MOS資格は、ExcelやWordなどに関する専門知識やスキルを保有している証明となるため、資格保有者は就職や転職時に有利になります。
受験資格もなく誰でも受験できることから、パソコンに関する知識がある程度ある人は独学での取得を検討するのではないでしょうか。
では、MOS資格は独学でも取得できるのでしょうか。
ここでは、独学で資格取得を目指すために必要なステップや勉強法について解説します。
独学での勉強が向いている人や独学で資格取得を目指すメリット・デメリットについても紹介しているため、独学での合格を目指している人はぜひ参考にしてください。
- この記事で分かること
- 独学でMOS資格取得は可能?
- MOS資格取得を独学で目指す場合の勉強法
- 独学でMOS資格取得を目指すメリット・デメリット
- MOS資格取得におすすめな通信講座
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MOS資格とは?
Microsoft Office Specialist、通称MOSとは、大学生や社会人が学校やビジネスの場において必要不可欠なツールであるWord、Excel、Power Point 、Access、Outlook、それぞれ5つの専門的な知識とスキルを証明するための国際資格です。
日本国内の累計受験者数は500万人以上であり、10代から50代以上まで幅広い年代の人が資格取得を目指しています。
その中でも最も基礎的なツールであるWordとExcelの資格試験にはスペシャリストとエキスパートレベルがあります。
MOS資格を取得すればたくさんのメリットが得られる!
業種・業態を問わず、今の時代パソコンなしでは業務をこなすことは不可能です。
MOS資格ではビジネスパーソンに必要不可欠なパソコンスキルを得ることができるため、資格を持っていることで就職の際に十分なアピールポイントとなり、また転職やキャリアアップの材料としても活用することができます。
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独学でMOS資格を取得するために必要なステップとは?
MOS資格は独学で目指すことができる資格ですが、ある程度パソコンが使えることが大前提です。
またパソコンスクールなど誰かにサポートしてもらい取得を目指す方法とは違い、独学では取得のために必要なステップを踏む必要があります。
必要なステップ
- 独学で勉強できる環境を整える
- MOS資格取得の目的を決める
- 試験日を設定する
ここでは、独学でMOS資格を取得するための3つのステップについて紹介します。
取得までのステップ1:独学で勉強できる環境を整える
独学で勉強をする際にまずすべきことは、MOS資格の勉強をするための環境を整えることです。
具体的に、Microsoft Officeのツールがインストールされているパソコンと参考書が必要となります。
MOSの試験は当然ですが全て実際のツールを使って実施されるため勉強の段階からある程度操作について慣れておく必要があります。
一つ注意点として、Microsoft Officeのツールをインストールする際に自分が受験を希望するバージョンの年代を選択しましょう。
各ツールには主に2010年、2013年、そして2016年のバージョンが有り、2016年に関しては他のバージョンよりも試験内容が大きく異なるため気をつけましょう。
取得までのステップ2:MOS資格取得の目的を決める
実際にMOS資格の取得を目指すに至って、資格取得後それをどのように活用して行くか、その目的を決めることも必要なステップとなります。
というのもただ単に就職の際のアピール材料として資格が欲しい方、就職後、会計やマネジメントなどの関連業務においてExcelやAccessなどのツールのスキルを実務に活かしたい方によって取得を目指すための勉強法も異なるからです。
そのため実際に独学で勉強を始める前に「MOS資格をとって何をしたいのか」を明確にすることが重要です。
取得までのステップ3:試験日を設定する
独学できる環境が整い、資格取得の目的が決まったら次は試験日を決め受験料の支払い</b>をします。
MOS資格試験は毎月一度各都道府県で行われる全国一斉試験と基本的に毎日実際されている随時試験の2種類があり、都合のよいタイプの試験を選択することができます。
しかし随時試験を選んだ場合、試験当日の10日前までに支払いを済ませれば受験できるという利便性から、ついつい試験日を先延ばしにしてしまい勉強をスタートできない人が少なくありません。
そのため、試験日を設定し受験料の支払いを済ましてしまうことで勉強せざる環境に自分自身を追い込むことができ、モチベーションを上げることができます。
パソコン操作やMicrosoft Officeのツールに慣れている方はおよそ2週間、初心者の方は1ヶ月間あれば十分合格を狙えます。
独学でMOS資格取得は可能?
