”ゲームデザイナー”とは、ゲームの中に登場するキャラクターやアイテム、背景などの様々な絵をデザインすることが主な仕事です。
CGを駆使したデザインとなるため、専門的な知識な高い画力が必要となってきます。
それでは、”ゲームデザイナー”と”ゲームプランナー”は何が違うのでしょうか?就職先や仕事の企画に関する詳細についてもご紹介します!
ゲームデザイナーとは?
”ゲームデザイナー”とは、ゲームの中に登場するキャラクターやアイテム、背景などの様々な絵をデザインすることが主な仕事です。
仕事はデザインだけに留まらず、ゲームのストーリーを考えたり、世界観やゲーム内のシステムを決めることもあります。
手がけたゲームが社会現象を巻き起こすほどのブームになることもあるため、厳しい世界でもありますが、夢のある世界で働いていると言えます。
有名なゲームデザイナーは?
ゲームデザイナーとして有名な方はたくさんいます。その中でもとり分け著名なゲームを手がけたのは、次の方々です。
日本を代表するゲームデザイナーの一人として名が挙がるのが、『ドラゴンクエスト』の生みの親である堀井雄二さんです。
テレビゲームの業界に強い影響を与えた人物としても知られており、”ゲームデザイナー”という職業を確立させた先駆者です。
ホラーゲームとして人気の『バイオハザード』を手がけたゲームデザイナーは三上真司さんですが、ご本人は怖いものが苦手だと話しています。
上司から「怖いものは好きか?」と問われ、「嫌いです」と答えたところ、「じゃあやれ」と言われたという面白いエピソードを持っている方です。ホラーを苦手としているからこそ、自分が恐怖に感じていることをふんだんに詰め込んだゲームがヒットしたのかもしれませんね。
『スーパーマリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズ、『ドンキーコング』シリーズの生みの親として知られるのが宮本茂さんです。
その知名度は世界にまで及んでいます。
このように、ゲームそのものは有名でも、ゲームデザイナーまで知っているという人はゲーム通だと言えるでしょう。
しかし、改めてデザイナーを知ることで、いかに素晴らしい職業であるかが分かりますね。
ゲームデザイナーの仕事
ゲームデザイナーの仕事は、キャラクターや背景など「絵」に関するものだけではありません。
現場では企画や構成の部分から深く携わるなど、重要なポジションを任されています。
作品の全体に関わっている
ゲームにはアクションやRPG、音楽やシューティング、アドベンチャー、ロールプレイング、パズルなど実に様々な種類があります。
ゲームデザイナーはゲームそれぞれの特徴を活かして、プレイヤーが楽しく、かつ飽きずに遊べるような企画を立てたりコンセプトを考えていきます。
ディレクターやゲームプランナーとも意見を出し合い、ゲームの世界観をより良くするために何度も話し合います。
さらにはシナリオライターと一緒に、ゲームの設定やストーリーのテーマなどにも深く関わっていきます。
ゲームプランナーとの違い
ここで、”ゲームデザイナー”と”ゲームプランナー”の違いについてご紹介します。
ざっくり言うと、”ゲームデザイナー”と”ゲームプランナー”は基本的に「同じ」だとされています。
呼び方が違うだけで、どちらもどのようなゲームを作っていくのかを考え、コンセプトなどを決めていきます。
主な就職先は?
ゲームデザイナーの主な就職先は、「ゲームメーカー」や「ゲームソフトの制作会社」です。
いきなりフリーランスとして活動しても、経験や実績を積むことが難しくなってきます。
まずは現場で先輩ゲームデザイナーからいろいろと教わり、仕事に慣れていきましょう。
企業に勤める場合
ゲームデザイナーとして就職活動をする場合、大手の企業として『任天堂』や『バンダイナムコ』、『ソニー』、『コナミ』など多くの会社があります。
大手は当然のごとく競争率が高いため、就職するためには相当の努力が必要となってきます。
ゲームデザイナーとして十分なスキルがあることや、ポートフォリオで自分の実力をしっかりと見せることが大切です。
大手の会社でなくとも、ゲームを作っている企業はあります。
こちらの方が大手よりも就職しやすい傾向にあり、ゲームを制作するのは大手と同じようにできます。
求人情報をしっかりと確認し、自分がゲームデザイナーとして働きたいと思える会社に就職が叶うと良いですね。
雇用形態も様々
ゲームデザイナーとして就職できた場合、正社員のみならず、契約社員や派遣社員、アルバイトなど様々な雇用形態があります。
未経験者だった場合は契約社員やアルバイトとして採用され、ステップアップしていくことで正社員に昇格できるというスタイルを取っている企業もあります。
ゲームデザイナーは人気の職業ですが、求人そのものはそんなに多くありません。
はじめは雇用形態にあまりこだわらず、どのような形でも働けることに喜んで仕事をしていくのが良いでしょう。
フリーランスになる場合
もちろん、フリーランスになることが悪いわけではありません。
学校で専門的な知識を学んで卒業したあと、すぐさまフリーランスのゲームデザイナーとして活動をはじめる人もいます。
多くの人はいずれかの会社で何年か働いてからフリーランスになる道を選びますが、中には自分の会社を立ち上げる人もいます。
ただ、フリーランスの弱みとして、仕事がなければ収入が得られないという点が挙げられます。
仕事につながるような人脈を作ったり、大きな信頼を得られるような仕事に携わることで、徐々に活動の幅も広がっていくでしょう。
ゲームデザイナーについてのまとめ
ゲームデザイナーは、登場するキャラクターや背景など、イラストだけを手がけているわけではありません。
ゲームの考案や世界観などにも深く関わっていくため、ゲームの制作においてかなり重要なポジションにいます。
仕事内容も多岐にわたっており、ゲームをプレイする人をいかに楽しませ、飽きさせないかのテクニックも問われます。
ゲームデザイナーが考案したゲームが大ヒットにつながり、数十年にわたって愛される作品となるものもあります。
さらに、手がけるゲームが次々とヒットになり、世界的に知名度の高いゲームデザイナーとなる人もいます。
ゲームデザイナーの全員が全員、有名になれるほど甘い世界ではありません。
しかし、何がヒットするか分からない業界でもあるので、とても面白く、楽しい仕事ができる世界であると言えます。