資格を持っていると就職や転職が有利になったり、お給料が上がったりと何かと良いことが多いですよね。
2022年は何かの資格にチャレンジしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
資格の勉強を始めようとは思うけど、どの資格を選べばいいか迷われている方もいるかもしれません。
そこで資格広場では、今、資格を取りたいと考える538人の方を対象に「2022年に取りたい資格は?」についてのアンケート調査を実施しました。(調査期間 2021年11月20日~11月23日)
男女比は4:6で、年齢層は20代~50代とほとんど同じ割合で回答者が集まりました。
アンケートの調査内容
- 資格を取りたい理由はなんですか?
- 今、取りたい資格はなんですか?
- その資格を選んだ理由は?
- 今の学習の進行状況は?
- いつまでに資格をとりたいですか?
- 資格取得のための学習方法は?
アンケートの調査結果から、「2022年取りたい資格ランキングTOP10」をご紹介します。
これから資格を取りたい方は是非参考にしてください!
資格を取りたい理由はなんですか?
今、資格を取りたい方は、なぜ資格が欲しいと考えているのでしょうか?
まずは、資格を取りたいと考える理由についてのアンケート結果をまとめてみました。
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
キャリアアップのため | 46人 | 8.6% |
スキルアップのため | 135人 | 25.1% |
仕事の幅を広げたい | 118人 | 21.9% |
就職のため | 83人 | 15.4% |
転職のため | 100人 | 18.6% |
会社に推進されたから | 17人 | 3.2% |
趣味 | 29人 | 5.4% |
独立のため | 10人 | 1.9% |
このように、多くの方が仕事に活かすためや、就職や転職を見据えて資格を取ろうとしていることがわかりました。
スキルアップに繋がるか、就職・転職が有利になるかが、資格選びのポイントになっていると伺えます。
これらを踏まえて、取りたい資格名とその資格を選んだ理由についてのアンケート調査を行いました。
特に回答が多かった資格TOP10をランキング形式でまとめてご紹介します!
2022年に取りたい資格ランキング
順位 | 資格 | 人数 |
---|---|---|
1位 | 日商簿記検定 | 79人 |
2位 | FP技能士 | 68人 |
3位 | 宅地建物取引士 | 18人 |
4位 | ITパスポート | 17人 |
5位 | Microsoft Office Specialist | 16人 |
6位 | 行政書士 | 14人 |
7位 | 社会保険労務士 | 13人 |
8位 | TOEIC | 12人 |
9位 | 電気工事士 | 11人 |
10位 | 登録販売者 | 11人 |
– | その他 | 279人 |
1位:日商簿記検定
アンケート調査では、日商簿記検定と回答された方が1番多い結果となりました。
試験の受験者数は簿記1級~3級の合計で、毎年50万~60万人が受験するかなり人気の検定です。
簿記とは、企業の財務状況や経営成績などを管理して決算書や報告書にまとめることを指します。
日商簿記検定は、あらゆるビジネスシーンで活かすことができる資格ですので、男女問わず幅広い年齢層の方から人気のある資格です。
日商簿記資格の種類
・日商簿記1級
「公認会計士、税理士などの国家資格を目指すレベル」
・日商簿記2級
「商業簿記と工業簿記を学び、就職、転職に有利になるレベル」
・日商簿記3級
「商業簿記を学ぶ基本的なレベル」
・日商簿記初級
「簿記の仕組みや基本用語を理解する入門レベル」
日商簿記を選んだ理由
日商簿記を選んだ理由のアンケートは「就職や転職に有利になるから」という回答が1番多かったです。
簿記資格は幅広い職種で活かせるので取っておいて損はありません。
日商簿記2級以上であれば就職や転職の際に評価の対象になるので、2級以上の取得を目指されている方がほとんどでした。
また、「企業の決算書を理解できるようになりたい」といった回答も複数あり、企業の財務状況に関心を持っている方が以外と多いのが個人的には印象的でした。
就職・転職に有利だから
・資格を持っていると就職で有利だから
(20代 女性 パート)
