社労士は難関国家資格であり、その業務は年金や保険といった人々に欠かせないものに関わる内容です。
しかし、社会保険労務士は食えない、役に立たないと言われており、これから社労士を目指そうと考えている方は不安に感じているでしょう。
実際社労士は本当に悲惨な状況なのでしょうか?
また、将来性はあるのでしょうか?
この記事では、これから社労士を目指す方に向けて、社労士はやめておけと言われる理由を解説していきます。
是非最後までご覧ください。
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社会保険労務士(社労士)の仕事内容
社労士の仕事内容を簡単に説明すると、以下の4つに分けることが出来ます。
- 保険の手続きや書類作成の代行
- 会社が人を雇用した場合、様々な保険の手続きや書類作成を行政に対し行う必要があり、社労士はそれを代行することが出来ます。
- 事務代理
- 社労士は他にも給料の計算や、人事部からの相談及び指導、行政から支給される助成金などについても関わることが出来ます。
- 労働環境における争いの解決
- 働いていると会社内で多くの人間関係によるトラブルや、会社と労働者の間でのトラブルが発生しますが、社労士はその間に立って問題の解決に従事することが出来ます。
- 帳簿書類の作成
- 帳簿書類は、「労働者名簿」「賃金台帳」「出勤簿」を管理するように労働基準法によって定められています。
社労士はこれらを代行することが可能です。
社会保険労務士(社労士)はやめとけ・悲惨と言われる理由は?
ここでは社労士はやめとけと言われる理由を解説していきます。
社労士には独占業務も設けられており、資格を取得すれば十分活躍できそうですが、なぜやめておけと言われているのでしょうか?
人によってはこれらの理由が当てはまらない可能性もありますので、自分にとってマイナス要因になるかどうか考えてみて下さい。
仕事があまり楽しくない
社労士の仕事は上記でご紹介したように多くの種類がありますが、ほとんどの仕事が書類の作成代行だったり、帳簿の計算になっています。
すると、仕事に対してやりがいを感じることが出来ず、つまらないと感じてしまう人が多いようです。
また、1日中事務作業をするということに抵抗がある方には、悲惨な状態となってしまうでしょう。
仕事にやりがいが無ければ、モチベーションも上がりませんし、せっかく難関国家資格に合格した意味も薄くなってしまうようです。
社会保険労務士事務所の求人が少ない
せっかく難関国家資格を得ても社労士事務所の求人が非常に少ないため、就職が出来ないという場合があるようです。
これは、社労士事務所に人を育てる環境が整っておらず、採用の時に実務経験を重要視する傾向が強いためです。
その際は地道に就職活動を続けるしかありませんが、居住地や待遇を選ぶことは難しいでしょう。
社労士事務所には雰囲気が悪い事務所もある
社労士事務所は個人が独立開業し、人を雇うケースが多いため、所長のワンマンになりがちです。
そのため、社労士事務所はブラックな事務所が多いと言われています。
しかし、社労士事務所の求人は非常に少ないため、辞めるにやめられず大きなストレスを抱えてしまうというケースが多発しているようです。
社会保険労務士は給料が低い
社労士は独立開業する方もいらっしゃるため、一概には言えませんが、厚生労働省の発表によると平均年収は484.9万円のようです。
最低800時間の勉強をして合格率10%未満の試験に合格しているのに、一般的なサラリーマンと大きくは変わりません。
給料面で見ても社労士は資格取得の努力に、その後のキャリアが見合っていないとされており、やめておけと言われてしまうのです。
社会保険労務士(社労士)は本当に生活できず悲惨なの?
社労士がやめとけと言われる理由は上記で解説しましたが、本当にまともな生活もできないような仕事の資格なのでしょうか?
ここでは生活できないという話に焦点を当てて解説していきます。
社労士の働き方はいくつかに分かれるため、それによっても結論は変わってくるようです。
実務経験を積めれば生活できないことは無い
社労士がまともな生活をすることができないと言われる最大の理由が、社労士事務所の求人が少ないことです。
前述した通り社労士は実務経験が重要視される傾向にあるため、一般企業に社労士として就職する場合でも最初は社労士事務所で経験を積むことが理想となっています。
しかし、社労士事務所ですら実務経験を重要視するので、未経験者の方は社労士として就職することが難しく、ただ一般企業に入るだけであれば社労士である意味は無いことになってしまうのです。
そこで、士業に特化した転職エージェントを活用したり、社労士協会が募集をかけている仕事に応募してみましょう。
これらの仕事では、給料が安かったり待遇が良くないこともありますが、実務経験を積むという点においては実務未経験者の大きな味方になります。
その後一般企業に就職することで、社労士として働きながら生活できないという事態を回避することが出来ます。
独立開業の場合は生活できない可能性がある
社労士で一般的なサラリーマンよりも稼ごうと考えると、独立開業を視野に入れる方が多くいらっしゃいます。
しかし、社労士は人気資格であり既に都市部では飽和状態であると言われており、独立開業しても仕事が全く回ってこないという可能性もあります。
社労士として独立開業する場合は、実務経験を積むだけではなく、営業の勉強や人脈作りなども予め行っておく必要があります。
社会保険労務士(社労士)は役に立たない?
