ネイリストとはお客様の爪の手入れやネイルデザインをする美容系の職業です。
美容系職業の中でも特に高い人気を誇るネイリストは、華やかなイメージがあり憧れを抱いている人も多いかと思います。
ネイリストになりたいけど自分に向いているか分からない…。
そんな人の為にこの記事ではネイリストに向いている人の特徴や性格、必要なスキルについて解説していきます!
ネイリストへの就職、転職を目指す人は、是非この記事を読んで参考にしてみてください!
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ネイリストに向いている人の特徴とは?
ネイリストは未経験からでも挑戦できますが、向き・不向きがある仕事でもあります。
ネイリストを目指すにあたって、まずは自分に適正があるか確認してみましょう。
ネイリストに向いている人の特徴は下記の通りです。
手先が器用
人の爪の手入れはとても細かい作業です。
数センチしかない爪にデザインを施したり、絵を描くこともあるため、繊細な作業を器用にこなせる人はネイリストに向いていると言えます。
子供の頃に家庭科の裁縫や工作等、細かい作業が得意だった人は適正があるかもしれません。
「自分は不器用だ」という方は人よりも多く練習を行ったり、ハンドメイドのアクセサリー作りに挑戦してみるなど、細かい作業に慣れるように努力することで克服できるでしょう。
コミュニケーションが得意
ネイリストはお客様の好みを伺ってデザインを提案したり、施術中に会話をしたり、コミュニケーションを取る場面が多い仕事です。
中には希望のイメージがあってもうまく伝えられないお客様もいるかと思います。
そんなときでも相手の意向を読み取り、希望を聞き出すにはコミュニケーション能力が必要となるでしょう。
相手の思いを引き出すには、自分がひたすらペラペラ喋るのではなく相手の話にしっかり耳を傾けることが重要です。
これは施術中の会話などの雑談でも大切なことです。
相手の立場に立った思いやりのあるコミュニケーションを心がけていきましょう。
今はまだコミュニケーション能力に自信がないという方も、日頃から友達や家族と会話する際に相手の話をしっかり聞くなど、練習を重ねて上達していくと良いです。
絵を描く事が得意
ネイリストは爪を美しく魅せるデザインをお客様に提案します。
絵を描くことが得意等、デザインセンスがある人はネイリストの仕事に活かすことができるでしょう。
学生時代は美術の成績が良かった、お絵描きが趣味、といった人はネイリストに向いていると言えます。
集中力がある
ネイルの施術時間は1時間以上もあり、小さい爪先を見ながら、慎重に作業をしていくことになります。
そんな作業を1人のお客様だけでなく、一日に複数人も担当するため、相当な集中力が必要な仕事と言って良いでしょう。
一度何かを始めたら没頭して時間が経つのを忘れてしまう…。
という方はネイリストに向いていると言えます。
あまり集中力がないと言う方は、毎日読書をするなど、習慣を変えて改善を目指してみてはいかがでしょうか。
体力がある
華やかなイメージからは想像し難いかもしれませんが、ネイリストは実はとても体力を使う仕事です。
一人につき1時間以上かかる施術を日に何人も対応すれば、相当な体力を使います。
施術中は集中して気が張っている為、終わった後は緊張の糸が切れてドッと疲れが押し寄せてくることもあります。
学生時代は運動部に所属していた等、体力に自信がある方はネイリストに向いていると言えます。
あまり体力に自信がないという人は、ネイリストになる為の勉強をしながら体力作りにも励んだ方が良いかもしれません。
ネイルが好き
どの仕事にも言えることですが、「好き」は最大のモチベーションです。
ネイルにあまり興味がなく、ただ何となくネイリストになりたいだけなら続けていくことは難しいでしょう。
ネイルが好きな方なら、ネイリストとして働く中でしんどい事があっても乗り越えていけると思います。
ネイルサロンという環境が好きという方もモチベーション高く楽しく働けるでしょう。
仕事は継続してキャリアを積んでいくことが大切です。
まずは自分が本当にネイリストになりたいのか、しっかりと自問してみると良いでしょう。
こんな性格の方はネイリストが天職!
