今就活をしている人の中で大手企業を狙っている方は、富士フイルムビジネスイノベーションを候補に入れている方も多いでしょう。
そこで気になるのがやはり収入面だと思います。
そこでこの記事では、富士フイルムビジネスイノベーションの平均年収や初任給、新卒の状況、30歳での給料など、みなさんの気になりそうな部分をご紹介していきます。
是非最後までご覧ください。
富士フイルムビジネスイノベーションってどんな会社?
収入などの前にまず、富士フイルムビジネスイノベーションがどんな会社なのかをご紹介しようと思います。
元は富士ゼロックスだった
富士フイルムビジネスイノベーションは富士フイルムホールディングスの子会社で、元々富士ゼロックスという社名でした。
これはアメリカのゼロックス・コーポレーションの合併会社であったためです。
しかし「ゼロックス」という名前は世界中に知れ渡ったブランドであり、5年ごとに100億円のライセンス料がかかっていました。
さらに富士ゼロックスはアジア圏と市場を分けられていたため、市場が広がるなどの恩恵はありませんでした。
そして色々な話し合いが進んだ後に、富士ゼロックスは「ゼロックス」の名前を捨てて今の富士フイルムビジネスイノベーションに社名を変更したのです。
どんな製品を作っているの?
富士フイルムビジネスイノベーションでは主に複合機とプリンターを製造しています。
その種類は豊富で企業向けのオフィス製品から一般家庭向けのものまで幅広く手がけています。
またここ数年はソフトウェアやネットワーク事業に力を注いでいます。
社風や規模は?
富士フイルムビジネスイノベーションでは現在1万人を超える社員が働いており、資本金は5億円です。
そして名前に表されているように「ビジネスに、革新を」をキャッチコピーとして変革を生み出せる会社を目指しているようです。
富士フイルムビジネスイノベーションの収入は?
ここからは本題である富士フイルムビジネスイノベーションでの収入についてご紹介していきます。
平均年収
富士フイルムビジネスイノベーションの過去5年間の平均年齢は42.8歳です。
そしてその平均年収は1017万円となっています。
低い年でも900万円代後半を維持しており、これは日本の平均年収の倍以上ということになります。
また20代前半から400万円に到達し、30代で700万円を突破、40代で1000万円に乗るといったすさまじいスピードで昇給していきます。
そして業務内容の観点から見ると営業部より技術開発部の方が給料は高い傾向が見られます。これは電気機械、もしくは情報系の専門知識を必要とするためですね。
就職には理系が有利と言われている今の時代、会社に入ってからも理系の方が有利なようです。
しかし、どの部でも課長クラスになれば1000万円を超えることができます。
また2019年から富士フイルムビジネスイノベーションは能力に応じて給料を支払う制度を取り入れています。
営業などは特に成果によって給料が変わります。
ですが年功序列が消えたわけではないので、完全に能力に応じた制度になるにはもう少し時間がかかりそうです。
新卒の初任給
一概に新卒と言っても大学卒、大学院卒などで初任給は変わり、概ね以下の表のようになります。
【新卒学歴別初任給】
大学卒 | 大学院卒(修士) | 大学院卒(博士) | |
---|---|---|---|
初任給 | 23万円 | 25~26万円 | 30万円 |
ボーナス | 年2回(合計4ヵ月分) | 年2回(合計4ヵ月分) | 年2回(合計4ヵ月分) |
推定年収 | 370万円 | 420万円 | 480万円 |
引用:富士ゼロックスの年収が超高い理由は?年代・職種・役職・学歴別年収・仕事内容を徹底調査!
これは手取りではないのでここから保険料などが引かれていくことになります。
しかし大学卒でも初任給が23万円もあり、博士課程まで卒業していれば初任給から30万円代に乗ることも可能です。
ボーナスは年2回に分けられ合計で4ヶ月分、大学卒でも100万円程受け取ることができます。
そして大学卒と大学院卒では年収にかなりの差が出ています。
大学卒の方が早く働き始めますが、長い目で見れば大学院卒の方がより高い収入を得られるようになります。
福利厚生
せっかく給料が高くても福利厚生がなければなんだか損した気分になりますよね。
富士フイルムビジネスイノベーションは福利厚生に関してもレベルの高い企業となっており、代表的な制度は以下のようになります。
- 育児休暇制度
- 介護休養制度
- 社宅
- 退職金
- 年金制度 など
この中でも皆さんが気になるのは退職金でしょう。
富士フイルムビジネスイノベーションは定年を65歳としており、退職金はその時の役職が大きく関わっているようです。
またポイント制を利用しているため、勤続年数が多い方が沢山貰うことができます。
他にも例えば社宅は家賃7割補助がついています。
ただし役職に就くと利用できなくなるので、若いうちに社宅に入って貯金をするといいかもしれません。
収入が高ければいいのか?
収入が高いということは社会人にとって非常に重要なことです。
しかしそれはストレスや働き方のバランスが取れていてこそではないでしょうか?
よくブラック企業という言葉を耳にしますが、ブラック企業とは「残業をしても残業代が出ない」などの労働基準法に違反するような会社を指します。
ブラックでなくとも、大手企業は基本的に社員が暇をしないようなスケジュール管理がされているため常に時間に追われてマルチタスクをこなさなければなりません。
この富士フイルムビジネスイノベーションも例外ではなく、調べていくと給料が高い代わりに残業や転勤が多いという口コミを多く見ます。
定時で帰りたい方や引っ越しをしたくない方には向いていない企業だと推測することができますね。
また、富士フイルムビジネスイノベーションが主軸としているプリンター事業ですが、これからの時代「ペーパーレス化」が進んでいくため10年後も今の勢いがあるのかどうかは分かりません。
収入だけではなく将来性なども見極める必要がありそうです。
まとめ
今回は富士フイルムビジネスイノベーションを収益を中心にご紹介しました。
平均年収は全国平均の倍と非常に高く、初任給を見ても他の一般企業とは比べ物にならない規模でしたね。
また福利厚生もしっかりしており就職した後も安心して働くことができる環境が整っています。
しか、転勤や残業などが多く働き方が合わないこともあるようです。
大企業を就職候補に入れている方で収入を重要視している方は、富士フイルムビジネスイノベーションを考えてみてはいかがでしょうか?