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学校事務になるにはどうするべき?正社員・派遣社員等の雇用形態は?

更新日:2022-11-19

学校事務になるにはどうするべき?正社員・派遣社員等の雇用形態は?

”学校事務”とは、小学校・中学校・高校・短期大学・大学・専門学校など様々な学校に勤務し、「縁の下の力持ち」として多くの業務をこなす人のことを指します。
教師と同じく職員室で働いている学校事務の人もいるため、”先生”だと誤解されることもありますが、教師ではありません。

では、その学校事務になるにはどうすれば良いのでしょうか?正社員の他に派遣社員としても働けるのか、雇用形態も見ていきましょう!

学校事務とは?

学校事務とは

学校には、生徒たちに勉強を教える教師以外にも働いている人がいます。用務員さんもその一人ですが、今回は”学校事務”として勤務している人にスポットを当ててご紹介します。

学校事務とは、小学校・中学校・高校・短期大学・大学・専門学校など様々な学校に勤務していて、事務作業を全般にわたってこなす他、管理業務も行っています。

縁の下の力持ちのような存在

学校事務は教師ではないため、生徒たちに勉強を教えることはありません。

むしろ”縁の下の力持ち”のような存在で、教育現場の支えとなっています。

とくに子供と関わる仕事のため、子供と接することが好きな人や、子供の成長を見守りたいという人におすすめの職業です。

学校事務の雇用形態は?

それでは、学校事務になるにはどうすれば良いのかを見ていきましょう。

正社員以外にも、派遣社員やパートでの勤務があるのでしょうか?

正規から非正規まである

学校事務の雇用形態は、一般の会社で言うところの正社員に当たる「正規雇用」の職員の他に、「非正規」の職員もいます。

派遣会社に登録することで、派遣社員として学校に勤務する人もいれば、パートやアルバイトとしての雇用される人もいます。
学校によっては契約職員や嘱託職員を募集していることもあり、こちらの方が正規雇用の職員よりも就職できる可能性が高いとされています。

正規雇用の職員と非正規雇用の職員の大きな違いは、お給料や仕事内容、残業の有無です。

非正規の職員であれば、残業をすることはほとんどないとされています。
その代わり、仕事において責任ある業務を任せてもらえることが少なく、お給料も少なすぎるわけではありませんが、決して多い額ではないことが多いです。

学校事務の需要は?

学校事務の需要についてですが、求人が比較的多い方なので高めであると言えるでしょう。

公立学校に学校事務として勤務したい場合は、それぞれの都道府県が実施する「公務員採用試験(職員採用試験)」に合格しなければなりません。
臨時職員や非常勤職員であれば、各都道府県や市町村の教育委員会が求人の情報を出すこともあります。

私立の高校の学校事務を希望する場合は、各学校のホームページ上に求人が出ていたりするので、そちらをチェックして応募しましょう。

正規職員にこだわっていない方は派遣会社に登録するほか、大手の転職サイトなどに登録しておくと、条件に近い求人を紹介してもらうことができます。

学校事務も少子化の煽りを受けている?

学校事務

「学校がたくさんあるから比較的求人も多い」と上記で紹介しておきながら、いきなり矛盾した内容だと感じる方もいるかもしれません。

しかし、ここで紹介することは日本の深刻な社会問題に関することなので、いくら求人が多くても気を抜くことはできないと言えるでしょう。

ちなみに学校事務という職業は、義務教育関連で働く場合は安定している傾向にあります。
どこに勤務すると、心配なことがあるのでしょうか?

経営状態が深刻な学校もある

有名な学校を除いで、多くの私立学校は少子化の影響を受けています。
そのため、生徒を確保することに必死となっている学校が多いため、場合によっては将来性が見込めないところもあるでしょう。

とくに大学も深刻で、世の中が不景気になると進学を諦めたりする学生も出てくるため、より財政面が厳しくなってきます。

しかし、財政に関係なく、日本の小中学校は学校事務の人数が低いと言われています。
言われてみると、通っていた小学校や中学校に、「事務の先生」と呼ばれていた人がたくさんいた、という人は少ないのではないでしょうか。

どこかの学校に勤務できれば良いと考えている人は別ですが、「絶対にこの学校で働きたい」と思っている場所がある人はしっかりと求人情報を確認しておきましょう。

学校事務に向いている人は?

では、学校事務として働くのに向いている人はどのようなタイプなのでしょうか?

ただ事務の仕事をやってみたいという以外にも、次のような人が適性だとされています。

学生や教員をサポートしたい人

前述のとおり、学校事務は教員ではないので、生徒に勉強を教えることはありません。

ですが、教育機関で働いている以上、未来ある子供たちのために、教員と一丸となって教育現場を支えていくことが求められます。
生徒や教師と触れ合う機会の多い学校事務だからこそ、見えるものもあるかと思います。

自分の仕事を通して、教育現場をより良くするための手助けがしたい人にはぴったりです。

人と接することが好き

学校事務は、とにかく様々な人と触れ合う機会が多い職業です。
生徒、教員、来客、保護者など…学校を訪ねてくる人は、まず学校事務と顔を合わせるといっても良いでしょう。

そのような時に、学校事務は”学校の顔”として適切な対応が求められます。

例えば、あまり知らない人と話したり説明することが苦痛に感じる人は、少々厳しいかもしれません。
とくに他校の教員や教育関係者が訪れた場合、学校事務の印象が良くなければ、学校全体のイメージも評価されにくくなる可能性があります。

ただ事務員としていると思わず、自分も学校の一員なのだという気持ちを持って働ける人が良いですね。

真面目で責任感がある

学校事務は裏方の仕事と言えるため、目立つような存在になることはまずないでしょう。

しかし、生徒や教員の個人情報に関することを知る機会もあるため、真面目で責任感が強く、しっかりと物事に取り組める人に向いていると言えます。
また繰り返しになりますが、「縁の下の力持ち」のような存在のため、影で皆を支えることが好きな人も学校事務に適性です。

学校事務についてのまとめ

学校事務になるには、特別な資格などは必要なく、「縁の下の力持ち」として教育現場を支えたいという人に向いている職業です。

雇用についても、小学校・中学校・高校・短期大学・大学・専門学校など、場所を選ばなければ求人は比較的多くあります。
しかし、有名な学校を除いて、私立の学校は少子化の影響もあり、生徒の数が少なくなってきているのが実情です。就職を希望する学校の経済状況などは、よくよく知っておいた方が良いかもしれません。

また、正社員のみならず、派遣社員やパート、アルバイトと雇用形態も様々のため、こちらも求人情報をしっかりと確認しておきましょう。

勉強を教えること以外で子供と接することができる仕事なので、子供が好きな人にはおすすめです。