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【2024年】国家公務員になるには?総合職・一般職の試験情報について紹介

更新日:2024-06-05

【2024年】国家公務員になるには?総合職・一般職の試験情報について紹介

国家公務員になるには原則、国家公務員採用試験に合格し、採用予定機関で官庁訪問を行うことで内定獲得となります。

ただし国家公務員には総合職か一般職かによって試験内容は異なります。

また官庁訪問と採用面接は、試験や年度によって実施方法や開始時期も違ってくるので毎年確認しなければいけません。

そこで今回は国家公務員になる流れについてご紹介します。

これから国家公務員を目指す方はぜひ参考にしてみてください。

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国家公務員になるには

それでは国家公務員になるには、どういった条件や試験があるのでしょうか。

総合職と一般職で必要な条件、試験内容をご紹介します。

また、試験に合格しただけでは国家公務員にはなれません。合格した人は次に官庁訪問をし、自分の行きたい場所を検討していきます。

受験条件

それではここで、2024年度の受験条件をまとめます。

・国家公務員 総合職(旧:第一種)

1 1994(平成6年)年4月2日〜2003(平成15)年4月1日生まれの者

2 2003(平成15)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの

(1) 大学(短期大学を除く。以下同じ。)を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに大学を卒業する見込みの者

(2) 人事院が1に掲げる者と同等の資格があると認める者

出典:人事院 国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)受験案内

つまり、30歳までの人で大学院を卒業している人、またそれに相当する人が対象と言う事です。

・国家公務員 一般職(旧:第二種)

1 1994(平成6年)4月2日~2003(平成15)年4月1日生まれの者

2 2003(平成15)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの

(1) 大学を卒業した者及び2021(令和3)年3月までに大学を卒業する見込みの者

並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

(2) 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2025(令和7)年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

出典:人事院 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)受験案内

つまり22歳から30歳までの人と、翌年3月に大学や専門学校を卒業する予定の人たちが対象です。

国家公務員試験に合格する

国家公務員になるにはまず最難関ともいわれる国家公務員試験に合格してもらわなければなりません。

ここでは各受験区分で出題される試験内容をご紹介します。

総合職試験(院卒者試験)法務区分以外

専門試験(多肢選択式) 専門試験(記述式)
人間科学 行政 工学 物理・数理科学・
化学 地球科学・生物・ 農業科学・薬学
森林・水産 自然環境 農業農村工学
人間科学 行政 工学・物理・数理科学
化学・地球科学 生物 農業科学・薬学・
水産 森林・自然環境 農業農村工学

総合職試験(院卒者試験)法務区分

専門試験(多肢選択式)
教養

総合職試験(大卒程度試験)教養区分以外

専門試験(多肢選択式) 専門試験(記述式)
法律 人間科学 政治・経済 国際
数理科学・物理・工学 地球科学
薬学 農業科学・化学・生物・
水産 農業農村工学 森林・自然環境
政治・国際 法律 経済 人間科学 工学 数理科学・
物理・地球科学 化学・生物・薬学 農業科学・
水産 農業農村工学 森林・自然環境

総合職試験(大卒程度試験)教養区分

総合論文試験 企画提案試験

合格したら官庁訪問

「国家公務員採用試験に合格する」即ちに「国家公務員になった」という訳ではありません。

試験に合格すると候補者名簿というものに登録してもらえます。

大卒、院卒生向けの総合職試験、一般職試験に合格した際の名簿登録機関は3年間です。

その名簿の中から各府省庁が採用活動を行うのですが、基本的には面接で人柄重視の採用となります。

そのため官庁訪問をして自分を売り込んでおくことが合格へと繋がりやすくなります。

学歴別!国家公務員になるには

国家公務員になるには、学歴によっても試験区分などが異なります。

そこでここでは、学歴別に国家公務員を目指す方法についてご紹介します。

大卒の場合

国家公務員になるためには、大卒程度の試験に合格する必要があります。

国家公務員には、国家公務員総合職試験、国家公務員一般職試験(大卒程度)、および各種専門職試験が含まれます。

専門職試験には、皇宮護衛官採用試験、外務省専門職採用試験、国税専門官採用試験などがあります。

試験は各公庁で行われ、一部の試験は高卒程度のものもありますが、年齢制限によって受験できない場合もあるため、大卒程度の試験に合格することが重要です。

大学4回生の4月から6月に1次試験が行われるのが一般的であり、試験対策の期間を逆算してスケジュール管理を行うようにしましょう。

さらに1か月から2か月程度で2次試験が行われます。

ただし、試験日程は試験区分や年によって異なる場合があるため、人事院のホームページで毎年確認するようにしましょう。

高卒の場合

国家公務員一般職試験は大卒程度と高卒程度の区分があり、受験資格は年齢によって異なります。

高卒の場合は、「高卒程度」の試験を受験することになります。

専門職試験も同様に、高卒程度の試験が数多く開催されています。

代表的なものには「刑務官採用試験」「税務職員採用試験」「気象大学校学生採用試験」などが挙げられます。

受験のタイミングは、高校3年生の9月で、10月上旬に1次試験の合格発表があり、10月中旬に2次試験が開催されます。

ただし、1次試験の日程は変更になる可能性もあるため、事前に確認することが重要です。

社会人の場合

社会人から国家公務員になるには、「社会人経験枠」の区分で以下の公務員試験に合格しなければいけません。

  • 国家公務員経験者採用試験
  • 一般職社会人試験(係長級)
  • 各種専門試験(法務教官A/B(社会人)など)