ここでは社労士が役に立たないかどうかを解説していきます。
社労士は悲惨なイメージが強くなっていますが、社労士を上手く仕事に生かすことは出来ないのでしょうか?
勤務社労士としてキャリアアップを目指す
社労士のキャリアの最終形態は独立開業だと思われがちですが、勤務社労士としてキャリアアップを目指すことが出来ます。
これは、社労士として一般企業に勤務し経験をさらに積んだ後、より規模の大きな会社に転職していくという方法です。
実務経験が重要視される社労士ならではのキャリアアップ方法で、最初に実務経験をある程度積むことが出来れば、将来的に収入面でも満足のいく待遇を受けられるかもしれません。
副業ライター、講師として活躍する
社労士として書類作成の代行などを副業で行うことは可能ですが、難易度は高くなっています。
理由としては、個人の社労士として仕事を引き受けるのは、副業ではなく独立開業と同じ立ち位置になるからです。
そこで社労士ライター、社労士講師として土日に副業を行うことで、収入アップを目指すことが出来ます。
本業で社労士として実務経験を積んでいれば、ライターとして書く記事の内容も濃くなりますし、講師として体験談を語ることも出来ます。
本業に支障が出ない程度に収入の足しにしていきましょう。
また、そのまま社労士として働きながら、アガルートやフォーサイトといった社労士資格スクールの講師を兼任するという道もあります。
講師としてキャリアを積むことで、社労士のコンサル業務に役立てることができるかもしれません。
社会保険労務士(社労士)の将来性は?
最後に社労士の将来性について解説していきます。
現状社労士として成功するのは難しいとされていますが、将来性はあるのでしょうか?
AIに仕事を奪われる?
仕事の将来性の話に付き物なのがAIです。
社労士は書類作成業務を主な仕事にしているため、「自動化の波に飲み込まれるのではないか」という意見もありますが、代替されるということはなさそうです。
これは、社労士が労働者間の問題や会社と労働者の問題を解決する役割を担っているためで、社労士は自動化を上手く利用してより業務効率を上げられると考えられています。
しかし、逆に簡単な書類作成の代行しか出来ない社労士は、今後仕事が無くなる恐れがあるということです。
士業全般に言えることですが、コミュニケーションやコンサルティングといった、人が必要な場面で生きるスキルを磨くことが重要になってくるようです。
実務未経験社労士の将来性
実務未経験の社労士はこの先仕事を確保することがより難しくなるかもしれません。
先ほど解説した通り、AIの発達や自動化が進むことによって、簡単な仕事がどんどん無くなっていきます。
それによって本来未経験者が得られるはずだった仕事が無くなり、実務経験が思うように積めず、一人前として認められるようになるまで非常に時間がかかるという可能性があります。
バイトでもアシスタントでも、受けられる仕事があれば待遇を選ばず積極的に受けていく姿勢が未経験者には必要かもしれません。
独立開業社労士の将来性
独立開業社労士の将来性は高く、現在とそこまでポジションは変わらないでしょう。
なぜなら、独立開業社労士は中小企業と取引をすることが多く、法務部を設立する余裕が無い中小企業であれば、その取引が無くなるとは考えにくいからです。
独占業務である書類作成の代行業務は減少する可能性がありますが、雇用形態は時代とともに変化しますし、コンサルティング方面の需要は増えていきそうです。
さらに、他の資格を取得しダブルライセンス社労士になることで専門性を高めることができます。
すると、受けられる案件数は減るかもしれませんが、一定の需要を保ち続けることができるでしょう。
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社会保険労務士(社労士)は実力を付ければ将来性も高い職業
今回この記事では、社会保険労務士についてやめとけ、食えない、役に立たない、悲惨だと言われる理由を解説してきました。
社労士がやめとけと言われる理由は、仕事が事務作業ばかりでやりがいを感じられないことや、実務経験を積むのが難しく就職の難易度が高いことなどが挙げられていました。
それ故に、社労士は食えないという話が出ていますが、実務経験さえ積むことが出来れば仕事は十分にあるようです。
また、勤務社労士としてキャリアアップを目指したり、副業として活用することが出来るため、役に立たないということは少なくなっています。
社労士は実力をつければ将来性もありますので、とにかく最初は実務経験を積むことを意識して立ち回ってみて下さい。