貴金属装身具技能士は幅広い年齢層の男女が目指せる、需要の絶えない仕事資格です。
貴金属装身具技能士資格取得者は他にもジュエリーデザイナーと呼ばれております。
貴金属装身具技能士の資格は「国家資格」です。
資格広場は、貴金属装身具技能士になるには?貴金属装身具技能士なるためには?貴金属装身具技能士になりたいを応援しております。
貴金属装身具技能士に必要な知識・受験資格
金属や石の種類や特性などジュエリーを作るためには扱う素材について詳しく知っている必要があります。
また、加工方法や、加工するために必要な機械や工具の使用方法および安全管理などの知識が必要となります。
さらに、デザイン方法や製図の仕方も必要な知識となります。
実技試験のための技能も必要となるので、実際に職人としてある程度の実務経験が重要となります。
貴金属装身具技能士の資格は「都道府県職業能力開発協会」が運営管理を行っております。
都道府県職業能力開発協会とは:
都道府県職業能力開発協会とは、各都道府県の職業能力開発を促進するために事業を行う法人です。
職業能力の評価とキャリア形成の支援等をおこなう中央職業能力開発協会と連携しています。
貴金属装身具技能士の仕事内容
貴金属装身具製作技能士とは、金やプラチナ、銀などの貴金属、またダイヤモンドや真珠などの宝石を使って、指輪やネックレスなどのジュエリーを専門で作る技術職の事で、国家資格となります。
試験はジュエリー製作の方法や技術、材料の知識が必要とされています。筆記試験、実技試験があり、実技試験では実際に材料を持参して、指輪などの製作を行います。1
級から3級の級があり、それぞれ検定職種に関する実務経験などの条件があります。
貴金属装身具技能士資格の勉強法
まず試験を受ける前提条件として、実務経験があることが受験資格となります。
必要な実務経験の期間は、実務経験のみで受ける場合と、専門学校を卒業した場合、短大、高専卒業した場合、大学を卒業した場合によって年数が変わってきます。
しかしながら3級は実務経験が6か月未満でも受験が可能となり、学歴も不問となります。
技能検定3級の試験問題集が中央職業能力開発協会図書センターのホームページから購入することができます。
3級を受験する際には、こちらの貴金属装身具製作の職種のページを勉強するとよいでしょう。
独学と実務経験のみで1級や2級を目指すことは難しく、貴金属の加工や素材に関する知識を学べる学校に進学することが望ましいでしょう。
学校でアクセサリー職人に必要な知識を学んだあと、しっかり実務経験を積んで試験にのぞむほうがよいでしょう。
貴金属装身具技能士の試験料・試験内容・難易度・合格発表について
貴金属装身具技能士の資格試験料
試験は実技試験と学科試験があります。
試験料は各都道府県において定められていますが、標準金額は、実技試験が17,900円、学科試験が3,100円です。
貴金属装身具技能士試験・検定の年間試験回数
前期試験と後期試験の年2回行われます。
前期の実技試験が6月中旬~9月中旬、学科試験が7月末~9月上旬、後期の実技試験が11月下旬~翌年2月下旬、学科試験が翌年1月末~2月中旬となっています。
貴金属装身具技能士試験科目等の内容
学科試験、実技試験がそれぞれの級で課せられます。
学科試験では、貴金属装身具製作法、材料について、デザインおよび製図、電気およびガス、安全衛生などの内容が出題されています。
また、実技試験では、製作作業を行います。実際に受験者が持参した材料を用いて、指定された製作図により作品を仕上げる試験となります。
試験時間は1、2級が7時間、3級が3時間で行われます。
貴金属装身具技能士資格の難易度
難易度は基本的に50%ぐらいですが、1,2級を目指す場合は実務経験が必要となるため、資格取得までには時間がかかる資格です。
しかしながら、国家資格として認められている試験ですので、1,2級取得はそれだけの技術が認められた資格といえるでしょう。
貴金属装身具技能士資格の合格率
合格率は、2012年度の試験では1級が約47.0%、2級が33.8%前後、3級が54.7%となっています。
貴金属装身具技能士試験の合格発表
合格発表は前期が8月末(3級)と10月上旬(1、2級)、後期が翌年3月中旬となっています。
発表の仕方は都道府県によって異なるが、東京都の場合、ハガキが郵送されます。また、都庁臨時窓口に掲示されます。
貴金属装身具技能士資格取得後の就職先・年収・報酬相場
貴金属装身具技能士所持者の職業例
ジュエリーデザイナー、ジュエリーショップ経営、貴金属メーカー勤務
貴金属装身具技能士に向いている人
ジュエリーを作成するという点で、モノづくりが好きな方が大前提です。
細かい手作業が多い意ので、手先が器用な人、また丁寧な仕事ができる方に向いています。
また、ジュエリーは短時間では作成できません。長時間、作品作りに向き合える集中力や忍耐力が必要となるでしょう。
日頃からいろいろなアクセサリーを見て、センスをみがくことも重要です。
貴金属装身具技能士と同じ分野の他の資格
ジュエリーコーディネーター検定
貴金属装身具技能士の年収・給料相場
アクセサリーはどこの国でも、文化でも特に女性にとって需要があるものです。
さらに国家資格として認められた確かな技術をもっているために、安定した収入が見込めるでしょう。
ジュエリーデザイナーとなった場合、平均の給料は30代で25万~30万ぐらいと予想されますが、独立して有名なデザイナーになれば、年収が1000万を超える人もいます。
貴金属装身具技能士の現状
活躍する場所はアクセサリー工場や宝飾店、独立したデザイナーです。
分野はアクセサリーを扱う仕事に限られますが、アクセサリーの需要は絶えずあるので、確かな技術をもった職人として、活躍できるでしょう。
女性に人気のアクセサリーですので、アクセサリーが好きで手に職をつけたい女性にも人気の資格となっています。
貴金属装身具技能士の将来性
活躍の場としては、宝飾店やアクセサリー工場、ジュエリーデザイナーがあります。
確かな技術を持っているため、独立して、デザイナー、クリエイターとして活躍することが可能です。
また、アクセサリーのサイズ直し、リフォームなどの仕事もできます。
需要が伸び続けるという業界ではありませんが、アクセサリーは常に求められるものとして安定した業界で活躍できるでしょう。
貴金属装身具技能士の独立について
上級を取得して、確かな技術を認められれば、独立して自分のお店を持ったり、デザイナーとしてアクセサリーを作ることが可能です。
顧客との対応や、経営、作成と仕事は大変になるかもしれませんが自分の作りたいものを作ることができます。
1流デザイナーとなれば、高収入も望めます。
貴金属装身具技能士資格を所有している主な著名人
該当なし