法曹三者を目指す方は必ず国内の文系最難関と言われる司法試験に合格する事が必須条件となっています。
しかし近年司法試験の難易度が低下していると言われ、旧司法試験時代には数%だった合格率は令和5年度試験では36%と非常に高い数字となっています。
この記事では、新司法試験のレベル低下は本当なのか、予備試験ルートでの司法試験合格率などを紹介します!
司法試験については、以下の記事でも詳しく取り扱っています!
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司法試験とは
日本の司法を司る裁判官・弁護士・検察官には法律に関する高い知識と応用力、適性が必要とされます。
その知識と応用力、適性を測る為の試験が司法試験であり、司法試験に合格しなければ裁判官・弁護士・検察官といった法曹にはなれません。
司法試験は法科大学院を修了するか、予備試験に合格した人のみが受ける事が出来る国家試験で、初めての受験から5年間、年に1回なので5回しか受けられない回数制限がある高難易度の試験です。
年に一度、7月中旬ごろに7都市で4日間、短答式試験と論文式試験の2つの試験を受ける必要があり、短答式試験に合格しないと論文式試験の採点を受けることはできません。
短答式試験
短答式試験の概要
科目:試験時間 | 科目内容 | 問題数と満点数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
公法系科目:50分 | 憲法 | 行政法 | 20~25問/50点満点 | ||||
民法系科目:75分 | 民法 | 商法 | 民事訴訟法 | 30~38問/75点満点 | |||
刑法系科目:50分 | 刑法 | 刑事訴訟法 | 20~25問/50点満点 |
短答式試験は司法試験の最終日、4日目に憲法・民法・刑法の3科目開催されます。
それぞれの科目内容から幅広く出題され、1科目でも最低ラインである40%未満の点数であれば、全体の合計で合格点を取っても不合格になってしまいます。
1問の中の選択肢全てを正確に答えなくてはならないので、裁判官を含む法曹三者に必要な、確実な判例知識も必要とされます。
過去問や通信講座で出される問題を何度も繰り返し解く事で正確な知識を身につける事が重要な対策になります。
論文式試験
論文式試験の概要
日程 | 論文式試験の内容 | ||
---|---|---|---|
1日目 | 選択科目2問(100点満点):3時間 | 公法系科目第1問(100点満点):2時間 | 公法系科目第2問(100点満点):2時間 |
2日目 | 民事系科目第1問(100点満点):2時間 | 民事系科目第2問(100点満点):2時間 | 民事系科目第3問(100点満点):2時間 |
3日目 | 刑事系科目第1問(100点満点):2時間 | 刑事系科目第2問(100点満点):2時間 |
論文式試験は例年試験の1日目から3日目にかけて実施されます。
司法試験の論文式試験は公法系科目・民事系科目・刑法系科目、選択系科目の4つの科目で構成されています。
公法系・民事系・刑事系はそれぞれあてはまる法律の分野から幅広く出題されるので、それに伴う知識と応用力の広さが必要となります。
幅広い知識が必要となる為、法曹三者を目指す受験者は試験を受ける為に8000時間程の勉強が必須だとも言われていて、合格者は授業や独学に加え通信講座でスキマ時間を利用した学びを活用している事がほとんどです。
選択科目の内容
選択科目は以下から受験者が法律を1科目選択して試験を受けます。裁判官としては全てに苦手科目が無い事が理想ですが、地方裁判所や家庭裁判所でよく使われそうな法律を得意科目として持つようにしましょう。
環境法だけは開催される年度により、選択科目に入らない事があるので、それ以外の専門的な法律を1つ得意科目として作っておく事をおすすめします。
そうすれば得点も稼げますし、得意な問題という事で解答に時間がかかる事を防げますよ。
司法試験の難易度は低下してる?
