1級造園施工管理技術検定は、造園工事の現場管理や施工に関する専門的な知識や技能を有することを証明する国家資格です。
公園や庭園、緑地などの造園に関連する大規模なプロジェクトの責任者として、複雑な施工計画から進行管理まで行えるため、資格取得を目指す方も多いのではないでしょうか。
この記事では、令和6年度(2024年)最新の1級造園施工管理技術検定の試験日や、申し込み~合格発表までのスケジュールを詳しく紹介します。
また、1級造園施工管理技術検定の概要、合格率や難易度もあわせて紹介するので、ぜひ試験対策の参考にしてください。
- この記事でわかること
- 令和6年度(2024年)の1級造園施工管理技術検定の試験日
- 1級造園施工管理技術検定の申し込み~試験~合格発表までのスケジュール
- 試験の概要(受検資格・手数料・試験内容など)
- 1級造園施工管理技術検定の合格率や難易度
- 2級造園施工管理技術検定との違い
稼げる・儲かる資格おすすめランキングTOP12!取得難易度や収入アップ・副業でも活用できる資格を徹底比較【2024年最新】
令和6年度(2024年)1級造園施工管理技術検定の試験日程
1級造園施工管理技術検定は、第一次検定と第二次検定の2回あります。
第二次検定は、第一次検定合格者のみが受検可能です。
令和6年度(2024年)の1級造園施工管理技術検定は、以下の試験日程で実施されます。
令和6年度(2024年) | 第一次検定 | 第二次検定 |
---|---|---|
申込期間 | 5月7日(火)~5月21日(火) | |
試験日 | 9月1日(日) | 12月1日(日) |
合格発表 | 10月3日(木) | 翌年3月5日(水) |
第一次検定と第二次検定の試験日をそれぞれ把握して、適切な学習計画で合格を目指しましょう。
造園施工管理技士資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析
1級造園施工管理技術検定の申し込み~試験日~合格発表までの流れ
1級造園施工管理技術検定(第一次検定・第二次検定)の申し込み~試験日~合格発表までの流れは、例年以下の通りです。
1級造園施工管理技術検定 | 日程 | 流れ |
---|---|---|
第一次検定・第二次検定 | 5月 | 申し込み |
第一次検定 | 8月13日 | 受検票発送 |
9月1日 | 試験の実施 | |
10月3日 | 合格発表 | |
第二次検定 | 10月 | 検手数料支払い |
11月11日 | 受検票発送 | |
12月1日 | 試験の実施 | |
翌年3月上旬 | 合格発表 |
詳しい試験日程や手続き方法を解説するので、参考にしてください。
5月|申し込み(インターネット・郵送)
1級造園施工管理技術検定の申し込みは、インターネットまたは郵送から申し込めます。
申込期間は以下の通りです。
令和6年度(2024年) | インターネット | 郵送 |
---|---|---|
申し込み開始 | 5月7日(火) | 5月7日(火) |
申し込み締め切り | 5月21日(火)23:59まで | 5月21日(火) |
基本的に、どちらの申込期間も同じですが、インターネット申し込みの場合、締め切り日の23:59まで申し込める点が異なります。
また、郵送申し込みの場合、申込用紙の購入が必要です。
支払い方や注意点など、それぞれの申し込み方法に詳しく見ておきましょう。
インターネット申し込み
インターネット申し込みの場合、オンライン上で手続きを完結できるので、申込用紙は必要ありません。
申込期間は5月7日(火)~5月21日(火)23:59までです。
支払い方法は、以下の2種類あります。
- コンビニ払い※選択期間5月7日(火)~5月18日(土)
- クレジット払い※選択期間5月7日(火)~5月21日(火)
支払い方法によって、選択期間が異なる点に注意してください。
なお、第一次検定のみを受検する方は、インターネット申し込みをしてください。
第一次検定のみの申込用紙は、販売されていません。
郵送申し込み
郵送の場合、申込期間は5月7日(火)~5月21日(火)で、締切日の消印があるものまで有効になります。
また、郵送申し込みでは申込用紙の購入が必要です。
購入方法と販売期間は以下の通りです。
購入方法 | 郵送販売 | 窓口販売 |
---|---|---|
販売期間 | 4月9日(火)~5月13日(月) | 4月9日(火)~5月21日(月) |
申込用紙の種類 |
※第一次検定のみ用の販売はありません。 |
|
料金 | 1部各1,000円(消費税含) |
郵送販売ではインターネットなどから注文できますが、販売期間が短めな点に注意してください。
また、申込書類には「新受検資格用」「旧受検資格用」が同封されていますので、提出時に間違いがないかダブルチェックしましょう。
郵送申込の提出先は以下になります。
宛先:一般財団法人 全国建設研修センター 造園試験課
住所:〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2
電話番号:042-300-6866
8月13日|【第一次検定】受検票発送
第一次検定の受検票発送は、例年8月中旬に発送されます。
