今日のネット社会において、PCスキルを持っていることは当然として、それをいかに活用できるか、ビジネスの現場で活かせるかということが重要視されています。
日商PC検定はそんなネット社会を生き抜くためには必要不可欠な専門的知識、スキルを身につけるための試験です。
そこで、日商PC検定2級の難易度や試験日程について紹介します。
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日商PC検定とは?
日商PC検定とは、簿記や会計系の資格試験を数多く実施している「日本商工会議所」という公的機関の資格の一つです。
日商PC検定は公的資格となりますが、国内において非常に認知度の高い資格の一つとなっております。
近年では各産業分野における業務のIT化、ネットワーク技術の発展に伴い、各個人における専門スキル・専門知識が非常に重要視されています。
日商PC検定では、そんなネット社会を生き抜く上で必要不可欠なそれらの取得を目的とした検定試験です。
日商PC検定取得の重要性
IT関連企業はもちろんのこと、その他の企業、団体、そして各教育機関でも今やPCスキルを始めとする情報機器、ネットワーク技術の活用が行われています。
特にビジネスの現場においては、文章作成や表計算、プレゼンスライドの作成などの基本的なスキルは持っていて当然とされています。
日商PC検定の取得を目指す上で、そのようなビジネスパーソンとして必要なスキルや知識の取得はもちろんのこと、より優れたスキルや知識があれば一個人として各現場において評価材料になります。
そのため、これから就職や転職を控えている方にとってPC検定の取得は非常に重要なのです。
日商PC検定2級の試験概要や難易度
日商PC検定はベーシック、3級・2級・1級の4段階にレベルごとに分かれています。
今回は中間レベルである2級に関して、試験概要や難易度について詳しく紹介します。
日商PC検定2級の試験概要
日商PC検定2級の試験概要に関して、試験では主に①データ活用、②文書作成、③プレゼン資料作成の3分野から関連する知識やスキルが問われます。
①に関して、500件以上のデータをデータベースソフトを用いて集計したり、実際に様々なタスクをこなします。
②に関して、基礎的な文章作成ソフトウェアの操作方法はもちろんのこと、ヘッダーやフッターの扱い方、他ファイルからのコンテンツの挿入などの発展的な操作から、ビジネス文書、議事録、その他ビジネスにおける文書作成に関する知識が問われます。
③に関して、プレゼンに必要なスライドや文書、グラフ、またマスタースライドの編集などについての知識が問われます。
日商PC検定2級の難易度
日商PC検定2級の難易度に関してですが、日本商会議所によると日商PC検定2級は「企業実務に必要不可欠なPC・IT・ネットワークに関する知識及びスキルを有し、それを実際に実務において活用することができるレベルである」と定義づけられています。
つまり、一般的なサラリーマン程度のPC・IT・ネットワークのスキルや知識だけでは不十分であり、それらを実際に実務において活用、運用して業務の円滑化、効率化を測るための指導ができる程度のレベルが必要となります。
そのため、他のPC関連検定資格の中でも日商PC検定2級はやや高めの難易度となっています。
日商PC検定2級の合格率や合格基準
日商PC検定はいずれの級においても合格率や受験者数、合格者数は非公開となっています。
そのため、日商PC検定2級の難易度が他のPC関連検定に比べて高いと言っても実際にどれくらいの人が受験し、毎回どれくらいの人数が合格しているのか把握することはできません。
しかし2級レベルは各企業におけるIT技術やPCスキルの運用を促すための指導者、管理者相当のレベルであることから、一筋縄では合格できないことが確かです。
合格基準に関しては満点中7割以上で合格という明確な基準が定められています。
とはいっても試験では先ほど挙げた3つの分野から幅広く出題されるため、解答率を上げることはもちろんこと、いかに正確に、早く問題を解けるか、ということも合格には必要な要素となります。
日商PC検定2級の試験日程や対策
日商PC検定2級の試験の概要や難易度、合格基準について理解していただけたでしょうか。
それでは日商PC検定2級を実際に受験する上で知っておくべき試験の日程や対策について紹介します。
日商PC検定2級の試験日程
日商PC検定の試験日程ですが、2級と3級に関しては随時受験者の募集・申込み・試験の実施が行われています。
そのため、対策が出来た段階でネットを通して申し込むことによっていつでも受験することが可能です。
しかし、2級と3級に合格し1級の試験を受験する場合、1級の試験は毎年2月・9月ごろの年2回しか行われていないため、日本商工会議所の公式サイトにて詳しい日程や概要について確認しましょう。
日商PC検定2級受験のための対策
日商PC検定2級に合格するための対策や勉強は基本的に公式テキストや参考書、問題集を使って行います。
日頃からPCやネットワーク、IT関連の事業に携わっている方であれば問題の傾向に慣れる程度で十分ですが、特に初めて受験する方、他業種において働いている方などはしっかりと基礎と理解力をつける必要があります。
また、テキストを読んだり問題集をただ解くのではなく、実際に文章作成ソフトや表計算ソフト、その他関連ソフトを使って実践的なスキルについて身につける必要があります。
日商PC検定2級の難易度や試験日程まとめ
今回は日商PC検定2級の難易度や試験日程について詳しく紹介しました。
日商PC検定は、現代のネット社会に適応する上で必要不可欠なネットワーク、PCスキル、情報機器、その他IT技術に関する専門的知識とスキルを得るための検定資格です。
2級は各関連事業において、ネットワークスキルやPCスキルに関する指導を専門的に行う、というレベルに匹敵する難易度であることから、合格するためには幅広い専門知識やスキルを身につける必要があります。
試験は随時行われているため、対策がしっかりと出来た段階で受験を検討しましょう。