安定した収入と充実の福利厚生によって、公務員の仕事に就きたい人はたくさんいます。
しかしなかには、大学中退してから公務員試験を受験する方もいます。
結論から言うと、公務員試験は学歴不問であることから、大学中退者でもチャレンジできます。
そこで今回は大学中退から公務員になる方法や受験時の注意点、採用後の給料事情などについて詳しくご紹介します。
大学中退から公務員を目指している方はぜひ参考にしてみてください。
大学中退者からでも公務員として就職できる
先にも述べたように公務員試験の受験資格には学歴は関係なく、試験に合格さえすれば大学中退者でも公務員にはなれます。
たしかに大卒の方が割合としては多いですが、大学中退者でも公務員として働くケースは珍しくありません。
また公務員試験には学歴による受験制限も基本的にないので安心です。
つまり大学中退後にフリーターやニートといったブランク期間があっても、公務員試験は受けられるということですね。
学歴フィルターもないので、大学中退であっても選考に影響する可能性は低め。
しかし職種によっては大卒・大学院卒を条件としているところもあるので、受験の際は必ず受験資格を確認するようにしましょう。
大学中退者でも大卒程度(上級)の試験は受けられる
公務員試験には大卒程度(上級)・高卒程度(初級)の区分に分けられるのが一般的ですが、学歴のことではありません。
あくまで試験の難易度を示したものなので、大学中退者でも大卒程度(上級)の試験は受けられます。
ただし、公務員試験の受験を考えているのであれば年齢制限に注意しなければいけません。
たとえば国家公務員試験の年齢制限は30歳までであるケースがほとんど。
地方公務員試験の年齢制限についても30歳前後であることが多いですが、40歳まで受験できる職種も中にはあります。
年齢制限は採用される都市の4月1日時点での年齢を指すため、受験時の年齢でないことも考慮が必要です。
とくに面接だと人柄や熱意が重視されやすい
公務員試験では採用面接を実施しており、面接の場だととくに大学中退の経歴よりも人柄や熱意の方が重視される傾向にあります。
つまり、大学中退者でも人柄や熱意が評価されれば充分採用される可能性が十分にあるということですね。
なぜ中退をしたのかについてきかれるでしょうが、ネガティブな理由を答えてしまうと評価されづらいため注意が必要です。
大学中退者から公務員になる方法
大学中退者が公務員になる場合も、大卒の方と同様に
大学中退を含めた高卒の方が挑戦できる公務員試験ですが、その中でも地方公務員と国家公務員に分類することが出来ます。
項目 | 地方公務員 | 国家公務員 |
---|---|---|
業務 | 住民の生活に密着 | 国家の運営 |
勤務例 | 県庁や市役所など | 中央省庁など |
平均年収 | 約600万円 | 約640万円 |
地方公務員と国家公務員の最も大きな違いは業務上の立ち位置であり、両者とも大きなやりがいを感じることが出来る仕事です。
その中でも平均年収に違いが生じているのは、国家公務員の方が業務の規模が大きく量もまた多いためとなっております。
高卒の方であっても挑戦できる試験に制限等はないため、ご自身がどういった形で活躍したいかを考えて志望先を決めるのがおすすめです!
