ネイリストとはお客様の爪の手入れやネイルデザインをする美容系の職業です。
美容系職業の中でも特に高い人気を誇るネイリストは、華やかなイメージがあり憧れを抱いている人も多いかと思います。
ネイリストになりたいけど自分に向いているか分からない…。
そんな人の為にこの記事ではネイリストに向いている人の特徴や性格、必要なスキルについて解説していきます!
ネイリストへの就職、転職を目指す人は、是非この記事を読んで参考にしてみてください!
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ネイリストとは
ネイリストとは爪の手入れやデザインを行い、爪をより美しく見せる仕事です。
ネイリストとしての業務は、主にネイルケア、ネイルカラー、ネイルアートの三つに分かれます。
ネイルケアは、爪の長さを整えたり、表面を磨いて健康的な状態を保つ作業であり、ネイリストの代表的な仕事となっています。
また、ネイルカラーは爪に色を塗ったり、ジェルを施したりする作業を指し、ネイルアートはシールやアクリルカラーを用いて装飾することです。
お客様の希望するデザインやスタイルを理解し、提案するためには、お客様とのコミュニケーションが不可欠です。
ネイリストとして働く場合、必須の資格などはありませんがネイルスペシャリストやジェルネイル技能検定などを取得しておくとお客さんからの信頼や就職などで有利になります。
ネイリストに向いている人の特徴10選
ネイリストは未経験からでも挑戦できますが、向き・不向きがある仕事でもあります。
ネイリストを目指すにあたって、まずは自分に適正があるか確認してみましょう。
ネイリストに向いている人の特徴は下記の通りです。
手先が器用
人の爪の手入れはとても細かい作業です。
数センチしかない爪にデザインを施したり、絵を描くこともあるため、繊細な作業を器用にこなせる人はネイリストに向いていると言えます。
子供の頃に家庭科の裁縫や工作等、細かい作業が得意だった人は適正があるかもしれません。
「自分は不器用だ」という方は人よりも多く練習を行ったり、ハンドメイドのアクセサリー作りに挑戦してみるなど、細かい作業に慣れるように努力することで克服できるでしょう。
コミュニケーションが得意
ネイリストはお客様の好みを伺ってデザインを提案したり、施術中に会話をしたり、コミュニケーションを取る場面が多い仕事です。
中には希望のイメージがあってもうまく伝えられないお客様もいるかと思います。
そんなときでも相手の意向を読み取り、希望を聞き出すにはコミュニケーション能力が必要となるでしょう。
相手の思いを引き出すには、自分がひたすらペラペラ喋るのではなく相手の話にしっかり耳を傾けることが重要です。
これは施術中の会話などの雑談でも大切なことです。
相手の立場に立った思いやりのあるコミュニケーションを心がけていきましょう。
今はまだコミュニケーション能力に自信がないという方も、日頃から友達や家族と会話する際に相手の話をしっかり聞くなど、練習を重ねて上達していくと良いです。
絵を描く事が得意
ネイリストは爪を美しく魅せるデザインをお客様に提案します。
絵を描くことが得意等、デザインセンスがある人はネイリストの仕事に活かすことができるでしょう。
学生時代は美術の成績が良かった、お絵描きが趣味、といった人はネイリストに向いていると言えます。
集中力がある
ネイルの施術時間は1時間以上もあり、小さい爪先を見ながら、慎重に作業をしていくことになります。
そんな作業を1人のお客様だけでなく、一日に複数人も担当するため、相当な集中力が必要な仕事と言って良いでしょう。
一度何かを始めたら没頭して時間が経つのを忘れてしまう…。
という方はネイリストに向いていると言えます。
あまり集中力がないと言う方は、毎日読書をするなど、習慣を変えて改善を目指してみてはいかがでしょうか。
体力がある
華やかなイメージからは想像し難いかもしれませんが、ネイリストは実はとても体力を使う仕事です。
一人につき1時間以上かかる施術を日に何人も対応すれば、相当な体力を使います。
施術中は集中して気が張っている為、終わった後は緊張の糸が切れてドッと疲れが押し寄せてくることもあります。
学生時代は運動部に所属していた等、体力に自信がある方はネイリストに向いていると言えます。
あまり体力に自信がないという人は、ネイリストになる為の勉強をしながら体力作りにも励んだ方が良いかもしれません。
ネイルが好き
どの仕事にも言えることですが、「好き」は最大のモチベーションです。
ネイルにあまり興味がなく、ただ何となくネイリストになりたいだけなら続けていくことは難しいでしょう。
