動画編集を学ぼうとしている人の中には、独学で勉強をしようと思っている方も多いのではないでしょうか。
独学であれば、自分のペースでコストを抑えて勉強することができますが、スキルが身についているのか不安になりますよね。
今回の記事では、独学で動画編集スキルを身に付ける方法、さらにスキルアップするにはどうすればいいのかなどを紹介します。
独学で動画編集スキルを身に付ける方法
動画編集は意外と簡単なものです。
そのため、独学でスキルを身に付けることも不可能ではありません。
できるだけコストをかけずにスキルを身に付けたいという方には独学で勉強してみるのも良いでしょう。
独学で勉強する方法は主に3つです。
- 本で学ぶ
- 無料の動画で学ぶ
- ブログやサイトで学ぶ
それぞれの学び方のメリットとデメリットを紹介していきましょう。
本で学ぶ方法
動画編集に関する書籍は多く販売されているので、教材に困ることはないでしょう。
最近は電子書籍などもあるので、保管場所などの問題もなく購入できます。
そんな本で学ぶ方法のメリットとデメリットを紹介します。
本で学ぶメリット
- 比較的安く専門的な知識が得られる
- 体系的にまとめられている
- 分野ごとに学べる
本で学ぶ方法は、教材を購入するための費用がかかりますが、専門学校などに通って学ぶことに比べるととても安いです。
体系的に内容がまとめられているので、どこから勉強をすればいいかわからない方や初心者の方におすすめの勉強方法です。
分野ごとに詳しくまとめられた本もあるので、より詳しく学びたい部分があればピンポイントに勉強できるのもメリットでしょう。
本で学ぶデメリット
- 該当ページを探すのに時間がかかる
- 実際の画面で操作してみないとわかりづらい
- わからないことを質問できない
デメリットとしては、該当ページを探すのに時間がかかること、実際の画面で操作してみないとわかりづらい部分があることなどでしょう。
索引などで調べられるとしても、技法の名称などがわかっていないと時間がかかってしまいます。
他にも、ページの制約などもあるので詳しい説明が省かれてしまっていることもあって実際の画面での使い方がわかりづらいことが多いです。
操作方法を本で学びたいのであれば、図や写真などが多い本を選ぶと良いでしょう。
SNSなどのアカウントで勉強の進捗を乗せたりして、実際に動画編集をしている人たちと繋がっておけば、わからないことがあっても質問できるかもしれません。
YouTubeで学ぶ方法
YouTubeなどで動画編集のやり方を発信している人がいます。
同じ内容でも説明が違うこともあるので、わかりやすいと思う動画を見つけましょう。
動画がたくさんあるのでメリットしかないと思う方もいるかもしれませんが、デメリットも存在します。
YouTubeで学ぶメリット
- 実際の編集画面の動きを見ながら勉強できる
- わからないことは検索で探せる
- 無料で学べる
動画では実際の編集画面を動かしながら説明しているものがほとんどなのでわかりやすいです。
一つの技法につき一つの動画にまとめて説明していることが多いので、わからないことは検索すればすぐに見つけることができるでしょう。
そしてなにより、全て無料で見ることができるのでお金をかけずに学びたい方にぴったりの勉強方法といえます。
自分に合ったチャンネルに出会うことができればさらに学習を進めやすくなるでしょう。
YouTubeで学ぶデメリット
- 必要ではない情報がある
- どこから勉強すればいいかわかりづらい
- 動画でわからなかったときに質問できない
デメリットは、誰でも発信できるので、編集が上手くない人の解説動画も検索に出てきます。
そのため有益な情報かどうかを見極める力が必要になってきます。
また、わからないことを検索するので、何がわからないかをわかっていないと上手く動画を探すことができません。
動画を見てわからないことがあっても質問ができないことも多いです。
検索能力や情報の見極めが必要なので、動画編集をしたことない方には向いていない勉強方法と言えます。
しかし、動画編集を多少やったことがある人がわからないところを勉強するのには非常に有益な方法です。
ブログやサイトで学ぶ方法
YouTubeと同じように、ブログやサイトで動画編集方法を発信している人がいます。
