自動車の免許を取得する場合、必ず自動車教習所に通わなければなりません。そんな自動車教習所で活躍している、教官は国家資格を持っています。ですので自動車の免許を取る為の技術や知識を教えてくれる教官たちは、全員国家資格保持者という事になります。
指定自動車教習所指導員資格取得者は他には教習指導員・技能検定員・自動車学校教官という名称で呼ばれております。
資格名:指定自動車教習所指導員
指定自動車教習所指導員になるには資格が必要?
人の命を乗せて走る車は、正しい知識と安全な乗り方をしっかり覚えないと、交通安全は成り立ちません。
車を運転する前に、しっかりと知識を付けてもらう自動車の教習所は重要な学校です。
指定自動車教習所指導員になるには、各都道府県の公安委員会が運営管理を行っている国家試験に合格し、いわゆる「みなし公務員」として仕事を行っていくことになります。
指定自動車教習所指導員になるには知識だけではない必要な事柄があり、法令や技能を審査されるだけでなくコミュニケーション能力や会話力が必要になるので、様々なことを学ぶことが必要とされる職種ですから、上記ボタンから無料資料請求をして情報を集めておく事をおすすめします。
国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。
指定自動車教習所指導員になるために必要な知識は?
教習指導員は、道路交通法・教習所関係法令・教育知識・交通教則・安全運転について・自動車の構造等の科目について知識をもれなく有している必要があります。
さらに技能検定員は、教則の内容となっている事項その他自動車の運転に関する知識・自動車教習所に関する法令についての知識・教習指導員として必要な教育についての知識なども必要とされます。
指定自動車教習所指導員の資格は何処が運営管理している?
指定自動車教習所指導員の資格は「運営管理各都道府県公安委員会」が運営管理をしています。
各都道府県公安委員会とは、警察の民主的運営と政治的中立性確保するために警察を管理する機関で、行政委員会のうちの一つで、都道府県公安委員会は都道府県の知事の所轄に置かれています。
ちなみに北海道ではさらに、4つの方面本部ごとに方面公安委員会が設置されています。
指定自動車教習所指導員資格の試験詳細・合格発表について
指定自動車教習所指導員の資格を取得するには、各都道府県が指定している試験に合格する必要があります。
試験は学科教習や技能教習を担当する「教習指導員」と、技能検定を担当する「技能検定員」の2つあり試験内容も変わってきます。そして自動車教習所には、教習指導員、技能検定員の両者を置く義務があります。
教習指導員になる為には教則や各種法令、技能のスペシャリストである必要があるのでしっかりと身に付けなければなりません。その為にはきちんとした学びが必要なので、ぜひ一度上記ボタンから無料で資料を請求し、学び方を検討しておく事をおすすめします。
それでは指定自動車教習所指導員の試験の詳細や、合格発表についての事や受験資格について簡単にまとめてみましたので是非ご覧ください。
指定自動車教習所指導員の受験資格や受験料
指定自動車教習所指導員資格には受験資格が設けられているので、誰でも簡単に受験する事は出来ない資格となっています。
受験資格の内容は、教習指導員と技能検定員で内容が変わってきますが、どちらも事前教養が必要になっており、教習所に所属し約3~6ヶ月以上勤務しなければなりません。
その後に「新任教習指導員養成講習」を受ける必要があります。また過去に、禁固以上の処罰を受けた人は受験する事は不可能となっています。
受験料に至っては、受験する都道府県や車種により異なりますが、約1万円~2万円前後の料金です。
指定自動車教習所指導員資格の試験科目等の内容
教習指導員の場合は、自動車の運転・教則の内容・自動車教習所に関する法令などについての筆記試験と、学科教習や技能教習に必要な技能・教習指導員として必要な自動車の運転技能についての実技試験と、教習指導員として必要な教育の知識についての面接又は論文試験が行われます。
技能検定員の場合は、教則の内容・自動車教習所に関する法令などについての筆記試験と、自動車の運転技能に関する観察や採点技能・技能検定員として必要な自動車の運転技能についての実技試験と、技能検定実施に関する知識・自動車の運転技能の評価方法に関する知識についての面接又は論文試験が行われます。
指定自動車教習所指導員資格の合格率・難易度
学科試験・実技試験・面接ともに概ね85点以上が合格基準となっており、特に学科試験のうちの正誤式に関しては95%以上が合格基準とされており、大変に正確な知識・技術が必要とされる試験です。
