満員電車での通勤や合わない上司や同僚との関係など会社員である以上付きまとう辛い思い…
「フリーランスになればこんな目に合わなくていいんだろうか…」と考えてしまいますよね?
一方で、フリーランスはフリーランスで、自分で案件を取ってこなければ年収はゼロです。
取ってこれる仕事が少なければ当然年収も少なく、生活は厳しくなってしまいます。
果たしてエンジニアは、フリーランスで仕事するのと会社員として仕事をするのと、どっちが良いのでしょう?
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システムエンジニアとは?
今や日々の生活や企業の業務を支えるのに欠かせない存在となっているコンピューターシステムですが、これらを設計し、運用や管理までトータルして行うのがシステムエンジニアです。
プログラマの仕事と一直線に繋がっているため、プログラマからキャリアアップしてシステムエンジニアになる人も多いです。
情報処理の広範囲分野をカバーする仕事で、ネットワークやデータベース、プログラミングなど一式の知識とスキルが必要です。
システムエンジニアの平均年収は、592万円と言われていますが、独立することで能力に応じて幾らでも年収を積み上げることが可能な職業であり、フリーランスエンジニアの中には年収1000万円越えという人も居ます。
フリーランスのエンジニアとは?
まずはフリーランスで仕事するエンジニアにはどんなメリットやデメリットがあるのかを見てみましょう。
フリーランスエンジニアのメリット
- 煩わしい会社内の人間関係は排除できる
- 知り合いが増え人脈が広がる
- 色々な仕事場を見ることができる
- 仕事する時間は自由に決められる
- スキルに応じて年収アップが可能
- 通勤の面倒がない
- 色々な仕事場を見ることができる
フリーランスエンジニアになれば、会社員のように気の合わない社内の人間と関わらなくていいというイメージは確かに強いですが、実は色々な勉強会やSNSなどによる交流、色々な契約先との仕事をこなす事で、知り合いは増えます。
むしろ広い範囲で色々な人とどんどん関わっていくのがフリーランスです。知り合いを伝って仕事を紹介してもらえる場合もあります。
実力さえあれば、いくらでも年収を増やせる点もフリーランスらしいメリットです。そしてその実力を磨くチャンスも、会社員の場合は会社の指示に従う必要があるためなかなか掴めませんが、フリーランスなら働き方の自由さがある程度あるため、掴みやすいと言えるでしょう。
総じて、自由度が上がる、自分でしなければならないことも増えるというスタイルになります。
フリーランスのデメリット
- 仕事が不安定
- 本業以外の作業も自分でこなさなければならない
- 病気になるとマズイ
- 社会的な信用がない
仕事が不安定
フリーランスのデメリットと聞くと一番に思い浮かべるのは不安定さでしょう。会社員に比べると突然契約が終了となる可能性もあり、実際仕事は不安定です。しかし、会社員はリストラされてしまえば次の職を探すのに苦労もしますが、フリーランスの場合は次の案件を探しに回るだけです。エンジニアのお仕事は人手不足なので、フリーランスエンジニアに向いた仕事はたくさん転がっており、ぶっちゃけすぐに見つかりますのでこれがフリーランスと割り切れば気にならない点なのかもしれません。
本業以外の作業も自分でこなさなければならない
確定申告や経費精算、請求書の作成など事務・経理・総務にあたる作業や、報酬の交渉・トラブル解決なども全部自分でしなければならなくなります。これは目立ったデメリットになりそうと思いきや、これらの経験すらもフリーランスで成功しているエンジニアに話を聞いてみると、「金の事を自分で管理できるようになるのは大事、生きていく上で必要な知識を身に付けられてむしろメリット」という意見が多いです。
社会的な信用がない
フリーランスで実際に仕事しているエンジニアが、本当にデメリットだと感じているのはこれが一番といいます。
ローンやクレジットカードの審査、何かの契約の時に「ご職業」の欄を埋める際、企業勤めの会社員と比較され、社会的信用が低いと感じさせられることは多いようです。
病気になるとマズイ
預かった仕事を進めるも休むも気分次第で選べるフリーランスですが、休んだ分は自分で取り返す必要もあります。
病気などで全く仕事が進まなくなってしまった場合には会社なら代わりに仕事を進めてくれる他のスタッフがいるかもしれませんが、フリーランスの場合は致命的という部分も抱えていることを忘れてはなりません。
会社員のエンジニアは?
