気象予報士試験は非常に難易度が高いといわれていますが、気象予報士になるためには資格の取得は不可欠です。
資格の取得を検討する際に、独学で合格を目指す人もいますが、そもそも気象予報士は独学で合格を目指せるのでしょうか。
そこで今回は、将来気象予報士を目指している方のために、気象予報士は独学で目指せるのかを解説します。
試験の合格率やオススメの勉強法、参考書についても紹介しているため、資格取得を検討している人はぜひ参考にしてください。
- この記事で分かること
- 気象予報士試験に独学で合格するのが難しい理由
- 気象予報士を独学で目指す際のおすすめの勉強法
- 独学で気象予報士を目指すメリット・デメリット
気象予報士とは?
普段からニュースのお天気コーナーをチェックしている方にはお馴染みかと思いますが、気象予報士とは様々なデータをもとに天候の予測及び予報をする職業です。
気象庁から提供されるアメダスや気象レーダー、各区地方に設置されている観測データをもとに天候及び気候に関する予測を行います。
また、気象予報の業務以外にも台風や自身などの災害時には台風の進路状況、地震の規模や津波の有無、避難指示などの最新の情報をいち早く伝えて対応します。
国家資格である気象予報士の資格は、国内にあるあらゆる資格の中でもトップクラスの難易度を誇り気象予報士として働けるのはごく一握りと言われています。
そのため、気象予報士の試験に合格する人は大抵の場合複数回受験することが一般的になっています。
気象予報士試験に独学で合格するのが難しい理由
気象予報士の国家試験は非常にレベルが高く、気象庁など関連組織でキャリアがあるからといって必ずしも受かるものではありません。
そのため、気象予報士を目指す方は資格学校や通信講座等で勉強し試験に臨むのが一般的な方法となっております。
しかし、独学では資格取得が不可能というわけではなく、過去には独学で気象予報士になった方も一定数存在します。
気象予報士試験の合格率は低め
試験の合格率は、毎回5%前後で非常に難易度の高い試験です。
試験は選択式の学科試験及び記述式の実技試験の2部構成で行われ、大気の構造や大気熱力学など非常に幅広い分野の専門的知識や予測スキルが問われます。
学科試験では予報業務に関する一般知識及び専門知識に関する問題が出題され、実技試験では「気象概況及びその変動把握」「局地的な天気の予報」「台風等緊急時における対応」について文章や図表を用いて解答する必要があります。
気象予報士を独学で目指す際のオススメの勉強法
実際に独学で合格を目指す方のためにオススメの勉強法について紹介します。
おすすめ独学勉強法
- 過去問題集等で出題傾向を把握する
- 数学や科学などの理系科目の力をつける
- 最新の試験傾向を把握しつつ繰り返し問題を解く
独学での資格取得は容易ではありませんが、効率よく学習が進められると合格も可能です。
ここでは、気象予報士を独学で目指す際の勉強法について詳しく解説します。
勉強法1:過去問題集等で出題傾向を把握する
独学で勉強を始める際にまずやるべきことは、気象予報士試験の実際の過去問等を用いて問題の出題傾向や出題パターンを把握することです。
気象予報士試験では気象予報に関する非常に幅広い一般知識及び専門知識が問われるため、いきなり問題を解こうとしても何から手を付けたらよいか分からなくなってしまいます。
また、初心者の方にとっては全くできない内容もたくさん含まれております。
そのため、まず実際の過去問題の全体にざっくりと目を通し出題傾向や出題パターンを把握していきましょう。
ある程度把握できてきたら、自分の得意分野や簡単に解けそうな分野から勉強をはじめ、理解を深めていきます。
勉強法2:数学や化学など理数系科目の力をつける
気象予報には数学や化学、物理学などの知識とスキルが必要不可欠であるため、理数系科目が苦手な方はまずそれらの基本的なスキルを身につけることから始めます。
特に記述式の実技試験では、天気予報や気象変動に関して実際に図表や計算を用いて解く必要があるため、理数系科目のスキルが必要不可欠となります。
とは言ってもそれほど高度なレベルまでマスターする必要はなく、高校卒業程度のレベルで十分です。
特に文系の方や計算等が苦手な方は高等学校でつかわれる教科書や参考書を用いて対策を行いましょう。