通常、1次試験は例年9月下旬から10月上旬に行われ、その後10月下旬に1次試験の合格発表が行われます。

さらに、11月上旬に2次試験が行われます。

ただし、試験日程は変動する可能性があるため、事前に確認することが重要です。

また、社会人であっても大卒程度の受験資格に該当していれば、以下の試験を受験することもできます。

  • 国家公務員総合職試験
  • 国家公務員一般職試験(大卒程度)
  • 各種専門職試験

上記の試験を受験することで社会人からでも国家公務員に転身することができます。

国家公務員を目指す際の注意点

ここでは、国家公務員を目指す際の注意点についてご紹介します。

公務員試験には年齢制限がある

国家公務員試験は全ての区分に年齢制限があります。

大卒程度の試験では多くが30歳までの受験資格とされています。

経験者採用試験でも40歳未満を対象とする試験があり、年齢制限は緩やかではないため、受験資格について理解する必要があります。

採用面接が行われるケースがある

国家公務員の採用試験では、最終合格が採用とは限りません。

総合職試験や一般職試験では、採用試験とは別に官庁訪問で内定を得る必要があります。

専門職試験でも公務員試験以外に採用面接が行われることが多く、最終合格しても内定が出ない場合もあるため注意が必要です。

したがって、官庁訪問の面接対策が非常に重要となっています。

併願するのがおすすめ

公務員試験において重要なポイントのひとつは併願を行うことです。

公務員試験は試験範囲が共通している場合が多いため、併願は保険や予行練習として有効です。

大卒程度の場合だと、国家公務員総合職、国家公務員一般職、地方上級、東京特別区、国家公務員専門職などが主な併願先となります。

興味があるかどうかに関わらず、併願することで後々の選択肢が広がるメリットもあるのでぜひ検討してみてください。

国家公務員とは?

国家公務員とは、長い間国家一種、二種に分かれていました。

2012年からは、呼び名が変わり一種は総合職へ、二種は一般職と呼ばれるようになりました。

国家公務員の仕事とは、国家機関である国会や、裁判所、1府11省2庁地元などに配属され、人々の生活を豊かにし、世の中の課題を解決していくこと、暮らしやすいを作っていくことが求められています。

ここでは、総合職、一般職の違いを説明していきます。

国家公務員 総合職(旧:第一種)

国家公務員の総合職とは、政策への発案や企画を行ったり、それぞれのポジションで必要な高度な技術、知識を必要とする業務に従事します。

総合職の方々は、昇進スピードが非常に早く、最短昇進コースを歩むように指導されます。

そして、官庁と地方にある国の出先機関などへの出向を行ったり来たりしながら経験を積みキャリアを挙げていきます。

若いうちから海外勤務になり国を背負った業務に当たることもあるでしょう。

参考:令和2年4月1日における国家公務員採用総合職試験(院卒者試験)の区分試験別・府省等別採用状況

国家公務員 一般職(旧:第二種)

国家公務員の一般職とは、総合職の方々が企画される政策企画などの調査や研究、事務作業などを手伝っています。

総合職の方程の出世は見込ませんが、優秀な人は昇格していけるように制度の見直しが行われています。

また、一般職は地方採用があるため、地元に残り就職したいという人にも人気があります。

参考:2019年度における国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)(行政)採用候補者名簿からの採用状況(平成31年4月1日現在)

 

 

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国家公務員試験の難易度

2023年度の国家公務員試験の合格率を表にまとめました。

受験者数 合格者数 最終合格率
総合職 院卒 1129 667 59%
総合職 大卒 10205 1360 13.3%
総合職(教養)大卒 2531 423 16.7%
一般職 大卒 18946 8269 43.6%
合計 32811 10719

 

参考:人事院国家公務員試験採用情報NAVI:試験情報

国家公務員を目指すにはちょっと独学だけではかなりハードルが高そうですよね。

やはり資格の専門学校や通信講座で効率的に学習することは国家公務員になる近道になるでしょう。

特に通信講座では、学校に通う時間を省き一人一人の空いた時間を有効活用していけるのでおすすめです。

【2024年】国家公務員資格ってなに?総合職・一般職の試験情報

いかがでしたでしょうか。

国家公務員の試験は実は複数あって、試験に寄っては合格率も高いことが分かりました。(だからといって決して簡単とは言いませんが。)

しかし、やはり最難関と言われるだけあって大卒相当向けの総合職の合格率は約5%と、非常に難しいことが分かりました。

もし、国家試験に本気で挑もうと思った方は是非国家公務員向け専門学校を探してみて下さいね。

また、試験に合格したら、官庁訪問で自分を売り込みにいくことも必要な様です。