次に会社員として働くエンジニアのメリットとデメリットも確認してみましょう。
会社員のエンジニアのメリット
- 仕事で困った時に相談できる相手が近くにいる
- ある程度の教育環境がある
- 年収が安定している
- エンジニアの仕事だけをしていればよい
- 仕事以外のことは会社任せにできる(税金や保険など)
フリーランスでは、在宅で仕事をする場合が多く、仮に契約先に出向いて仕事をする場合でも周囲は他人ばかりです。仕事に関しては勉強から工夫まで全て自分の実力で解決しなければならない局面の方が多いですが、会社員なら隣のデスクに座っている人に仕事の相談ができますよね。
また、会社員にとっては当たり前すぎてありがたみを忘れがちな話ですが、会社には経理や営業が居ます。会社員として働く人は、エンジニアに限らず確定申告や仕事に必要な経費など経営面のことはあまり勉強すらしていない人も沢山いるでしょうし、仕事の方が忙しくてそんな時間もないのが普通でしょう。
営業についても同様です。フリーランスでやっていく場合には顧客の管理や案件を取ってくることも自分でやらなければなりませんが、会社員である限りはそれらは別の部署の人間が担当してくれます。
本業に集中できる環境が揃っているのが会社員の大きなメリットとなります。
会社員のデメリット
- 決まった時間に出勤しなければならない
- てきぱきと仕事をこなしても就業時間まで帰れない
- 多少の体調不良では休みづらい
- 難しい仕事を頑張っても給料に反映されにくい
- 人付き合いがある
時間の制約がある
満員電車でも道が混んでいても、決まった時間に出勤しなければならないのが会社員です。そして、どれだけスピーディに仕事をこなしても就業時間までは帰ることができません。フリーランスなら早く仕事が済んで暇になったなら休めばよいので、早く仕事ができる有能な人ほど損をしてしまいます。実際、頑張ればもっとできるけど夜までだらーっと仕事してそこそこの成果で終わらせようと考えている会社員は口に出さないだけで、凄くたくさん居ます。
休みづらい
風邪気味や少し体調がすぐれない時でもほとんどの会社員は出勤します。
仕事を休んでしまうと、仕事を代わりにやってもらう同僚に迷惑がかかったり、上司に詰まらない理由で休む奴だと思われたくない・評価を下げられたくないなど、身体は休みたくても状況的に休むと後々損をするので無理をするしかない…という事が多々あります。
フリーランスなら仕事さえ納期に間に合うのなら、他に休めない理由はありません。
実力や頑張りが給料に反映されない
会社員の収入は上限があります。生涯賃金は計算すれば求められてしまう程で夢もありません。
昇給の可能性もなしではありませんが、逆にボーナスカットなど減らされてしまうことすらある始末です。
そして、難しい仕事や大きな成果を挙げてもその儲けは会社の儲けであり、昇格などに多少の好影響をもたらしてくれることはあれど、個人の収入として大きく反映されることはありません。
そこは裏を返せばパッとしない実力でも休まず出勤すれば決まったお給料がもらえるという訳でもありますが。
人付き合いが面倒
会社員を辞めたいという人の理由の数多くを占めているのが「人間関係が上手くいかない」です。
人間関係が円滑でない時の精神的な負担は半端ないものです。フリーランスでもプロジェクトチームとの人間関係は大切ですが、会社員の場合はそれに加えてさらに休憩時間の他愛もない会話や飲み会、社内イベントなど仕事だけするには要らないコミュニケーションまで気を遣わなければ上手くいきません。
エンジニアはフリーランスの方がいい?まとめ
ここまでのフリーランスエンジニアのメリットデメリット、会社員エンジニアのメリットデメリットを比べてみると、
フリーランス | 会社員 | |
---|---|---|
経理事務しなければならないしなくてよい | ||
休み取りやすい 自分の仕事が送れる取りづらい 仕事は代わってもらえる |
||
実力/スキル高ければ高年収 低ければ低年収さほど反映なし |
互いが正反対に見えることが多くあります。
しかし内容をまとめて整理すれば、
- 自分のスキル・仕事の質を年収に反映させたい
- 自由に仕事をしたい&自分の面倒は自分で見れる
ならフリーランスの方がいいという事になります。
また、会社員は労働時間の長さに比例して稼ぎがUPするため、
- 長時間会社に居られる
- スキルや能力に特別な自信がある方ではない
- 会社に任せておけば済む様々な作業を自分でやりたくない
という場合は会社員の方がいいでしょう。
フリーランスと会社員どっちがいいと結論を付けることは出来ませんがどちらにも良いところと苦労するところがあります。
自分の能力が会社に利用されているだけで自分ならもっと稼げるだろう…と思えるようなら一度フリーランスに挑戦するのもアリなのかもしれませんね。