司法試験の難易度を、司法試験の合格率だけで見るとレベル低下が起きているという見方もできます。
以下の表は直近5年間の司法試験合格率です。
司法試験合格率 | |
---|---|
令和元年 | 33.6% |
令和2年 | 39.2% |
令和3年 | 41.5% |
令和4年 | 45.5% |
令和5年 | 45.3% |
このように、かつては数%の合格率だった司法試験も4割が合格していて、たしかに難易度が低くなったと言われているのも頷けます。
しかしポイントは新司法試験の受験資格です。
司法試験を受験するには
新司法試験を受験するには、法科大学院を修了するか、予備試験に合格する必要があります。
どちらのルートも一筋縄では行きませんが近年人気なのが予備試験を利用した新司法試験受験ルート。
予備試験は新司法試験制度が施行されて新たに登場した試験で、受験資格はなく誰でも受験することができます。
しかし予備試験のレベルは非常に高く最終合格率は例年4%程度。司法試験を受けるための前段階が狭き門となり、その門を突破した人たちでも4割しか合格できないのが司法試験です。
短答式試験の難易度
晴れて司法試験の受験資格を得て司法試験を受験しても、短答式試験が合格ラインに達しない限り論文式試験は採点すらされません。
令和5年度の短答式試験合格率は80.1%となっており、この合格者のみが論文式試験の土俵に上がれます。
直近5年間のデータを見ると、この短答式試験の合格率が上がってきている為、難易度が低下してきているのでは?と話題になっています。
論文式試験の難易度
裁判官を目指す上で論文式試験はとても重要となります。判例をしっかり理解しているか、法律の理解や解釈・応用力が問われる問題だからです。
令和5年度では8割近くが短答式試験に合格しましたが、司法試験合格者は4割弱であることから論文式試験の難易度の高さが窺えます。
論文式試験では適切な解答方法を身につけ、制限時間の中で定められた量の文章を記入していく事を高度に求められているのです。
直近の短答式試験の合格率と司法試験の合格率を比べてみましょう。
短答式試験と司法試験の合格率
実施年度/試験名 | 短答式試験 | 司法試験 |
---|---|---|
令和元年 | 73.6% | 33.6% |
令和2年 | 75.4% | 39.2% |
令和3年 | 78.0% | 41.5% |
令和4年 | 80.9% | 45.5% |
令和5年 | 80.1% | 45.3% |
上の表を見ていただくと分かるのが、合格率の上昇です。この表だけ見ても司法試験の難易度が低下しているのが明らかになっています。
ですが、高い倍率のふるいにかけられた法科大学院修了者や予備試験合格者が受験する国家試験である事に間違いありません。
司法試験のレベルが低下したと言うよりは、受験者のレベルが上がっているという考えが正しいのではないでしょうか。
予備試験合格者の司法試験合格率が高い訳
司法試験を受験するまでのルートとして、予備試験ルートと法科大学院ルートがあります。
直近5年間ではどちらも合格率は上昇していますが、その合格率は圧倒的に違います。
予備試験合格者の司法試験合格率の高さ、こちらも司法試験のレベル低下が囁かれる理由の一つとなっています。
予備試験ルートと法科大学院ルートの司法試験合格率
実施年度/試験名 | 予備試験 | 法科大学院 |
---|---|---|
令和元年 | 81.8% | 29.1% |
令和2年 | 89.4% | 32.7% |
令和3年 | 93.5% | 34.6% |
令和4年 | 97.5% | 37.6% |
令和5年 | 92.6% | 40.6% |
予備試験の難易度が高い
数%の合格率だった旧司法試験に対し合格率の高い新司法試験ですが、かつての難易度は予備試験に反映されていると言っても過言ではありません。
ここで直近5年間の予備試験合格率を見てみましょう。
予備試験の合格率 | |
---|---|
令和元年 | 4.0% |
令和2年 | 4.2% |
令和3年 | 4.0% |
令和4年 | 3.6% |
令和5年 | 3.5% |
このように、予備試験合格率はおよそ4%です。
予備試験は短答式試験・論文式試験・口述試験の3種類があり、それぞれに合格していかないと次の試験は受けられません。
多くの受験生が予備試験でふるいにかけられ、最後まで残った人が司法試験を受けられるようになります。
そのため、必然的に司法試験の合格率は高くなります。
予備試験と司法試験の試験制度が似ている
予備試験と司法試験の制度や試験問題が似ている点も、予備試験合格者の司法試験合格率が高くなり、レベル低下と言われる要因の一つです。
予備試験の短答式試験は司法試験よりも範囲が広い為、幅広い知識を頭に入れなくてはいけません。その為、司法試験の短答式試験に出題される問題にも対応できる広い知識を持っています。
その知識こそが論文式試験で有利に働く為、予備試験合格者は司法試験での論文式試験にも強く、合格率が高いのだと言えるのです。
点数の高い論文式試験では、予備試験が1問につき70~90分の制限時間があるのに対し、司法試験では120分と長くなり、解答用紙も予備試験が4枚、司法試験が8枚と多いのですが、かけられる時間がある分答案を長く書ける余裕が出ます。
予備試験自体が司法試験の練習にもなっているので、予備試験で経験した論文式試験の採点方式からどういう解答が点数が高いかといった評価を体感しているのも強みなんです。
予備試験受験生に多い若年層
予備試験合格者は法科大学院生や大学在学中の方が大半を占めています。
その為、知識を吸収する力が強く、学ぶことに対して柔軟でポイントを押さえた学習に慣れているので、難解な法律や判例の事案や規範を覚えやすいとも言われています。
そして覚えた知識を反復し、論文式試験に向けたアウトプットを繰り返し練習する事で論文式試験の対策が可能になっているのです。
予備試験ルートで司法試験合格を目指すならアガルート!
司法試験の難易度が低下していると言われる要因は、予備試験合格者の司法試験合格率が高いことが影響しています。
しかし予備試験の合格率はおよそ4%。独学での合格はほとんど不可能といてもいいでしょう。
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圧倒的合格率
アガルート最大の特徴とも言えるのは、合格率の高さです。
令和5年度司法試験合格者1,781名のうち、アガルートの受講生は641名。
つまり36%の人がアガルートを利用して司法試験に合格しているのです。
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⇒アガルートの予備試験1年合格カリキュラムとは?特徴や評判を紹介
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司法試験の難易度低下は本当?予備試験合格者が受かりやすい理由!まとめ
いくらレベルが低下してきていると言われているとはいえ、司法試験は国内最難関の国家試験であることに間違いありません。
レベル低下が囁かれる大きな理由は予備試験合格者の司法試験合格率が高いからです。そのため、司法試験突破のための最初の難関は予備試験合格になります。
予備試験合格の難易度は非常に高く、決して簡単な道のりではありません。
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