有名なキャッチコピーでは何を思い出しますか?
きっと琴線に触れるキャッチコピーは人によって様々でしょう。
さてこのキャッチコピーですが、企業や脚本家が手掛けるのではなく、プロのコピーライターに依頼したものを採用しているのがほとんどです。
そこでこの記事では、有名なコピーライターの紹介と、映画や企業のキャッチコピーがどのようにして生まれるか?を紹介していきます。
時代に名を残す有名なコピーライター
まずは業界の中で名を残している、才能溢れる有名なコピーライター4名を代表作と共に紹介していきます。
有名なコピーライター・男性編
男性の有名コピーライターには糸井重里さんや、佐々木圭一さんが挙げられます。
糸井重里
世の中にコピーライターという仕事を広めたと言っても過言ではないコピーライター。
企業はもちろん、スタジオジブリのキャッチコピーを多く務めているので、有名なキャッチコピーをたくさん生み出しています。
代表的なキャッチコピー
佐々木圭一
これからの時代を担う若い世代のコピーライターの一人です。
とはいっても、もともとコピーライターの素質はなかったと自他共に証言していて、サラリーマン時代に独自のコピーの法則を発見し、「伝え方が9割」の著書で有名になりました。
代表的なキャッチコピー
有名なコピーライター・女性編
女性の有名なコピーライターといえば、児島令子さんと大宮エリーさんが挙げられるでしょう。
児島令子
女性コピーライターの草分け的存在とも言われていて、女性の視点で時代を反映した企業コピーを数多く残しています。
働きながらコピーライター養成講座で学んできた苦労人で、多くの女性ライターの目標になっています。
代表的なキャッチコピー
大宮エリー
マルチに活躍されていますが、本業はコピーライターとして多くのCMを手がけてきました。
薬科大学出身の経歴を持ち、とことん面白いことを追求する姿勢に多くのアーティストからビデオクリップ作成を任されています。
代表的なキャッチコピー
映画や企業のコピーの生まれ方
有名なトップコピーライターでも、一つの映画や企業のコピーを生むまでには、膨大な時間と労力を費やします。
なぜなら、あくまでもキャッチコピーというのは、対象の商品やサービス・映画をできるだけ多くの人に知ってもらい、お金を使ってもらうために作られるものだからです。
したがって自分の表現を「分かってくれる人だけに伝わるコピー」ではなく、「できるだけ多くの人の心に刺さり、商品が売れるコピー」でなくてはいけません。
そのためにコピーライターは、以下のような3つの手順を必ず踏みます。
クライアントとの打ち合わせ
どのような商品(映画)で、どのようなターゲットに向けてなのかを、企業や脚本家と綿密な打ち合わせを行います。
またパッケージやポスター制作など、商品に携わったあらゆる部門の人との意見もすり合わせていくことが大切な作業です。
マーケティング
企業や映画の作り手側の意図が分かったところで、どのように広めていくのか?同業他社ではどのようなコピーが使われているか?などをリサーチしていく仕事です。
この情報収集を怠ってしまうと、消費者のニーズに合わないどころか、似たようなキャッチコピーを作ってしまい、著作権違反に繋がってしまうことがあります。
作成・修正
一つのキャッチコピーに対し、コピーライターは実にたくさんのキャッチコピー案を提出します。
どんなに有名なコピーライターでも、自分がこれ!と思ったキャッチコピーにこだわり続けることはありません。
これがアーティストとコピーライターとの違いで、あくまでもクライアントの要望を最優先に仕事を進めていかなくてはならないからです。
以上のように、何度も打ち合わせ→情報収集→ライティング→修正を重ねながら、やっと一つのコピーが出来上がります。
つまり、自分が書きたいコピーではなく、商品が売れるコピーを作る作業がコピーライターの仕事で、ビジネスの中で生まれていくものなのです。
忘れられない有名な企業の名コピー
この章では、ビジネスとして企業イメージをしっかり定着させた過去の名コピーを、箇条書きで紹介していきます。
誰もが聞いたことがある有名なフレーズの数々です。
心に残る有名な映画の名コピー
次に紹介するのは、映画のおすすめ名コピー集です。
コピー一つで映画の興行収入が変わるほど重要な要素になります。
有名映画や企業コピーを作るコピーライターのキャッチコピーまとめ
有名なコピーライターや名キャッチコピーを紹介しながら、コピーライターの仕事についてまとめてきました。
一口に広告と言っても、大手のFC広告もあれば商品単体のキャッチコピーを依頼される時もあります。
またこれからの時代は、Web広告の需要もますます増していく時代ですね。
つまり3秒以内で目にとめてもらえるようなキャッチコピーを、より求められる時代に突入しているというわけです。
我こそは言葉の魔術師に!というあなた。
ぜひコピーライターの世界に興味を持ってみてはいかがでしょうか。