資格取得と収入増、これはイコールで考えたくなりますが、高収入を見込める資格を見つけること、その資格を自分が取得できるか見極めることはなかなか難しいものです。
これを持っていれば絶対に損はしない!これさえあれば確実に一生食べていける!
という資格も存在するでしょうし、社会を見渡せば資格を活かして高収入を得ている方がたくさんいます。
そこで今回は、みなさんが儲かる、稼げると思う資格をアンケート調査致しました。
キャリアアップの資格取得を目指す方はぜひ参考にしてみて下さい。
Q.これを持っていたら儲かる!稼げる!と思う資格は?
上位全てが国家資格という結果になりましたね。
やはり国から認められたスキルは需要が多く、収入も高いというイメージが強いようです。
1位から順に、選んだ理由と併せて詳しく見てみましょう。
1位 薬剤師
就職先規模の大小や、地域、業種に限らず、平均年収が500万円前後となっていますので、どこへ就職しても安定的に高収入を得られる資格と言えるでしょう。
薬剤師の離職率は少ないという調査データもありますので、一つの職場で長く働く方が多い傾向にあると言えます。
資格を取得できれば一生安定した職に就けると言っても過言ではありません。
ただし資格取得の難易度は高く、薬学系の大学で6年間学んだ上で、大学内の選抜試験を突破し薬剤師国家試験に合格しなければいけません。
薬剤師は儲かる!稼げる!と思った理由
- 常に募集があるし給料が高いので(女性/30代)
- 調剤薬局、ドラッグストアなど幅広く募集していて、需要が高いから(女性/40代)
- 求人で高い時給をいつも見るから(女性/20代)
- 人手が足りていないところが多いから(女性/20代)
- 安定した職が見つかりそうだから(女性/40代)
- 年齢に関係なく働くことが出来るから(女性/50代)
- 友人の収入を飲み会で聞いたから(男性/20代)
- 高齢化が進めば医療費がかさむから(女性/30代)
- パートでも時給が高いから(女性/20代)
- 条件を自分が選ぶ立場で就職出来そう(女性/40代)
2位 看護師
例年400万円台後半で推移する平均年収は、一般職の平均よりも高い水準になりますが、労働環境や勤務時間は過酷という声が多く、昨今問題視されています。
3年以上の看護師養成校を卒業し、合格率90%の国家試験に合格すれば資格を取得できます。
養成校や試験に年齢制限はありませんので、計画的に資格取得を目指せば、いつからでも看護師に転身できます。
看護師は儲かる!稼げる!と思った理由
- 長く勤められるから(女性/50代)
- 需要が安定していてどこに行っても働けるから(女性/20代)
- 今後老人の数が増えてくるから(男性/30代)
- ブランクがあっても需要があるから(女性/30代)
- 周りに多く、実際に給料が高いから(女性/20代)
- 自分が看護師で稼げているから(女性/40代)
- 求人を見ても時給月給が高いから(女性/30代)
- 現在不足しており、求人も多いので(女性/50代)
- 勉強した分、色んな経験ができるから(女性/30代)
- 働く場所がいっぱい有る為(男性/30代)
3位 医師
平均年収1000万超、開業医であればさらに大幅収入増と高収入はお墨付きです。
反面、慢性的な長時間労働とプライベート制限がある労働環境は避けることが難しく、免許取得に掛かるコストと時間は膨大です。
医師は儲かる!稼げる!と思った理由
- 友人の医師が稼いでいるから(女性/20代)
- 豪邸に住んでいる人が多いから(女性/40代)
- 誰でも出来る仕事ではないから(女性/30代)
- 自分で価格設定できるから(女性/30代)
- 勤務医でも平均年収が高いから(男性/30代)
- 小児や産婦人科などが人手不足のため(男性/30代)
- 医療が発達し、医師を必要としているから(女性/30代)
- 収入が高いとよく聞くので(女性/30代)
- 実際に稼いでいるため(男性/40代)
- 国家資格であれば職が見つかりやすそうだから(女性/20代)
4位 ファイナンシャルプランナー
日本FP協会が業務調査を行い、時間毎の相談料は平均6,300円と発表しています。
基本的にはファイナンシャルプランナーとしての実務経験や実績が増えるほど、年収が増加する傾向にありますが、働き方や営業力で年収は大幅に変わります。
スキルや経験値の向上に伴い一件毎の報酬単価が上がるという面もありますが、講演や執筆など、知識を活かした経済教育で収入アップを図るケースも多いので、資格を持っているだけで収入が格段にあがるとは言い切れません。
ファイナンシャルプランナーは儲かる!稼げる!と思った理由
- 資格取得をしていると企業によっては手当が出ると聞くから(女性/20代)
- 周りでも人気があるし、よく聞く資格なので(女性/20代)
- 年金の不確実性が高まり、金融資産の有効な運用のプロが求められているから(男性/50代)
- 今後ますますライフプランが必要になると思うから(男性/60代)
- 金融不安から株式などで資産運用している人が多いから(男性/40代)
- 家計のことがわかるから(女性/30代)
- 大金を持て余している人が多そうなので(男性/50代)
- みんなお金のことは心配だから(女性/40代)
- 資産運用や金融系はいつでも必要だから(女性/40代)
- 自分でコンサルティングの会社を興せるから(女性/20代)
5位 弁護士
職場や依頼件数で差が出るものの平均年収は概ね1000万円前後、高収入資格の代表格と言わざるを得ません。
大規模な弁護士事務所が存在しており、専門知識に特化した弁護士が多く所属していますので、難しい案件、報酬の高い案件ほど、それらの事務所へのニーズが高く、弁護士内での収入格差は否めないのが現状です。
弁護士は儲かる!稼げる!と思った理由
- 仕事1件あたりの報酬が高そうだから(女性/30代)
- お金持ちを相手に仕事が出来そうだから(男性/50代)
- 資格で一生稼げるから(女性/30代)
- 年収ランキングが高かったから(女性/40代)
- 銀行に立ち会ったり書類を作成して頂いただけなのに高額だった(女性/50代)
- 弁護士にならなくても資格がさまざまな職業に役立つから(女性/30代)
- 絶対に求人があるから(女性/40代)
- 訴訟社会になりそうだから(男性/60代)
- 法律に強ければ、仕事に困ることはないから(女性/40代)
- 結局は法律が世の中を動かしていると考えるから(男性/40代)
キャリアアップに繋がる資格を見つけましょう!
儲かる資格、稼げる資格は、世の中に沢山ありますが、どれも資格を取得しただけで一筋縄に上手くいくとは言い難く、大切なのは、その後の努力や資格の活かし方にあります。
また資格取得にはコストも時間も掛かりますので、やみくもに高難易度の資格にチャレンジするというわけにはいきません。
目的と目標を明確に持って、自分が取得するべき資格を見つけましょう。