宅建士は不動産取引の専門家として活躍する資格です。
そのため一見英語力は必要ない仕事のように見えますが、グローバル化が進む近年においても宅建士に英語力は必要ないのか、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこちらの記事では、宅建士に英語力は必要なのかどうか・英語が話せる宅建士の強み・強みを生かせる宅建士の仕事の探し方などを解説していきます。
既に宅建士資格を取得している方にも、これから資格を取得しようと考えている方にも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
宅建士講座ならアガルート!
宅建士試験合格を目指すならアガルートアカデミーがおすすめです!
令和4年度は全国平均の3.50倍の59.5%と高い合格率が出ています。
通勤や家事の合間など隙間時間を活用して、効率的に学習を進めることができる講座です。
宅建士の仕事に英語は必須ではない
宅建士は不動産取引のエキスパートとして活躍する資格です。
宅建士が活躍するのは国内の不動産売買や賃貸契約をする場面が多いということもあり、宅建士の仕事をする上で英語は必須のスキルではありません。
実際に不動産業界の求人を見ても英語力を求めている求人はほとんど無いため、英語が話せないことで仕事に困ることは少ないと言えます。
しかし英語力があれば仕事の幅を確実に広げることが出来ます。
特に近年はグローバル化が進んでいることもあり、「活躍の場を広げたい」と考えている宅建士の方は英語力を習得することで多くのメリットを得られます。
そこで次の項目では、英語力を備えた宅建士が活躍できる場面やフィールドをご紹介します。
英語力のある宅建士は貴重な存在
英語が堪能な宅建士は多くないため、英語力のある宅建士は様々な場面で頼られる可能性があります。
具体的に下記のような場面で英語力のある宅建士は重宝されるため、参考にしてみてください。
海外の顧客・投資家を相手にするときに役立つ
グローバルに展開している大企業に勤めている場合、海外の顧客や投資家に対して営業や受注活動を求められる場面があります。
このような場面ではレベルの高い英語力が求められるため、英語力のある宅建士は重宝されるでしょう。
また近年は海外の機関投資家が日本の不動産市場に関心を持っているため、投資に関連した不動産売買が増えています。
投資家を相手にする場合は、不動産関連の英語力だけでなく資産価値や利回りなど投資に関連した英語力も必要です。
このように、海外の顧客や投資家を相手にする場面において専門的な説明ができる英語力を備えた宅建士は活躍できます。
日本に住む外国人をサポートするときに役立つ
日本の在留資格を取得しこれから日本に住もうとしている外国人の新しい生活をサポートする際にも、英語力のある宅建士は活躍できます。
宅建士は不動産に関する重要事項の説明を行うのが主な仕事ですが、相手の聞きたいことを理解し伝えられる英語力があれば外国人を案内する場面で頼られるでしょう。
さらに専門的な英単語を知っていれば、外国人に対して普段の生活や契約内容に関する正確な情報を伝達できる強みがあります。
外国人から英語で質問を受けた時も英語力があればスマートに返答できるため、不動産取引を円滑に進めることが可能です。
会社にとっては外国人が来店した場合に安心して対応を任せられることから、非常に心強い存在と言えるでしょう。
宅建士試験講座ならアガルートアカデミーがおすすめ!
宅建士試験合格を目指すならアガルートアカデミーがおすすめです!
フルカラーで見やすいテキスト教材と分かりやすい動画講義で、初めて資格勉強をする方でも充分合格が目指せるカリキュラムになっています。
合格者には受講費全額返金orお祝い金1万円の特典もあるのでモチベーションの維持も期待できます!
最短ルートで合格が目指せる!
