ネイリストになりたい人の中には、「中卒でもネイリストになれるの？」と心配する方もいるでしょう。
しかし、中卒からでもネイリストにはなれます。
そこで今回は、中卒からネイリストになる方法やとっておきたい資格などについて紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
中卒でもネイリストになれる！
結論から言うと、中卒でもネイリストにはなれます。
なぜならネイリストの職業は資格が必要なく、能力が重視される業界だからです。
学歴は基本的に影響しないため、中学校を卒業した後すぐにネイリストとして働くことができます。
しかし、ネイリストとして就職したり年収を上げたいのであれば、実力を証明するための資格を持っておくことをおすすめします。
ちなみに資格取得時にも年齢制限はなく、義務教育を修了していれば受験できるのでいつでも目指せます。
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中卒からネイリストになる方法
ここでは、中卒からネイリストになる方法について紹介します。
ネイルサロンで働く
中卒からネイリストになる方法としてまず、未経験OKのネイルサロンで働く方法が挙げられます。
ネイルサロンで実務経験を積むことによって、現場で求められるスキルや知識を習得することができます。
資格がなくても採用されるネイルサロンもあります。
少しでも費用を抑えたい方ネイルサロンでの勤務を通じて技術と現場を体験し、資格取得を目指しながら独立や大手ネイルサロンへの転職を考えてみるのもひとつです。
ネイルスクールに通う
資格取得やしっかりしたカリキュラムで学びたいといたかあはネイルスクールに通うのがいいでしょう。
ネイルスクールでは実践的な授業や資格取得の支援が行われており、とくにはじめてネイルについて学ぶ方や丁寧に教えてもらいたい人におすすめです。
またネイルスクールであれば同じスクールの受講生や講師との交流を通じて、ネイリストとしてのキャリアを築くための人脈を広げることもできるでしょう。
ネイルスクールは中層でも入学できることが多く、就職支援サポートがあればスムーズに職探しもできるメリットもあります。
ただし、ネイルスクールは高額であり、検定1級や上級を目指す場合の講座であれば100万円近くの費用が必要になることも。
経済的に余裕がある方や通いやすい場所にスクールがある方はぜひネイルスクールへの入学を検討してみてください。
通信講座を活用する
近くにスクールがない方は通信教育を利用することで、いつでもどこでも学習を進めることができます。
通信教育ではネイルに関する基礎知識から応用技術まで幅広く学ぶことができ、資格取得を目的としたコースもあるので効率的に学べます。
とくに仕事や家庭の事情でスクールに通えない方にとってはおすすめの手段だといえるでしょう。
また、通信講座はスクールに比べて費用が抑えられる点も魅力です。
ただし、基本的には独学となるため、モチベーションの維持が難しいというデメリットもあります。
講師に質問できる環境があるところやサポートが充実しているところを選べば安心でしょう。
ネイルサロンを自分で開業する
中卒からネイリストになる場合、思い切って自宅でネイルサロンを開業するのもひとつです。
ネイリストは資格がなくても始められますし、ネイルサロンのオーナーとなるため学歴は問われず、中卒でも問題ありません。
しかし、顧客や技術が全くない状態から始めるのはかなり難しく、厳しい面もあるので注意が必要です。
事前に資格を取得したり、知人の紹介やSNSを活用して集客を行うことで収入や顧客を増やすことができます。
初期費用も掛かるので慎重に見極めるようにしてください。
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中卒からネイリストになる人が目指すべき資格
ネイリストは資格必須ではありませんが、資格を持っていれば就職で有利になります。
また、自分のスキルのアピールにもなるのでお客さんからの信頼を得られるメリットもあります。
そこでここでは、中卒からネイリストになる人が目指すべき資格についていくつかご紹介します。
JNECネイリスト技能検定
JNECネイリスト技能検定は、日本ネイリスト検定試験センターが主催する、ネイリストにとってポピュラーな資格です。
ネイリストとして必要な正確な知識と技術を持っていることを証明することができるので、まずはとっておくことをおすすめします。
ネイルサロンでの就職を希望する場合、最低でも2級の資格を取得しておくのが望ましいでしょう。