・転職の役に役に立ちそうだから
(30代 男性 会社員)
・小中企業から大企業まで、経理の仕事に活かすことができるため転職に有利だと考えたから
(20代 女性 会社員)
経理職、会計事務所で働きたい
・経理事務として転職を考えているので転職活動で有利になると思うから
(40代 女性 会社員)
・経理部門で活用できるのはもちろん、社会人の一般常識としても備えておきたいから
(40代 女性 無職)
・経理職で活かすことができると考えているから
(30代 男性 会社員)
・経理職に就きたいと思ったので
(20代 男性 会社員)
企業の決算書を読めるようになりたい
・決算書をもっと詳しく読めるようになりたいため
(30代 男性 会社員)
・財務諸表やキャッシュフローをもっと深く理解し分析できるようになりたい
(40代 男性 自由業)
・仕訳を行えるようになりたいことと、決算書を読むことができるようになりたいため
(40代 男性 会社員)
・投資をやり始めて会社の財務諸表が読めるようになりたいから。履歴書にも書けるから
(40代 女性 パート)
・企業の財務状況を理解したい
(40代 女性 会社員)
2位:FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士
2番目に回答が多かったのはFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士でした。
FP技能士とはお金の専門家の資格であり、節約から税金、投資、住宅ローン、不動産、などあらゆるお金に関するエキスパートです。
お金に関する知識は私生活でも役に立つ知識のため、こちらも日商簿記検定と同様に非常に人気のある検定となっています。
FP技能士は1級~3級に分かれており、1級2級は受験制限が定められているため、3級から取得するのが一般的です。
FP技能士資格の種類
・FP技能士1級
「就職、転職にかなり有利になり、FPとしての独立には必須レベル」
・FP技能士2級
「就職、転職に有利になり、仕事で使えるレベル」
・FP技能士3級
「私生活に役立てる入門レベル」
FP技能士を選んだ理由
キャリアアップや就職・転職のためだけではなく、「私生活でも役に立つから」「金融知識を身に付けたから」などの理由で選ばれた方が多かったです。
FP技能士2級以上を取得できれば就職・転職の際にも高く評価されるため、回答者の中には2級以上を目指されている方も多く、幅広い年齢層の方から人気の検定となっています。
私生活でも役に立ちそうだから
・私生活でも仕事でも活かせると思うから
(20代 女性 自営業)
・仕事というわけではなく、実生活に役立つから
(30代 女性 会社員)
・お金に関する知識が得られるので自分のためにも役に立つ資格だから
(40代 男性 自営業)
お金の知識を身に付けたいから
・多くの金融知識を身に着けることで、長期的な視点で家計を考え、自身や家族の安心・安全な生涯の暮らしを守りたいため
(40代 男性 会社員)
・お金に関する知識が身につくし、Webライターとして働くさいの専門性にも繋がる
(30代 男性 自営業)
・家計管理をしているうちに、将来の資金計画等に使える知識を得たいと考えるようになったから
(30代 女性 主婦)
就職、転職に有利だから
・自身の老後資金の運用を考えるきっかけとしても有用であり、金融業界への転職にも有利だと感じる
(40代 女性 自営業)
・3級を取ったのでせっかくなら2級ぐらいまで取って、転職に少しでも有利になったらいいと思うから
(20代 女性 パート)
・転職をしたいため
(50代 男性 会社員)
3位:宅地建物取引士(国家資格)
続いて3位にランクインしたのは宅地建物取引士(通称:宅建士)でした。
宅建士は、不動産売買を専門とした国家資格で、不動産契約の取引条件に関する「重要事項の説明」は宅建士にしかできない独占業務とされています。
そのため、不動産の売買を行う会社(または事務所)は、従業員の5人に1人の割合で宅建士を置くことが義務付けられており、宅建士は不動産業界でかなりの需要がある資格になります。
宅建士試験の例年の合格率は15~18%と難易度が高く、専門的な勉強が必要なため、独学で受験する方より通信講座を利用して受験される方が多い傾向にあります。
⇒【宅建】コスパ良く合格するのにオススメな通信講座ランキング3選+α!!
