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調剤報酬請求事務の資格を取るには?試験の合格率や年収を紹介

更新日:2024-11-20

調剤報酬請求事務の資格を取るには?試験の合格率や年収を紹介

時短勤務が可能な職場が多い「調剤事務(調剤報酬請求事務)」。一度採用されれば安定して働けるということもあり、特に女性に人気の職業となっています。

このページでは、調剤報酬請求事務の資格を取るまでの流れや試験の合格率、調剤事務員の年収について解説しています。

調剤事務に関わる方にオススメの「調剤報酬請求事務専門士検定」は民間の資格です。独学で取得することができます。

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調剤事務ってどんな仕事?

調剤報酬請求事務の仕事内容

調剤事務(調剤報酬請求事務)は、保険調剤薬局で薬剤師のサポートをする事務員を指します。「調剤助手」と呼ばれることもあります。

処方箋の受付薬歴簿(患者さんの薬に関する情報をまとめた帳簿)の作成、保険証の確認レセプト(診療報酬明細書)の作成が主な業務です。

中でもメインとなるレセプト業務は、専門的な知識が必要です。

レセプト業務を具体的に説明すると、実際にかかった医療費から患者さんが支払った医療費(最大3割)を差し引き、審査支払機関に請求書を提出します。それを確認後、審査支払機関は健康保険組合や共済組合、市区町村に請求書を提出します。
その請求をもって、健康保険組合や共済組合、市区町村は審査支払機関を通じて、医療機関へ診療報酬を支払うのです。

ここでミスがあると、医療機関に対して本来支払われるべきものが支払われない・・・ということにもなりかねません。

そのため、より正確で専門的な知識が必要となるのです。

こちらのページ>にも調剤薬局事務に関しての解説があるので、是非参考にしてみてください。

調剤事務の年収はどのくらい?

調剤事務(調剤報酬請求事務)の平均年収は、フルタイムの場合はおよそ270~300万円前後と考えて良いでしょう。

パートタイムなどの時短勤務が可能な職場が多く、時給が高めに設定されているところもあります。
スキルを身に着けていれば職場復帰が比較定期簡単安定した給与が期待できるため、主婦にも人気の職業となっています。

調剤事務に必要な資格って?

調剤事務(調剤報酬請求事務)にはさまざまな民間資格があります。
仕事をする上で必須では無いのですが、知識の向上やご自身のスキルを証明する際に役立ちます。

調剤事務、調剤報酬請求事務は専門的な知識が必要なので有資格者や経験者が優遇されやすいため、取得しておくのに越したことは無いでしょう。

また、保険調剤薬局によっては資格手当が給与に加算されるところもあるので、資格の有無は年収にも大きく関わってきます。

中でも「調剤報酬請求事務専門士検定」は歴史が古く、広く知られてる資格です。
調剤事務の民間資格の中では合格率が低いため難しいと言われていますが、1級を取得しておけば職場から高い信頼と評価を受けられるでしょう。

また、「専門士」として履歴書に正式な資格として記載できる唯一の資格でもあるので、調剤事務員を目指している人は取得しておくと自己アピールに繋がります。

調剤報酬請求事務専門士検定を取得するには

調剤報酬請求事務専門士検定を取得するには

調剤報酬請求事務専門士検定を取得するまでの大まかな流れをご説明します。

1.願書を書面またはWeb経由で取り寄せます。

2.願書を準備し、受験費用(受ける級によって異なります)を指定された口座へ振り込みます。

3.願書、受験費用の振込控え、証明写真を返信用封筒に入れて郵送します。

4.受験票が自宅に届きます。

5.試験会場で受験します。

6.試験終了後、約1ヶ月で合否結果が郵送されます。

2級と3級に関してはNTT回線(アナログ回線)FAXでの通信受験が可能です。ただし、試験問題を複数枚数一括で受信できること等が必須条件となりますので、FAXでの通信受験を希望される方は願書を出す前に公式のWebページで確認しましょう。

調剤報酬請求事務専門士検定についての詳細

調剤報酬請求事務専門士検定は、3級~1級まで3つの級に分かれています。

それぞれ出題範囲が異なりますので、詳しく見ていきましょう。

概要

試験時間:学科 実技 それぞれ60分
試験会場:全国の試験会場、一部の級ではFAXでの通信受験も可
学科の試験方式:マークシート方式

級ごとの出題範囲

3級 / 調剤報酬の基礎を理解している新入社員レベル。追加問題は無し
2級 / 調剤報酬の応用の理解、実務に活かせる中堅社員レベル。学科で応用20問が追加される
1級 / 調剤報酬の基礎と応用を理解し、説明できるリーダーレベル。学科で応用20門と、実技で処方箋1症例の調剤報酬明細書作成が追加される

合格率について

調剤報酬請求事務専門士検定の合格率は、3級が50~60%、2級が45%~55%、1級が15%~20%前後となっています。
この合格率を参考にして、自信がある方は1級・2級を併願したほうが効率よく資格を取得できるかもしれません。

注意点

調剤報酬請求事務専門士検定には、2年に一度の更新制度(有料)があります。
最新の知識を習得しておけば現場にも活かすことができますので、更新は忘れずにおこないましょう。

調剤報酬請求事務専門士検定の対策方法は?

比較的難しいと言われている調剤報酬請求事務専門士検定ですが、きちんと学習すれば独学でも取得が可能です。

公式団体が取り扱っている出版教材を利用したり、eラーニングで勉強したりすると良いでしょう。
出版教材はWebで取り寄せられるほか、東京の一部取扱書店でも購入できます。

また、eラーニング(調剤事務e-ラーニング)は1ヶ月分税込1,620円、6ヶ月分税込7,776円で購入できます。PCからはもちろんスマートフォンからも勉強できるので、隙間時間を有効活用できるでしょう。

調剤報酬請求事務専門士検定協会の作問委員会によるコンテンツが用意されているので、安心して学習できるのもポイントです。購入前に無料で体験できますので、一度試してみるのをオススメします。

調剤報酬請求事務についてまとめました

調剤報酬請求事務について、必要な資格や試験の概要、合格率などについて解説しました。調剤報酬請求事務は資格を取ることで年収に関わってくるので、調剤事務関連へ就職を希望する方は取得しておいたほうが良いと言えます。

まずは独学でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。