実際に動画編集の仕事をしている人が備忘録代わりに書いていることもあり、より高度なスキルを学ぶことができることも可能です。
そんなブログやサイトで学ぶ方法のメリットやデメリットはこちらです。
ブログやサイトで学ぶメリット
- Google検索ですぐに探せる
- 自分のペースで進められる
- 無料で学べる
わからないことの単語でGoogle検索すれば解説されているサイトのページなどが表示されるので疑問点をすぐに解消することができます。
また、動画と違って自分のペースで読み進めることができるのでわからないところはじっくり考えながら勉強できるところもメリットです。
サイトもたくさんあるのでもしわかりづらくても他のサイトを見れば理解することができることもあるでしょう。
ブログやサイトで学ぶデメリット
- 実際の画面で操作してみないとわかりづらい
- どこから勉強すればいいかわかりづらい
- わからないところを質問しても返事が来る確率が低い
ブログやサイトは画像や文章がメインなので、実際の動きがわかりづらいです。
そのためYouTubeと組み合わせて学ぶのがおすすめです。
動画では説明しづらい部分をブログで、実際の動きを見ながらの説明はYouTubeでと使い分けている方もいるのでわかりやすいサイトを探してみると良いでしょう。
ブログやサイトも、動画と同じようにどこから勉強したらいいのかわかりづらいため、初心者の方は体系的に説明しているサイトを探すなどの工夫が必要です。
わからないことがあればブログではコメント機能があることが多いので、分からないことはコメントで聞いてみることはできます。
しかし、必ず返事が来るわけではないので気を付けましょう。
動画編集のスキルをアップするには
上記の勉強方法で、カット方法やテロップや効果音の挿入など動画編集の基礎から勉強し、スキルを身に付けられるでしょう。
しかし、その後スキルをアップするために何をすればいいか悩んでしまうことが多くあります。
躓いたときや、動画編集を学ぶ際に意識しておくと良い2つのポイントを紹介します。
動画制作の目的を把握する
動画は認知度アップやブランディングなどの目的を達成するために制作されます。
動画編集は、動画制作の作業の一部です。
一つの動画は企画の立案から始まり、動画に使用する映像の撮影や素材の作成、それらを使用して編集することで完成します。
動画編集の仕事は撮影された映像や素材を使用して決まっている企画やテーマに合った動画を作り上げることです。
映像を編集するとき、目的を達成するために有効な動画の編集を意識していると、より完成度の高い動画を作ることができるようになりますが、もし目的を正しく理解できていないと、的外れな編集になってしまう可能性があります。
そのため、撮影や企画を学び、どんな意図で企画されたのか、どんな表現をしたくて撮影のカメラワークや構図を決めたのかを考えながら編集する必要があります。
意図などを汲み取って編集できる人は、動画制作に欠かせない人材となっていくでしょう。
他の動画クリエイターとも差別化ができるようになり、単価も上げることができます。
ですので、動画編集のスキルがある程度身に付いたら、企画や撮影についても勉強するのがおすすめです。
専門分野を徹底して勉強する
動画編集の基礎を学んで、実践に移ると思います。
何本も練習で動画を編集していると、楽しくて時間を忘れてしまったり、特に好きだとか得意だという作業が出てくると思います。
自分の得意や好きがわかったら、その作業を徹底して勉強してみましょう。
まんべんなく動画編集スキルがあるより、特にこのスキルに自信があります!というように特化した部分があると動画にもオリジナリティーが出てきます。
勉強方法としては、極めたいと思っているスキルを得意としているチャンネルを探して、真似してみましょう。
最初はオリジナリティーは意識せず、全く同じように模写ができるようになることが大切です。
ある程度のスキルが身に付いたと思ったら、今度は自分自身も解説動画を作成して投稿してみましょう。
人に教えるために丁寧にわかりやすく解説するのは難しいですが、自分自身もより理解を深めることができます。
動画編集について学んだことを積極的にアウトプットすることはスキルアップに重要です。
たくさんいる動画編集者の中で差別化を測りたいのであれば、専門分野を徹底して勉強するのが良いでしょう。
スキルアップを目指すならスクールで学ぶのがおすすめ!