宅地建物取引士を選んだ理由
宅地建物取引士(通称:宅建士)を選んだ理由では「不動産業界へ就職・転職したい」という回答が1番多かったです。
宅建士の資格があれば就職・転職に有利になることはもちろん、「重要事項の説明」の独占業務があるので、業界でのキャリアアップもより現実的になるでしょう。
また、既に不動産業界で働いている方でも、「仕事の幅を広げるため」に宅建士資格の勉強をされている方も多いようです。
不動産業界へ転職をしたいから
・転職の可能性を広げる為。これまで経験したことのない業界のことを知り、知見を深める為
(40代 女性 会社員)
・不動産業界で働きたいから
(30代 女性 主婦)
・土地に関する仕事を始めたいと思うから
(30代 男性 会社員)
現在の仕事の役に立つから
・建築系の会社に勤めているので知識としても役に立つと考えているからです
(30代 女性 会社員)
・不動産投資を現在やっていて必要な資格だと思うから
(40代 男性 自由業)
・副収入として不動産運用をかんがえているため
(30代 男性 会社員)
不動産売買に興味があったから
・不動産売買に関心がありキャリアアップにつながる
(30代 女性 パート)
・父の持っていた問題集を見て、自分の好きそうな内容だと思ったから
(20代 女性 大学生)
・主人が持っているから
(40代 女性 自営業)
4位:ITパスポート(国家資格)
ITパスポートとは、ITに関する基本的な知識を証明できる国家資格で、ITを勉強する学生や、ITを利用して仕事をする社会人を対象とした資格試験となっています。
試験の合格率は約60%と比較的取りやすく、毎年10万人以上が受験する資格です。
取得できれば、幅広いITの知識を身に付けられる他、ITに関わる業種への就職・転職の際にも有利になるでしょう。
⇒就職の際に役に立つITパスポートとは?メリットや口コミをご紹介
ITパスポートを選んだ理由
・保守的な業界ながら、ITの必要性を感じるので
(40代 女性 会社員)
・IT化が進んでいるので育児明けの就活時に少しでもプラスになる資格を取りたいと考えているため
(20代 女性 主婦)
・会社で取得すると給料が月額3000円UPする為です
(30代 男性 会社員)
5位:Microsoft Office Specialist
Microsoft Office Specialist(通称:MOS)は、マイクロソフト社のWordやExcelなどのパソコンスキルを証明する国際資格です。
世界的な企業であるマイクロソフト社の認定資格ですので、パソコンスキルを証明する資格の中でも人気があります。
取得すれば就職・転職の際に有利に働くことはもちろん、PCを扱う業務で役に立つ知識が身に付くでしょう。
Microsoft Office Specialistを選んだ理由
・どのような業種でもPC操作は必須の時代だと思うので、必ず役立ち、アピールポイントとしても有用だと思うので
(30代 女性 主婦)
・パソコンスキルの証明になるから。仕事など、実用性があり、スキルが活かせるから
(40代 女性 パート)
・ExcelやWordのスキルのレベルアップをしたいから
(20代 男性 無職)
6位:行政書士(国家資格)
行政書士試験は、毎年約40,000人が受験する合格率約10%の国家試験です。
難易度は高く、一般的に合格するために必要な勉強時間は約1,000時間といわれています。
行政書士は、官公署(各省庁、都道府県庁、市役所、警察署等)に提出する書類の作成や手続きの代理を主な仕事とする資格です。
行政書士と回答した方は30代~40代が多く、その専門性の高さから独立や開業を見据えて資格の勉強をされているようです。
⇒行政書士は通信講座で合格を目指す!おすすめの講座を10社ご紹介!
行政書士を選んだ理由
・法律に携わった仕事を考えているから。また独立できるため
(40代 女性 自営業)
・退職など仕事がなくなった時に潰しがきくと思うので
(50代 男性 自営業)
・独立開業できる資格だからです
(40代 男性 会社員)
7位:社会保険労務士(国家資格)
7位の社会保険労務士(通称:社労士)は毎年約35,000人が受験する国家資格で、試験の合格率は約6.5%とかなりの難関資格となっています。
社会保険労務士は社会保険や労働関連の法律の専門家であり、人事や労務管理をする仕事です。
働き方改革や外国人労働者の増加などにより、制度や法律が毎年変わる中、労働や社会保険の専門家である社会保険労務士の需要は今後も更に高まっていくでしょう。
社会保険労務士を選んだ理由
・自身が出産して産休育休をとって手続きがたくさんあり、知らない事が多かったため。
(30代 女性 会社員)
・様々な働き方、多国籍が増えている中で需要が見込まれると考えたため。
(30代 男性 会社員)
・組織で働く上で役に立つ内容が多く、勉強してみて損はないと感じた。また、難易度の高い資格であり、キャリアアップや開業にもつながる資格だと感じた。