MOSの資格はビジネスに必要なパソコンの知識を所持している証明となるため、就職時に有利になります。
では、独学で取得が可能な資格なのでしょうか。
MOS資格は、基礎の対策ができていれば独学でも取得可能です。
特に、アソシエイト/スペシャリストのレベルであれば出題傾向を把握していれば合格できる可能性は高いでしょう。
独学でMOS資格取得を目指すための勉強法とは?
独学での取得が可能なMOS資格ですが、具体的にはどのように勉強を勧めていくのでしょうか。
ここでは、パソコン初級者もしくは就職のためだけに取得を目指す人、スキルを活かして転職をしたい人などそれぞれの独学勉強法について紹介します。
初級者・資格取得のみを目指す方向け勉強法
パソコン初級者、もしくは資格を取得することが目的である方の独学勉強法のポイントは、ズバリ「暗記」することです。
例えばWordやExcelのスペシャリストレベルの試験は合格率7割以上と言われており、フォントの変更や表計算などの簡単な手順さえ覚えていれば合格することができます。
なぜそうなるのか、など理論的な内容にこだわってしまうと出題範囲全てを学習するために時間がかかってしまい効率が非常に悪いです。
そのため、とにかくMOS資格がほしい方は参考書や問題集を何度も繰り返し、用語や操作手順などを機械的にひたすら暗記することをオススメします。
スキルをいかして転職したい人向けの勉強法
MOS資格取得後に実際の業務でそのスキルを活用して仕事をしたいと考えている方はただ暗記するのではなく、問題集に載っている解説までしっかり読み内容を理解する必要があります。
特にExcelのエキスパートレベルやAccessの試験は操作法などの基礎に加え理論や応用の知識も合格するためには必要となってきます。
しかし問題集や参考書の隅から隅まで全て完璧に覚えることは不可能なため、できない問題があったら飛ばしながら2周目、3週目と繰り返し徐々に覚えていきましょう。
注意点としては、MOS資格関連の参考書や問題集はあくまでも資格取得のためのテキストであって、実務業務のために必要なスキルは実際の業務において取得するものなので、まずは資格を取得することを考えましょう。
独学でMOS資格取得を目指すためのオススメの参考書
MOS資格取得を目指す上でオススメの参考書を2つ紹介します。
いずれも豊富な解説が含まれているため独学でも分かりやすい内容となっています。
【よくわかるマスター MOS Excel 365 対策テキスト&問題集】
FOM出版。MOS Excel 2016試験の出題範囲を完全分析・網羅したテキスト。MOS試験の内容を1冊ですべてカバーでき、実戦力を養うことのできる万全のテキストです。出題範囲の機能の操作方法や押さえておきたいポイントを丁寧に解説しています。(参照:MOS公式サイト)
【MOS攻略問題集 Word 2023】
MOS試験の出題範囲を完全に網羅しており、練習問題を解きながら、MOS試験の合格に必要なスキルを確実に身に付けることができます。新形式の試験に合格できるスキルを身に付けるため、「本誌解説」「模擬練習問題」「模擬テストプログラム」の3つの教材で学習を行います。(参照:MOS公式サイト)
MOS資格取得を独学で勉強するのに向いている人
MOS資格取得を独学で勉強するのに向いている人の特徴は、以下の通りです。
独学で勉強するのに向いている人
- パソコンの知識がある
- スケジュール管理が得意である
- コツコツと目標に向かって学習が続けられる
独学は自分一人で学習を勧めていく必要があるため、パソコンに関する知識がある程度必要です。
ここでは、独学で勉強するのに向いている人の特徴について解説していきます。
パソコンの知識がある
MOS資格は、Word・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5つの科目が出題されます。
そのため、普段からパソコンを使用している人は内容を理解でき、自力で対策ができるでしょう。
受験する科目に特化した参考書を活用すれば、より理解が深められます。
スケジュール管理が得意である
独学では、自分で学習計画を立て、スケジュールの元に勉強を進めていく必要があります。
そのため、過去に独学で試験対策を行ったことがある人であれば、スケジュール管理も難なく行えるでしょう。
