スペイン語技能検定は幅広い年代の男女が目指せる、語学力が鍛えられる資格です。
スペイン語技能検定は他にも西検と呼ばれております。
スペイン語技能検定は「民間資格」です。
スペイン語技能検定取得のために必要な知識・受験資格
まずは単語や文法をしっかり覚えます。動詞は主語により形も変化しますので覚える数も必然的に多くなります。試験問題の中にはスペインの歴史や文化、政治からも出題されますのでそれらも把握しておかなければなりません。
スペイン語技能検定は「公益財団法人 日本スペイン協会」が運営管理を行っております。
公益財団法人 日本スペイン協会とは:
日本とスペインに並びにスペイン諸国との文化、通商、経済、技術などの協力提携の緊密化を図り、友好関係の増進及び相互の繁栄に寄与することを目的としている。
スペイン語技能検定ってどんな資格?
中南米に進出している企業の中で特にメキシコでは日本人の人材が不足しています。その業務内容は現地での通訳、翻訳、事務などです。通訳では商談や現地スタッフとのコミュニケーションのための通訳です。自動車工場での通訳が多く自動車に関する専門用語を求めらますが、現在は慢性的な人手不足のため採用のハードルもかなり下がっているようです。事務仕事の方では経理や、契約書、専門書などを翻訳します。どちらも年収200万円から300万円程ですがメキシコは物価が安いのでゆとりのある生活を過ごせるといえます。
スペイン語技能検定の勉強法
スペイン語の特徴は主語に対して動詞の変化数が多いことです。6級から4級までは参考書を中心に日常よく使われる動詞を覚えるくらいで事足りますが、3級からの上位級では急に難易度が上がり求められる語彙数も格段に上がります。日頃使われないワードもどんどん出題されますので、語彙力を高めるためにスペイン語の映画やドラマ、新聞などを日常生活の一部に取り入れ常時スペイン語と触れ合う習慣をつける必要があります。スペイン語と向き合う中で聞きなれないワードはメモに取り単語帳を作成して覚えるまで反復して行うことが合格への近道でしょう。
スペイン語技能検定の専門学校・通信講座
スペイン語技能検定の勉強には、通信講座を利用するというのも有効です。
スペイン語技能検定の試験料・試験内容・難易度・合格発表について
では、スペイン語技能検定の試験料や試験のスケジュール、難易度や合格発表に関する情報をご紹介してまいります。
スペイン語技能検定の試験料
1級 11000円、2級 9000円、3級 7000円、4級 4000円、5級 4000円、6級 3000円
スペイン語技能検定の年間試験回数
試験は春季と秋季の年2回です。
スペイン語技能検定試験科目等の内容
1級から3級は筆記試験(1次)90分と面接(2次)、4級から6級は筆記試験のみで時間は60分です。
スペイン語技能検定の難易度
6級 スペイン語の入り口。挨拶など基本的な文章が読み書きできるレベル。5級 簡単な文章であれば読み書きできるレベル。スペイン語の基本を一通り理解できる。4級 日常生活上の会話ができるレベル。文法を一通り理解できる。3級 新聞を読むことができる。簡単な日常会話であれば通訳することができるレベル。ここから難易度がぐっと高くなり、合格率も低くなります。英検レベルでは準1級に相当する。2級 テレビ、ラジオを理解できる。日常会話は完全に通訳することができるレベル。就職活動に活かせるのはここから。1級 スペイン語のエキスパート。会議通訳や専門分野の内容も理解でき通訳することができるレベル。
スペイン語技能検定の合格率
1級 7%、2級 10%、3級 15%、4級 70%、5級 80%、6級 85%、3級から難易度が急激に上がります。英検の準1級レベルに相当します。
スペイン語技能検定の合格発表
試験後約1か月ほどで結果が郵送されます。
スペイン語技能検定取得後の就職先・年収・報酬相場
ここからは、スペイン語技能検定を取得してからの流れや、気になる年収、給料の相場についてご説明してまいります。
スペイン語技能検定所持者の職業例
商社マン、外資系企業、外国人支援団体、貿易会社、通訳、翻訳
スペイン語技能検定の取得に向いている人
スペイン語圏の企業に就職したい、語学留学を希望している、サッカーで挑戦する、芸術、料理を学びに行くという方にスペイン語検定受験をお勧めします。現地での言葉の壁によるコミュニケーション不足は精神的ストレスとなり現地で学ぼうとする士気を低下させてしまいます。現地に行くまでにペラペラの状態にまでとはいかなくとも、ある程度コミュニケーションをとれる状態にまでもっていく準備も必要です。
スペイン語技能検定と同じ分野の他の資格
ビジネススペイン語検定、スペイン文化検定、DELE
スペイン語技能検定の年収・給料相場
メキシコ自動車工場社員 200万円から300万円、海外営業 400万円から800万円、現地通訳 平均200万円から300万円、国内フリーランスでは一握りですが1000万円以上収入を得る方もいます。現地翻訳家 平均200万円から300万円、国内フリーランスではわずかですが1000万円以上収入を得る方もいます
スペイン語技能検定の現状
スペイン語検定を受験される方は年間8000人ほどで知名度はそんなに高くないです。受験される方はスペインや南米などに語学留学に行く方や、大学受験のために受験される方などが多いです。
スペイン語技能検定の将来性
スペイン語は英語、中国語に次、世界中で3億人が使用する言語です。中南米では多くの国がスペイン語を公用語としており、日本の企業も多く進出しています。現地の企業や通訳、翻訳の需要は高いです。スペイン人の訪日者数やスペインへの旅行者数もわずかですが年々増加傾向にあります。スペイン語検定の需要は安定しそうです。
スペイン語技能検定所持者の独立について
国内でのスペイン語の需要はかなり少ないですが、スペイン語は世界で3億人が母語として使用しており、スペイン語を公用語として使用している国は21か国もあります。メキシコをはじめとする中南米の多くの国がスペイン語を公用語としており、そこに進出している日本の企業も多くあります。企業同士の商談での通訳や現地スタッフと日本人とのコミュニケーションを図るための通訳、専門書などの翻訳という風に現地での通訳や翻訳の需要は高いです。スペイン語で独立を考えるのであれば、国外に目を向ける方が成功の可能性は高まりそうです。
スペイン語技能検定を所有している主な著名人
小川彩佳、藤原規衣、永井里奈、武田修宏