プログラミングは、アプリやシステムを動かすために欠かせない技術です。
スキルを身につける方法はさまざまですが「独学でプログラミングを始めたいけど、何をどうしたらいいのかが分からない」と言う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者がプログラミングを始める前に知っておくべき事や、初心者が独学でプログラミングを学ぶ勉強方法について解説します。
- この記事で分かること
- プログラミングを始める前の準備
- プログラミングのおすすめ独学勉強法
- プログラミングを独学で勉強するのに向いている人・向いていない人
- 独学でプログラミングを学ぶメリット・デメリット
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プログラミングとは？
プログラミングとは、コンピューターが理解できる言葉で、どう動けばいいのかを書き記した指示書の様なものです。
コンピューターが理解できる言葉をプログラミング言語と言い、プログラミング言語を用いてコンピューターに指示します。
皆さんが使っているTwitterやLINE、Facebook等のアプリケーション、ゲーム等もプログラミングが使われています。
また、エクセルの計算や作業の自動化等もプログラミングを用いれば可能です。
プログラミングを独学で始める手順
初心者が独学でプログラミングを勉強する際は、以下の手順で始めましょう。
独学で始める手順
- 作りたいものを決める
- 学ぶ言語を決める
- 環境を構築する
- プログラミング言語を勉強する
初心者の方が独学で勉強しようとする時に、まず何から手をつけていいのかが分からずに挫折すると言うパターンが非常に多いので、手順を把握することはとても重要です。
ここでは、それぞれの手順で行うべきことについて解説していきます。
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1.作りたいものを決める
あなたがプログラミングを仕事にしていきたいのであれば、目標を決めてからプログラミングを勉強しましょう。
具体的に制作物をイメージしてプログラミングを学習する事で、学習効率も大幅に上がり、モチベーションの維持に繋がります。
何も作りたいものが思い浮かばなければ、プログラミングの基礎的な部分が詰まっている電卓アプリを制作すると良いでしょう。
2.学ぶ言語を決める
プログラミング言語はおよそ200種類以上もあると言われていますが、その中で一般的に使われているプログラミング言語は限られてきます。
初心者が独学でプログラミングを勉強する時におすすめな言語は、ほとんどのプログラミング言語の派生元となったC言語です。
プログラミングだけを独学で学ぶのであれば、C言語が断トツでおすすめですが、作りたいものが決まっているのであればその限りではありません。
プラットフォームにより使用される言語は異なるのですが、おすすめの順番としては、AndroidのJava、webアプリのRuby、最後にiosのSwiftの順です。
なぜiosアプリはおすすめでは無いのか？
iosアプリの制作をおすすめしない大きな理由は、アプリケーションの書き出しが独学で勉強している初心者には非常に困難な点です。
大前提としてPCのOSはmacOSである事が求められており、さらにプログラミングした制作物を、iosのアプリとしてiPhoneに書き出す際には、複雑な手順を求められる上にお金もかかります。
仕事でアプリを作っている方の中にも、iosの書き出しが出来ずに四苦八苦する方はいらっしゃいます。
なので、初心者が独学で勉強する場合は、比較的シンプルにアプリとして書き出す事が出来るandroiか、webアプリがおすすめなんです。
3.環境を構築する
プログラミングを始める為には、プログラミングを出来る環境を構築する必要があります。
実はこの環境構築は、仕事の場合既に確立した環境構築の手順があったりして、プログラミングの仕事をしている方の中でも環境構築ができない人がいます。
初心者が独学でプログラミングを勉強する場合はの環境構築は基本的に、ソフトウェア開発をする為のソフトウェアを準備するだけでOKです。
Androidの開発はAndroidStudio、iosの開発はXcode等、プラットフォームによって変更する必要があります。
4.プログラミング言語を勉強する
目標が決まり、言語が決まり、環境も整ったのであればいよいよプログラミング言語の勉強にはいっていきます。
初心者が独学でプログラミングを勉強する際には、どのプログラミング言語を勉強するかを決めたプログラミング言語の学習本を購入すると良いでしょう。
そして1つの項目で覚えた技術を使って、何か簡単なプログラムを作っていくと1つ1つの項目での学習効率が上がります。
最初は全てどうしてそのように動いているのか理解できなくても、なぜか正常に動作しているなら次の項目に進んでいって構いません。
プログラミングを独学で勉強するのは可能？
結論から申し上げますと、独学で仕事ができるレベルまでプログラミングを勉強する事は可能です。
プログラミングの勉強は最初こそ専門用語が出てきて、何を言っているのかが分からない状態だと思います。