自分でスケジュール管理を行うメリットは、ライフスタイルに合わせて勉強時間の確保ができることです。
働きながら資格取得を目指す人は、平日はまとまった時間の確保は困難ですが、週末などに調整して時間の確保ができます。
コツコツと目標に向かって学習が続けられる
MOS資格は、独学でも取得可能ですが、しっかり対策を行わなければ合格はできません。
取得までに必要な学習時間は、毎日2〜3時間程度を1ヶ月間続ける必要があります。
パソコンに関する知識がある人であれば短縮できますが、初学者の場合学習時間はより長くなります。
毎日コツコツと学習を続けることによって知識が定着するため、学習する習慣が身につけられる人でなければ独学での取得は難しいでしょう。
MOS資格取得を独学で勉強するのに向いていない人
MOS資格取得を独学で勉強するのに向いていない人は、以下の通りです。
独学で勉強するのに向いていない人
- まとまった勉強時間の確保ができない
- パソコンの操作方法が分からない
MOS資格は独学でも取得できる可能性が高い資格ですが、独学での取得が難しい場合もあります。
ここでは、独学での取得に向いていない人の特徴について解説していきます。
まとまった勉強時間の確保ができない
独学では、毎日コツコツと学習を進めていくのが理想ですが、仕事をしながら取得を目指す人は週末に学習を進めることも多いでしょう。
平日や週末にまとまった勉強時間の確保ができれば問題ありませんが、勉強をする時間の確保が困難な人は独学は向いていません。
スキマ時間に効率よく勉強したい人や頻出問題のみに絞って勉強をしたい人は、通信講座の利用がおすすめです。
パソコンの操作方法が分からない
パソコンの操作方法が分からない人も独学での取得は難しいでしょう。
MOS資格取得試験では、パソコンに関する知識が問われます。
基本的な操作はもちろん応用問題も出題されるため、さまざまなパソコンのスキルを身につける必要があるのです。
初学者が独学でパソコンの操作方法を理解するのには時間がかかります。
効率よく学習を進めるためにもスクールを利用して講師から直接指導を受けましょう。
独学でMOS資格取得を目指すメリット
独学でMOS資格取得を目指すメリットは、以下の3つです。
独学でMOS資格を目指すメリット
- 費用の負担を抑えられる
- 自分のペースで学習が進められる
- 通学の必要がない
独学の取得にはさまざまなメリットがあります。
特に費用の負担を抑えられることは、独学で学習を進める理由といえるでしょう。
ここでは、独学で資格取得を目指すメリットについて解説していきます。
費用の負担が抑えられる
独学で学習を進めていく理由に、費用の負担を抑えられる点が挙げられます。
独学で必要になる費用は、参考書代のみです。
そのため、複数の資格取得を目指している人であれば、費用を抑えて学習が進められます。
また、最近ではインターネットで調べれば試験対策ができるため、費用をより抑えられます。
費用の負担を抑えて資格取得を目指している人は、独学での学習がおすすめです。
自分のペースで学習が進められる
自分のペースで学習が進められるのも、独学の魅力でしょう。
スクールを利用する場合、決められた時間に講義を受講しなければなりません。
資格取得のために時間を費やせる環境であれば問題ありませんが、働きながら資格取得を目指す人もいます。
そのため、決められた時間の講義の受講は難しく、資格取得をあきらめてしまう場合もあるのです。
一方で、独学は自分のライフスタイルに合わせて勉強時間が決められます。
自分のペースで無理なく学習を進めたい人は独学での合格を目指しましょう。
通学の必要がない
独学は、スクールに通う手間がありません。
スクールを利用する場合、通いたいスクールが自宅や職場の近くにあるとは限らないため、通学が手間になることもあります。
一方で、独学は主に自宅で学習を進めていきます。
気分転換にすきな場所で学習が進められるため、飽きずに学習が続けられるのも魅力です。
独学でMOS資格取得を目指すデメリット
独学でMOS資格取得を目指すデメリットには、以下の2つが挙げられます。
独学でMOS資格取得を目指すデメリット
- 気軽に質問ができない
- モチベーション維持が難しい
