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ペットショップ店員の給料は?社員とアルバイトの違いもご紹介

更新日:2023-12-18

ペットショップ店員の給料は?社員とアルバイトの違いもご紹介

ペットショップ店員の仕事は販売や動物の飼育がメインとなりますが、その他にもいくつかの業務があるためハードになりがちと言われています。

しかし、業務内容に見合った十分な給料を得ることが難しいということが現状となっています。

そこで、ペットショップ店員の給料事情について、社員とバイトでの給料の差や平均年収について詳しく紹介します。


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ペットショップ店員とは

ペットショップ店員

ペットショップ店員とは、ペットショップにおいて接客業務や動物の販売、飼育を行う職業です。

ペットショップの種類によっては、犬や猫などの一般的なペット以外にもうさぎやモルモットなどの哺乳類、蛇やトカゲなどの爬虫類、インコやオウムなどの鳥類、金魚や熱帯魚などの魚類と実に多種多様なペットを扱っている店舗もあるため、それぞれの動物に関する専門知識が求められます。

ペットショップ店員になるための特別な資格等は無いため基本誰でもなることができ、雇用形態は正社員の枠もありますが、アルバイトなど非正規社員がほとんどです。

ペットショップ店員の仕事内容

普段客の立場から見ているとそれほどハードな内容には思いませんが、実際のところペットショップ店員の仕事は非常に過酷なものです。

接客やペットやペットフード等の販売業務などの店舗運営に加えて、店舗で取り扱っている動物の飼育や管理、その他身の回りのケアをする必要があるため、他業種の販売員と比べても非常に多忙を極めます。

販売している動物が弱ってしまったり死んでしまった際には当然商品にならず損害が出てしまうため、常に気を配ってケアをする必要があり、また取り扱う動物や生物の数や種類によって、世話の仕方や必要な知識もことなります。

また、これらの業務以外にも特に個人経営もしくはチェーン店ではない店舗では動物も含め、ペットフードやその他商品の受注も行う必要があります。

ペットショップ店員になるには

ペットショップ店員になるには

ペットショップ店員になるために必要な資格はありませんが、取得しておくと就職に有利になります。

また、ペット関連の資格を所持していると資格手当が付いたり時給が上がる可能性もあるので、ペットショップ店員を目指している方は是非取得を目指すと良いでしょう。

おすすめの資格を2つ紹介していきます。

ペットシッタープロフェッショナル

ペットシッタープロフェッショナルは、名前の通りペットシッターに関する知識を習得できる資格です。

ペットシッターの仕事はペットのお世話をする事だけでなく「トリミング」や「しつけ」も必要に応じて行わなければなりません。

ペットショップ店員の仕事も動物のお世話がメインですが、ケアをする必要もあるので活かせる資格と言えるでしょう。

また、ペットを購入したお客様へ知識を活かしたアドバイスなどもできるので信頼できるペットショップ店員になるために取得すると良い資格です。

ペットトリミングプロフェッショナル

ペットトリミングプロフェッショナルは、ペットのトリミングに関する資格です。

トリマーはペットの毛をカットするだけでなく、爪切りや耳掃除、歯磨き、マッサージなども行う必要があります。

ペットショップの動物たちも購入されるまでは店でお世話をする必要があるので知識が一通りあると就職などの際も有利になります。

他にも、体調管理や健康管理についても学ぶことができ、その知識は重宝されるでしょう。

ペットショップ店員の給料は

ペットショップ店員は店舗運営から動物の健康管理や世話まで非常に多くの重要な業務がありますが、業務内容に見合った収入を得ることは難しいと言われています。

将来ペットショップ店員として働くことを検討されている方もいると思うで、ペットショップの給料事情や仕事の現状や将来性についてくわしく紹介します。

ペットショップ店員の給料

ペットショップ店員の給料は一般的に決して十分な額ではありません。

ペットショップに正社員として就職した場合、初任の給料は10〜15万円程度となっており、平均年収にしておよそ200万〜400万円が相場となっております。

国内にあるペットショップは小規模な店舗や個人経営の店舗がほとんどであるため、残業代やボーナス、各種手当てといった福利厚生が十分ではないのが実情となっております。

ほとんどのペットショップでは正社員よりもアルバイトやパートといった非正規社員の数の方が圧倒的に多いです。

アルバイトの場合、地域にもよりますが時給850〜900円程度から始まり徐々に昇給していきますが、昇給したとしても高額な時給アップは見込めません。

収入アップを目指すためにはマルチな働き方をする必要がある

従来のペットショップは犬や猫、その他ペット、またペットフードやリードと言った商品の販売業務を行う店舗がほとんどでしたが、近年では動物病院やトリミングサロン、ペットホテルと言ったペット関連施設が併設されたペットショップが増えてきていました。

そのため、ペットショップ店員として十分な収入を得るためには獣医やトリマーといった専門スキルや資格を身に着け、マルチな働き方をすることが必要となります。

そのような専門スキルや資格を持っていれば採用面接の際にも十分アピールすることができ、実際に働き始めてからも給料に加え各種手当てが支給されるため安定した働き方をすることができます。

ペットショップ店員の適正や仕事の将来性とは?

ペットショップ店員

ペットショップ店員の給料事情について分かって頂けたと思いますが、実際に働く上でどのような人が向いているのでしょうか。

ペットショップ店員としての適性や将来性について一緒に考えていきましょう。

「動物が好き」という理由だけでは務まらない

ペットショップ店員も含め、動物を扱う職業への就職を考えている方は「動物が好き」という動機のみで就職を目指している方が多いです。

もちろんそれも重要な動機の一つですが、実際の業務はあらゆる種類の動物の健康管理や食事管理、排泄物の掃除といった非常に重労働になります。

そのため、ペットショップ店員として向いている人の特徴としては、動物が好きなのはもちろんのことある程度の忍耐力や体力があり、命を大切に扱うことのできる責任感のある方です。

また、動物の世話や健康管理は365日24時間、勤務時間に関わらずおこなう必要があるため、正社員として働く場合はプライベートな時間が短くなってしまうことを覚悟する必要があります。

より多くのスキルや知識を持った人が活躍できる業種

年々ペット販売業界規模の拡大により、ペットショップ店員の需要そのものは決して少ないものではなく、ペットショップ店員として就職することも他の業種に比べてそれほど難しくはありません。

しかし、先程も述べたとおり近年ではトリミングサロンや動物病院、ペットホテルなどの施設が併設されたペットショップが増えているため、安定した収入を得ながらペットショップ店員として活躍するためには多くのスキルや知識が必要不可欠となります

ペットショップ関連の民間資格としては、日本愛玩動物協会主催の「愛玩動物飼養管理士」、一般社団法人日本ペット技能検定協会主催の「ペット販売士」「トリマー」「家庭犬トレーナー」「動物看護士」などの資格が挙げられます。

自分の就職先にあった資格を取得し、スキルアップやキャリアアップにつなげましょう。

ペットショップ店員の給料まとめ

今回はペットショップ店員の給料事情について詳しく紹介しました。

ペットショップ店員は接客業務からペットの販売、世話や健康管理など多くの業務があるため、体力と忍耐力を必要とする職業です。

しかし、業務内容に見合った十分な収入を得ることが難しいことから、安定した収入を得るためにはトリマーや獣医といった関連スキルや知識をみにつけ、マルチな働き方をする必要があります。

将来ペットショップ店員を目指している方は以上で紹介したことをぜひ参考にしてください。