法律系の最難関資格にも数えられる司法書士の資格試験この司法書士試験には、基準点が設けられています。
他の難関試験にも合格ラインなどがありますが、司法書士や土地家屋調査士に設けられている基準点は超えなければならない点数です。
本記事では司法書士試験における「基準点」の解説はもちろんのこと、合格点との違いや合格を勝ち取るためのポイントについても解説していますので、司法書士試験の受験を検討している方には必見の内容となっています!
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司法書士とは?
司法書士試験の基準点についてに入る前に、まずは司法書士とは何かおさらいしておきましょう。
司法書士試験の基本情報や主な仕事について解説していきます!
司法書士試験の基本情報
資格区分 | 法務省が定める国家資格 |
---|---|
分野 | 法律 |
資格要件※1 | ・司法書士試験に合格した者
・指定官職に通算して10年以上あるいは5年以上従事し、法務大臣から公的な認可を得た者※2 |
試験方式 | 筆記試験、口述試験 |
監督 | 法務大臣 |
人数※3 | 22,718人(2021年4月1日時点) |
※1:司法書士法より
※2:裁判所事務官・裁判所書記官・法務事務官・検察事務官の場合は10年以上、簡易裁判所判事・副検事の場合は5年以上の実務経験が必要
※3:日本司法書士会連合会HPより
司法書士の主な仕事
司法書士は、行政機関に提出する書類の作成や審査請求を主な仕事としています。
法務局や裁判所、検察庁など法務省の関連機関に提出する書類を作成したり、証券の供託業務を行ったりする他、遺言書や不動産など相続に関する業務を行うこともできます。
扱う仕事の中には独占業務が設けられているため、資格所持者以外は司法書士を名乗ることもできません。
司法書士試験の基準点とは?
司法書士試験における基準点とは、平たく言えば「足切り点」のことです。
司法書士試験の基準点はあらかじめ定められた合格者数に基づいて合格者の中で最も成績が低かった人の点数がその年の基準点となります。
司法書士試験では試験が3つのブロックに分けられています。
- 午前択一
- 午後択一
- 記述
毎年3つそれぞれに基準点が設定され、1つでも基準点に達しない科目があった場合無条件で不合格となります。
基準点を超えたからと言って合格するわけではありませんが、苦手な分野でも最低限基準点は取れるラインまで理解を深めておくことが重要です。
なお、基準点の算出方法に関しては明言されておらず、全受験者の得点状況に応じて変動するとされています。
2021年度司法書士試験の基準点
2021年の司法書士試験の基準点(多肢択一)は、8月16日(月)に公開されました。
また、記述式の基準点についても筆記試験の合格発表と同じ10月11日(月)に公開となりました。
2021年度司法書士試験の基準点
午前択一 | 満点105点中81点 | 全35問中27問正解 |
---|---|---|
午後択一 | 満点105点中66点 | 全35問中22問正解 |
記述式 | 満点70点中34.0点 | – |
引用:法務省HP
司法書士試験の基準点の推移は?
司法書士試験の基準点は全受験者の得点状況によって変動するため、基準点から各年度の試験問題の大まかな難易度を推測することができます。
それぞれ午前択一・午後択一は105点満点(全35問)です。記述式問題の配点が52点から70点に変更された2009年度以降の基準点をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
年度 | 午前択一 | 午後択一 | 記述式 |
---|---|---|---|
2021年度 | 81点(19問) | 66点(22問) | 34.0点 |
2020年度 | 75点(25問) | 72点(24問) | 32.0点 |
2019年度 | 75点(25問) | 66点(22問) | 32.5点 |
2018年度 | 78点(26問) | 72点(24問) | 37.0点 |
2017年度 | 75点(25問) | 72点(24問) | 34.0点 |
2016年度 | 75点(25問) | 72点(24問) | 30.5点 |
2015年度 | 90点(30問) | 72点(24問) | 36.5点 |
2014年度 | 78点(26問) | 72点(24問) | 37.5点 |
2013年度 | 84点(28問) | 81点(27問) | 39.0点 |
2012年度 | 84点(28問) | 78点(26問) | 38.0点 |
2011年度 | 78点(26問) | 72点(24問) | 39.5点 |
2010年度 | 81点(27問) | 75点(25問) | 37.5点 |
2009年度 | 87点(29問) | 75点(25問) | 41.0点 |
具体的なデータを把握することで、試験勉強の目標が設定しやすくなりますね。
2021年度の司法書士試験の基準点は例年と比べても大きな差はなく、択一・記述ともに難易度に変化はありませんでした。また、午前択一の方が午後択一よりも点数が低い傾向も変わりありませんでしたので、まずは午前択一対策からはじめるといいでしょう。
司法書士試験の基準点と合格点の差は?
