キャンドルの灯には人の心を癒す効果があると言われています。
最近ではデザインや種類も多彩になり部屋のインテリアとしても活用されています。
そういった人気の上昇に伴い、キャンドル作りを本職とするキャンドルアーティストにも注目が集まっています。
今回は、キャンドルアーティストになるには資格や試験が必要なのか?キャンドルアーティストの仕事内容や年収も含めて解説します。
キャンドルアーティストとは?
キャンドルアーティストとは、キャンドルのデザインや光を利用して空間を彩る芸術家です。
自身でキャンドルを自作してそれを使った芸術作品を発表しています。
日常生活で常用する事のないキャンドルの灯はリラクゼーションの効果もあり、趣味としてキャンドル作りをしている人も多数います。
そういった人が「プロになりたい!」と考えて目指すのがキャンドルアーティストです。
キャンドルアーティストの仕事内容
キャンドル作りのプロフェッショナルと言えるキャンドルアーティストですが、仕事内容は多岐に渡ります。
キャンドルアーティストとして多くの人に認知されればされるほど仕事の幅が広がる夢のある職業です。
その仕事内容を一つずつ解説します。
キャンドルのデザイン・製作
キャンドルアーティストの主な仕事内容は当然キャンドルの製作とデザインです。
最近のキャンドルはデザイン性の高いものが多く、部屋のインテリアとして利用される事も珍しくありません。
また、キャンドルの放つ幻想的な光は雰囲気作りや照明として活用されています。
実用性以外の部分の需要が増えていますので、よりデザイン性の高いキャンドルアーティストが製作したキャンドルが求められているのです。
製作したキャンドルはインターネットによる通信販売やワークショップ、インテリア雑貨店等で販売されます。
昔に比べてキャンドルを取り扱う店舗も増え、キャンドルアーティストの人口も増えていますので以前より手軽に手に入るようになっています。
イベント・店舗販売出演
キャンドルアーティストとして人気が出てくれば各種イベントにゲストとして招かれる事も少なくありません。
特に最近はエコに関するイベントが多く開催されています。
キャンドルは自然な光を利用しますので自然に優しいというイメージがあります。
そういったイメージからエコに関心がある人にキャンドルは非常に人気があるのです。
ですので、エコに関するイベントには多くのキャンドルに興味がある人が集まります。
キャンドルアーティストはそういったイベントに出向き、講演会やトークショー、キャンドル作りに関するレクチャーやワンポイントレッスンを行う事も仕事内容に含まれます。
キャンドルを取り扱う店舗での実演販売を行うようなキャンドルアーティストもいます。
人と直接やり取りをする事でよりキャンドルに興味を持ってもらう事も出来ますし、キャンドルアーティストとして無名な場合は宣伝にもなります。
キャンドル作り教室やサロンの経営
趣味としてキャンドル作りを始めたいと考えている人も沢山います。
しかし、専門的な技術と知識が必要になるのでなかなか始めるのは難しいのが現実です。
そういった需要に応える為、キャンドル作りを指導する場所を提供するキャンドルアーティストもいます。
スクールやセミナーを開催したり、自宅を改装して教室を作ったり方法は様々です。
キャンドルアーティストになるには資格が必要?
結論から言えばキャンドルアーティストになるには資格は必要ありません。
極論を言えば今この瞬間「自分はキャンドルアーティストだ」と言えばその時点でキャンドルアーティストを名乗る事が出来ます。
しかし、何も知らない状態でキャンドル作りをスタートさせるのは困難です。
なので、知識と技術を取得する為にもキャンドルに関する資格の取得は強くオススメします。
キャンドルを販売する場合でも、資格を持っている事を証明すれば購買者側に安心と信頼を提供する事が出来ます。
教室を開く場合でも同様に資格を取得している人に習いたいと考えるのが一般的ですので、プロのキャンドルアーティストを目指すなら資格は取得しておきましょう。
キャンドルに関する資格
キャンドルに関する資格は「日本キャンドル協会(JCA)」が認定するJCA認定キャンドルアーティスト資格とJCA認定キャンドルインストラクター資格や「日本インストラクター技術協会」が認定するJIA認定キャンドルアドバイザー資格があります。
キャンドルアーティスト資格を取得すればJCAが認定する展示会への出展や講師活動も可能になり、その上位資格と言えるキャンドルインストラクターの資格を取得すれば自分で教室等も経営する事が可能になります。
この2つの資格はJCAが認定する学校でカリキュラムを修了する必要があります。
認定校の詳細や資格取得までの流れ、試験内容についてはJCAの公式HPにて確認して下さい。
キャンドル業界は決して大きい市場ではありませんので、こういった協会からの補助や援助がなければキャンドル業界で生きていくのは難しいです。
ですので、この2つの資格は是非取得をオススメします。
キャンドルアドバイザーの資格は在宅で講座も取得試験も行えます。キャンドルの基礎の知識を身に付ける為にもまずこちらの資格にチャレンジしても良いと思います。
キャンドルアーティストの年収
キャンドルアーティストの年収は芸術家という特性上、個人差が激しいです。
キャンドルだけでは全く生活できないような人から、年収1000万円を超える人気キャンドルアーティストも存在します。
キャンドルの販売だけでは収入が安定しません。
なので、販売と平行して安定して収入が見込めるスクールや教室を開設するキャンドルアーティストが多いです。
キャンドルアーティストまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はキャンドルアーティストになるには資格が必要なのか?仕事内容と年収も併せて解説しました。
キャンドルアーティストになるには基本的には資格や試験は必要ありません。
しかし、購買者側への印象や認定協会からの恩恵を考えれば資格を取得する必要があると考えるべきです。
エコ化が進んでいく現代社会においてこれからもキャンドルに関する一定の需要は見込めます。
人気が上昇すれば高い年収を得る事も夢ではありませんので、興味があるなら挑戦してみましょう。