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司法試験・予備試験合格に向けた憲法の勉強法とは?短答式・論文式ごとに解説

更新日:2024-10-08

司法試験・予備試験合格に向けた憲法の勉強法とは?短答式・論文式ごとに解説

憲法は短答式試験・論文式試験のどちらでも問われるもので、いずれにしても難易度が高いといわれています。

例えば短答式試験での憲法は通年平均点が他科目と比べても低い傾向にあり、論文式試験はそもそも論文の書き方が分からないといった方もすくなくありません。

そこで今回は、短答式試験・論文式試験ごとに憲法のおすすめの勉強法について解説します。

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司法試験・予備試験における憲法とは

司法試験および予備試験における憲法の学習では、総論、人権、統治の3カテゴリーの理解が必須です。

短答式では、全選択肢の正誤を判断する必要があり、消去法が使えないため、難易度が高いと言われています。

一方で論文式試験は、最近では「憲法適合性」を問う問題が中心で、法律が憲法に適合するか否かを論じる形式が一般的です。

判例や異なる見解を取り入れつつ、結論への論理的な展開が求められます。

憲法の習熟には深い理解と論理的思考が要求され、効果的な学習法を身につけることが成功の鍵となります。

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短答式試験合格のための憲法の勉強法

憲法の短答式試験では、総論・人権・統治分野にわたり、判例や学説の知識が問われることが多いです。

出題形式としては判例の知識確認問題、見解問題、学説・条文確認問題の3つで構成されています。

判例問題では判例の趣旨を詳細に理解すること、見解問題では異なる学説や判例の批判・根拠を把握すること、学説・条文問題では通説や具体的な憲法条文の知識が求められます。

そこでここでは、短答式試験合格のための憲法の勉強法についてご紹介します。

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判例を意識する

憲法の問題では、判例の理解とその応用が重要です。

判例に基づいて合憲または違憲の結論を導く際、判例の結論と問題の事例がどのように異なるかを明確にする必要があります。

また、違憲審査基準を定立する際には、その判例がどのような考慮要素をもとにどのレベルの審査基準(厳格、中間、緩やか)を適用しているのかを把握し、問題に適切に適用することが求められます。

上記の学習により、理論と実践の間のギャップを埋めることができます。

過去問を繰り返し解く

司法試験の憲法において、人権分野は重要な出題エリアです。

特に、よく出題される人権とそうでない人権が存在するため、過去問演習を通じてこれらの傾向を把握し、今後の試験に備えることが重要です。

また、過去の出題趣旨や採点実感を分析することで、出題者が何を求めているのか理解することができ、効率的に点数を稼ぐ準備ができます。

特に、違憲審査基準の設定においては、規制の目的、権利の性質、制約の程度を考慮し、薬事法判決や小売市場許可制判決などの重要判例との対比を通じて論じることが求められます。

過去の試験問題を繰り返し解くことで、再度出題される可能性のある人権問題への対応力を高めることが推奨されます。

芦部憲法を読む

司法試験の憲法において、人権分野は重要な出題エリアです。

特に、よく出題される人権とそうでない人権が存在するため、過去問演習を通じてこれらの傾向を把握し、今後の試験に備えることが必要です。

また、過去の出題趣旨や採点実感を分析することで、出題者が何を求めているのか理解することができ、効率的に点数を稼ぐ準備ができます。

特に、違憲審査基準の設定においては、規制の目的、権利の性質、制約の程度を考慮し、薬事法判決や小売市場許可制判決などの重要判例との対比を通じて論じることが求められます。

過去の試験問題を繰り返し解くことで、再度出題される可能性のある人権問題への対応力を高めることが推奨されます。

論文式試験合格のための憲法の勉強方法

憲法の論文式試験の出題形式には、①主張反論型、②リーガルオピニオン型の2つがあります。

当事者としての立場で主張を論じつつ、他方当事者からの反論を想定しながら私見を述べる出題形式なので難易度が高いといわれています。

また出題形式は異なるものの、いずれの形式でも憲法では問題となる法令の合憲性を論じることや私見に対する反論を論じることが求められている傾向にあります。

答案の型を覚える

憲法の論文式試験での答案作成では、人権ごとの答案の型を意識することが重要です。

経済的自由を例に、以下のような答案の型の流れを覚えておくといいでしょう。

  1. 問題提起:本件法律が特定の権利を制約し、憲法に反する可能性があるかの確認。
  2. 人権保障の有無:対象となる権利が憲法により保障されているかの検討。
  3. 人権制約の有無:本件法律がどのようにしてその権利を制約しているかの分析。
  4. 違憲審査基準の定立:どの審査基準(厳格、中間、緩やか)を用いるかの選定。
  5. 個別具体的検討:目的の正当性、手段の適切性を検証。
  6. 結論:法律が合憲か違憲かの結論。