司法書士試験における基準点はあくまでも「足切り点」であり、合格点ではありません。
苦手な科目は基準点を目標にしつつ得意科目で合格点を大きく上回る、といった戦略が司法書士試験対策では求められます。
直近7年間の総合合格点、基準点の合計、基準点と合格点の差についてまとめましたので、試験勉強の目標づくりにお役立てください。
年度 | 合格点 | 基準点合計 | 基準点と合格点の差 |
---|---|---|---|
2021 | 208.5点以上 | 181.0点 | 27.5点 |
2020 | 205.5点以上 | 179.0点 | 26.5点 |
2019 | 197.0点以上 | 173.5点 | 23.5点 |
2018 | 212.5点以上 | 187.0点 | 25.5点 |
2017 | 207.0点以上 | 181.0点 | 26.0点 |
2016 | 200.5点以上 | 177.5点 | 23.0点 |
2015 | 218.0点以上 | 198.5点 | 19.5点 |
合格点に到達するためには各年度平均して基準点から25点程度の上乗せが必要になるということがわかります。
ここ2年間は比較的大きな上乗せが必要な傾向にありますが、この傾向が2022年度以降も続くかどうかは不明です。
あくまでも過去問対策などでの参考程度に考えておく方がいいでしょう。
司法書士試験の試験対策
試験に向けて「どういった内容をどのくらい勉強しなければならないのか」を把握することで無駄のない試験対策ができますし、試験の難易度に対する実感が湧いてくると思います。
ここからは司法書士試験の試験範囲や必要とされる勉強時間についてまとめたので、試験対策のまず第一歩として確認しておきましょう。
司法書士試験の試験範囲
司法書士資格の筆記試験は、「午前択一」「午後択一」「記述式」の三つに分かれており、それぞれ出題される科目、問題数が予め決められています。
部門 | 形式 | 科目 | 問題数 |
---|---|---|---|
午前の部 | 択一式 | 憲法 | 3問 |
民法 | 20問 | ||
刑法 | 3問 | ||
商法 | 9問 | ||
午後の部 | 択一式 | 民事訴訟法 | 5問 |
民事執行法 | 1問 | ||
民事保全法 | 1問 | ||
司法書士法 | 1問 | ||
供託法 | 3問 | ||
不動産登記法 | 16問 | ||
商業登記法 | 8問 | ||
記述式 | 不動産登記法 | 1問 | |
商業登記法 | 1問 |
司法書士試験では、合計で全11科目という広大な範囲から出題されます。
中でも配点が大きい「民法」「不動産登記法」「商法(会社法含む)」「商業登記法」を主要4科目と呼び、重点的な対策が求められます。
「主要4科目」以外の7科目のことを「マイナー科目」と呼びますが、あくまでも出題数を基準にした分類に過ぎず、力を入れて勉強する必要がないというわけではありません。
最低でも基準点に到達するためには、「主要4科目」を徹底的に抑えつつ、「マイナー科目」でも大きく得点を減らすことがないように工夫して勉強する必要があります。
司法書士試験合格に必要な勉強時間
一般的に、法律をはじめて勉強する人が司法書士試験に合格するために要する勉強時間は3,000時間と言われています。
もし毎日8時間の勉強時間が確保できるのであれば3,000時間÷8時間で375日で1年強で目標の勉強時間に到達できますが、平日3時間、土日8時間の勉強時間になると677日かかり、1年10ヶ月ほどかかる計算になります。
もちろん、ただ長い時間勉強すれば合格できるような試験ではありませんので、効率よく質の高い勉強を集中して取り組む必要があります。
司法書士試験に独学での合格は不可能?
ここまで司法書士試験の基準点、合格点までご紹介しましたが、そもそも司法書士試験に独学で受験し、合格することはできるのでしょうか?
