海外留学に行くと決心したらどこへ行くかを決めなければなりません。行くならどこか考えると、アメリカ、イギリス、カナダ、フィリピンなど、数多くの国が候補に挙がると思います。
しかし、「国が多すぎて決められない」「結局、どの国がいいのか分からない」と迷うことが多いです。
そこで今回は、国の決め方や費用、人気国の特徴を説明します。
留学先の国の決め方
国を決めるには2つの方法があります。
「目的」と「費用」です。
いざ、国を決めるとなると、悩む要因はたくさんあると思います。
「憧れのこの国に行きたい!」「おしゃれなこの国に住みたい」「この国の学校に行きたい」など、様々です。
しかし世界には様々な国があります。
これから、目的の絞り方、費用について説明していきたいと思います。
海外留学の目的
海外留学の目的は人によって様々です。
しかし、目的が不明確だと、「こんなはずじゃなかった…」「思っていたのと違う…」と後々後悔することも珍しくありません。
実際にそういった後悔をしている留学生はたくさんいます。
ですが、海外留学を決心したということは、海外に魅力を持ったきっかけや出来事は必ずあります。
そこで今一度、自分は留学先で何がしたいのか、留学が終わった後どうなっていたいのかを考えてみてください。
明確な目的が国を決めるための一番の決め手になります。
何をしに行くのかを考える!
海外留学へ行くにあたって様々な理由があると思います。
「とりあえず英語がしゃべれるようになりたい!」、「ただ楽しみたい!」、「海外で働いてみたい!」など、留学に行く人だけ目的があります。
しかし、ただ「親に勧められたから」や「友人が行っていたから」などフワッとした理由のまま留学をしてしまうと、日本にいる時と変わらないような日々を過ごしてしまう危険があります。
自分の大切な時間を削るので後悔はしたくないですよね!
動機を洗い出そう!
海外留学を決心したなら、まず動機を洗い出しましょう!
自分が留学について考え始めた時のことを今一度思い出してみてください。
漠然と「英語を話せるようになりたい」「資格を取りたい」「○○について学びたい」などでも結構です。
そして、考えついた、思い出した動機を箇条書きで書き出してみましょう!
・英語を話せるようになりたい
・北米の文化に触れたい
・就活に有利な経験を積みたい
・インターンシップに行きたい
などいろいろ出てくると思います。
次に自分の現状、好きなこと、得意なこと、興味のあることを書き出してみてください。
「映画が好き」「楽器演奏が得意」等の一見関係のないようなことでも大丈夫です。
そして書き出した動機と好きなこと、得意なことを線で結んでみてください。
そうすることで
「大学での専攻を生かして、この企業のインターンシップへ行きたい!」
「イギリス英語でプレゼンテーションを学びたい!」
「この学校で演奏のレッスンを受けたい!」
「この映画祭に行って実際の空気を肌で感じたい!」
上記のような具体的な目的がでてくるはずです。
どうですか?
思わぬところが繋がったり、「こういうこともできるんだ!」、「これならできるかも!」など、自分だけの留学理由が見えたと思います。
そして、同時に国のイメージが湧いてきたと思います。
今書き出した動機こそが海外でやりたいことなので、その気持ちをしっかりと覚えておいてください!
費用で考えるのもとても重要
もう1つ、海外留学をするにあたって大事になるのは費用です。
正直、海外留学は安いものではありません。
特に学生にとっては莫大な額のように感じると思います。
一年間の留学の場合の平均額は1年間で200万円から300万円程度、国、地域によっては500万円以上するところもあります。
しかし、自分のやりたいことが費用の関係で断念…ということは避けたいですよね。
ですが、同じ国でもすこし中心部から離れると安かったりと、工夫することは可能です。
留学におすすめの各国の特徴をご紹介!
国ごとに留学費用は様々です。
一般的に、アメリカが一番高くフィリピンやセブ島が比較的安価な国として人気です。
ここでは留学地としてメジャーな国の平均的な留学費用と、特徴について説明します。
アメリカ
留学地として圧倒的な人気を誇るアメリカ。
国土が広く西海岸、東海岸など多くの地域があることから数多くの大学、専門学校、語学学校があり、目的に合った学校が見つかりやすいです。
しかし、その分選択肢が多すぎるあまり、学校や地域を決めるのに難航することもあるので目的をきちんと決めておく必要があります。
留学費用は比較的高価で1年間で約250万円から。
高い地域だと500万円になるところもあります。
物価が比較的高価でかかる費用も高くなってきますが、州によって税率等が違うので詳しくリサーチする必要があります。
イギリス
ヨーロッパの中心国であり伝統と歴史の国、イギリス。
数多くの観光地があり、ヨーロッパ各国へのアクセスが良いことから、短期留学やワーキングホリデー先でとして人気があります。
また、数多くの名門大学が集中していることから、大学院の進学先としても注目されています。
留学費用はアメリカと同様に比較的高価で1年間で200万円からです。
物価が高価で授業料、生活費ともに高くなる傾向があります。
また、ロンドン近郊の中心街は家賃・物価共に高いことから、比較的安価なブライトンやボーンマス等の地方都市の人気が高まっています。
カナダ
学生の留学地として人気の高いカナダ。
大自然が広がり、アメリカと陸続きであることから観光地が多く、多国籍国家であることから様々な自然や文化に触れ合うことができます。
また、イギリス英語とアメリカ英語が入り混じった比較的綺麗な英語を学ぶことができるため、語学学校が豊富で「英語を学びたい!」という目的を持った留学生が多いです。
しかし、日本人をはじめ留学生に人気な国であり、「留学生同士で固まってしまうため、英語力が伸びない」といった声もあります。
留学費用は1年間で150万円から、と他の英語圏の国と比べると比較的安価です。
また、カナダ国内ではバンクーバーとトロントが主要な都市ですので迷う余地が少ないといった点も魅力のうちの1つです。
フィリピン
近年、留学国として人気が上がってきているフィリピン。
日本から近く、アジア圏では珍しく英語が根づいている国であり、語学学校のほとんどがマンツーマン授業です。
また留学費用が安く、集中して英語を学ぶことができるため短期留学先として人気があります。
同様に集中的に英語を学ぶことができるセブ島留学も人気が高まっています。
留学費用は3ヵ月で約15万円から、1年間で約50万円から、と他の国と比べて圧倒的に安価です。
しかし、電気代が高くエアコン等を使用の際は注意が必要です。
また、食事の質に若干の問題がありますが、近年の日本人留学生の増加に伴い現在は解決しつつあります。
留学先の国の決め方は費用がポイント!?まとめ
いかがでしたでしょうか。
近年の海外留学の人気に伴い、留学地として様々な国や地域が出てきました。
しかし、最終的には1つを選ばなければなりません。
今一度、留学目的と費用を考えてみてはいかがでしょうか。