人が小型船舶操縦士に向いています。
小型船舶操縦士と同じ分野の他の資格
海技士
小型船舶操縦士の年収・給料相場
例えば、漁師として漁船を操縦する仕事をした場合、年収400万~500万円ほどが相場だといわれています。
小型船舶操縦士の現状
免許を持っている人を募集するのではなく、社内で資格を持っている人を配属するというのが多数なので、取得したからといって就職転職に直結するわけではありません。
小型船舶操縦士の将来性
趣味に活かすことが主な資格なので就職においての将来性は低いです。
小型船舶操縦士の独立について
特にこの資格を保有しているからといって独立できるようなものではありません。
小型船舶操縦士資格を所有している主な著名人
桐山漣、岡村隆史、相葉雅紀、小泉孝太郎