はっきり言って、司法書士を完全独学で合格することは「非常に難しい」と言えます。
もちろん独学での合格を達成された方もいますが、その割合は非常に低くなっています。
なぜ独学での合格が難しいのか、その理由を分析します。
そもそも試験の難易度が高い
司法書士試験の合格率は例年3%~4%と類似した国家資格の社労士(約6%)、行政書士(約10%)と比較しても非常に低くなっています。
さらに試験範囲も類似資格に比べてかなり広くなっているため、11科目をバランスよく勉強して全科目で基準点を超え、7割前後の合格点に到達することは独学では難しいでしょう。
勉強時間が長い
司法書士試験合格に必要な勉強時間は3,000時間と言われています。
難しい法律の勉強を続けるにあたって、自分のモチベーションを長期間保ち続けることはとても大変です。
さらに、3,000時間の勉強時間を確保するためには、一般的に2年程度かかります。2年間の間にわたって勉強をはじめた時と全く同じ状況という人は多くないでしょう。
つまり、スケジュールやモチベーションの観点からみても相当自己管理に長けた人でなければ司法書士試験に独学で合格することは非常に難しいといえます。
参考書・問題集選びが難しい
独学での合格を目指す場合参考書選びが非常に重要になりますが、司法書士試験は11科目という広大な範囲から出題されるため、書店で立ち読みをした程度で合う合わないを判別できるボリュームではありません。
また、司法書士試験対策の参考書を多くの会社が出版していることも、初学者の司法書士試験対策の参考書選びを難しくしています。
加えて、記述式試験対策で重要なのは「どれだけ問題演習を行えたか」だと言われていますが、独学では質が高い問題集を複数用意することは難しいです。
司法書士試験で基準点を取るには予備校や通信講座
超難関資格の1つにも数えられる司法書士、独学で受験し合格基準に達することは非常に困難です。
本気で司法書試験合格を目指す野であれば、予備校や通信講座等を利用するのがおすすめです。
予備校と通信講座それぞれのメリットとデメリットについてご紹介しますので、司法書士試験で基準点に達し、合格するために是非受講を検討してみてください。
予備校に通うメリットとデメリット
独学以外の選択肢として挙げられるのが、予備校に通うことです。
予備校に通うメリットとしては、他の受験生・講師とのつながりが挙げられます。長く大変な司法書士の試験勉強において苦楽を共有できる存在がいることは、モチベーションの維持に大いに役立つと思います。
また、通学の必要があることから勉強を習慣化しやすいということもメリットになるでしょう。毎週決まった時間に必ず勉強することになるので、勉強時間の確保につながります。
ただし一般的に通信講座よりも割高ですし、通学には時間的な制約が伴うため手軽さには欠けるというデメリットもあります。
通信講座を受講するメリットとデメリット
最近では、予備校へ通うよりも通信講座での受講も主流となっています。
予備校と違って時間的制約、費用の負担が抑えられることで比較的低コストで難関資格に挑戦できる上、独学に不足しているしっかりとしたカリキュラムやテキストが提供され、講師からのアドバイスを受けることができます。
通信講座ではオンラインで講義動画が配信され、送られてきた教材をもとにカリキュラムを進めていくパターンが増え、利便性はそのままに講義の質は予備校に近づいている傾向にあり、実際に通信講座で難関試験合格を果たしている方も多いです。
通信講座は手軽さや利便性の高さが魅力的な一方で、通信講座の選び方次第では通学型予備校と比べてサポートが手薄になりやすいというデメリットはあります。
質問に対する講師の返答が遅かったり、答案の添削に時間がかかかる場合もありますので、受講する際にはよく検討したうえで選ぶことをおすすめします。
また、ある程度の学習スケジュールは立ててくれるもののカリキュラムの消化は自己管理が基本なので、モチベーションの維持は難しいかもしれません。
司法書士試験におすすめの予備校・通信講座については下記記事を是非ご参考ください。
⇒司法書士におすすめの通信講座&予備校ランキング5選!
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司法書士試験対策講座経験者の合格率に関しては公開されていませんが、類似資格である行政書士講座では一般合格率(10%前後)の6倍以上にあたる67.2%の合格率を記録しており、司法書士でも同様の傾向にあると考えてよさそうです。
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司法書士試験の基準点|まとめ
司法書士には『基準点』が設けられており、各試験すべての基準点を下回ったら足切りされるという厳しい試験となっています。
そのため、全体を通して平均以上の点数を取れるようにあらゆる情報を理解し、解けることが重要になってきます。
基準点は合格点ではなく、あくまで最低ラインですので、まずは過去の基準点を参考に上回れる点数と取れるようすすめていきましょう。
司法書士資格試験は非常に難易度が高い試験なので、根気強くまた効率よく勉強することが非常に大事になります。
予備校や通信講座を利用して効率的に、より高い点数を取れるよう学習してみてはいかがでしょうか?