特に、技能検定員は、本来であれば各都道府県公安委員会が担当するべき技能試験の試験官を代わって担う立場であるため『みなし公務員』の扱いとなります。
そのため、大変厳しい合格基準が設けられています。
合格率に関しては正式な発表されていませんが、概ね57~58%であるとのデータもあります。
指定自動車教習所指導員試験の年間試験回数
試験を実施する都道府県により異なるので、各都道府県に問い合わせする事をおすすめします。
試験の申し込みは、各指定自動車教習所または各都道府県の指定自動車教習所協会を通じて申し込みが可能となっています。
そして試験に合格したら、各都道府県の公安委員会から合格証が交付され、希望者は資格者証交付の申請も行えます。
指定自動車教習所指導員資格取得の為の勉強法
上記でも述べましたが、まず指定自動車教習所に所属してそこで3~6カ月程度の事前教育を受けた後、都道府県指定自動車教習所協会による新任教習指導員養成講習又は新任技能検定員養成講習を約3週間受講してから、指定自動車教習所指導員を受験するのが一般的な流れとなっています。
この流れの中で段階を踏んで、必要な知識や技能を学んでいくため、独学での受験は不可能ではありませんが大変難しいといえます。
指定自動車教習所指導員資格と同じ分野の他の資格
自動車整備士、運行管理者、自動車の整備管理者、普通自動車免許、自動車検査員。
指定自動車教習所指導員ってどんな仕事?給料や年収は?
指定自動車教習所指導員とは、指定自動車教習所にて運転免許を取得しようとする人に対して教習指導・技能検定を行う職員のことで、その役割により2つに分かれており、必要な資格も異なります。
1つは学科教習・技能教習を担当する『教習指導員』、もう1つは学科教習・技能教習を終了した人に対する技能検定を担当し、合否判定を行う『技能検定員』です。
教習指導員は主に学科を担当する為、教則や法令、自動車の構造に対してプロフェッショナルな知識が必要になり、その知識を確実に生徒に伝えられるようでなければなりません。
その為にはやはり適切な学習方法が大切となり、自分に合った学び方を習得する為にも沢山の情報を取り揃える事が重要なので、パンフレット等を無料資料請求できる上記のボタンをクリックしてみてください。
指定自動車教習所指導員資格取得後の職業例
事前教育を受けた、所属の指定自動車教習所にて、教習指導員又は技能検定員として働くのが一般的な流れです。
なお、独学により個人で受験をした場合は、合格しても教習指導員資格審査合格証の発行のみとなり、実際の業務には就けません。
指定自動車教習所に就職して、所属の指定自動車教習所を証明する選任届を提出することによって、はじめて教習指導員資格者証を取得して、実際の業務に就くことができます。
指定自動車教習所指導員に向いている人
自身が自動車を運転することが好きな人はもちろん、正確な運転技術や道路交通法を遵守するモラルを有することが必須です。
また、指定自動車教習所指導員は、これから自動車免許を取得しようとする人が、免許を取得して、違反や事故がないよう安全運転に努めることができるよう、必要な知識や技術を確実に正確に指導していかなければなりません。
人と向き合って指導できるコミュニケーション力に長けている人や、人にものを教えることが好きな人は向いているでしょう。
指定自動車教習所指導員の年収・給料相場
年代や階級により異なり、1カ月の給与は約15万円~50万円となります。
他の職業と比較しても決して多い方ではなく、資格手当や時間外手当など、所属する指定自動車教習所に設けられている手当の豊富さやその単価が、給料の差に大いに影響するようです。
指定自動車教習所指導員の現状
若者の自動車離れや、都会の豊富な交通網により、自動車免許を取得する人は以前よりも減っているといえます。
そのため、時代の流れを受けて小規模な自動車教習所は統廃合を余儀なくされています。
しかし、昨今の高齢化社会や頻発する高齢者ドライバーによる事故を受け、高齢者教習などに新しく力を入れている大規模な自動車教習所などではまだまだ需要があります。
指定自動車教習所指導員の将来性・独立について
若者の自動車離れがどこまで進むのか、それによって自動車教習所の減少が懸念されます。
逆に、時代の流れに沿って新たな講習などに力を入れる教習所には人が集まっており、新たな需要が期待されます。
また指定自動車教習所指導員は、指定自動車教習所に所属してはじめて業務を行える職業なので、一般的に独立をする道はないといえます。
こんな著名人の方も指定自動車教習所指導員資格を持ってます。
元ワンギャル・北川えり、千葉ロッテマリーンズ・信樂晃史。
教習所の指導員(教官)の恋愛事情とは?