勉強法3:最新の試験傾向を把握しつつ繰り返し問題を解く
ある程度試験の内容や出題傾向を理解しその他準備等が出来たら後はひたすら問題を解き試験問題に慣れることです。
しかしその際に一つ注意点があり、過去問だけでなく最新の情報や試験傾向をしっかり把握して勉強を勧めていくことです。
というのも、実際の気象予報士試験では毎回最新の気象予報に関する知識や技術に関する問題が問われるため、過去問だけでは全ての内容を賄うことは難しいからです。
そのため、気象予報に関する法律や予報技術など、最新の情報もしっかりと集取を行い理解を深めていく必要があります。
最新の情報については気象庁のホームページや新聞など各種メディアを用いて情報収集を行いましょう。
気象予報士を独学で目指す方にオススメの参考書
独学で気象予報士試験を目指す方は以上で紹介した3つの勉強法のポイントに注意しながら対策を立てて行きましょう。
ここではオススメの参考書をご紹介します。
資格学校や通信講座のテキストがオススメ
独学で勉強する際には参考書や過去問題集が必須ですが、大手資格学校や通信講座で使用されているテキストを使うことをオススメします。
市販でも手に入れることは可能ですが、書店で取り扱っているテキストは改訂がされておらず内容が古いものがあり、最新の試験の傾向をカバーするには不十分であるからです。
具体的には資格学校ユーキャンのテキスト・問題集、
もしくは気象予報士試験支援会が発行している
『気象予報士かんたん合格テキスト』
がオススメです。
気象予報士を目指すための参考書はネットでも手に入れることができます。
気象予報士に関する入門的な知識から身につけたい方は
『新 百万人の天気教室』
上級者の方は
『一般気象学第2補訂版』
がオススメです。
気象予報士試験を独学で勉強するのに向いている人
気象予報士試験は独学でも取得可能ですが、効率よく学習が進められない場合は合格は難しいでしょう。
気象予報士試験を独学で勉強するのに向いている人の特徴は、以下の通りです。
独学で勉強するのに向いている人
- 理系学問に関する知識がる
- 過去に難関試験を受験したことがある
独学では、自分で計画を立て学習を進めていくため、理系学問に関する知識がある人の方が内容を理解しながら勉強を始められるでしょう。
ここでは、気象予報士試験を独学で勉強するのに向いている人の特徴について解説します。
理系学問に関する知識がある
独学の勉強に向いている人の特徴として、理系学問に関する知識がある人が挙げられます。
試験では、気圧や力学に関することなど、理系に関する知識がある人の方が馴染みやすい問題が多く出題されます。
一方で、理系学問に馴染みのない文系の人は、覚えることが多くあるため独学での合格は困難でしょう。
過去に難関試験を受験したことがある
過去に難関試験を独学で受験したことがある人も、独学で勉強するのに向いています。
分野が違えど、自分に合う勉強法を把握しており、目標を達成するための方法を熟知しているのです。
また、スケージュール管理も行えるため、スムーズに学習が進められます。
独学で気象予報士試験の合格を目指すメリット
独学で合格することは簡単ではありませんが、独学で合格を目指す人も多くいます。
では、独学で合格を目指すメリットとはどのようなものでしょうか。
独学で合格を目指すメリット
- 費用の負担を抑えられる
- 自分のペースで学習が進められる
独学で合格を目指す最大のメリットは、低コストで学習が進められる点でしょう。
ここでは、独学で合格を目指すメリットについて詳しく解説していきます。
費用の負担を抑えられる
独学では、通信講座や専門学校よりも費用を抑えて学習が進められます。
通信講座や専門学校を利用すると、受講料や入学金など数十万円の費用が必要です。
一方、独学で必要になる費用は参考書代や問題集代など細々した費用であるため、大きな出費はありません。
インターネットを利用して情報を収集できれば、さらに費用の負担を抑えられるでしょう。
自分のペースで学習が進められる
自分のペースで学習が進められることも、独学を選択するメリットです。
通信講座や専門学校ではカリキュラムがあり、スケジュール通り学習を進めていく必要があります。
独学では、自分のライフスタイルに合わせて学習が進められるため、忙しい時はお休みすることも可能です。
