子どもがいるからって、『海外旅行』に行くのを諦める必要はありませんよ。子どもと海外旅行に行くと決めたら、気になる準備を紹介します。パスポート、渡航先、飛行機、ホテル、キャンセルポリシーの5つのステップで家族全員で海外旅行に行きましょう。
■:1.子どもと一緒に海外旅行に行くには?「パスポート」
パスポートは赤ちゃんでも必要です。パスポートは、海外旅行中の「身分証明書」になるので、一般的な大人のパスポート申請の手続きを行ってください。基本的に、パスポートは本人申請ですが、乳児であれば親権者のパパやママが代理申請できます。
パスポート取り方
各都道府県により、申請場所が変わるので、こちらを参照してください。
1. 一般旅券発給申請書(1通)
申請書は旅券窓口だけでなく、各市区町村の窓口でも入手できる場合もあります。
2. 戸籍謄本または戸籍抄本(1通)
申請日前6ヶ月以内に作成されたものが必要です。本籍地の役所のみで取れるので、戸籍謄本が遠方にある場合は、郵送請求でも対応ができます。
3. 本人確認書類
赤ちゃんの健康保険証、母子手帳、親権者の身分証明書(運転免許証など)
4. 写真(1枚)
縦4.5cm×横3.5cmのサイズで、申請日前6ヶ月以内
パスポートの申請は、大人のパスポート取得期間と同じ時間がかかるので、海外旅行に行きたいと思ったら、早めに準備を始めておくと安心ですよ。
■:2.子どもと一緒に海外旅行に行くには?「渡航先」を決める!
子どもと一緒に楽しめる場所を渡航先に選びましょう。子どもの年齢に合わせて、異文化を経験させることで、大きな成長に繋がります。子どもと一緒に海外旅行に行くなら、ビーチリゾートがオススメです。ハワイ、グアム、サイパン、バリ(インドネシア)は、大人にも人気の海外旅行の場所なので、治安が良く、日本語が通じます。
家族で旅プランを一緒に考える時間も“海外旅行”の楽しみの一つです。パパやママの行きたい渡航先やアクセスしやすい国を選びましょう。
初めての海外旅行になるなら、飛行機に乗る時間が短いグアム(3時間40分)や、サイパン(3時間40分)がオススメです。
渡航先に迷ったら、キッズ旅行パック、家族旅行パックを旅行会社にオーダーするのも楽チンですよ。
■:3.子どもと一緒に海外旅行に行くには?「飛行機」
Q.飛行機には何歳から乗れるの?
A.首が座っていれば、0歳から大丈夫です。
「そんなに小さい時に、海外旅行に行くメリットってあるの?」という、疑問が湧きますが、子どもと”海外旅行”に行くなら、0歳から2歳未満がオススメです。抱っこして、膝に乗せているのが条件で、子どもの飛行機料金は、大人料金の10%です。
幼児運賃(2歳未満)
大人運賃の10% 座席の利用なし
小児運賃(2歳以上12歳未満)
大人運賃の75% 座席の利用あり
例えば、ママと子ども(2歳未満)でハワイ(10万で計算)に行く場合は、
ハワイ乗車券10万(大人)+幼児乗車券1万(子ども)=11万円
これが、12歳未満の子どもなら、
ハワイ乗車券10万(大人)+幼児乗車券7.5万(子ども)=17.5万円
■:4.子どもと一緒に海外旅行に行くには?「ホテル」
日本では、「大人2人の宿泊だから、いくら」の人数制の料金区分が多いですが、海外のホテル料金は、ルームチャージといって、部屋のタイプ別で料金が変わります。ダブルルームに大人2人で泊まっても、大人2人と赤ちゃん1人の計3人が泊まっても料金は同じです。
大きく分けるとこの3パターンが主流です。
幼児料金(0~2歳未満)
ホテルのベッド:なし(添寝)
ノーベッド(添寝)子供料金(2歳以上~12歳未満)
ホテルのベッド:なし(添寝)
小児料金(2歳以上~12歳未満)
ホテルのベッド:あり
※家族旅行パックの場合、子ども料金が無料の場合や、2人までは無料などのキャンペーンを行なっている旅行会社もあるので、こまめにチェックしましょう。
個人でホテル予約をする時には、何が必要で何が不要なのかを伝えて、クリアな料金プランで宿泊しましょう。
■:5.子どもと一緒に海外旅行に行くには?「キャンセルポリシー」
子どもと海外旅行に行く準備をしっかりしていても、子どもの体調だけは準備は完璧にできません。前日までは元気だったのに、急な発熱や嘔吐などの症状が出たら、キャンセルしましょう。旅行会社を通して海外旅行パックを予約している場合は、キャンセル料金が発生しますが、正規の飛行機運賃を支払っている場合は、手数料を支払え旅行時期を変更することができます。また、飛行機のチケットを買うさいには、変更可能かどうかも確認しましょう。
ホテルもキャンセルではなくて、リスケジュールであれば柔軟に対応してくれる場所が多いので、事情を伝えて行けないと判断した時点で、早めに問い合わせましょう。
子どもと海外旅行に行くと決めたら、キャンセルポリシーや返金の有無、変更不可などの項目をチェックしてから、契約するようにしましょう。子どもの一生の思い出を作ってあげたいですね。素敵な海外旅行にしてください。
Aida Minamoto
【参照】