ネイルが好きな方なら、ネイリストとして働く中でしんどい事があっても乗り越えていけると思います。
ネイルサロンという環境が好きという方もモチベーション高く楽しく働けるでしょう。
仕事は継続してキャリアを積んでいくことが大切です。
まずは自分が本当にネイリストになりたいのか、しっかりと自問してみると良いでしょう。
向上心があって努力家
向上心を持ちつねにスキルを上げるために積極的に取り組む姿勢を持つ人は、ネイリストに向いていると言えるでしょう。
なぜならネイル業界はトレンドの変化が非常に速く、新しい技術やデザインが次々と登場するため、日々の学びが不可欠だからです。
ネイリストとして活躍するためには、新しい挑戦に意欲的に取り組み、継続的にスキルを磨くことが求められます。
またネイルに関する情報を収集するだけでなく、学習会に参加したり、新しい製品を試したりする姿勢も求められます。
ネイルイベントも開催されているため、自ら積極的にさまざまな会場に足を運べる行動力のある方だと大成しやすいでしょう。
トレンドや流行に敏感
トレンドや流行に敏感で、おしゃれを楽しむ人はネイリスト向きです。
なぜならネイルデザインのトレンドは常に変化しているため、いち早くキャッチできる人は施術の際も提案しやすくなりお客さんからの評判も良くなる可能性が高いからです。
反対にトレンドに関する知識が不足していると、顧客の要望に応えられず、指名を受ける機会を逃すリスクがあります。
またそもそもネイルに対する愛情がある人や好きな人は、努力が苦に感じないので技術の向上も早いでしょう。
トレンドを追うだけでなく、顧客に提供できる技術を磨くためには、努力が求められます。
仕事として仕方なくトレンド情報を集めるのではなく、前向きな姿勢で新しいデザインに挑戦できる人こそネイリストとして長く活躍できるでしょう。
自己管理ができる
ネイリストとしての職業を長く続けるためには、自己管理が不可欠です。
お客さんに満足してもらう施術やサービスを行うにはまず、適切な睡眠や休息を確保し、自身のコンディションを良好に保つことが重要になってくるからです。
一見、華やかなイメージを持つネイリストの仕事ですが、施術時間は1人あたり約2時間と長く、体力や集中力が求められます。
さらに固定客が増えて予約が続くようになると、休憩を取りづらくなり、同じ姿勢を維持することで目や腰等身体に負担がかかることも少なくありません。
そこで予約の管理を行い、無理のないスケジュールを組むためにも自己管理能力が必要になってくるのです。
協調性がある
ネイリストの職業は一見、ひとりで作業を行うといったイメージを持たれがちです。
しかし、独立して一人で働いている場合を除けば、基本的にはチームで協力しながら業務を進めていくことが求められます。
実際、同僚とのコミュニケーションが円滑な職場では、トラブルが発生した際にも迅速に対応でき、互いに技術や知識を高め合うことが出来るといった面もあります。
したがってチームでの協力に抵抗がなく協調性がある方はネイリストとしての業務をスムーズに行うことができるでしょう。
また、同期だけでなく、先輩や後輩とも良好な関係を築ける人材だと、転職や移籍した場合でもどのようなサロンでも重宝されます。
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ネイリストに向いていない人の特徴と克服方法
ネイリストに向いている人の特徴について紹介してきましたが、ここからは反対にネイリストに向いていない人の特徴や対処法について紹介します。
手先が不器用
先にも述べたように、手先の不器用さが目立つとネイリストとしての活動に影響を及ぼす可能性が高いです。
仕上がりが雑になると、顧客のリピート率が低下し、サロン内での評価が下がるリスクもあります。
またネイリストの職場は基本的に器用な人が多く集まるため、他者と比較して自信を失うこともあるかもしれません。
もしネイリストとしてのキャリアを目指すのであれば、繰り返しの練習と努力によってこの課題を克服することができます。
日々の練習を通じて少しずつ細かい作業に慣れていくことで、自信を高めることにもつながるでしょう。
人と話すのが苦手
コミュニケーションが不得意な方だと、お客さんのニーズを把握できにくくなったり、店のイメージが良くないといった感想を持たれるリスクがあります。
ただし、人と話すのが苦手な方と言っても、必ずしも自分から面白い話題を提供する必要はないのです。
コミュニケーションの面では、相手の話を聞くことに重点を置くことで、十分に対応できるケースがあります。
お客さんにとっては自分の話を聞いてもらえるだけで、満足感を得ることも。
