自動車整備士(1級・2級・3級)は幅広い年代の男女が目指せる、自動車や機械に興味のある人に必見な資格です。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格取得者は他にも自動車整備士と呼ばれております。
自動車整備士(1級・2級・3級)の資格は「国家資格」です。
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自動車整備士(1級・2級・3級)に必要な知識・受験資格
各試験に対応する自動車の整備についての、専門的かつ幅広い知識が必要となります。
三級は自動車各装置の基本的な整備ができる程度、二級は自動車の一般的な整備ができる程度、一級は二級自動車整備士よりさらに高度な自動車整備ができる程度の知識が求められます。
自動車整備士(1級・2級・3級)の資格は「国土交通省」が運営管理を行っております。
国土交通省とは:
国土交通省は日本の行政機関の一つです。
その任務は国土交通省設置法第3条で定められており、国土の総合的かつ体系的な利用、開発及び保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の健全な発達ならびに海上の安全及び治安の確保を図ることを任務としています。
自動車整備士(1級・2級・3級)の仕事内容
自動車整備士は、自動車整備業に従事して自動車の各種メンテナンスを行います。
所有する資格の等級によって携わることができる業務内容が異なります。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格の勉強法
自動車整備士の試験は、それぞれの等級に応じて受験要件があり、機械科など自動車整備関連の学科や養成施設を卒業しているか、実務経験が必要となります。
そのため、これらの学校での勉強や実務経験がそのまま試験の勉強へとつながります。
自動車整備士(1級・2級・3級)の試験料・試験内容・難易度・合格発表について
自動車整備士(1級・2級・3級)の資格試験料
検定試験の方は、自動車整備士の種類いずれか1件につき7,200円です。
学科試験・実技試験の全てについて免除を受ける場合は2,450円です。登録試験の方は、学科試験が一級6,200円、一級以外4,200円、実技試験が12,000円です。
自動車整備士(1級・2級・3級)試験・検定の年間試験回数
検定試験の方は、最近では二級自動車シャシ整備士試験のみ年1回実施されている状況です。
登録試験の方は、各級の試験が概ね年2回実施されています。
自動車整備士(1級・2級・3級)試験科目等の内容
自動車整備士の資格を取得するには、国土交通省が実施する『自動車整備士技能検定試験』を受験するのですが、これに代わる別の試験があります。
一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が実施する『自動車整備技能登録試験』です。こちらの試験に合格すると、合格した種目の技能検定試験が免除されます。
試験内容や受験資格などに違いはありません。
試験内容は、一級・二級・三級それぞれ、『自動車の種類』もしくは『自動車、シャシ又はエンジンの種類』によって試験の種類が違い、整備業務に携われる自動車の種類が異なります。
一級自動車整備士試験は、学科試験(構造、機能及び取扱い法・点検、修理、調整及び完成検査の方法・整備用機械に関連する初等知識・試験機や計量器や工具の構造や機能とその取扱い・材料と燃料油脂の性質や用法・図面に関連する一般知識・保安基準や自動車の整備に関する法規)と実技試験(基本工作・点検、分解、組立て、調整及び完成検査・修理・整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い)で構成されています。
二級自動車整備士試験は、学科試験(構造と機能やその取扱いに関連する一般知識・点検や修理や調整と完成検査の方法・試験機や計量器や工具の構造や機能とその取扱いに関連する一般知識・材料や燃料油脂の性質とその用法に関連する一般知識・図面に関連する初等知識・保安基準と自動車の整備に関連する法規)と実技試験(基本工作・分解、組立て、調整及び完成検査・整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い)で構成されています。
三級自動車整備士試験は、学科試験(構造や機能とその取扱いに関連する初等知識・点検と修理と調整に関連する初等知識・試験機や計量器や工具の構造や機能とその取扱いに関連する初等知識・材料と燃料油脂の性質や用法に関連する初等知識・保安基準と自動車の整備に関連する法規)と実技試験(簡単な基本工作・分解や組立てと簡単な点検調整・簡単な修理・簡単な試験機や計量器や工具の取扱い)で構成されています。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格の難易度
検定試験・登録試験ともに、実施年度や試験の種類により合格率に大きく差があり、難易度は一概には言えません。
検定試験と登録試験を比較すると、国土交通省が実施している検定試験の方が難易度が高いと言われています。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格の合格率
検定試験の方は、最近では『二級自動車シャシ整備士試験』のみ実施されており、28年度の合格率は、学科試験が60%前後、実技試験が30%前後となっています。
但し、年度により大きく差があります。
登録試験の方は、試験の種類によって30%前後~90%前後と大きく差があります。
自動車整備士(1級・2級・3級)試験の合格発表
検定試験の方は、試験を受けた地方運輸局又は運輸支局にて合格者の受験番号が掲示されます。
登録試験の方は、日本自動車整備振興会連合会のホームページ上に合格者の受験番号が掲示されます。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格取得後の就職先・年収・報酬相場
自動車整備士(1級・2級・3級)所持者の職業例
1級自動車整備士、2級整備士、3級整備士、特殊整備士、自動車整備主任者、自動車検査員
自動車整備士(1級・2級・3級)に向いている人
自動車が好きであることはもちろん、自動車の安全に留意して分解整備に取り組める、責任感の強い人が向いています。
また、より多くの種類の自動車の整備に携わるために、より上位の資格取得を目指して日々勉強し続けられる向上心の強さも求められます。
自動車整備士(1級・2級・3級)と同じ分野の他の資格
特殊整備士、自動車整備主任者、自動車検査員
自動車整備士(1級・2級・3級)の年収・給料相場
自動車整備士の平均年収はおおよそ400万円前後と言われていますが、整備に携わることのできる自動車の種類(所有する資格の種類)によって差があるでしょう。
また、所属する工場の規模によっても、ボーナスや手当などの+αの部分に差が出ます。
自動車整備士(1級・2級・3級)の現状
自動車は、まだまだなくてはならない交通手段の中心を担っており、自動車整備の仕事は変わらず安定した需要を保っています。
自動車整備士(1級・2級・3級)の将来性
最近では、日々新しい技術によってつくられた様々なタイプの自動車が出てきているために、それについていけるよう、積極的に新しい技術を勉強していくことが必要とされています。
そういった環境を準備できる大手ディーラーの整備工場は今後も強いといえるでしょう。
反対に、昔からある小さな工場はこれから先、新しい技術を取り入れた自動車整備についていくことが難しくなってくるかもしれません。
自動車整備士(1級・2級・3級)の独立について
自動車整備の世界は自動車整備士だけでは成り立たず、特に車検も取り扱える工場では自動車検査員など、自動車整備士よりも上位の資格を取得した人が必要となります。
よって、自動車整備士という立場で独立することは、業務が限られて難しいでしょう。
自動車整備士(1級・2級・3級)資格を所有している主な著名人
お笑い芸人・海原かなた