採石業務管理者試験を合格するためには、過去問を繰り返し解くことが大切です。
採石業務管理者試験の過去問と解答は、各都道府県の公式サイトから無料で閲覧できます。
この記事では、最新~過去5年間の採石業務管理者試験の過去問と解答を紹介します。
過去問対策を徹底して合格を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
採石業務管理者試験の過去問と解答|令和元年~令和5年
試験形式 | 選択式筆記試験 |
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試験科目 | 2科目(法令問題、技術問題) |
出題数 | 法令問題:10問必須 技術問題:5問必須、10問中5問選択 |
配点 | 法令問題:1問10点 技術問題:1問10点 |
合格基準 | 法令問題:70点以上 技術問題:70点以上 |
合格率 | 約30% |
採石業務管理者試験を合格するためには、過去問の活用が効果的です。
過去問を通して試験の出題傾向・出題頻度などを分析し、試験対策に活かします。
採石業務管理者試験の過去問と解答は、各都道府県の公式サイトで掲載されています。
誰でも自由に、無料で閲覧できるので、リーズナブルに過去問対策をしたい方はおすすめです。
ここでは、三重県の公式サイトの情報をもとに、採石業務管理者試験の過去問と解答を掲載します。
- 令和5年度(2024年)の過去問と解答
- 令和4年度(2023年)の過去問と解答
- 令和3年度(2022年)の過去問と解答
- 令和2年度(2021年)の過去問と解答
- 令和元年度(2020年)の過去問と解答
採石業務管理者試験の合格率は?難易度は高い?合格基準・合格する秘訣を解説
令和5年度(2024年)の過去問と解答
まずは令和5年度(2024年)最新の過去問と解答をチェックしましょう。
令和5年度(2024年)の過去問に対する解答は以下です。
試験は法令問題10問と、技術問題15問(必須5問・選択10問中5問)です。
直近の採石業務管理者試験の出題内容、傾向をきちんと把握しておきましょう。
令和4年度(2023年)の過去問と解答
次に、令和4年度(2023年)の過去問は以下の通りです。
令和4年度(2023年)の解答は以下になります。
令和4年度(2023年)の採石業務管理者試験の合格率は25.5%で、例年の合格率約30%に比べてやや低めでした。
実際に過去問を解いて、自分の解答率を確認してください。
合格基準は法令問題と技術問題それぞれで70点以上です。
令和3年度(2022年)の過去問と解答
令和3年度(2022年)の過去問も紹介します。
令和3年度(2022年)の過去問の正解一覧は以下になります。
令和3年度(2022年)の採石業務管理者試験の合格率は36%で、他の年度と比べて比較的高い年でした。
実際に過去問を解いてみて、自分の正解率がどれくらいだったか確認してみましょう。
令和2年度(2021年)の過去問と解答
令和2年度(2021年)の過去問は以下でご覧ください。
令和2年度(2021年)の解答もあわせてチェックしましょう。
法令問題は必須が10問です。
技術問題は例年通り必須が5問、選択が10問中5問あります。
技術問題の出題傾向、出題頻度を分析して、試験本番で的確に自分が得意や問題を選択できるよう備えておきましょう。
令和元年度(2020年)の過去問と解答
令和元年度(2020年)の過去問も押さえておきましょう。
令和元年度(2020年)の過去問を解いたら、以下で解答をチェックしてください。
過去問を解くことで、自分の苦手分野を把握することも大切です。
出題傾向・出題頻度を分析しながら、苦手分野を克服できるようにインプット学習とアウトプット学習を繰り返しましょう。
令和5年度(2024年)の採石業務管理者試験の過去問と解答の例
ここでは、令和5年度(2024年)の採石業務管理者試験の過去問を一部掲載します。
解答もあわせて掲載しているので、現在の自分の知識を確認する参考にしてください。
令和6年度(2024年)採石業務管理者試験の試験日は?申込~合格発表の日程・申込方法を解説
法令問題|問1
問1 採石法の目的及び岩石の定義に関する次の(1)~(4)の記述のうちから、採石法規上誤っているものを一つ選べ。
(1) 採石法の適用を受ける岩石は24種類あり、その中には、安山岩、及び玄武岩が含まれている。
(2) 採石法の適用を受ける岩石には、風化分解して粘土状で賦存しているけつ岩も含まれる。
(3) 採石法は、岩石の採取に伴う災害を防止し、岩石の採取の事業の継続、発展を図ることをその目的の一つにしている。
(4) 採石法は、公共の福祉の増進に寄与することを目的として、岩石の採取計画の認可制度を設けている。
解答:(3)
法令問題|問4
問4 採石業務管理者の職務に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち、採石法規上正しいものはいくつあるか。(1)~(4)のうちから一つ選べ。
(ア) 採取計画の作成及び変更に参画すること。
(イ) 岩石の採取に従事する者に対する岩石の採取に伴う災害の防止に関する教育の計画の立案若しくは実施又はその監督を行うこと。
(ウ) 岩石の採取に伴う災害が発生した場合に、その原因を調査し、及びその対策を講ずること。
(エ) 岩石採取場において、認可採取計画に従って岩石の採取及び災害の防止が行われるよう監督すること。
(1) 一つ
(2) 二つ
(3) 三つ
(4) 四つ
解答:(3)
法令問題|問9