独学で勉強するのはどうしても限界があります。
そんな時は、お金はかかってしまいますがスクールで学ぶのがおすすめです。
現役プロの講師がカリキュラムを組んでいるスクールや、副業・フリーランス向けの案件を紹介してくれる制度があるスクール、就職支援サポートが手厚いスクールなど将来のキャリアプランに合わせて選ぶことができます。
動画・映像クリエイターのスクールはたくさんありますが、そのなかでもおすすめの3つを紹介します。
ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座
ヒューマンアカデミーはライフスタイルに合わせて学習スタイルが選べるので仕事をしながら、家事をしながらでも無理なく動画編集の勉強をすることができます。
カリキュラムの中にポートフォリオ制作もあるので、卒業後すぐに動画編集者として活動が可能です。
オンライン学習でつまずいたらすぐにチャットで質問ができ、回数も無制限なのでわからないを放置しなくて済みます。
就職・転職サポートも手厚いので、特に企業に就職して動画編集の仕事がしたいという人におすすめのスクールです。
全国23ヶ所に展開されている校舎はどれも主要駅近くにあり通いやすいのもヒューマンならではの強みです。
現在無料説明会が開催されており、進路などの相談にものってもらえるのでまずは説明会に参加してみましょう。
MOOCRES(ムークリ)
ムークリは副業・フリーランスに特化したスクールです。
受講中に案件獲得して、講師のサポートを受けながら納品までを実際に教わることもできるのでリアルな動画編集を学ぶことができます。
ムークリはクラス制ですが、一クラス1~6名の少人数制となっています。
質問がしやすいよう人間力も備えたフレンドリーなプロの講師が超密着指導してくれるので未経験者でも安心して受講できるでしょう。
動画制作に必要な動画編集ツールのAdobe CCを3か月間無償で利用できたり、PCのレンタルが実質無料など勉強を始める初期費用が抑えられるサポートも魅力です。
オンラインで気軽に参加できる個別相談会が無料で開催されているので気になることがあれば相談してみてください。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGは月間300万PV以上のWEB制作会社「株式会社LIG」がプロデュースしているスクールです。
トレーナーによる個別指導なので自分のペースで勉強を進めることができ、最短3ヵ月でクオリティの高い動画を作れるようになります。
動画編集だけでなく、撮影実習や企画シナリオのカリキュラムもあるので動画クリエイターとして必要なスキルをこのスクール一つで学ぶことができます。
有志の卒業生による勉強会、トレーナーによる特別授業などが開催されており、卒業後も学び続けられるコミュニティです。
さらに卒業後も案件紹介を受けることができ、株式会社LIGが運営するYouTubeチャンネルの編集業務や運営会社やトレーナー経由でのPR動画制作案件といった案件に携わる機会があります。
関東にある各校舎とオンラインで説明会を実施しており、個別で相談ができるので疑問があれば直接尋ねてみましょう。
動画編集を独学で学ぶ方法・スキルアップする方法まとめ
動画編集を独学で学ぶ方法やスキルアップをするにはどうすればいいのかについて紹介しました。
スキルアップするのに一番いい方法は自分の得意を見つけることです。
また、悩んでいるのであればスクールで学ぶと実際のプロに教わることができるのでよりクオリティの高い動画を作れるようになるでしょう。
動画編集はそこまで難しくないスキルだからこそ、努力をしたぶんだけ返ってきます。
よりスキルを磨いて、自分らしい作品づくりをしてください。