JNECネイリスト技能県手は義務教育を修了していれば誰でも受験でき、中卒の方でも心配ありません。
ただし、飛び級は認められていないため、まずは3級から順に合格を目指す必要があります。
| 項目 | 3級 | 2級 | 1級 |
|---|---|---|---|
| 試験内容 | ネイルケア、ネイルアートに関する知識 | サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する技術・知識 | トップレベルのネイリストとして必要とされる総合的な技術・知識 |
| 受験資格 | 義務教育を修了しているもの | 3級取得者のみ | 2級取得者のみ |
| 受験費用 | 6,800円 | 9,800円 | 12,500円 |
| 合格率 | 84.98% | 43.04% | 39.22% |
| 試験時期 | 1月、4月、7月、10月 | 1月、4月、7月、10月 | 4月、10月 |
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定は、日本ネイリスト協会が主催するJNECネイリスト技能検定に並ぶ有名な資格です。
サロンで提供されるメニューの約60％がジェルネイルであることから、多くのサロンでは就職条件としてJNAジェルネイル技能検定中級の資格を求めることが多いです。
またJNAジェルネイル技能検定は義務教育を修了していれば誰でも受験することができるため、中学校を卒業していない方でも問題ありません。
ただし、ネイリスト技能検定と同じく飛び級は認められておらず、初級から順に合格を目指すものとなています。
| 項目 | 初級 | 中級 | 上級 |
|---|---|---|---|
| 試験内容 | ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルを施術するために必要な基礎的知識・技術 | ネイルケアとジェルネイルを施術するためにプロとしてサロンワークに必要な専門知識・技術 | ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識・技術 |
| 受験資格 | 義務教育を修了していれば誰でも | 初級合格者のみ | 中級合格者のみ |
| 受験費用 | 9,900円 | 13,200円 | 16,500円 |
| 合格率 | 約70% | 約60% | 約45% |
| 試験時期 | 6月・12月 | ||
ネイルサロン衛生管理士
JNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定と比較すると必須ではありませんが、将来的に独立を考えている方にはネイルサロン衛生管理士の取得がおすすめです。
ネイルサロン衛生管理士はおもにネイル施術を行う際にお客様の健康を守り、安全で安心なサービスと施術環境を提供することを目的とした検定です。
資格を持っておくことでネイル道具や設備、施設全体の衛生管理が適切に行えることを証明できます。
また、ネイルサロン衛生管理士の資格を持つスタッフが在籍するサロンは、JNA認定サロンとして認められるため認定を受けていない施設との差別化を図れるメリットもあります。
ネイルサロン衛生管理士の受験資格は18歳以上であり、特別な資格や実務経験がなかったり中卒でも目指せます。
ただし、ネイルサロン衛生管理士は資格取得した年を含めた3年目の12月末までが資格の有効期限となるので注意が必要です。（E続きをすれば永続認定）
| 項目 | ネイルサロン衛生管理士 |
|---|---|
| 試験内容 | ネイル道具や設備、施設全体の衛生管理に関する知識 |
| 受験資格 | 18歳以上 |
| 受験費用 | 11,000円※JNA会員なら6,600円 |
| 合格率 | 非公表 |
| 試験時期 | 毎月 |
参考：JNA 衛生管理士講習会
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ネイルスクール・通信講座を選ぶポイント
先にも述べたように、ネイリストとしての技術や資格取得を目指すのであればネイルスクール・通信講座を選ぶのがおすすめです。
そこでここでは、ネイルスクール・通信講座を選ぶ際のポイントについて紹介します。
JNA認定校かどうか
ネイルスクールを選ぶ際はJNA認定校かどうかをチェックしておくといいでしょう。
JNA認定校とは、日本ネイリスト協会が設定した厳格な基準を満たす教育機関のことを指します。