(30代 男性 自営業)
8位:TOEIC
TOEICでは、日常生活やビジネスシーンで使う英語がテスト内容となっているため、高得点を目指し学習することで実践的な英語力が身に付きます。
TOEICと回答された方の半数は20代で、就職・転職を視野に入れて学習している方が多かったです。
また、ビジネス英語を覚えて現職に活かしたいという理由も会社員の方から多くありましたので一部ご紹介します。
TOEICを選んだ理由
・英語が使えたら便利だし世界が広がるので高得点を目指しています
(20代 女性 会社員)
・海外とメールをやり取りする業務があり、この機会に英語を学び直しておきたい為
(40代 男性 会社員)
・高得点を取得すれば、就活で活かすことが出来るから
(20代 男性 大学生)
9位:電気工事士(国家資格)
電気工事士はビルや工場、病院、住宅といったあらゆる建造物の電気設備の設計や施工を行う資格です。
わたしたちの暮らしの中で建物と電気はとても身近な存在であり、電気工事の仕事は今後も必要とされ続けるでしょう。
そのため、需要のある業界で手に職を付けたい方に人気のある資格となっています。
電気工事士の試験は合格率50%~60%と難易度は中くらいですが、筆記試験と技能試験の両方があるため、学力だけではなく技術も求められます。
⇒2022年最新!電気工事士試験の日程・試験日や過去の合格率
電気工事士を選んだ理由
・電気工事士の資格を優遇する会社が増えているから
(40代 女性 会社員)
・仕事でのスキルアップにもなり、収入も増えるから
(40代 男性 会社員)
・就活に非常に有利だから
(20代 男性 アルバイト)
10位:登録販売者
登録販売者とは、医薬品販売に関する資格でお薬の案内や説明をする仕事です。
近年、国からの推進で、軽い体調不良であれば薬局などに行って自分で手当てしようという「セルフメディケーション」という取り組みが始まっています。
この「セルフメディケーション」と合わせて、一般用医薬品のインターネット販売も可能になったので、登録販売者の活躍の場は増々広がっていくでしょう。
登録販売者を選んだ理由
・集中して学習をすれば3か月ほどで取得できると紹介されていたので、人の身体と医薬品に関する知識を学ぶ事によりドラッグストアで医薬品を購入する時にも約に立つと思ったから。また、今後転職を考える際にも有効な資格だと思ったから
(40代 女性 アルバイト)
・最近よく見かけるワードで、いろいろなところで募集されているし需要があると思ったから
(20代 女性 アルバイト)
・定年間近なので定年後に薬局など開設するため
(50代 男性 会社員)
5つの国家資格がランクイン
取りたい資格ランキングには難関資格とされる国家資格が5つランクインしました。
ランクインした5つの国家資格
・3位:宅地建物取引士
・4位:ITパスポート
・6位:行政書士
・7位:社会保険労務士
・9位:電気工事士
国家資格は、国の法律に基づいて各分野の能力や知識が証明される資格です。
中でも行政書士と社会保険労務士は、試験の合格率が5%~10%とかなり難関な国家試験となっています。
難易度が高い分、キャリアアップを目指す資格の中でも特に社会的に高く評価されています。
その他に選ばれたランキング外の資格紹介
取りたい資格のアンケート調査では、538人中279人もの方が上位10位以外の資格を回答しました。
以下に、惜しくもランキングに入れなかったその他の資格を一部紹介します。
- 医療事務
- 保育士
- 介護福祉士
- 危険物取扱者
- 日本語教育能力検定
- 応用情報技術者
- 図書館司書
- 司法書士
- 測量士補
- 社会福祉士
- 調理師免許
- 精神保健福祉士
- 食生活アドバイザー
- WEBライティング技能検定
- カラーコーディネーター検定
その他の資格も、仕事の幅が広がるような資格や、それぞれの業界で需要のある資格が選ばれました。
食生活アドバイザーなどの実生活に活かしやすい資格も回答にいくつかありました。
今の学習の進行状況は?
取りたい資格ランキングTOP10では、専門性の高い国家資格や、汎用性の高い検定など様々な資格をご紹介しました。
2022年に資格を取ろうと考えられてる方は、既に学習し始めているのでしょうか?
こちらでは、538人の方に今の学習の進行状況についてのアンケート調査を行いました。
学習の進行状況は?
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
学習中 | 245人 | 45.5% |
学習方法を検討中 | 198人 | 36.8% |
まだ行動していない | 95人 | 17.7% |
その結果、全体の約半数の方がもう既に学習を進めており、約2割の方が資格を取りたいと考えているがまだ行動に移していないと回答されました。
学習方法を検討中の方は全体の約4割で、独学で学習を進めるか、通信講座や予備校を利用するか検討されているようです。
いつまでに資格を取りたいですか?
