食の資格がいろいろ増えていますね。
どれを取得しようか迷いますが、その中でも特に似た資格に「食育インストラクター」と「食育アドバイザー」があります。
みなさんは、両者の違いが分かりますか?
これから取得する人も、どちらの資格の方が自分に向いているか?迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、食育インストラクターと食育アドバイザーの違いや難易度について詳しく比較していきます。
食育に関する資格のおすすめ3選
「食」を仕事にするなら食育インストラクターがオススメ
食育インストラクターと食育アドバイザーは両方食に関するエキスパートですが、仕事の幅や活躍の場面が多いのは食育インストラクターです。
食育インストラクターは「プライマリー」「4級」「3級」「2級」「1級」の階級があり、階級が上がるにつれて、様々な仕事を受注することができます。
食育インストラクターは3級からプロとして仕事を行うことができますが、まずは「プライマリー」もしくは「4級」を取得しなければなりません。
どちらを取得しても3級の受験資格はありますが、オススメはプライマリー→3級の流れです。
プライマリーはがくぶんの「食育アドバイザー養成講座」という自宅で受講できる講座を修了すれば取得でき、忙しい方でも自分のペースで食育インストラクターを目指すことができます。
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食育インストラクターと食育アドバイザーの違い
食育インストラクターと食育アドバイザーでは、職業として携わるプロ的要素と家庭料理に役立てるレベルとの差に違いがあります。
この場合、食育インストラクターの資格の方がより専門性が高く、仕事の幅が広がります。
「指導者」と「助言者」の違いと言えば分かりやすいでしょうか。
したがって取得までに踏まなくてはいけない過程や、受験資格にも違いがあります。
以下に簡単に、両者の取得の流れを説明します。
食育インストラクターの取得方法と受験資格
食育インストラクターには、プライマリーから1級まで資格に階級制度があります。
入門編のプライマリーは誰でも通信講座だけで取得可能ですが、4級以上は認定スクールに通ったり、指定された研修を受けて単位を取得して始めて受験資格が与えられます。
さらに3級以上の受験は栄養士などの食にまつわる国家資格保有者が受験資格に加わるため、限られた人しか取得できない資格と言えます。
食育アドバイザーの取得方法と受験資格
食育アドバイザーには、受験資格の制限はありません。誰でもチャンスがある資格で、いろんな民間の通信講座に食育アドバイザーのコースがあります。
さらに試験日にどこかの会場に出向いて検定を受ける必要はなく、規定のカリキュラムが終了した後に在宅で受験できます。
このようなことから、食育インストラクターの方が受験資格も条件もかなり厳しいことが分かりますね。
つまり食育インストラクターは食のプロのためにできた資格で、食育アドバイザーは素人にも門出が開かれた資格です。
食育インストラクターと食育アドバイザーの認定機関の違い
そもそも食育インストラクターと食育アドバイザーでは、それぞれ管轄している協会が違います。
それぞれの協会と設立された目的の違いを説明していきましょう。
食育インストラクターを認定してくれる機関
食育インストラクターはNPO日本食育インストラクター協会が主体となっていて、理事長は料理評論家で有名な服部幸應氏です。
したがって東京の受験会場も服部栄養学園で開催されていて、提携している全国の調理師専門学校でも食育インストラクターに必要な単位を取得できます。
資格取得後に保健医療の分野や社会活動の場を通して、食育を広められる人材を育成する目的で作られました。
食育アドバイザーを認定してくれる機関
食育アドバイザーは、一般社団法人日本能力開発推進協会が母体です。
この協会指定のカリキュラム終了後に随時、在宅で受験ができ、クリアすればアドバイザーの称号を与えられます。
比較的難易度は高くないですが、食育に対する基礎知識を備えて、多くの人に継承できる人を増やす目的で作られました。
取得後は料理教室の講師、学校の先生、飲食店に従事する人に役立つ資格として人気です。
食育インストラクターと食育アドバイザーの試験内容の違い
次に紹介するのは、両者の試験内容の違いです。