自分の発言よりも相手の話に耳を傾けることを重視し、施術中は相手の話に70%、自分の話に30%程度の割合でコミュニケーションを心掛けてみてください。
ストレスをためやすい人
ストレスをためやすい性格の方は、ネイリストとして長く働くのが難しいでしょう。
ネイリストの仕事は、心身ともにストレスを与えやすい特性があります。
たとえば業務上長時間同じ姿勢で作業を行うことが多く、他の業種の方と比べると腰や肩に負担がかかりやすい面があります。
また、ときにはお客さんが仕上がりに満足できずにクレームを受けることや、接客中にストレスを感じる場面も少なくありません。
ネイリストとして継続して働くためにはまず自分の体力を向上させ、心身の健康を維持することを優先してみて下さい。
自分に適したストレス解消法を見つけ、定期的にストレスを発散することも効果的です。
トレンドに興味がない
先にも述べたように、ネイリストはファッションやトレンドに関する深い知識が必要となります。
したがって、ファッションやトレンドに興味がない方だとネイルデザインのバリエーションやお客さんのニーズにこたえられない可能性があります。
ネイリストとしてこれからも活躍していきたいのであれば、まずは自分のできる範囲から学び始めることが必要です。
例えば、雑誌を閲覧し、周囲の人々がどのようなファッションに関心を持っているかを調査することでお客さんのニーズやデザインに活かせられやすくなります。
また、普段は見ないジャンルのファッション雑誌を積極的に購入したり、人気のネイリストの動画を視聴することで、常にアンテナを張っておくことも有効です。
ネイリストに必要なスキル・能力
ネイリストに適正がある方の特徴について解説してきましたが、ここからは具体的に必要なスキルについて解説していきます。
ネイリストになる為には下記のスキルを磨いていく必要があるでしょう。
技術力
ネイリストは資格が必須の職業ではない為、実務未経験者にもチャンスがあります。
しかし資格が必須ではないとはいえ技術力がないネイリストはお客様から指名してもらえないので、一人前のネイリストになるには技術力を高めることが必須です。
技術力を高めるためには書籍やネットで勉強する、時間やお金に余裕がある方は専門学校に通うなどの方法がありますが、実際にネイリストになった後は、先輩から技術を学んでいくこともできます。
ネイリストには「ネイリスト技能検定」、「ネイルスペシャリスト技能検定」等の資格もあり、取得することで技術力を証明することもできます。
これからネイリストを目指す方も、勉強して資格を取っておくことでネイルサロンへ就職しやすくなると言うメリットもあります。
技術力を高めていくことで、将来独立して自分のサロンを持つといった選択肢も見えてきます。
ネイリストになる前も、晴れてネイリストになった後も継続して技術力を上げていく努力を積み重ねていきましょう。
コミュニケーション能力
ネイリストは適正や性格でもご紹介したようにお客様とのコミュニケーションが重要な職業です。
対人能力とはコミュニケーション能力だけではなく、表情・所作など相手と良好な関係を築く為の能力全般を指します。
どんなお客様に対しても、相手の気持ちに寄り添った対応をするには対人能力が大切なスキルとなるでしょう。
所作などのマナーやコミュニケーションについては悩む人が多いため、書籍やYoutubeなど学ぶ方法がたくさんあります。
対人能力を高めてお客様と信頼関係を築き、お客様から選んで頂けるようなネイリストを目指していきましょう。
デザイン力
ネイリストは爪を美しく魅せる芸術家であり、デザイン力が必要な仕事なのでお客様の希望のイメージをいかに表現できるかが腕の見せ所となります。
デザイン力は一朝一夕で身に付くスキルではありません。
日頃からアートを見る等、色々な物のデザインを触れて自身のセンスを磨いていきましょう。
また流行のネイルアートを研究し、どのようなデザインがお客様に好まれるか感性を磨いていくことも有効です。
ネイリストになるには?必要な資格や費用、資格取得のメリットについて紹介
ネイリストになる方法
ネイリストは必須の資格がなく、基本的に誰でも始められる職業です。
しかし、経験や技術不足だとネイリストとして一定の収入を得るのは難しいでしょう。
そこでここでは、一般的にネイリストになる方法についていくつかご紹介します。
ネイルスクールに通う
ネイリストになるためにネイル技術を効率的に習得したい場合、ネイルスクールに通うといった方法が挙げられます。
ネイルスクールでは専門の講師から直接指導を受けることができ、正確なスキルと知識を習得することができます。
