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ファイナンシャルプランナーの仕事とは?資格の難易度もご紹介

更新日:2019-05-31

ファイナンシャルプランナーの仕事とは?資格の難易度もご紹介

ファイナンシャルプランナーという職業は誰でも一度は聞いたことがあるかと思います。

しかし、日頃からどのような仕事をしているのかなど不明な点もあることでしょう。

また、ファイナンシャルプランナーになるには資格は必要なのでしょうか。

そこで、主な仕事内容や資格取得の難易度、独立などファイナンシャルプランナーとしての働き方について紹介します。

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー、FPとは私達が将来安心して生活を送るために資産に関する専門知識を駆使して将来設計のサポートやアドバイスを行う専門家です。

ファイナンシャルプランナーは通常個人や中小企業をクライアントとして業務を行い、私達が生活をしていく上で起こりうる様々なライフイベントに適した資金設計を行います。

ファイナンシャルプランナーは一般的に金融機関などで正社員として働きますが、独立してフリーで働く独立系FPも数多く存在します。

ファイナンシャルプランナーの主な仕事内容

ファイナンシャルプランナー将来の資産設計に関するエキスパートであるということは理解していただけたと思いますが、実際にどのような仕事を行っているのでしょうか。

それではファイナンシャルプランナーの主な仕事内容について2つ見ていきましょう。

仕事その1:お金の使い方に関する相談業務

普段私達が生活していく上で、「お金」に関する不安や問題というものはつきものです。

例えば、「マイホームを買いたいのだが住宅ローンをどのように組むべきか」「子どもができた場合、教育費や養育費はどれくらい必要となるのか」「老後の生活を快適送るためにどれくらいの貯金が必要なのか」など素人にとってこれらの問題や不安を処理することは難しいです。

ファイナンシャルプランナーはこれらのお金に関する様々な問題に関して、資金計画のプロフェッショナルとしての視点から適切なアドバイスしたり相談に応じます。

住宅ローンや教育、子育て以外にも税金や投資、相続と言ったお金に関する適切なサポートや相談に応じることがファイナンシャルプランナーの最大の使命となります。

仕事その2:各クライアントに合った資産・生涯設計

お金の使い方に関する相談業務を行い、個人や中小企業等クライアントが抱える問題について把握できてきたら、クライアントの資産に沿ってこれからの生涯設計を行っていきます。

具体的には、就職や結婚、出産や進学、老後と言った人生におけるターニングポイントに置いて必要となる資金を計算し、それを元に資金計画を立てていきます。

しかし、一度資金計画が出来たからといってそれで業務終了ではなく、以上で挙げたようなライフイベントが実際に起こった際に必要であるならば資金計画の見直しを行うこともあるため、その都度相談し直したり改めて新しい生涯設計を行ってきます。

つまり、ファイナンシャルプランナーはクライアントにとって人生を共にする一人のパートナーなのです。

ファイナンシャルプランナーになるには資格は必要?

ファイナンシャルプランナー

以上の2点がファイナンシャルプランナーの主な仕事内容になりますが、ファイナンシャルプランナーは必要に応じてお金や生涯設計に関するさまざまな業務を柔軟に対応していきます。

皆さんの中にはファイナンシャルプランナーを将来目指している方もいるともいますが、その際には資格は必要なのでしょうか。

必要なスキルやなり方について一緒に考えていきましょう。

資格がなくても働ける・・けど

ファイナンシャルプランナーになるには、なにか特別な資格を持っていなければいけないという規定は特にありません。

金融機関など関連企業に採用されればファイナンシャルプランナーとして働くことができます。

しかし、先程も述べたようにフィナンシャルプランナーはクライアントのこれからの人生におけるパートナーであることから仕事には非常に大きな責任が伴います。

そのため、ファイナンシャルプランナーとして活躍する人の大多数はスキルアップやキャリアアップを目的とした関連資格を所有しています。

例えば、最も代表的な資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士検定」や民間資格の「AFP、CFP」が挙げられます。

多くの方は民間資格よりも国家資格の「ファイナンシャル・プランニング技能士検定」を保有しています。

また、将来独立を考えている方はクライアントからの信頼を得るという意味でも資格の取得が必要となります。

国家資格ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士検定の概要

国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士検定は日本FP協会が実施しています。

試験は難易度によって3〜1級までの三種類に別れています。

3級、2級の試験は学科試験と実技試験に別れており、基本的には選択式のマークーシート方式になっていますが、2級の実技試験のみ記述式の問題となっています。

3級、2級の合格基準はそれぞれ学科試験60点満点中36点以上、実技試験が100点満点中60点以上で合格となります。

1級に関しては実技の記述式試験のみで、100点満点中60点以上で合格となります。

3級、2級の試験では、主に「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6科目の基礎から実践的な知識が問われます。

1級の試験では、「資産相談業務」と「資産設計案内業務」の二科目から一つ選択して問題を解きます。

国家資格ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士検定の難易度や合格率

FP技能士検定の気になる難易度や合格率ですが、2級・3級はファイナンシャルプランナー入門者向けの試験となっているため、それほど難易度も高くなく合格率も毎回60%後半〜80%となっています。

一方1級の試験は最難関ということもあり問題の難易度も非常に高く、合格率も毎回10%前後となっております。

ファイナンシャルプランナーの仕事とは?まとめ

ファイナンシャルプランナーになるには特別資格が必要というわけではありませんが、クライアントの人生に携わる仕事をすることになるため、スキルを磨くという意味でもほとんどの方が資格を持っています。

将来実際にファイナンシャルプランナーを目指している方は以上で紹介したことをぜひ参考にしてください。