アガルート公式HPはこちら
習得しておくと役立つ英語のレベルと役立つシーンを解説
英語力がある宅建士が活躍できる場面を紹介しましたが、単純に「英語力がある」と言ってもどの程度の英語レベルがあれば宅建士の仕事に生かせるのかは気になるところですよね。
そこでここでは、宅建士が習得しておくと役立つ英語レベルを具体的に見てきます。
自分の英語力と照らし合わせながら参考にしてみてください。
日常会話ができるレベル
「マンションやアパートを借りて住む」といういわゆる不動産の賃貸契約を結ぶシーンであれば、日常会話ができるレベルの英語力があれば十分です。
賃貸契約の場合不動産売買よりも契約手続きが煩雑ではないため、日常会話のレベルがあれば契約を進めることができるのです。
外国人に物件案内をして暮らしやすさや居住ルールなどを説明できる英語力があれば、宅建士としての仕事は十分にこなせます。
TOEIC700点レベル
TOEIC700点レベルの英語力があれば、賃貸契約や不動産売買に加えて不動産投資の説明も英語でできるようになります。
海外の顧客や投資家への営業や受注活動をする場合ハイレベルな英語力が求められると前述しましたが、その際1つの目安になるのが「TOEIC700点」です。
具体的には、英文メールでのやり取り・英文の資料作成・外国人と直接コミュニケーションを取れるレベルに到達できれば「複雑な不動産取引も英語でこなせる宅建士」と評価されるでしょう。
TOEIC850点以上レベル
TOEIC850点以上レベルになると、ビジネスの場面においても外国人と全く問題なくコミュニケーションを取ることができます。
英語でビジネスの商談をまとめることができ不動産業界の専門用語を英語で説明することも可能なため、「不動産取引のすべてを英語で説明できるレベル」と言って良いでしょう。
さらに、不動産取引だけでなく税金関連の手続きや具体的な資産価値の推移など専門的な説明もこなすことが可能です。
グローバル企業で働いている方やこれから転職を目指す方は、TOEIC850点以上の英語力があれば非常に魅力的な人材として評価してもらえます。
宅建士が英語を話せるメリット
ここまで、宅建士が英語力を活かせるシーンなどについて見てきました。
ここからは、宅建士が英語を話せることによるメリットを解説していきます。
給与が上がる
宅建士という資格に英語を話せるスキルが加わることで、給与が上がるという経済的メリットが期待できます。
能力が評価されそれが報酬に反映されるのは当然のことです。
実際に、元々海外顧客とのやり取りが多い企業であれば「TOEIC○点以上で時給○○円アップ」という条件を設けているところがあります。
正社員の場合企業によっては「英語ができる」ことで年収が100万円程度アップすることもあるため、大きな経済的メリットと言えるでしょう。
また正社員だけでなくパート・アルバイト・派遣社員の場合でも時給アップという恩恵を受けられる可能性があるため、雇用形態に関係なく給与が上がる点は大きなメリットです。
副業でも役立つ
宅建士としてのスキルと英語が話せるスキルは、いずれも副業で役立ちます。
それぞれのスキルを活かした副業はもちろん、「外国語のできる宅建士」という両方のスキルを同時に活かせる副業も存在します。
英語力の高い宅建士は希少価値が高いため、「臨時的に英語ができる宅建士を募集する」など高待遇な副業を探すことが可能です。
本業に加えて副業をすることで、副収入を得ることができる上にスキルを磨けるというメリットも享受できます。
副業に興味がある方は、ぜひ英語力や宅建士としてのスキルを活かせる副業を探してみてはいかがでしょうか。
将来的に長く働ける
「宅建士」・「英語力」という価値の高い資格やスキルを持っていることで様々な場面で頼られることになり、将来的に長く働けるというメリットも期待できると言えます。
宅建士は不動産取引がある以上は活躍の場があり、一方英語力に関しては近年進展しているグローバル化の影響から重要性が年々高まっています。
希少価値の高いスキルを習得し「将来的に長く働ける」という自信があれば、より良い待遇を求めて転職を検討するなど自身の職業選択にも幅が出てきます。
また希少価値の高いスキルを持っていることで「自分の強みを活かせてやりがいを感じられる」仕事に出会える可能性が高まる点も大きなメリットです。
英語力を活かせる宅建士の仕事の探し方
最後に、英語力を活かせる宅建士の仕事を探す方法を紹介していきます。
下記2つの方法は効率よく情報を集めることができるため非常におすすめです。
求人サイトを利用する
求人サイトには多くの情報が掲載されているため、求人サイトを利用するのがおすすめです。
検索ワードに「宅建士 英語」など入力して検索すれば、希望に近い求人情報がヒットするでしょう。
希望勤務地や希望年収などさらに条件を絞って検索すれば、より効率良く情報収集できます。
気になる求人に関しては応募する前に問い合わせることも可能となっているため、ぜひ様々な求人サイトで検索してみてください。
転職エージェントと会う
求人サイトの利用に加えて、転職エージェントに会って相談することもおすすめです。
転職エージェントは転職市場に精通しており、各求職者の希望を踏まえて案件を紹介してくれます。
高待遇の案件を取り扱っていることも多いため、「英語力が高い宅建士」という貴重なスキルをフルに活かしたいのであれば転職エージェントと会って相談することは非常に有意義です。
また「現在の自分の市場価値」を把握できるため、今すぐの転職を目指していない方でも転職エージェントと会うメリットは大きいです。
良質な求人情報を提供してもらいつつ自身の市場価値を把握できる機会はなかなかありません。
「今転職するべきか」「より良い条件で働ける転職市場の状況か」も教えてくれるため、ぜひ転職エージェントと会って話をしてみることをおすすめします。
英語が話せる宅建士のまとめ
宅建士として仕事をする上で、英語力は必ずしも必要というわけではありません。
一方で英語が話せる宅建士の希少価値が高いのも事実で、様々な場面で頼られます。
希少価値が高い存在になることで好待遇の求人へ転職することも可能になるため、経済面でもキャリア面でも良い影響をもたらしてくれるでしょう。
また様々な場面で頼られることで自己肯定感が高まり、職業人生が豊かになるメリットも期待できます。
希少価値の高い宅建士を目指したいと考える方は、こちらの記事を参考にしながら習得を目指すべき英語のレベルや自分の強みを生かせる仕事探しをしてみてください!