JNA認定校に所属するネイルスクールでは、整った教育環境の中で、より高度な知識と技術を習得することができます。
反対に認定校でない場合、カリキュラムが不適切であったり、学習に必要な環境が十分に整っていない可能性があります。
口コミなども合わせてチェックしながら比較検討してみてください。
資格の合格率
ネイルスクールでも通信講座でも自分が目指す資格の合格率を見ておくことで安心材料になります。
合格率が高いスクールや通信講座である場合、「講師の質が高い」「学習が継続しやすい環境が整っている」「サポートが充実している」といった可能性が高いです。
基本的に合格率を公表しているケースが多いですが、サイトを見ても分からないといった場合は実績が不足しているかもしれません。
特に資格取得を目的にしている方はぜひ確認してみてください。
開業・就職座ポートの有無
ネイルスクールや通信講座の中には、就職や開業に関する支援を行っているところも少なくありません。
就職支援には具体的にサロンへの紹介、求人情報の提供、面接対策などが挙げられ、開業支援では集客や税務に関する経営に必要な知識やノウハウを学ぶことができることが多いです。
このようなサポートが充実しているスクールを選ぶことで、卒業後のキャリアを円滑にスタートさせることが出来るメリットがあります。
資格を取得したからといって、すぐに就職できるわけではありませんので、早めに働きたい方や中卒ということがネックに感じる方こそみておくことをおすすめします。
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ネイリストの仕事内容
ネイリストの主な仕事は施術であり、ネイルケアやカラーリング、アートネイル、ジェルネイルなどが挙げられます。
基本的にはサロンにが提案している施術をおこないますが、なかにはオーダーメイドに対応しているところもあります。
また施術以外だとサロンで販売しているネイルポリッシュやケア用品、ネイルチップを販売することもあります。
そこでの売り上げがネイリストとしてのインセンティブとして反映されるところもあり、収入アップを目指す一つの方法となっています。
ほかには、店内の掃除や会計といった事務的な作業もネイリストの仕事であり、サロンならではのルールに則る形となります。
ネイルサロンである程度経験を積んだのちに独立や開業する人もいます。
ネイリストの平均年収は300万円程度
厚生労働省のデータによると、ネイリストの平均年収はおおよそ300万～320万円程度となっており、月収だと16万～30万円程度といわれています。
また年齢によっても異なり20代は200万～240万、30代は300万～360万、40代は220万～260万と30代がピークとなります。
また就職する店舗やブランド、地方によっても異なります。
一般的に地方の方が首都圏や都心よりも低く、東京などネイルサロンの店舗が多いところだと需要が高いので高い傾向にあります。
ネイルサロンの店長・オーナーなら年収アップを目指せる
ネイリストは将来的に自身のサロンを開業し、オーナーや店長として運営することで年収アップを実現できます。
ネイリストサロンの店長として働く場合、月収は30万円から40万円程度になるとされています。
さらに、ボーナスや歩合制の職場も存在するため、条件次第ではより高い平均給与を得ることができるでしょう。
ちなみにネイリストサロンのオーナーとして活動する場合、一店舗あたりの年収は約300万円が目安となります。
基本的に店舗数によって収入は大きく変動するため、どれだけ店舗を増やせるかが給与に大きな影響を与えることになります。
ネイリストサロンのオーナーになるためには、店舗の準備など初期投資が必要となるので計画的に進めるようにしましょう。
ネイリストの平均年収は？年収アップの方法やおすすめの資格も紹介
中卒からネイリストを目指すなら通信講座がおすすめ
今回は、中卒からネイリストになる方法やとっておきたい資格などについて紹介してきました。
ネイリストは学歴を重視しないことから、中卒でもプロを目指すことは十分可能です。
またネイリストになるためには実力を証明するための資格があるのが望ましいでしょう。
資格は必須ではありませんが、取得することで就職活動において有利に働くメリットがあります。
受験資格も義務教育を卒業した者や18歳以上であることなど、中卒でも受験できます。
資格取得を目指すのであれば、資格に特化したカリキュラムのある通信講座やネイルスクールに通うのがおすすめです。
今回の記事を参考にしてみて下さいね。