仕事の適正を考える上で性格も大事な要素です。
ここからはどんな性格の方がネイリストに向いているか解説していきます。
努力家
ネイルの技術や流行は日々変化を続けており、その速度は1年の中でも何度もトレンドが変わるほどです。
ネイリストになった後もネイルの勉強を怠らず技術を磨き続けることが必要となる為、努力家の方にとっては天職と言えるでしょう。
雑誌、SNS、テレビなどを通して最新の流行をしっかりキャッチして、自分の技術に落とし込んでいくことが大切です。
ネイリストになるためスクールに通うことを考えている方は、同期と競い合うなどして技術の向上を目指すと良いでしょう。
ネイリストは努力次第で技術力にはっきりと差が出てくるため、努力家の方はモチベーションを保ちやすいです。
社交的
ネイリストは技術職ですが、お客様と直接接する仕事です。
施術中の会話を通してお客様と信頼関係を築くことで常連客になってもらったり、ネイルサロンで指名を頂いたりすることもあるため、社交的な方にとってネイリストは天職であると言えるでしょう。
「社交的」と言うのはただ「元気が良い」や「明るい」といったことだけを指すわけではありません。
相手のことを思い遣った行動ができ、周りから信頼を集める人を「社交的」と言います。
接客業では相手への気遣いが何よりも大切なので、日頃から思いやりを持った行動ができるように心がけていきましょう。
我慢強く、メリハリがつけられる
ネイリストは色々なお客様と接しますが、お客様は良い人ばかりとは限りません。
時には理不尽なことを言われる等、嫌なお客様を担当することもあるでしょう。
そんな時もモチベーションを落とさず、しっかりと仕事に取り組める我慢強い方には天職と言えます。
もちろん我慢をしすぎてストレスを溜め込まないように注意も必要です。
耐えるべきところは耐え、休む時は休むと行ったメリハリをつけることでストレスを軽減していくことが大切です。
ネイリストに必要なスキルとは?
ネイリストに適正がある方の特徴について解説してきましたが、ここからは具体的に必要なスキルについて解説していきます。
ネイリストになる為には下記のスキルを磨いていく必要があるでしょう。
技術力
ネイリストは資格が必須の職業ではない為、実務未経験者にもチャンスがあります。
しかし資格が必須ではないとはいえ技術力がないネイリストはお客様から指名してもらえないので、一人前のネイリストになるには技術力を高めることが必須です。
技術力を高めるためには書籍やネットで勉強する、時間やお金に余裕がある方は専門学校に通うなどの方法がありますが、実際にネイリストになった後は、先輩から技術を学んでいくこともできます。
ネイリストには「ネイリスト技能検定」、「ネイルスペシャリスト技能検定」等の資格もあり、取得することで技術力を証明することもできます。
これからネイリストを目指す方も、勉強して資格を取っておくことでネイルサロンへ就職しやすくなると言うメリットもあります。
技術力を高めていくことで、将来独立して自分のサロンを持つといった選択肢も見えてきます。
ネイリストになる前も、晴れてネイリストになった後も継続して技術力を上げていく努力を積み重ねていきましょう。
対人能力
ネイリストは適正や性格でもご紹介したようにお客様とのコミュニケーションが重要な職業です。
対人能力とはコミュニケーション能力だけではなく、表情・所作など相手と良好な関係を築く為の能力全般を指します。
どんなお客様に対しても、相手の気持ちに寄り添った対応をするには対人能力が大切なスキルとなるでしょう。
所作などのマナーやコミュニケーションについては悩む人が多いため、書籍やYoutubeなど学ぶ方法がたくさんあります。
対人能力を高めてお客様と信頼関係を築き、お客様から選んで頂けるようなネイリストを目指していきましょう。
デザイン力
ネイリストは爪を美しく魅せる芸術家であり、デザイン力が必要な仕事なのでお客様の希望のイメージをいかに表現できるかが腕の見せ所となります。
デザイン力は一朝一夕で身に付くスキルではありません。
日頃からアートを見る等、色々な物のデザインを触れて自身のセンスを磨いていきましょう。
また流行のネイルアートを研究し、どのようなデザインがお客様に好まれるか感性を磨いていくことも有効です。
ネイリストに向いている人まとめ
この記事ではネイリストに向いている方について解説してきました。
大きくまとめると、下記に当てはまる方はネイリストに向いていると言えます。
- 手先が器用
- デザインが得意
- コミュニケーションが得意
- 集中力がある
- 体力がある
- ネイルが好き
- 努力家
- 社交的
- 我慢強い
ネイリストにはなりたいけど、あまり自分には当てはまらなかったと言う方もいるかもしれません。
しかし努力次第で、自分の考え方や能力は変えていくことができるので、「当てはまらない=ネイリストになれない」という事ではありません。
コミュニケーションに苦手意識がある方でも場数を踏めば、少しずつ上達します。
今はデザイン力がない人でも、コツコツと勉強を積み重ねることでデザインセンスを身に付けることができます。
どんなに凄いネイリストでも、初めから一流だったわけではなく努力を積み重ねることで成長してきているはずですので、何が必要なのかを理解したうえで成長するためのスキルを磨いてみてはいかがでしょうか。