しかし分からない単語を逐一調べていくと、何となく理解する事ができるので、初心者は何となくでいいので大まかに理解しておきましょう。
プログラミングのおすすめ独学勉強法
初心者にとってはプログラミングはどうしても敷居が高く感じてしまうもので、独学ならなおさら感じることでしょう。
原因不明のエラーやバグに遭遇してしまうと、どうしたら解決するのかも分からずに、モチベーションが下がってしまいがちです。
ここでは、独学で勉強する際に役に立つおすすめの勉強方法を紹介します。
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最初は他人のコードを真似るだけでもOK
プログラミングの理論や、コードの内容が理解できてもどうしても自分でコーディング出来ないと言う方は、最初の内は他人のコードの見様見真似でも大丈夫です。
他人のコードを見よう見真似でも自分の手で打ち、変数の名前や値を変えることで、理解を深める事が出来ますし、自分で書けるようになってきます。
何より自分よりも実力が上の人のコードを見る事で、適切な命名やインデント、コメントの書き方、キレイなコードの書き方等を学ぶ事が出来ますし、他人のコードを見る事になれておけば仕事でも役立つはずです。
振る舞いさえ理解できればOK
プログラミングを勉強し始めれば、完璧に仕組みを理解できない事が沢山でてきます。
そんな時は完璧に概念を理解しようとするのではなく、まずはどういった振る舞いをするのかだけを覚えておきましょう。
別の事を勉強している内に、以前は理解できなかったことが理解できるようになるのは、プログラミング言語を勉強していると頻繁に起こります。
なぜこのような振る舞いをするのかと言う所までを、理解しておくのが一番ですが、最初は振る舞いから理解していきましょう。
プログラミングを独学で勉強するのに向いている人
プログラミングを独学で勉強するのに向いている人の特徴は、以下の2つです。
独学で勉強するのに向いている人
- プログラミングを習得する明確な目標がある人
- 分からない問題にも挫折せずに対応できる人
プログラミングのスキルは、動画や本などさまざまなものを活用して独学で身につけられます。
ここでは、独学でスキルを身につけられる人の特徴について解説していきます。
プログラミングを習得する明確な目的がある人
プログラミングの学習を始める際は、取得する明確な目的を持つことが重要です。
例えば、仕事をいかしてキャリアアップする、副業で稼ぐための方法として身につけるなどが挙げられます。
習得する明確な目的があれば、モチベーションを維持しながら勉強が続けられます。
明確な目的なく取得を目指した人は、学習時間の長さから挫折する可能性が高いため、おすすめできません。
分からない問題にも挫折せずに対応できる人
プログラミングの学習を続けていく中で、必ず分からない問題にも遭遇します。
独学では、分からない問題は自分で調べて解決しなければならないため、忍耐力も必要になるのです。
分からない問題は新たな知識を得るチャンスとなり、調べられる人は独学での習得も可能でしょう。
プログラミングを独学で勉強するのに向いていない人
プログラミングを独学で勉強するのに向いていない人の特徴は、以下の2点です。
独学で勉強するのに向いていない人
- スケジュール管理が苦手な人
- 短期間での取得を目指している人
プログラミングは独学でも学べますが、独学での勉強に向いていない人もいます。
ここでは、独学が不向きな人の特徴を詳しく解説します。
スケジュール管理が苦手な人
独学では、スケジュール管理ができなければスムーズに学習が進められないでしょう。
独学はスクールのようなカリキュラムがないため、自分で学習計画を立てて勉強を続けなければなりません。
そのため、スケジュール管理が苦手な人は学習が効率よく進められず、今何をすべきかを明確にできないのです。
特に初学者の人は、自身で目標を決めて学習を進めることは難易度が高いため、通信講座の利用も検討しましょう。
短期間での習得を目指している人
プログラミングを独学で習得する場合は、スクールや通信講座を利用するよりも時間がかかります。
スクールや通信講座で学ぶ場合は、パソコンスキルにもよりますが半年から1年程度必要とされています。
一方で独学の場合は1年半程度の時間が必要であり、学習に行き詰まった場合はより時間が必要になるでしょう。
そのため、効率よく学習を進め短期間での合格を目指している人は独学には向いていません。
独学でプログラミングを学ぶメリット
独学でプログラミングを学ぶメリットに以下の3点が挙げられます。
独学で学ぶメリット
- コストが抑えられる
- 自己解決力が養える
- 自分のペースで学習が進められる
プログラミングを独学で学ぶメリットは、学習で必要になる費用を抑えられる点です。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
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コストが抑えられる
独学でのプログラミングの取得を目指す場合は、学習で必要になる費用を抑えられます。
