マンション管理士は、高度な専門的知識を以て不動産管理を行うスペシャリストです。
2021年には国家資格にも認められており、最近では何かと聞くことの多い資格となっています。
ただSNS上だと「思ったより難しいかも…」「難しすぎて独学はきつい」といった声が多く見られました。
そこで今回はマンション管理士試験合格を目指すにあたって、実際の難易度感や有効な対策方法をご紹介します!
マンション管理士試験の難易度
そもそもマンション管理士の難易度は、数ある国家資格の中でもどの程度とされているのでしょうか。
またマンション管理士試験の難しさを他の資格と比較したりして、その難易度を詳細に把握していきましょう。
マンション管理士試験の合格率は10%未満
マンション管理士は、平成13年のマンション管理適正化推進法にともなって開始された国家資格で、運営管理は公益財団法人 マンション管理センターが行っています。
結論から言えば、マンション管理士資格は間違いなく難関資格です。
資格の概要に関しては下記の記事でご説明していますが、法令や建築など幅広い知識分野が問われる難関試験となっております。
またマンション管理士は将来性が高い資格としても知られており、取得することで独立開業まで視野に入れられる資格です。
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成28年度 | 13,737名 | 1,101名 | 8.0% |
平成29年度 | 13,037名 | 1,168名 | 9.0% |
平成30年度 | 12,389名 | 975名 | 7.9% |
令和元年度 | 12,021名 | 991名 | 8.2% |
令和2年度 | 12,198名 | 1,045名 | 8.6% |
すべての年度において合格率が10%以下という点から、「マンション管理士」は間違いなく難関国家資格です。
また合格に必要な勉強時間は500時間程度とされており、その難易度は間違いなく高いと言えます。
人生を変えるキャリアアップの機会を探している方には絶好のチャンスとなっておりますので、この記事を読んで自分の可能性を広げましょう!
【最新版】マンション管理士の試験日程はいつ?試験会場や受験資格についても解説!
マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間は500時間程度
事前の情報として、同領域のポピュラーな資格である宅建士と様々なポイントを比較してみました。
項目 | マンション管理士 | 宅建士 |
---|---|---|
平均合格率 | 7~8% | 15~17% |
必要学習時間 | 500時間 | 300~400時間 |
科目数 | 4科目 | 4科目 |
マンション管理士と宅建士の科目数は同じになっていますが、科目当たりの範囲・難易度はマンション管理士の方が上です。
そのため、マンション管理士試験はまごうことなく難関試験と言えます。
そのためインターネット上では「マンション管理士は難しすぎる!」といった声も多く聞こえますが、その理由として何が挙げられるのでしょうか。
マンション管理士試験が難しいと言われる理由
合格率からも難関国家資格であることが伺われるマンション管理士ですが、その要因は何なのでしょうか。
難しすぎると言われる所以をご紹介します。
合格点は相対評価方式が取られる
マンション管理士試験では、合格者を算出するために相対評価法式が取られます。
相対評価方式とは、一定の点数を合格ラインとしておくのではなく、合格者全体の点数をチェックし、受検者の中で合格点を決める方式です。
そのため例年合格できるレベルの点数を取っていても、他の受験者が自分よりも高い得点を取っていると試験に合格できないこともあるのです。
相対評価方式の場合、安定的に高い得点を取れる状態ではないと、合格できるかが一か八かの状態で取り組むことになります。
法律的な知識が問われる
マンション管理の専門家であるマンション管理士には、民放を始めとして借地借家法や不動産登記法など様々な法の知識を身につける必要があります。
今まで触れたことのない方であればかなりとっつきにくいのが法律であり、専門用語などの解釈にはかなり時間がかかるという声も多いのが現実です。
加えて訴訟や判例などのイメージも掴みにくく、難解な法学に独学で立ち向かうのはほぼ不可能に近いと言えるでしょう。
ただここでしっかりと知識を付ければ他の資格にもチャレンジする土台を作れるので、根気強く勉強を続けてみるのがおすすめです。
膨大な出題範囲
それに加えて、膨大な試験範囲も合格率を下げている原因となっています。
マンションの管理に関する法令及び実務、管理組合の運営の円滑化、マンションの建物および附属施設の構造及び設備、マンション管理適正化推進法などといった法律系の知識にプラスして、マンションの構造や設備、不動産慣例の会計などについても学ぶ必要があるのです。
それらの問題が四肢択一マークシート形式で出題され、合格率は8%前後と行政書士や社労士と肩を並べるくらいのものです。
事実この学習量を目前にして「ちょっと私には無理かも…」と怖気づいてしまう方も多くいらっしゃいます。
このように広範囲な出題がされるとなると効率的な勉強法で進めていかないと、合格は難しいかもしれません。
他資格と比較して受験資格がない
マンション管理士の受験者数は、似た業域の資格である宅地建物取引士や管理業務主任者などと比較して合格者が非常に少ないです。
そもそも受験者数から少なくなっており、これには実務経験がない若手には挑戦しづらいというイメージがあるためとされています。
ただ最近では資格を活かせる窓口も広がっており、この現状は近々代わってくるのではないのでしょうか。
少しでもキャリアアップや年収アップのチャンスを掴みたい方は、これからご紹介する理由からもぜひ挑戦してみるのがおすすめ!