パソコンに関する知識がある人であれば独学での取得も可能なため、独学のデメリットも把握した上で自分に合う勉強法を見つけましょう。
ここでは、独学で資格取得を目指すデメリットについて解説します。
気軽に質問できない
独学では、分からない問題があった場合でも気軽に質問ができません。
学習を進めていくと必ず分からない問題にも遭遇します。
しかし、独学では自分で調べて解決する必要があります。
自分で調べる場合は、講師にすぐに質問できる通信講座やスクールよりも理解するまでに時間がかかるでしょう。
モチベーション維持が難しい
独学で資格取得を目指して学習を続けるためには、モチベーションを維持できるかも重要です。
モチベーション維持ができない場合、試験の受験をあきらめてしまう可能性が高まります。
スクールを利用していれば、同じ目標を持った仲間の存在や講師からアドバイスがもらえるためモチベーションを維持しながら資格取得を目指せます。
しかし、独学は良くも悪くも一人で学習を進めるため、モチベーション維持が難しいのです。
休息時間やご褒美を与えるなどして、モチベーションを維持できるようにしましょう。
MOS資格取得におすすめな通信講座
MOS資格の取得は独学でも可能ですが、効率よく学習を進めたい人や合格率を高めたい人は通信講座の利用を検討しましょう。
ここでは、MOS資格取得の対策ができる通信講座を紹介します。
【2024年最新】MOSにおすすめのスクールランキング14選!受講料や講座の選び方もご紹介
キャリカレ
引用:キャリカレ
合格率 | 非公開 |
---|---|
受講料 | MOS Word&Excel W合格指導講座 63,800円(税込) MOS Word 合格指導講座 49,800円(税込) MOS Excel 合格指導講座 49,800円(税込) |
サポート体制 | ・不合格なら全額返金 ・何度でも無料で質問できる ・Web添削あり ・1年間の学習サポートあり ・就職や転職のサポートあり ・ホームページを無料で作成 |
資格のキャリカレおすすめポイント
- Word・Excel共に最短2ヶ月で合格が目指せる
- ダウンロードした課題をPCで操作できる
- 不合格の場合受講料が全額返金される
資格のキャリカレでは、Word・Excelともに最短2ヶ月で合格が目指せる速習カリキュラムを採用しています。
また、パソコンに関する知識がゼロの人にも分かるように実践重視の教材を用意しています。
テキストや映像を見ながら、ダウンロードした課題をPCで操作できるため、試験対策もバッチリです。
万が一試験に不合格になった場合は、受講料は全額返金してくれるため、安心して受講できます。
ユーキャン
引用:ユーキャン
合格率 | 非公開 |
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受講料 | MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)講座 24,750円(税込) |
サポート体制 | ・質問制度あり ・受講開始まで6ヶ月間の指導サポートあり ・Web学習にも対応 |
ユーキャンおすすめポイント
- 初学者にも分かりやすいテキストを使用し最短1ヶ月での合格を目指す
- 本試験をベン石した模試試験が受けられる
- レベルやPC環境に合わせてコースが選択できる
ユーキャンでは、WordやExcelが苦手な人でも取り組みやすいようにテキスト以外にWeb動画も対応しています。
Web動画の解説を見ながらPCで操作ができるため、実際に使えるスキルを身につけられます。
また、自分の実力に合わせて21のコースから選択が可能です。
コースには、一般レベルから一貫コースまであり、WordやExcelの両方もしくはどちらかのみの受講もできます。
MOS資格試験を効率よく対策するなら通信講座の利用がおすすめ
MOS資格は、たとえパソコンに対して苦手意識のある人でも取得までの3つのステップや独学勉強法を実践すれば独学でも取得が可能です。
しかし、パソコンに関する知識がなく、独学に不安がある人は通信講座の利用を検討しましょう。
通信講座を利用すると、カリキュラムに沿って効率よく学習が進められます。
自分に合う勉強法を早い段階で見つけ、MOS資格取得を目指しましょう。