独学で必要になる費用は、参考書代のみです。
最近では、WebアプリやWeb動画でもプログラミングの学習が行えるため、さらに費用を抑えられます。
自己解決力が養える
独学で学ぶ場合は、分からない問題は自分で調べて対処する必要があります。
自力で調べて問題点が解決できた場合、知識が身につくだけでなく、自信にも繋がります。
自己解決力は、問題を解く際に重要な能力となるため、独学を通して習得しましょう。
自分のペースで学習が進められる
自分のペースで学習が進められることも独学の魅力でしょう。
独学は、自分でスケジュールを立て、勉強時間を確保します。
そのため、平日にまとまった勉強時間が確保できない場合は週末にまとめて学習を進めるなどライフスタイルに合わせられるのです。
決められた時間に講義を受ける必要もないため、自分のペースで学習を進めたい人には独学が向いています。
独学でプログラミングを学ぶデメリット
独学でプログラミングを学ぶデメリットには、以下の3つが挙げられます。
独学で学ぶデメリット
- モチベーション維持が難しい
- 気軽に質問ができない
- 学習時間が長期になる場合もある
プログラミングは独学でも習得を目指せることから、詳細を調べずに学習を進める人が多くいます。
挫折する原因となるため、デメリットも理解した上で独学に挑戦しましょう。
ここでは、独学でプログラミングを学ぶデメリットについて解説します。
モチベーション維持が難しい
独学で学習を進める際は、モチベーションを維持しながら学習が進められるかが重要です。
独学は、一人で学習を進めていくため、同じ目標を持った仲間がいません。
また、カリキュラムもないため、どのくらい学習が進んでいるのか、どのくらい理解できているのか判断できないのです。
モチベーション維持ができない場合は、挫折してしまう可能性が高まります。
気軽に質問ができない
独学では、気軽に質問できる人がいません。
スクールや通信講座では分からない問題は講師にその場で質問できます。
疑問点をのこしたまま次のステップに進むことがないため、スキルの習得も早い傾向にあります。
一方で、独学は分からない問題は自分で調べて対処しなければならず、理解するまでに時間が必要です。
学習時間が長期になる場合もある
独学では、スクールや通信講座で学ぶ場合よりも学習時間が長くなるでしょう。
自分で学習スケージュールを立て、勉強を進めていく独学では効率よく学習を進めることは簡単ではありません。
分からない問題を調べたり、内容を理解するのに時間がかかったりと自分で対処しなければならない問題が多くあるのです。
そのため、長期間の学習時間が必要であることを理解している人でなければ挫折する可能性が高いでしょう。
プログラミング習得におすすめな通信講座
独学でも習得可能なプログラミングですが、独学での勉強に限界を感じる人もいるでしょう。
ここでは、プログラミング対策におすすめな通信講座を紹介します。
ユーキャン
引用：ユーキャン
| 講座料金 | プログラミング・Web制作入門講座 64,440円（税込） |
|---|---|
| サポート内容 | ・オンライン個人レッスン ・添削あり ・質問制度あり |
ユーキャンおすすめポイント
- 現役エンジニア講師が200以上在籍
- 3コースから選択できる
- 通学不要でオンラインで完結
ユーキャンでは、プログラミング教育の専門会社と提携しているため未経験者でも実用的なスキルが身につけられます。
200人以上在籍している現役エンジニア講師のプロフィールを見ながら自分に合う講師の選択ができる点もユーキャンが指示される理由です。
また、講座には3つのコースがあり、目的や知識に合わせて自分に合うコースの選択ができます。
カリキュラムに沿って学習を行うため、独学での学習を挫折した人にも安心です。
資格の学校TAC
引用：資格の学校TAC
| 講座料金 | Javaプログラミング入門Webコース（SE11対応）35,000円（税込） |
|---|---|
| サポート内容 | ・質問サポート ・ステップ割引あり |
資格の学校TACおすすめポイント
- オリジナルテキストを使用
- 実際にプログラミングを行いながら学習できる
- Web動画講座のフォローあり
ヒューマンアカデミーでは、プログラムの解説だけでなく、プログラミング演習や章末問題も取り入れたテキストを使用しています。
学習では、読むだけでなく、実際にプログラミングを行いながら学べるため実践力も身につきます。
初心者から知識がある人などさまざまな人が学べるように「入門コース」「基本コース」「実践コース」の3種類のコースから選択が可能です。
また、分からない問題はメールで講師に質問できるため、疑問や不安も解消できるでしょう。
プログラミングを効率よく習得するなら通信講座の利用がおすすめ
独学でのプログラミングの習得は難しそうに思えますが、勉強法を理解できれば可能です。
学習期間は長期間になりますが、費用をおさえてスキルが身につけられるため、独学を検討する人も多いでしょう。
しかし、短期間での取得や独学にこだわりがない人であれば、効率よく学習が進められる通信講座の利用がおすすめです。
プログラミングを習得し、就職やスキルアップに役立てましょう。