高卒で地方公務員になる方法
高卒の方が地方公務員を狙う場合は、公務員試験の中でも初級試験と呼ばれる試験を突破する必要があります。
試験は一次から二次まで存在しており、広範囲な知識を問われる内容のため油断のできない試験です。
初級試験の概要を表にまとめました。
※試験日程は2024年2月5日時点では公開されていませんでした
一次試験 | ・教養試験(数的処理/文章理解/人文科学/自然科学/社会科学) ・作文 |
---|---|
二次試験 | ・個別面接 ・グループディスカッション |
試験日程(2023年度) | 一次試験日:9月24日(日) 二次試験日:10月頃 合格発表:11月頃 |
実際に受験した方の体験談などを分析すると、教養試験と同レベルに面接試験でも質の高い対策が必要になるようです。
自治体によって試験の性質もかなり異なってくるため、まずは受験を考えている地方の公式情報をご覧ください。
高卒で国家公務員になる方法
一方で国家公務員を目指す際には、国家公務員試験(高卒程度)を受験する必要があります。
高卒の方向けの地方公務員試験と異なり、試験のボリュームが増えて毛色の異なる試験内容となっているようです。
一次試験 | ・基礎能力試験(文章理解/数的処理/資料解釈/自然科学/人文科学/社会科学) ・適性試験 ・作文試験 |
---|---|
二次試験 | ・人物面接 |
試験日程(2024年度) | 一次試験日:9月1日(日) 二次試験日:10月9日(水)~10月18日(金) 合格発表:11月12日(火) |
また試験に合格しただけでは国家公務員になることは出来ず、官庁訪問を行う中でアピールを繰り返すことで初めて合格となるのが特徴です。
地方公務員試験と異なり癖のある試験内容となっておりますので、人事院から発表される資料などを見落とさないようにしましょう。
大学中退で公務員を目指すメリット
競争率が低い
先述した年齢制限が存在することによって、高卒程度の試験の倍率が低くなるといったようなメリットがあります。
大学を卒業した方や年齢を重ねすぎた方と試験を重複させないことによって、結果として比較的楽に公務員が目指せるのです。
ただそれでも法律分野などは簡単ではないため、油断のない対策が必要な点は注意しましょう。
また高卒の方が公務員試験に挑戦することのメリットは他にも存在します。
安定した収入を得られる
高卒の方にとって公務員試験に挑む最も大きなメリットは、給料や待遇が安定している職業に就くチャンスがつかみ取れるという点です。
昨今では民間企業における労働条件の問題が浮き彫りになる中、公務員は安定して伸びていく給料と充実した福利厚生が何よりの魅力ではないでしょうか。
また先行きが不透明な社会情勢の中でも仕事を失うリスクが極めて低いため、他の仕事とは安定度が段違いです。
かなり魅力的な公務員のお仕事ですが、実際の試験で合格を掴み取るためにはどのような方法が考えられるのでしょうか。
高卒で公務員を目指す注意点
高卒の方や大学を中退されている方向けの試験方式ですが、受験できる年数に制限がある点に注意しなければなりません。
基本的には17歳から21歳に設定されていることが多く、この年齢をオーバーしてしまうと受験が出来なくなってしまうことも考えられます。
もちろん全ての試験種がこのような制限がある訳ではありませんが、高卒の方であれば出来る限り早く受験した方がいいでしょう。
一見するとデメリットのように見えるこの年齢制限ですが、メリットとして作用することもあります。
高卒で公務員対策をするなら?
高卒の方がむしろ有利に挑戦できることが分かった公務員試験ですが、具体的にはどのように対策してくのが現実的なのでしょうか。
こちらではおすすめの対策法を深ぼってご紹介いたします!
独学は現実的ではない
まず前提の条件として、独学での学習は基本的におすすめできません。
高卒程度の公務員試験では広い試験範囲の問題が問われることから、自分で全てをカバーするのは不可能に近いのです。
また試験の合否を左右する面接や作文を高い水準で突破するには、試験のエキスパートからノウハウを聞くのが効果的となっております。
そうした中で特におすすめな選択肢が効率的に学習できる通信講座です。
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高卒や大学中退でも公務員を目指せる!
今回は、大学中退を含めた高卒の方が公務員になるための方法をまとめてご紹介いたしました。
地方公務員と国家公務員という2つの大きな区分がある中で、試験や業務内容を見比べてご自身にマッチする選択をしていただけると幸いです。
またもしこれから高卒の方が公務員試験の勉強をスタートするのであれば、効率よく学習できる通信講座の活用をおすすめします。
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