また、ネイリストとしての資格を取得できるほか、就職支援が充実しているため、就職活動を有利に進めることができるメリットもあります。
なかには、メイクやエステなど、美容全般に関する幅広い知識を学べるところもあるので今後の活動でも重宝するでしょう。
しかしネイルスクールは100万円前後かかるなど費用が高くなりがちで、場所や時間に融通が利かないといったデメリットがあります。
ほかにも、最低でも2年以上の通学が必要なスクールも存在するため、注意が必要です。
ネイリストの通信講座を受講する
ネイリストになるための方法として、通信講座を受講するのもひとつです。
通信講座は、ライフスタイルに応じて学習を進めることができるため、仕事や家庭との両立がしやすいでしょう。
また、専門学校やネイルスクールに通うよりも、比較的低コストで学べる点も魅力です。
ネイリストとしての代表的な資格である「ネイリスト技能検定」と「JNAジェルネイル技能検定」の資格取得向けの講座もあるので自分のニーズに合わせて選ぶといいでしょう。
資格を取得することで自身の技術に対する自信が高まり、採用面接においても強力なアピール材料となります。
ただし、通信講座では講師からの直接的な指導が受けられないため、疑問点を解消するのが難しい場合があります。
ほかにも、学習時間の自己管理が求められ、モチベーションを維持することが難しいところもあるのでサポートが充実しているところを選ぶといいでしょう。
独学で学習する
ネイリストを目指す際、テキストや動画を利用して独学で進める人もいます。
独学は、通学や通信講座と比べて費用を抑えられ、自分のペースで学習を進めることができるメリットがあります。
しかし、独学にはサポートが得られないというデメリットがあり、誤った知識や技術を修正してもらう機会がないリスクがあります。
また、教材や道具の選定を自分で行う必要があることや実践的な経験を積むことが難しい点も懸念されます。
したがって実践的な技術を習得したいのであれば、独学での学習はあまりおすすめできません。
ネイルサロンで働いて経験を積む
未経験者を歓迎するネイルサロンに就職し、ネイリストとしてのキャリアを築くのもネイリストになる手段のひとつです。
未経験者を受け入れるサロンでは、入社後にネイルに関する基本的な知識や技術を習得できる研修プログラムが用意されている可能性が高いです。
また、資格取得に向けた支援を行っている場合もあるので、接客スキルや実践的な技術を得るのにはうってつけでしょう。
ただしはじめのうちは受付や清掃などの業務が主になることが多く、そもそも未経験者OKのサロンが少ないことには気を付けなければいけません。
業務外の時間を利用してスキル向上をする覚悟と意欲のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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ネイリストの平均年収
厚生労働省が発表した「職業情報提供サイトjobtag」のデータによれば、ネイリストの平均年収は約320万円程度といわれています。
一般的に東京都や大阪府の都市部、首都圏ではサロンの需要が高く、ネイリストの給与も比較的高い傾向にあります。
一方、地方ではサロンの数や需要が都市部に比べて少なく平均年収は低下する傾向があり、ネイリストの平均年収は300万円前後であるとされています。
さらに、ネイリストは経験を積んで自宅サロンやフリーランスとして活動することで自分で料金を設定できるため、顧客数や技術力に応じて年収を大幅にアップさせることが出来ます。
独立したネイリストの年収は400〜500万円が目安とされており、ネイルサロンを開業することでさらに収入が増加する見込みとなっています。
ネイリストの平均年収は?年収アップの方法やおすすめの資格も紹介
ネイリストに向いている人まとめ
今回はネイリストに向いている人の特徴について紹介してきました。
ネイリストにはなりたいけど、あまり自分には当てはまらなかったと言う方もいるかもしれません。
しかし努力次第で、自分の考え方や能力は変えていくことができるので、「当てはまらない=ネイリストになれない」という事ではありません。
コミュニケーションに苦手意識がある方でも場数を踏めば、少しずつ上達します。
今はデザイン力がない人でも、コツコツと勉強を積み重ねることでデザインセンスを身に付けることができます。
どんなに凄いネイリストでも、初めから一流だったわけではなく努力を積み重ねることで成長してきているはずですので、今回の記事を参考に自分に不足しているところを克服してみてくださいね。