現在就職活動中の方や転職を考えられている皆さんの中には海外で取れる資格にご興味を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本国内で取れる資格もあれば、海外でのみ取れる資格も多くあります。
このページでは海外で取れる資格をまとめておりますので、是非ご参考にしてみてください。海外での就職・転職に役立つ資格も発見できるかもしれません。
海外で資格取得する意味やメリットは?
日本国内でも多くの資格を取ることができますが、海外でしか取れない資格もあります。
近年、日本企業の海外への進出や海外に住む人が増えてきたことで、海外で就職する選択肢が増えてきています。
海外での雇用が増えると、現地での資格取得が必要になったり、また海外で取った資格を日本国内で活かすということも徐々に増えているようです。
海外で資格を取るメリットを考えると、語学力の向上であったり、就ける仕事の幅が広がるといったことがあります。
また、海外で取る方が費用的に安くなるというものもあるようです。
自分のキャリアプランなどの目的や状況に応じて海外での資格取得を考えてみるのもいいかもしれません。
それでは、実際に海外でどのような資格が取れるのかをみていきましょう。
海外で取れる資格
これからご紹介する資格は、海外で取ることが出来る資格になります。
日本国内で取れる資格もありますので、是非ご参考にしてみてください。
バリスタ(barista)
バリスタ(barista)は、イタリア語で「バール(bar)でサービスをする人」という意味ですが、日本国内では「コーヒーを美味しくいれてくれる人」と思われているようです。
本場のイタリアのバールはカフェの提供だけではなく、夜になればお酒も提供するお店も含まれます。
日本での資格取得は、JBA(日本バリスタ協会)によるライセンスと日本スペシャルティコーヒー協会による「コーヒーマイスター」が人気で、スクールでの講座の終了証がバリスタの資格代わりとなっていますが、本場イタリアやオーストラリア・ニュージーランドでは国家資格として取り扱われているようです。
バリスタ(barista)の資格を取った後は、現地で修業をしてそのまま就職をしたり、日本に帰ってきて自分のお店を出す流れが主流になっています。
ワインスペシャリストWSET
ワインの資格として、WSET(The Wine and Spirit Education Trust)という資格があることは皆さんご存知でしょうか?
WESTは、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関で、ワイン産業をサポートするイギリスのワイン商組合『Vintners Company』により1969年に創設されました。
1年間で約7万人の人達が認定試験を受けており、国際的にも認知されている認定資格となります。
ビギナーからスペシャリストまでのワインは4段階(Level1~Level4)、日本酒は2段階のコースがあり、ワインのLevel2が日本のソムリエ資格と同様のものであると言われています。
参考サイト:CAPLAN
WSETの資格を取った人達は、自分でBARを経営していたり、一流ホテルのBARで働くことが多いようです。
タイ古式マッサージ
タイ古式マッサージの資格は、日本国内では国際ボディメンテナンス協会(IBMA)が「タイ古式マッサージセラピスト」として発行しています。
本場のタイでは、タイ国政府文部省・厚生省認定校(CCA)との提携により、講座の受講と資格試験に合格することでタイ国政府文部省・厚生省認定校(CCA)修了証が取得できます。
日本のスクールに通うよりもタイの現地で取る方が費用的に安く済むようですが、本場の技術を直接学んできたと言えることがブランディングにも繋がるようで、現地での資格取得がおすすめできるかもしれません。
ファースト・エイド(救命救急の国際資格)
救命救急の資格であるファースト・エイドという資格があります。
スポーツや災害、交通事故様々な場面で必要とされる資格で、オーストラリアやハワイといったところでは最短3日で取得できるようです。
日本国内でも、【般社団法人 日本救急看護学会】が主催するコースを受講し、修了試験に合格し実技コースを修了した人に資格が授与されます。
バリエステ
バリエステは、日本国内ではリラクゼーションという印象が強いですが、元々は王族の健康回復を目的に何年も伝承発展してきた技術です。日本国内でもスクールに通えば、バリエステの資格は取ることが出来ますが、インドネシア・バリ島での取得が可能です。
早ければ3~5日間でインドネシア・バリ島政府公認「資格認定証」の取得が可能で、技術面だけではなく人を癒すのに必要な精神や姿勢を学ぶことができます。
象使い
ラオスでは「象使い」という面白い(変わった)国家資格を取ることができます。
気になる試験内容や期間・料金を調査してみると、最短1日で料金1万円程度で資格がとれるようです。
受講内容としては、実際に象に乗ったり、象語で指示を出したり、メコン川に入水、振り落とされる・・・といったことをするようです。
象使いの資格が就職にどこまで使えるものかわかりませんが、面接時に話題を作る材料になりそうですね。
ケンブリッジ英語検定
ケンブリッジ英語検定とは、Association of Language Testers in Europe(ALTE-ヨーロッパ語学検定協会)によって確立されており、ヨーロッパの言語を対象とした能力評価の国際基準として幅広く用いられている5段階制に沿ったものになります。
レベルは5段階あり、CPE(Certificate of Proficiency in English)という最上級のレベルになれば、英検1級以上・TOEIC875点以上に並びネイティブスピーカーとさほど変わらない実力になるようです。
将来、英語を使った仕事に就きたい・英語の国際資格を取っておきたい方にはおすすめの資格と言えるのではないでしょうか。
MBA(経営学修士)
MBAとは、Master of Business Administrationの略で、日本では経営学修士と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。
多くの人にとってあまり聞きなれない資格かもしれませんが、楽天ホールディングス会長の三木谷浩史氏やMicrosoft日本法人代表執行役社長の樋口泰行氏がMBAを取得されています。
※両者共に、ハーバード大学でMBAを取得しています。
MBA(経営学修士)を取得するメリットとして、
・経営全体を俯瞰する眼を養うことが出来る
・人的ネットワークが得られる
・ビジネスのプロフェッショナルとして活躍の場が増える
と言われています。
欧米であれば会社から高い評価は受けられ、日本でも外資系企業では早い段階で経営に携わる仕事に就けるような、就職や転職に有利な資格になっています。
世界中の大学がMBAの講座を開設をしていますが、日本国内でもMBAを取得できる大学は増えてきています。
その他ライセンス関連
海外で取得できる資格を調査していたところ、資格ではなく変わったライセンスがありましたので、ご紹介します。
犬ぞり
カナダでは犬ぞりに乗ることで、公式の資格ではないライセンスを取得することが出来るようです。
資格を取りに行くというよりも、思い出を作るという意味で犬ぞりを経験するのもいいですね。
公認サンタクロース
グリーンランドに住む長老サンタクロースの補佐をする目的でグリーンランド国際サンタクロース協会という組織が1957年に設立されました。
福祉施設や小児病棟といった自宅でクリスマスを過ごせない子供たちのために訪問をしているようです。
なお、受験資格として
・結婚していて子供がいる
サンタクロースの体型をしている(基準は服装込みで120kg以上)
・他国の人と話せる語学力がある
といった条件があるようです。
海外で有利な資格・変わった資格まとめ
海外でも様々な資格(その他ライセンス)を取れるということがわかりましたが、興味深い資格はありましたか?
就職や転職にも有利な将来的にお金になりそうな資格だったり、単純に面白いだけの(うまくいけば面接でインパクトを残せる)資格があったかと思いますが、この記事を参考にいろんな資格にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
海外で資格を取ることで、海外現地での就職がスムーズにいったり、本格的な技術を身に付けることができるかと思います。
キャリアプランを明確にして、是非ご自身に合った資格取得を目指してみてください。