令和6年度(2024年)は8月13日(火)です。
手元に受検票が届いたら、氏名や試験会場を確認してください。
受検票に誤りがある場合や、8月20日(火)以降も受検票が届かない場合、全国建設研修センターに連絡しましょう。
9月1日|【第一次検定】試験の実施
1級造園施工管理技術検定の第一次検定は、例年9月初旬頃に実施されます。
令和6年度(2024年)の試験日は9月1日(日)です。
試験当日に遅刻しないよう、事前に試験会場までのアクセスを確認しておきましょう。
10月3日|【第一次検定】合格発表
第一次検定は例年10月上旬に合格発表があります。
令和6年度(2024年)は、10月3日(木)に合否が発表されます。
合格通知が郵送される他、全国建設研修センターの公式サイトで受検番号を確認することも可能です。
10月|【第二次検定】受検手数料支払い
第一次検定に合格した方は、第二次検定を受検する前に受検手数料を支払います。
令和6年度(2024年)の支払い期間は、10月3日(木)~10月17日(木)です。
受検手数料は14,400円です。
期限内に支払いましょう。
11月11日|【第二次検定】受検票発送
例年、第二次検定の受検票が11月中旬に発送されます。
令和6年度(2024年)の発送日は11月11日(月)です。
11月18日(月)以降も受検票が届かない際は、全国建設研修センターに問い合わせましょう。
12月1日|【第二次検定】試験の実施
1級造園施工管理技術検定の第二次検定は、例年12月初旬に実施されます。
令和6年度(2024年)の試験日は12月1日(日)です。
試験会場は、第一次検定と第二次検定で異なる場合があります。
受検票に記載されている試験会場を必ず確認しておきましょう。
翌年3月5日|【第二次検定】合格発表
1級造園施工管理技術検定の第二次検定の合格発表は、例年翌年3月上旬にあります。
令和6年度(2024年)の合格発表は、令和7年(2025年)3月5日(水)です。
基本的に、合格通知が自宅に郵送されます。
また、全国建設研修センターの公式サイトに合格番号が掲載されるので、そちらで自身の合否確認も可能です。
1級造園施工管理技術検定の概要
1級造園施工管理技術検定について、以下の基本情報をまとめました。
- 受検資格
- 受検手数料
- 試験内容
- 試験科目
- 試験時間
- 試験会場
受検資格
令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります。
第二次検定は、新受検資格に変わりますが、令和6年度から令和10年度までの5年間は制度改正に伴う経過措置として、【令和6年度からの新受検資格】と【令和5年度までの旧受検資格】のどちらの受検資格でも受検が可能です。引用元:一般社団法人 全国建設研修センター『令和6年度 1級造園施工管理技術検定の実施について』
1級造園施工管理技術検定は、令和6年度(2024年)以降、受検資格が変更されます。
ただし、令和6年度(2024年)から令和10年度(2028年)までは、新受検資格・旧受検資格のいずれかで受検できます。
なお、1級造園施工管理技術検定の新受検資格は、第一次検定と第二次検定で異なります。
第一次検定では、受検年度末時点での年齢が19歳以上であれば、だれでも受検可能です。
第二次検定は、以下の通り受験資格要件に応じた実務経験を積む必要があります。
詳しくは以下の通りです。
受験資格要件 | 第2次検定の受験に必要な実務経験年数 |
---|---|
令和3年度以降の 1級 第1次検定合格者 |
合格後 5年以上の実務経験年数 |
合格後 特定実務経験(※1)1年以上を含む 3年以上の実務経験年数 |
|
合格後 監理技術者補佐(※2)としての 1年以上の実務経験年数 |
|
2級第2次検定(旧実地試験含む)に合格した後、 1級 第1次検定に合格した者 (1級 第1次検定受検予定者を含む) |
2級合格後 5年以上の実務経験年数 |
2級合格後 特定実務経験(※1)1年以上を含む 3年以上の実務経験年数 |
|
技術士第2次試験合格者 (土木施工管理技術検定のみ) |
合格後 5年以上の実務経験年数 |
合格後 特定実務経験(※1)1年以上を含む 3年以上の実務経験年数 |
(※1)特定実務経験とは、通常の実務経験の要件に加えて,建設業法の適用を受ける請負金額 4,500 万円(建築一式工事は 7,000 万円)以上の
建設工事において、監理技術者または主任技術者(当該業種の監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下又は自ら監理技術者
若しくは主任技術者として施工管理を行った経験をいいます。
(※2)監理技術者補佐としての実務経験は、対象となる業種の主任技術者資格を有する者が、1 級第1次検定に合格後、特例監理技術者(2つの現場を
兼務している監理技術者)のもとで1つの現場に専任配置された工事に関するものに限ります。単なる監理技術者の補助等は認められません。
引用元:一般財団法人 全国建設研修センター『令和6年度より施工管理技術検定の受検資格が変わります【新受検資格】 』
