一言で理系と言っても、その分野は様々です。
資格を取っておくと就職で有利、プラスに働くことは間違いありませんが、理系の学生が有利、そして社会で役立つ資格とはどのようなものがあるのでしょうか?
本記事では理系の学生が取得するのにおすすめな資格のランキングと、高難易度ではあるものの夢のある理系学生にぜひ挑戦してほしい資格をランキング発表していきます。
理系とは?
一言で理系と言っても、実際には細かく分野が分かれています。
物理や化学などの理科系や、数学などはもちろん含まれますが、工学系や医療系なども含まれることになり、学科で言えば
- 数学
- 物理学
- 化学
- 生物
- 機械
- 電気
- 情報
- 建築
- 医学
- 薬学
- 看護
- などなど…
などがいわゆる理系に該当します。
理系におすすめな資格ランキング
ではここから理系の学生に是非取得してほしいおすすめな資格をランキング発表していきます。
情報処理・IT分野のおすすめ資格が多くランキングしています。近年はパソコンを使わない企業などないと言えるほど、あらゆる業種でPCスキルがあれば役立つ時代となっているため、情報処理系の資格はやはり人気があります。
理系おすすめ資格ランキング1位:ITパスポート
資格人気度ランキングでも上位を占めるのはITパスポートです。
ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の中では難易度が低い方となっていますが、のべ70万人以上が試験に応募している人気資格であり、立派な国家資格です。
IT分野は現代のビジネスシーンでは不可欠な存在で、情報リテラシーやセキュリティ対策などの出題もあります。ITを理解しているだけでなく、そのITを業務に効果的に活かせるかどうかがポイントとなります。
IT関連の就職をするならぜひ持っておきたいおすすめの資格です。なお、一般事務系などでもPCスキルを有する証明として持っていれば有利に働く資格でもあります。
理系おすすめ資格ランキング2位:基本情報技術者試験
IT関連を目指すならもう一つ取得しておきたいおすすめ資格です。
情報処理の知識や能力がある程度の水準以上であることを示してくれる試験で、多少プログラミングの分野に足を踏み込んだ問題も出題されるため、ITパスポートの一つステップアップした難易度となっています。
IT企業では入社したらこの資格の取得を義務付けている会社もたくさんあります。
持っていれば資格手当がつくところも多いので、学生のうちに取得しておきたいおすすめな資格です。
理系おすすめ資格ランキング3位:危険物取扱者
工学分野の学生には是非とも取っておいてほしいおすすめ資格です。
全国無数にあるガソリンスタンドや、石油の貯蔵タンクなどの施設では、消防法で危険物と定められている物品を保存するためには必ず危険物取扱者を置くことが義務付けられているため、倉庫にまとまった量の燃料を保管するだけのためだとしても危険物取扱者は様々な場所で欲しがられる人材なのです。就職時には資格手当も付き、稼げるおすすめ資格と言っていいでしょう。
危険物取扱者には乙種と甲種があります。乙種は6種類に分かれた危険物ごとに、免状が存在し、6種類の試験のうち合格した種類の危険物が取り扱えるようになるという仕組みです。
甲種は受験資格が厳しくなっており、難易度も乙種に比べて上がっていますが、合格すれば全ての危険物を扱うことができます。
高難易度ながら夢のあるおすすめ資格
後半では試験の難易度が高いながらも夢があるおすすめな理系資格をランキングにしていきます。
優秀な理系学生には是非とも挑戦してほしいところです。
夢のある理系資格ランキング1位:技術士・技術士補
技術士は、高等の専門的応用能力がある技術者として認める国家資格で、エンジニアの最高名誉とも言える理系最高峰資格です。
機械、電気、水道、船舶航空、建設、化学、原子力、情報などなど、実に21種類分野、科学技術のほぼ全領域において、その高度な技術の応用力が必要な研究、設計、分析、試験などの指導業務を行います。
なお、技術士になるには指導技術士の元で学ぶ必要があり、その間は技術士補として国に登録されることになっています。
そのため、学生のうちになれるのは技術士補ということになります。
極めて高難易度なのは言うまでもありませんが、技術士が企業に在籍しているだけでも企業価値がアップすると言われるほどの位置づけにある資格で、就職に有利はもちろん資格手当や昇進も期待できるおすすめ理系資格です。
夢のある理系資格ランキング2位:弁理士
弁理士は、特許や商標など知的財産を守っている職業で、理系の学生から注目が集まっていて人気のある国家資格です。
研究者や発明家などの特許庁への特許申請を代行したり、特許に関するコンサルティングを行うほか、特許権に関わる訴訟など様々な業務があります。
知的財産権を侵害するようなトラブルやミスは、一度でも発生すれば特に企業の経営においては一瞬でニュースで取り上げられてしまい、利益や株価への大ダメージは避けられません。
このようなミスやトラブル、訴訟に関して活躍するのが弁理士で、社会的役割は大きなものとなっています。
必然と新技術や新発明といった分野に関わる事が多くなるため、理系の分野に理解がある人のほうが有利なのは間違いありません。
超高難易度の国家資格として知られている弁理士資格試験に合格しているのはおよそ8割が理系出身とも言われています。
夢のある理系資格ランキング3位:アクチュアリー資格試験
日本ではまだ聞き馴染みのない職業かもしれませんが、理系の中でも特に数学科の学生におすすめしたい資格です。
アクチュアリーとは、数理のプロフェッショナルで、確率や統計など、数学的な知識を活用し、将来の出来事を予測するという業務を行う職業です。
具体的には、保険関連の資料をフルに収集し、死亡率、事故率や景気、政治状況、経済情勢、はたまた天候や災害の発生確率まで分析し、保険や年金などの掛け金・支払金を算出したりする仕事があります。
日本ではまだまだ知名度が低いですが、国際的な専門職で、海外からはすでに高い評価の得られている職業です。
保険事業や年金事業などで働く保険数理人などと呼ばれたりすることが多いアクチュアリーですが、今後は保険や年金の予測だけでなく、M&A計画において、企業価値や市場の移り変わりを予測するなど活躍できる分野は広がっていく可能性が高く、期待の持てる資格です。
なお5年の勉強で受かれば早い方という程に非常に高難易度の資格であるため、おすすめ度ランキングで言うと上位にランキングすることは少し厳しいところがあります。
おすすめな理系資格ランキング!理系学生に人気の資格まとめ
理系の学生が取得しておくのにおすすめな資格ランキングと、夢のある高難易度おすすめ資格ランキングを紹介してみましたがいかがでしたか?
ビジネスシーンでIT分野の技術が欠かせない今、情報系・PCスキル系の資格は持っていればどこかで役立つことでしょう。
他にも、資格を持っている人が一人は必要という危険物取扱者や、消防設備士といった資格は就職で有利で、資格手当を貰うこともできるので学生のうちに取っておくと将来的に役立つおすすめ資格と言えます。
高難易度で貴重な資格に挑戦してみようという学生は、是非頑張ってみて下さい。どの資格もその道の専門分野では重宝されること間違いなしで、高額な年収を手にすることができるかもしれませんよ。