上記の答案の流れに従って書くことで論点漏れを防ぎ、採点者にも伝わりやすく、効果的な答案を作成できるでしょう。

また、勉強中には、これら答案の各部分にどの論点が関連しているかを意識することで、アウトプット時の知識の整理と応用がしやすくなります。

判例を意識する

論文式試験の憲法でも短答式試験同様、判例を意識することが大事です。
試験では、判例の限界を問う問題が出題されることがあり、特定の判例において合憲または違憲とされた事例を踏まえ、異なる事例でどのような結論が導かれるかが問われます。
論文式試験の憲法を乗り越えるには、判例の結論がどのように導かれたかを理解し、本件事例との違いを明確に示すことがポイントです。

また、違憲審査基準の定立においても、判例がどのように審査基準を設定しているかを把握することが求められます。

具体的には、判例における違憲審査の考慮要素を理解し、その基準に従って審査が行われているか、または行われるべきかを検討します。

厳格、中間、緩やかの基準の中から適切なものを選択し、それに基づいて問題の事例を分析するようにしましょう。

以上の知識と技術を身につけることで、憲法試験において高度な法的思考と正確な法的分析を展開し、成功につなげることができます。

過去問演習を何度も解く

論文式試験でも過去問を繰り返し解くのがかなり有効な勉強法だといえます。

とくに司法試験の憲法科目では、特に人権分野の問題が頻繁に出題されている傾向にあるといわれていますが、人権は定期的に変わるので対策が必要です。

このため、過去問を解析することで、どの人権がよく出題され、どのように論じられるべきかを理解することが重要です。

出題者は、違憲審査基準の定立や、具体的な判例との対比を通じて、受験生の法的思考能力を試しています。

以上を踏まえ、規制の目的、権利の性質、制約の程度などを考慮しながら、合憲性や違憲性を論じることが求められます。

過去の採点実感から、特に注目すべき点を把握し、出題傾向に適応することで効率よく点数を獲得するための準備を整えることが効果的。

過去問演習を積極的に行い、出題可能性が高い人権に備えることが司法試験の憲法での成功につながります。

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司法試験・予備試験の憲法でNGな勉強法

ここでは、司法試験・予備試験の憲法の勉強法でやってはいけない勉強法についてご紹介します。

条文を意識しない

憲法は条文の数が少ないため、試験では条文の理解が深く問われます。
特に憲法21条1項は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」と規定し、集会の自由、結社の自由、言論の自由、出版の自由、その他一切の表現の自由という5つの自由で構成されています。
したがって上記の要素がどのように相互に関連しているかを理解し、具体的な問題にどの自由が該当するのかを判断する能力が求められます。
司法試験では、このような条文を精確に読み解き、事例に応じて適切な自由を特定することが重要です。
受験生は各自由が具体的な事案にどのように適用されるかを正確に把握し、試験での答案作成に活かす必要があります。
頻出条文についても条文を確認し、その基に答案を構築する習慣をつけることが憲法突破のコツとなります。

いろいろなテキストや参考書に手を出す

憲法の勉強では抽象的な議論が多く、多くの受験生が複数の基本書に手を出してしまう人も少なくありません。
さらに、司法試験では架空の法令を用いた合憲性の論点が頻出するため、不安から多くの問題集に手を出し、答案を丸暗記しようとするケースも。
しかし、憲法の各論点には多数の学説が存在し、複数の基本書を読むことでかえって混乱を招くことがあるので色々なテキストに手を出すのは得策ではありません。
なぜなら、司法試験では初見の法令や事例が出題されるため、丸暗記だけでは対応が困難になるからです。

効果的な勉強方法としては、一冊の基本書を深く理解することが重要です。

基本書を何度も読み込み、基礎力を築き上げるべきで、分からないことや不足を感じた分野に限って他の基本書を辞書的に参照する方法が推奨されます。

上記のアプローチにより、さらに深い理解と論点の整理が可能となり、司法試験で求められる答案を書く力を養うことが期待できます。

答案添削を受けない

憲法の答案作成では、第三者による添削を受けることで確実に実力が身に付きます。

とくに憲法では法令で侵害される権利と法令で守られる利益の対立関係を論じることが求められるため、単なる法令の要件当てはめではなく、法律論を展開しなければいけません。

自己の価値判断に偏らないよう、外部のフィードバックを通じて法律論としての適切な答案の書き方を学ぶようにしましょう。

司法権・予備試験対策用の通信講座やスクールでは添削をしてくれるところがほとんどなので、積極的に活用してみて下さい。

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司法試験・予備試験の憲法の勉強法は過去問演習が大事!

今回は、短答式試験・論文式試験ごとに憲法のおすすめの勉強法について解説してきました。

司法試験・予備試験の憲法の短答式では、全選択肢の正誤を判断する必要しなければならず、かつ消去法が使えません。

また論文式試験は、最近では「憲法適合性」を問う問題が中心となり、法律が憲法に適合するか否かを論じる形式になるので答案の型を身に付けたり第三者に添削を依頼するのも有効です。

いずれにしても、判例を意識することや過去問演習はっかあせないでしょう。

司法試験・予備試験の憲法の勉強法を今回の記事を参考にしてみてください。