1級造園施工管理技術検定の受験資格について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
造園施工管理技術検定(1級2級)の受検資格は?実務経験の有無・学歴を徹底解説
受検手数料
1級造園施工管理技術検定の受検手数料は以下の通りです。
- 第一次検定・・・14,400円(非課税)
- 第二次検定・・・14,400円(非課税)
第一次検定の受検手数料は、申込時に支払います。
第二次検定の受検手数料は、第一次検定に合格した後、指定期間内に支払ってください。
試験内容
1級造園施工管理技術検定の試験形式・出題数・合格基準は以下になります。
1級造園施工管理技術検定 | 第一次検定 | 第二次検定 |
---|---|---|
試験形式 | マークシート式 | 記述式 |
出題数 | 65問 | 5問 |
合格基準 | 60%以上の得点かつ 検定科目の得点が30%以上 |
60%以上の得点 |
第一次検定と第二次検定で、試験内容が大幅に異なります。
それぞれに適した試験対策が重要です。
【最新】2級造園施工管理技術検定の過去問一覧!出題例と解答も紹介
試験科目
1級造園施工管理技術検定の試験科目は以下の通りです。
1級造園施工管理技術検定 | 試験科目 |
---|---|
第一次検定 |
|
第二次検定 | 施工管理法 |
試験時間
1級造園施工管理技術検定の試験時間は以下になります。
- 第一次検定・・・4時間30分
- 第二次検定・・・2時間45分
第一次検定は1科目あたり1時間30分、第二次検定は1科目あたり2時間45分の計算です。
試験会場
1級造園施工管理技術検定の試験会場は以下の10地区です。
試験会場
- 札幌
- 仙台
- 東京
- 新潟
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 高松
- 福岡
- 那覇
試験会場は受検票に記載されています。
当日は道路の渋滞・公共交通機関の遅延を想定して、時間にゆとりをもって試験会場に到着するようにしましょう。
1級造園施工管理技術検定の合格率・難易度
国土交通省のデータをもとに、1級造園施工管理技術検定の直近5年の合格率を以下にまとめました。
第一次検定 | 第二次検定 | |||
---|---|---|---|---|
受検者数 | 合格率 | 受検者数 | 合格率 | |
令和5年度(2023年) | 2,754人 | 35.2% | 1,453人 | 43.3% |
令和4年度(2022年) | 3,091人 | 44.0% | 1,471人 | 46.0% |
令和3年度(2021年) | 3,008人 | 35.9% | 1,477人 | 40.0% |
令和2年度(2020年) | 2,974人 | 39.6% | 1,695人 | 41.0% |
令和元年度(2019年) | 3,404人 | 37.0% | 1,880人 | 39.6% |
年度によって変動がありますが、第一次検定と第二次検定のどちらも、合格率は基本的に40%前後です。
第一次検定の受検資格は年齢要件で間口が広く受検できるため、難易度が高いとは一概には言えません。
一方で第二次検定は受検資格要件が厳しいため、第一次検定と比較して受検難易度が高いと言えるでしょう。
どちらの検定も合格率が40%前後ですので、受検資格保持者の約3人に1人が合格している計算です。
事前にしっかり試験対策することで、合格できる可能性は十分にあります。
造園技能士資格取得の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析
1級造園施工管理技術検定に合格するならアガルートの受講がおすすめ
1級造園施工管理技術検定の合格を目指す方は、アガルートの受講をおすすめします。
広範にわたる出題範囲の中から、必要な知識や情報を凝縮して、プロの講師が講義してくれます。
必要最小限の勉強量で、効率よく合格を目指せるので、働きながら受検したい社会人に最適です。
オンライン講座なので、自宅でも外出先でも、いつでも受講できます。
また、動画チャプターが短めに設定されているので、通勤中や休憩中など、スキマ時間を活用した勉強も可能です。
最大20%OFFで受講できますので、費用を抑えたい方も安心して学習できます。
1級造園施工管理技術検定の試験日程を把握しておこう
1級造園施工管理技術検定の令和6年度(2024年)の試験日程は以下の通りです。
令和6年度(2024年) | 第一次検定 | 第二次検定 |
---|---|---|
試験日 | 9月1日(日) | 12月1日(日) |
合格発表 | 10月3日(木) | 翌年3月5日(水) |
第一次検定の合格発表から第二次検定の試験日まで、2カ月程の猶予があります。
同年に受検する方は、計画的に学習しましょう。
第一次検定・第二次検定のどちらも、申込期間は5月7日(火)~5月21日(火)です。
インターネット申込と郵送申込のどちらかを選べますので、適した方法で申し込みましょう。
ただし、第一次検定のみ受験する方は、インターネット申し込みしか選べません。
試験日程を事前に確認して、スムーズに受検できるよう万全を期しましょう。