教習所の指導員(教官)は「モテる」と言われており「教習所マジック」という言葉があるほどです。
車の免許を取得する年代で多いのが、高校を卒業した18~20代の若者です。学校と言う枠から外に出て、頼れる大人の異性に接触したりすることで特に女の子は教官に惚れやすくなります。
こちらでは、指定自動車教習所指導員の恋愛事情にも的を当てて少しお話したいと思います。
そもそも教習所の指導員(教官)は生徒との恋愛は可能?
学校の教師と生徒が恋愛をしてしまうのは、禁断の恋となっていますが、教習所の教官との恋はOKなのでしょうか?
教習所にとって生徒は、お客様に当たるので教習所の指導員(教官)と生徒の恋愛を禁止している教習所も多くあります。また他の生徒との公平差などで連絡先の交換も禁止している教習所はたくさんあるようです。
しかし、生徒が卒業してしまえば恋愛をしても良い所もあるようです。気に入った子がいたからといって連絡先を聞いたりすると生徒の親からクレームが入るということも少なくありません。
教習所の指導員(教官)は逆指名出来る?
生徒が教習所の指導員(教官)を指名する仕組みは、どの教習所でも当たり前な仕組みとなっています。教習所によって予約方法は異なるかもしれませんが、教習所の指導員(教官)が生徒を指名するという制度を取っている教習所は無いに等しいです。
先ほども述べましたが、教える立場とは平等に接することが基本ですので「次はこの生徒を入れて」「この生徒は予約外して」など教官がしてしまうと教習所の評判は落ちてしまいますし問題になってしまいます。
教習所の指導員(教官)は何故モテる?
簡単に言ってしまうと出会いが多いからというのが、最も考えられる理由です。そしてやはり頼れる人というのもモテる理由になり得ます。
生徒からしたら初めて車を運転する訳ですから、緊張とドキドキが入り混じった状況下で、冷静に落ち着いた対応をしている教習所の指導員(教官)に、吊り橋効果でときめいてしまうのです。
そういった理由から教習所の指導員(教官)は、非常にモテる職業になります。
指定自動車教習所指導員になるには資格が必要?教官の給料や年収まとめ
指定自動車教習所指導員は国家資格を持った準公務員で、仕事にももちろん責任が付き物です。
指定自動車教習所指導員試験の合格率はそこまで低いわけでもないですが、独学で勉強するよりもしっかりと講習を受けるのが一般的です。とはいえ教習所に勤務していないと取得できないのが「指定自動車教習所指導員」ですから確実に資格を取得する為にも丁寧かつ適切な学習をしなければいけません。
その確実な学習方法を知る事が出来る資料を無料請求し、堅実に試験に合格する道を歩むことが指定自動車教習所指導員への第一歩になるのです。
多くの人が、「自分に自動車の乗り方を教えてくれた教官がいい人だったから」という理由で、この職業や資格を目指す方が多く、自動車に関わる仕事や職業に興味がある方にはおすすめの職業です!