食育という基本となる考え方は同じでも、家庭で役立つ知識と職業人として持っていなくてはいけない知識とでは、大きな差がありますね。
そこで試験内容の違いも含めて詳細に触れていきます。
食育インストラクターの試験内容
食育インストラクターの基本的な習得要素は次の3つです。
- 安全な食べ物を選ぶ能力を養う
- 食の伝承と躾
- 食糧問題を通して地球全体の食を考える
実際に自分たちが口にする食品の安全はもちろん、食育を通して地球全体のエコロジーまで発展した考え方が問われる内容です。
さらに4級以上は筆記試験に加えて実技試験も行われ、1級にいたっては継続的な食育の活動報告、論文の提出が義務付けられています。
食育アドバイザーの試験内容
食育アドバイザーの履修内容は以下の3つです。
- 食育の基礎知識
- 食品の安全性の基礎知識
- 食育活動について
食育インストラクターに比べると、普段の食生活に寄り添った実践的ですが、あくまでも基礎的な知識の域は超えません。
気になる在宅での試験内容ですが、カリキュラム終了後に検定申込を行うと、試験問題が発送されてきます。
答案を返答後、得点率70%以上が合格点となり合格発表が送られてくるシステムになっています。
食育インストラクターと食育アドバイザーの難易度の違い
両者では圧倒的に食育インストラクターの方が難易度は高いです。
ただし食育インストラクターでも、入門資格であるプライマリーの難易度は食育アドバイザーの難易度と変わりありません。
なぜなら通信講座だけで独学で取得でき、検定試験がなく、課題提出で認定資格を与えられるからです。
したがって食育インストラクタープライマリーと食育アドバイザーは、最短で3か月の独学期間で取得できる程度の難易度です。
一方で食育インストラクターの上級コースの難易度は高くなっていきます。
特に国家資格保有者にしか受験資格がない3級以上については、それなりの難易度を覚悟しておいてください。(とは言っても、現役で食育に携わった仕事をしている人にとっては、ことさらに難易度が高いわけではありません。)
ワンポイント~難易度に合わせた勉強方法
最後に両者の資格取得に向けた、効果的な勉強方法の違いについて触れておきます。
まず食育インストラクタープライマリーと食育アドバイザーは、指定の講座をしっかりと理解しながら進めていけば、それだけで充分独学で合格することができます。
さらに分からない部分については、提出した課題にフィードバックを受ける形で解決することができるので、特に他に用意する教材はありません。
一方で食育インストラクターの上級資格については、スクールに通わないでチャレンジする人は、専用のテキストを手に入れて過去問対策をしっかり行っておくことが大切です。
特に国家試験を取得して年数が経っている人は、出題範囲の傾向を調べておくだけでも、記憶を呼び戻す焦点を絞って勉強することができます。
食育インストラクターを目指すなら通信講座の「がくぶん」
食育インストラクターと食育アドバイザーでは比較的食育インストラクターの方が目指しやすい、ということが判明しました。
独学でこの資格を取るのも充分可能ではありますが、一人で勉強することに慣れていなかったり、また食育知識がゼロという全くの未経験の方であったりする場合には、通信講座を利用してみるのも一つの手です。
そこでおすすめなのが「がくぶん」の通信講座。
食育の第一人者である服部幸應先生が監修しており、かつ講師陣のサポートが手厚いことで評判になっています。
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食育インストラクターと食育アドバイザーの難易度や資格の内容比較まとめ
食育インストラクターとアドバイザーの違いを比べてきました。
全体を通して、食育インストラクターの方が職業的要素が高く、取得の難易度も高いことがお分かりいただけたでしょうか。
どちらも食事に密接に関わった資格で、これからの子供たちのためにも、とても大切な知識を学ぶことができます。
したがってインストラクターのレベルまではいかなくても、「家庭料理をより意味のあるものにたい!」「今の仕事にプラスαで役立てたい!」という人にとっては、食育アドバイザーで充分です。
さらに食育のプロを目指したい方は、食育インストラクターからチャレンジするとよいですよ!
あなたの目的に合った資格を選択してみてください。