マンション管理士試験の難易度を他試験とランキングで比較
マンション管理士試験の難易度を、ほかの資格と比べてみましょう。
資格 | 合格率 |
---|---|
マンション管理士 | 8~12% |
土地家屋調査士 | 8~9% |
社労士 | 6~7% |
行政書士 | 11~15% |
マンション管理士試験の難易度は、土地家屋調査士に近い合格率です。
ただし、合格率は試験の難易度とは別物と考えてください。
合格率が高い試験=合格が簡単にできるわけではありません。
マンション管理士試験の試験科目
マンション管理士試験では、主に3つの項目を回答することになります。
- 法令関連(32問)
- 建築・設備関連(15問)
- 管理実務・会計関連(3問)
マンションの管理に関する知識に加えて、関連の法令といった法学も範囲に加わっているのがポイントです。
初学者の方にとっては最もハードルの高い法令関連の出題が半分以上を占めており、この箇所を攻略できるかが合格に直結するといっても過言ではありません。
ここからは、各カテゴリの詳細を見てみましょう。
試験内容①:法令関連
法令関連の問題ではマンションの管理に関わる決まり事や、実務で必要な知識が問われます。
試験においての出題傾向として多い物は、「区分所有等に関する法律」「標準管理規約」「民法」の3つです。
対策としては、過去問題を通してよく出る傾向の問題をピックアップし、完璧に解けるようにするのが点数につながるコツになります。
ただ法令関連は初学者の方にとっては最もとっつきにくい分野となるため、後述するように通信講座などで効率よく対策するのがおすすめです。
試験内容②:建築・設備関連
こちらでは、マンションを安全に利用していく為の知識が問われます。
具体的には建築基準法に則ったマンションの構造や設備、長期的に運用するための修繕に関する問題となっているようです。
構造や設備に関わる決まり事や数値について問われる部分のため、理解よりも覚える内容が多くなる傾向にあります。
全体問題数に対して出題頻度も高いため、できれば落としたくない分野です。
試験内容③:管理実務・会計関連
こちらは、マンションを快適に運営していくための知識などが問われる分野です。
実際にはマンションの管理業務に必要な会計や税務の知識や、苦情や理事会の対応などについての知識が問われます。
出題のウェイトはかなり軽いものの、実は法令関連との結びつきが強く一緒に勉強できる分野です。
漏れなく知識をインプットして、少しでも合格可能性を高めるのがおすすめとなっております。
難易度の高いマンション管理士試験に合格するポイント
難易度の高いマンション管理士試験に合格するポイントには、以下のものがあります。
- 管理業務主任者とのダブル対策
- 法令分野を優先的に対策する
- 回答のコツなどテクニカルな内容は独学以外の学習を使う
ポイント①管理業務主任者とのダブル対策
マンション管理士と同じ範囲の資格に、管理業務主任者という資格があります。
この資格に合格するとマンション管理士試験の一部が免除されるという制度が存在するため、まず管理業務主任者に挑戦する方が大半です。
加えてこの試験に合格した方がエスカレーター式でマンション管理士も受験するため、完全に対策できていない受験者層が暑くなっていしまっています。
出題される問題の難易度が大きく変わると感じる方も多く、ダブル合格を狙うのであれば効率を重視した勉強法で学習を進めるのが必須です。
ポイント②法令分野を優先的に対策する
試験の出題のバランスを見ると、50問のうち30問以上が法令分野と大きな割合を占めます。
一方の建築関連は難易度が高い割に出題数が少ないのが特徴。建築関連にムダに勉強時間を割くと失敗するので、法令分野で確実に点を取ることがポイント。
基本を覚える程度にセーブして、区分所有者、民法、マンション適正化法などを十分に理解しましょう。
ポイント③回答のコツなどテクニカルな内容は独学以外の学習を使う
冒頭でご紹介した合格率について実際にはもっと楽観視できる可能性も出てきたわけですが、それでもマンション管理士が難関資格であることは変わりありません。
おおおそ半年から1年程度の学習期間を要するのですが、独学や書店で買える教材だけで立ち向かうのはかなり分が悪いのが現実です。
そこで、資格広場では最短・最速で合格を目指せるアガルートの通信講座をおすすめしています。
メリット盛りだくさんの内容となっているため、ぜひ最後までごらんください!
