世界中で食の多様化が見受けられる昨今、良いものを安心して食べ、健康につなげていきたいと考えるのはごく自然なことです。
食に関する資格も増えつつありますが、今回は「食育指導士」と「食育インストラクター」についてご紹介します。
「食育指導士」と「食育インストラクター」はどんな違いがあるのでしょうか?
資格の難易度がどのくらいなのかも合わせてチェックしていきましょう!
食育に関する資格のおすすめ3選
仕事の幅を広げるなら「食育インストラクター」がオススメ
「食育指導士」と「食育インストラクター」は食の正しい知識や食事の大切さをセミナー等で伝えるという点では同じですが、食育インストラクターの方がより広い仕事を受注することができます。
食育インストラクターは「プライマリー」「4級」「3級」「2級」「1級」の5つの階級があり、階級が上がるにつれて、より重要な食育の仕事を担当することができます。
食育インストラクターはまずプライマリーを取得してから3級等の階級にステップアップする流れが一般的です。
プライマリーはがくぶんの「食育インストラクター養成講座」を使って最短3か月から取得できます。
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食育指導士とは?
現在の日本では食生活が多様化し、生活習慣病やメタボリックシンドローム、極端な肥満や痩身など、様々な症状に苛まれている人が増えています。
そこで、「食と健康」について正しい知識を得て、食育を通して多くの人にその意義を普及・啓蒙できる人材が「食育指導士」という資格を持つ方々です。
食育指導士はNPO法人「日本食育協会」が認定している民間資格です。
どうやって資格を取る?
食育指導士は指定された講座を受講したあと、試験に合格すれば資格が取得できます。
受験資格は満18歳以上で、高校生は不可となっているので注意が必要です。
日本食育協会の会員として登録している人は会員割引額で講習を受講できるため、資格を取得する意思がある方は事前に確認しておくと良いですね。
会員ではない方は講習受講費用として10,000円がかかります。
食育指導士の資格は更新制で、2年ごとに更新しなければなりません。
上級食育指導士の資格
食育指導士は、知識をさらにレベルアップさせた資格として「上級食育指導士」というものがあります。
どのような資格かというと、学校での講演や地域の食育実践活動を自ら行い、指導もできるリーダーとなれます。
資格を取得するためには5日間にわたって講習を受ける必要があり、そこで「栄養素」、「消化吸収」、「代謝」、「生活習慣病」、「体感食育」、「児童心理学」、「法律/社会」、「食品機能」、「食文化」といった幅広い分野を学んでいきます。
この上級食育指導士の資格は、3年ごとに更新しなければなりません。
食育インストラクターについて
食育指導士と同じ民間資格に、「食育インストラクター」という資格があります。
同じ「食育」に関わっている資格ですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
食育インストラクターとは?
そもそも、食育インストラクターがどのようなことを学ぶ資格なのでしょうか?
食育インストラクターは、NPO法人『日本食育インストラクター協会』が主催している民間資格であり、「豊かな食卓づくり」を生涯にわたって提唱しています。
「正しい食育」について指導できる人材の養成を目的としていて、活躍できる場もたくさんあります。
調理師や栄養士、保育士や幼稚園教諭などの国家資格を持っているとさらにプラスになることが多く、学校などの教育機関で子供たちに食の大切さやマナーについて指導ができたり、保護者を対象としたセミナーや食育についての相談に乗ることもできます。
食育インストラクターは入門編のプライマリー、最上級の1級から4級までの階級に分類されています。
特に3級からはプロ向けとされており、食の指導者としてより実践的なことが学べます。
食育インストラクターの資格は、一度取得すれば更新の必要はありません。
ただし、初回に限り認定証交付料として6,480円(税込)と認定証送料が必要となります。
食育インストラクターとの違いは?
食育指導士と食育インストラクターの内容を見比べても、正直なところ違いは分かりにくいかもしれません。
しかし、まったく同じというわけではないので、違いについて見ていきましょう。
階級の違い
食育指導士は、上位資格の上級食育指導士と併せて2つのみですが、食育インストラクターは1から4級以外にプライマリーが加わり、5つの階級が存在します。
食育インストラクターは自分のレベルに合わせて受験できるため、無理なく勉強を進められます。
費用の違い
食育指導士と食育インストラクターは、資格を取得する際の費用にも違いがあります。
食育指導士の場合
食育指導士は、NPO法人「日本食育協会」の会員である場合、一人当たり6,500円(税込)で講習を受けられます。
新規の会員は9,500円(税込)、会員でない方は10,000円(税込)の費用を支払うことになります。
この金額は変更となる可能性もあるため、受講の前に協会のホームページなどを確認してください。
食育インストラクターの場合
対して食育インストラクターは、階級に応じて費用が変わります。
初心者向けのプライマリーは受講料として39,900円と併せて資格取得申請料として6,480円がかかります。
4級は推進校通学者の場合、食育筆記試験として2,1000円、非通学者の場合は食育筆記試験5,400円と実技試験5,400円。
3級は受講料が10,000円、受験料が5,400円。
2級は会員かどうか、食育筆記のテストで何点獲得したかで料金が変わります。
1級は会員の場合で受講料が12,000円、受験料が10,800円、会員でない方は受講料が24,000円、受験料が10,800円となります。
それぞれ費用に違いがあり、会員かどうかでも値段が変わるようですね。
食育指導士は費用は安いものの、2年または3年で更新をする必要があるため、長期的に見ると食育インストラクターの方が安いです。
試験の難易度は?
続いては、気になる試験の難易度についてです。
食育指導士と食育インストラクターのどちらも合格率は発表されていませんが、試験の内容なども踏まえて難易度は次のように予想されます。
食育インストラクターの入門編は、比較的平易
食育インストラクターは資格の階級が5つもあるため、それぞれ難易度に違いがあります。
その中でも入門編の<プライマリーと4級に関しては、比較的難易度は低いとされています。
逆に3級以上の試験は調理師や栄養士など国家資格を持っている人も受験できるため、難易度が上がります。
食育指導士は実際に試験を受けた人の多くが「事前にしっかりとテキストを読んでおくこと」とアドバイスしています。
講習を受けたら合格できるだろうなどと油断せず、十分な勉強が必要です。
難易度は高いとは言いませんが、事前の勉強は本当に大切になってきます。
食育インストラクター取得には通信講座がオススメ
食育インストラクター資格を効率的に取得するには通信講座の受講がオススメです。
通信講座であれば忙しい社会人の方でも自分のペースで学習することができ、在宅でも食育インストラクターの資格を取ることができます。
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食育指導士と食育インストラクターについてのまとめ
「食育」ブームの中、注目度の高い”食育指導士”と”食育インストラクター”の資格についてご紹介させていただきました。
どちらも食育の大切さを伝えるための資格ですが、それぞれに違いもあります。
試験の費用や受講料などもそうですが、食育指導士が上位資格と併せて2つだけなのに対し、食育インストラクターは5つも階級が存在します。
国家資格の取得者も受験可能なことから、より仕事に活かしやすい資格だと言えます。
食育について学ぶにあたり、自分はどのレベルまで到達したいのかをよく考えてから受験すると良いですね。