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
半年以内 | 77人 | 14.3% |
1年以内 | 217人 | 40.3% |
1年~3年以内 | 207人 | 38.5% |
3年~5年以内 | 30人 | 5.6% |
5年以上 | 7人 | 1.3% |
続いてこちらでは、いつまでに資格を取ろうと考えているのかについてのアンケート調査を行いました。
その結果、全体の約半数の方が半年若しくは1年以内に資格の取得を考えられていました。
また、資格取得までに1年~3年と回答された方も全体の約4割と多く、司法書士などの難関資格になれば1年以上勉強して合格される方多いようです。
一方で、資格取得までに3年以上を見据えている方は少数でした。
早期取得は就職や転職に有利
資格を早めに取るとその分、就職や転職で有利になります。
アンケートの調査結果では、ほとんどの方が3年以内の取得を目指していました。
資格試験の難易度によっては取得までに時間のかかる資格もありますが、難関とされる国家資格でも1年で合格された方は大勢います。
効率良く難関資格を合格したい方には通信講座の受講がおすすめですので、詳しく知りたい方は以下の記事も確認してみてください。
⇒アガルートと資格スクエアはどっちがオススメ?講座内容を徹底比較!
資格取得のための学習方法は?
こちらでは資格取得のためにどのような方法で学習をしているのかについてアンケート調査を行いました。
①学習の進捗状況の質問で既に「学習中」と回答した245人へのアンケート調査
②「学習方法を検討中」「まだ行動していない」と回答した293人へアンケート調査
それぞれの内容についてまとめましたので紹介していきます。
①「学習中」と回答した245人のアンケート結果
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
独学 | 191人 | 78.0% |
通信オンライン講座 | 49人 | 20.0% |
予備校(通学制) | 5人 | 2.0% |
約8割の方は独学で試験勉強をしている結果となりました。
独学と回答された方の多くは、簿記検定やFP技能検定などの検定系の学習をされていました。
そして学習中の2割の方は通信オンライン講座を利用して学習されているようです。
通信オンライン講座で学習している方は、国家資格や合格率の低い難関資格の取得を目指されている方が多かったです。
取りたい資格の難易度によって独学で学習するか、通信オンライン講座などを利用して学習するか分かれてました。
②「学習中」以外を回答した293人のアンケート結果
回答 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
独学 | 172人 | 58.7% |
通信オンライン講座 | 99人 | 33.8% |
専門学校 | 12人 | 4.1% |
予備校(通学制) | 10人 | 3.4% |
これから勉強を始めようとしている293名の方の検討中の学習方法の調査結果は上記の通りです。
約6割の方は独学で勉強をするつもりのようですが、通信オンライン講座を検討されている方の割合は学習中の方と比べると多くなっていることが分かります。
効率良く自分のペースで学習できる理由から通信オンライン講座を利用して勉強する方も増えてきているようです。
独学で取れる資格
こちらでは、取りたい資格ランキングTOP10の中でも独学に向いている資格をまとめました。
試験の合格率の高い資格は、国家資格と比較すると取得しやすいため、市販のテキストや参考書などがあれば独学でも合格を目指すことは十分可能です。
資格名 | 合格率 |
---|---|
日商簿記検定2級 | 20%~50% |
FP技能検定2級 | 35%~65% |
ITパスポート | 40%~60% |
Microsoft Office Specialist | 60%~80% |
電気工事士 | 40%~70% |
登録販売者 | 40%~50% |
通信講座がおすすめの資格
こちらでは、取りたい資格ランキングTOP10の中でも通信講座での取得をおすすめする資格をまとめました。
国家試験などの合格率の低い試験は独学での対策が難しいため、通信講座を利用して学習するのが良いでしょう。
通信講座の場合、学習カリキュラムやスケジュールが組まれていることから、効率的に学ぶことができたり、講師の先生に疑問点等を質問できるといったメリットがあります。
オンライン受講をメインにしている講座であれば、いつでもどこでも自身のライフスタイルに合わせて効率的に学ぶことができます。
資格名 | 合格率 |
---|---|
宅地建物取引士 | 15%~18% |
行政書士 | 5%~15% |
社会保険労務士 | 6%~8% |
最近では国家資格に強い通信講座や、受講料金がリーズナブルでも合格率の高い通信講座が増えてきているので、詳しく知りたい方は以下の記事も確認してみてください。
⇒通信で取れる国家資格はある?自宅で取得出来るおすすめの資格と講座を紹介
2022年取りたい資格ランキングまとめ
取りたい資格ランキングの結果は以下の通りです。
第1位 あらゆるシーンで活用できる日商簿記検定
第2位 お金の知識が身に付くFP技能士検定
第3位 独占業務のある国家資格の宅地建物取引士
今回の取りたい資格に関するアンケート調査では、多くの方が自分のスキルアップや、就職・転職のために資格の取得を目指されていることが分かりました。
資格は早くに取れるほどキャリアアップや就職や転職に有利になるので、大勢の方は短期間での取得を目指しています。
独学で学習するか通信講座を利用するかは試験の難易度によって変わってきますので、自分に合ったテキストや参考書、通信講座を選び資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?