マンション管理士とは
マンション管理士とは、マンションの専門家でコンサルティングを担当する仕事です。
国家資格保有者としてマンションの管理・補修などの全般的な業務を担当します。
マンション管理士の仕事内容
マンション管理士の仕事内容をまとめました。
- マンションの維持
- マンション管理組合のコンサルティング
- 管理に関する提案や指導
- 建物構造上の技術的問題等の解決
- 大規模改修工事の計画立案
以上のように、マンションの保持全般に関わる仕事内容です。
マンション管理士を取得するメリット
マンション管理士の資格を取得するメリットは、以下の通りです。
- マンション管理士の資格を生かして転職活動できる
- 国家資格を保有できる
- 士業としての独立も視野に入れられる
以下で詳しく解説していきます。
マンション管理士の資格を活かして転職活動できる
マンション管理士を保有していると、資格を活かして転職活動ができるメリットがあります。
実は資格がなくてもマンション管理士として働くことは可能です。
しかし資格を保有している人が担当するとしないとでは、入居者からの信頼の差があります。
マンション管理を行うような不動産管理の企業に転職する際、マンション管理士の資格を持っていると、採用に有利に働く可能性があります。
国家資格を保有できる
マンション管理士は国家資格の一つですので、履歴書や肩書の部分で国家資格を保有していることをアピール可能です。
司法書士や行政書士等の士業関連の資格と比較すると難易度は低いですが、立派な国家資格の一つです。
厳しい基準と運営元が明確になっているので、社会的にうも有益性の高い資格であるといえるでしょう。
士業としての独立も視野に入れられる
マンション管理士と並行して不動産関連の資格を取得することで、士業としての独立も視野に入れられる可能性があります。
マンション管理士単体でも需要がありますので、独立開業をして営業活動を並行して行えば、十分な収益を得られる可能性もあります。
マンション管理士に向いている人の特徴
マンション管理士の仕事は基本的にアドバイザーであり、マンション管理組合や住民たちのトラブルの相談に乗り、解決を目指すお仕事です。
そのため、コミュニケーション能力は絶対不可欠と言えます。
人びとの暮らしに向き合うため、デリケートな問題を処理することも少なくありませんので、柔軟なコミュニケーションが求められるでしょう。
この対人スキルが、すなわちマンション管理士としての能力となり、収入などにも直結してくることになります。
マンションでの生活に関する全般的な知識が得られるため、マンション在住の人や購入を考えている人にもおすすめできる資格です。
マンション管理士の年収
マンション管理士の有資格者の平均年収は400万円前後とされており、一般的なサラリーマンの平均年収と大差ありません。
「マンション管理士」自体の給料や年収は特別に高くはないのですが、プラスアルファとしての知識や経験、ノウハウといったものを持っていたり、評価されるような仕事をたくさんしたり、よいお客さんをしっかりつかまえることができれば、そこそこよい給料や年収も手に入ると考えられます。
マンション管理士の将来性
日本人の10人にひとりが分譲マンションに暮らしている現在、マンションの管理に関する仕事は充分にあります。
築30年を超える古いマンションも増えてきたため、修繕や建て替えのためにマンション管理士が活躍する場面も多くなってきました。
震災後にニーズが高まった災害対策や、高齢化社会に適応した住環境改善など、マンションに変化が求められている時期でもありますので、管理士の役割はますます重要になっています。
日本人の10人にひとりが分譲マンションに暮らしている現在、マンションの管理に関する仕事は充分にあります。
築30年を超える古いマンションも増えてきたため、修繕や建て替えのためにマンション管理士が活躍する場面も多くなってきました。
震災後にニーズが高まった災害対策や、高齢化社会に適応した住環境改善など、マンションに変化が求められている時期でもありますので、管理士の役割はますます重要になっています。
マンション管理士試験の独学合格が難しい理由
マンション管理士試験の独学合格は、やや難しい傾向です。
独学合格が難しい理由は以下の通りです。
- 勉強に時間がかかる
- 学習ペースが維持しづらい
- 勉強にお金がかかることが多い
独学が難しい理由①勉強に時間がかかる
マンション管理士試験の勉強範囲は幅広く、網羅するには時間がかかります。
講義を受けるよりも、手間がかかってしまうことが多いでしょう。
法律的な問題もカバーするためには、無理な独学はおすすめしません。
独学が難しい理由②勉強にお金がかかることが多い
マンション管理士試験は、独学でもお金がかかってしまうことがあります。
たしかに、一発合格を目指すなら独学の方が費用は掛からないでしょう。
しかし、受験した年に合格できない場合は、翌年の試験に備えなくてはなりません。
きちんと独学できないと、受験料とテキスト代がかさんでしまう可能性があります。
独学が難しい理由③学習ペースが維持しづらい
初学者の場合は、マンション管理士試験の学習ペースが維持しづらいです。
学習計画を立てることが苦手な人は、初めの段階でつまづくおそれがあります。
学習ペースを保つためには忍耐も必要です。
マンション管理士試験の独学には向き不向きがあります。
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管理業務主任者とのダブル合格も狙える
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マンション管理士試験はしっかりと対策する必要がある
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