問9 帳簿に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち、採石法規上正しいものはいくつあるか。(1)~(4)のうちから一つ選べ。
(ア) 採石業者は帳簿に、岩石採取場ごとの1日当たりの岩石の採取実績を記載しなければならない。
(イ) 採石業者は帳簿に、採石業務管理者が岩石採取場において岩石の採取に従事す
(ウ) 採石業者は帳簿に、岩石の採取の方法及び岩石の採取のための設備その他の施設に関する事項を記載しなければならない。
(エ) 採石業者は帳簿に、廃土又は廃石の処理、汚濁水の処理、脱水ケーキの処理及び採取跡の崩壊防止施設の設置その他採取に伴う災害の防止のために講じた措置を記載しなければならない。
(1) 一つ
(2) 二つ
(3) 三つ
(4) 四つ
解答:(3)
技術問題|問12
問 12 採石場で使用される重機に関する次の(ア)~(エ)の記述のうち、正しいものの組合せを(1)~(4)のうちから一つ選べ。
(ア)ホイールローダによるダンプトラックへの積込作業の場合、ホイールローダのバケット幅はダンプトラックのベッセル長の85%以内であることが望ましい。
(イ)ローディングショベルは、バケットを外向きに取り付けた油圧ショベルであり、地面より高い場所の掘削に適している。
(ウ)重機にはさまざまな安全装置が搭載されている。車両が横転した時に1回転までは運転席内のシートベルトを装着しているオペレータを守る安全構造であるFOPSも安全装置に含まれる。
(エ)ブルドーザによるドージングでは、その距離は最大でも100m以下とし、1回の押土距離を短くすることで効率向上が図れる。
(1)(ア)と(イ)
(2)(イ)と(ウ)
(3)(イ)と(エ)
(4)(ウ)と(エ)
解答:(3)
技術問題|問15
問 15 採石全般に関する次の(1)~(4)の記述のうちから、誤っているものを一つ選べ。
(1)採石技術指導基準書(平成15年版)では、堆積場を設置するときは、安定計算を行って安全性を確認すること、この安定計算に使用する物性値は土質試験より取得すること、としている。
(2)ベルトコンベヤのキャリアローラは、運搬物を載せたベルトを支えるためのローラである。
(3)岩石の一軸圧縮強度は、一軸圧縮試験を行ったときの試験片破壊時の圧縮荷重を、試験片の長さで割って求められる。
(4)立坑式ベンチカット法による採掘の長所の一つは、ベンチでの採掘作業と下部の運搬作業が立坑で分離されているため、それぞれの作業の相互干渉がなく安全性が高いことである。
解答:(3)
技術問題|問18
問 18 ベンチカット法(階段採掘法)は、ベンチのとり方によって、山頂型、山腹型、掘下がり型に分類される。これらの特徴を述べた次の(1)~(4)の記述のうちから、誤っているものを一つ選べ。
(1)山頂型は、採掘の進行にともなって山全体を一様にレベルダウンする採掘法である。ベンチフロアを広く取り、大型機械の稼働を可能にしているため、作業の安全性に優れるが、ベンチフロアが広いため作業が天候に左右されることが多い。
(2)山頂型は、切羽の造成には長期間を要し、初期投資額が大きくなる欠点があるが、残壁崩壊の危険性の回避や採掘跡地利用の点で有利である。
(3)山腹型は、採掘対象となる原石山の傾斜が急峻で、運搬機械の山頂部までの登坂が困難な場合に、レベルダウンと並行してベンチフロアを拡張していく方法である。採掘の進展とともに残壁が高くなるため、落石・崩壊防止対策としての常時点検が必要である。
(4)掘下がり型では、ダンプトラックの運搬経費の増大や大雨に対する排水対策の検討が必要である。
解答:(1)
採石業務管理者試験の講習会まとめ!開催日時・会場・受講料・申込方法
採石業務管理者試験の過去問におすすめのテキスト
出典:日本砕石新聞
採石業務管理者試験の過去問は、各都道府県の公式サイトから確認できます。
ただし、独学している方は自分で出題傾向や出題頻度を分析する必要があります。
また、公式サイトでは問題の解説などはありません。
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過去の試験問題の出題傾向・出題頻度を徹底分析し、法令問題と技術問題の分野ごとに収録問題を厳選しています。
最新の法改正にも対応している点も特徴です。
採石業務管理者試験の講習会でも使用されるテキストで、信頼と実績が高い1冊です。
独学するならぜひ押さえておきたい1冊になります。
他にも、日本砕石新聞は参考書など受験テキストを発行しています。
ただし、独学では質疑応答などが難しく、疑問点などを解決しながら勉強したい方は、通信講座を利用することも検討してみましょう。
採石業務管理者試験対策におすすめテキスト3選!問題集・過去問・参考書を厳選紹介
過去問をしっかり理解するならアガルートを受講しよう
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採石業務管理者試験を合格するなら過去問を徹底しよう
採石業務管理者試験に合格するためには、過去問を徹底的に解くことが非常に重要です。
様々な年度の過去問を解くことで、どのような問題が出題されやすいか、どの分野が重点的に問われるのかといった出題傾向を分析できます。
また、自分の苦手分野を特定し、重点的に復習することで弱点克服にもつながるでしょう。
都道府県の公式サイトなら、無料で採石業務管理者試験の試験問題と解答をチェックできます。
独学で過去問を分析するのが難しい方は、過去問を徹底分析した問題集の購入を検討しましょう。
また、過去問だけでなく、試験に必要な知識を分かりやすく解説してもらえるアガルートの採石業務管理者試験講座の受講も選択肢の一つです。