無理なく勉強を続けられるため、仕事をしながら資格の取得を目指す人にもおすすめの勉強法でしょう。
独学で気象予報士試験の合格を目指すデメリット
独学での学習は、費用が抑えられるため誰でも気軽に資格取得の勉強ができるのが特徴です。
しかし、独学での資格取得にもデメリットがあります。
独学で合格を目指すデメリット
- 分からない問題があっても気軽に質問ができない
- モチベーション維持が難しい
独学で資格取得を目指す場合は、デメリットも把握した上で学習を行うようにしましょう。
分からない問題があっても気軽に質問ができない
独学では、わからない問題があっても気軽に質問できません。
通信講座や専門学校を利用している人であれば、直接講師に質問できたり、メールで問い合わせ回答をもらえたりします。
一方で、独学学習は、良くも悪くも一人で学習を進めていきます。
分からない問題がある場合は自分で調べて解決しなければならず、時間を費やすこともあるでしょう。
また、解決できない場合は、不安を残したまま試験に挑むことになります。
調べる手間を省き、効率よく学習を進めたい人は独学ではなく、通信講座や専門学校の利用を検討しましょう。
モチベーション維持が難しい
独学で資格取得を目指す場合は、モチベーションを維持できるかも重要です。
いつまでに合格するという強い意思がない限り、ダラダラと勉強を続けてしまい、モチベーションを維持できない可能性が高くなります。
また、同じ目標を持った仲間がいないことから、途中で挫折してしまう人もいるのです。
独学でモチベーションを維持できない人は、通信講座を利用するなどして対策する必要があります。
気象予報士試験対策におすすめな通信講座
独学でも資格の取得は可能ですが、効率よく学習を進めたい場合は通信講座の利用を検討しましょう。
ここでは、気象予報士試験対策におすすめな通信講座を紹介します。
アガルートアカデミー
引用:アガルートアカデミー
合格率 | 非公開 |
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講義料金 | 気象予報士試験 一般知識対策講座 32,780円(税込) 一般知識対策パック 49,280円(税込) |
サポート内容 | ・割引制度あり ・オンライン質問サービスKIKERUKUN |
アガルートアカデミーおすすめポイント
- 気象現象を視覚的に理解できる
- 試験に出やすい部分を中心にコンパクトに凝縮している
- 疑問に思ったことは講師に質問できる
アガルートアカデミーの気象予報士試験講座では、元キャスターが気象物理を分かりやすく解説してくれます。
豊富な図表やイラストを使用して噛み砕いて分かりやすく説明してくれるため、理系科目に苦手意識がある人や過去に挫折してしまった経験がある人も受けられる講座です。
また、講義動画はオンラインで配信されており、10分程度の講義をスキマ時間に視聴できます。
ユーキャン
引用:ユーキャン
合格率 | 非公開 |
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講義料金 | 気象予報士講座 69,720円(税込) |
サポート内容 | ・有益な情報を提供 ・割引制度あり |
ユーキャンおすすめポイント
- 初学者の人でも分かるようにテキストには図表やイラストを豊富に使用している
- 実践的なトレーニングが行える
- スキマ時間にWeb学習ができる
ユーキャンの気象予報士講座では、初学者や理系でない人でも理解できるように図表やイラストを多く使用したテキストで学習を進めていきます。
試験に出やすい問題を凝縮し、合格基準点を取るための学習を効率よく行い、合格へ導いてくれるのです。
また、Web学習も行えるため、移動時間や休憩時間などのスキマ時間も有効活用できます。
気象予報士の試験を効率よく対策するなら通信講座の利用がおすすめ
今回は気象予報士試験を合格するための独学での勉強法について詳しく紹介しました。
気象予報士試験は国家資格であり数ある資格の中でも非常にレベルの高いものとなっており、独学での合格は容易ではありません。
独学でもしっかり対策を行い、知識を身につければ合格できる可能性もありますが、合格率を上げたい人は通信講座の利用を検討しましょう。
自分に合う勉強法を確立できれば、合格に近づけます。