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薬剤事務の資格を取るには?2018年の試験や仕事内容、給料は?

更新日:2024-11-20

薬剤事務の資格を取るには?2018年の試験や仕事内容、給料は?

薬剤事務とは、正しい名称を「調剤薬局事務」といいます。

薬剤事務は薬剤師とは違い、長い間大学に通ったりする必要もないので気軽に取得できる資格になっています。
資格試験や仕事内容、年収など薬剤事務の詳しいご紹介をいたします。

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薬剤事務とはどんな資格?

薬剤事務の仕事内容は?

薬剤事務とは、民間の資格になります。
この資格があれば、調剤薬局で仕事をする事が出来るようになります。簡単に言ってしまえば、薬局などで薬剤師のお手伝いをするようなイメージでしょうか?薬局では仕事内容が多岐にわたるため、調剤など以外の事務的な部分を任されます。

もしも、医療の世界にて働いてみたい、薬局で働いてみたいと考えているならば、ぴったりの資格です。

資格を持っているとどんなメリットがあるのか?

医療分野にて働いてみたいと考えいる方が、この資格を持っていれば幾分有利になります。

最近ではドラッグストアなどあちこちに出来ているので、かなり求められている人材となります。

また簡単に取得できる割に、結婚や出産などでブランクがあったとしても、再度就職しやすくなります。

ただ一方で、資格の有無より経験者の方が有利になると言う話もあります。
そして薬剤事務はほとんどの場合パソコンでの仕事になるので、パソコンが使えなければいけないのです。

この資格だけあればすぐ薬局で働ける、というわけではないので注意が必要です。

薬剤事務の仕事内容は?

薬剤事務は調剤薬局で保険証の確認、窓口での接客、会計など事務仕事全般も行います。
薬代を集計して、国や患者さんに請求する業務を行う事務作業をします。

他にも、薬局に来ている患者さんの体調を気遣ったり、
患者さんの要望などを薬剤師や医者に伝えたりなど接客面でもいろいろな気遣いをします。

簡単に言えば、仕事内容は薬剤師のサポートといったところでしょうか?

薬剤事務の試験を受けるには?

薬剤事務の試験の正式名称は「調剤薬局事務資格試験」というものです。
一般財団法人日本能力開発推進協会が実施している資格試験です。
調剤薬局での請求事務に必要な知識と技能レベルが審査されます。

出典:調剤薬局事務の資格試験日程一覧

薬剤事務の試験を受けるのに、
協会が認定したスクールなどで開講されている講座カリキュラムを全て修了し、受講開始日より1年以内に受験できる方が対象になります。

それぞれ講座や独学などで勉強し、試験に備えます。

試験内容

薬剤事務は実技試験と学科試験があります。

実技試験に関しては調剤報酬の明細作成、学科試験については医療保険制度や調剤報酬を請求する知識を問われます。

学科試験ではマークシート方式で、薬剤の基本的な知識と調剤に関する法規、医療保険制度、調剤報酬請求の正しい解釈や知識を問われます。

出典:調剤薬局事務資格ナビ | 講座の選び方

勉強方法について

薬剤事務の資格試験を受ける前に、講座や通信教育などで勉強します。
独学でも試験を受ける事はもちろんできます。

ただ、先ほどご紹介した通り実技試験にて調剤報酬の明細作成など専門的な試験もあるので、
やはり独学よりは講座などで勉強した方がわかりやすいかもしれません。

通学講座だと、最短3日間で基礎知識を学べる講座もあります。
通信教育だったとしても、最短1か月程度で基本的な部分を学ぶ事は出来そうです。

ただ、医療用語など本当に初めて触れる方は、知らない言葉が多く、最初は戸惑うそうです。
その為予習復習で時間をかけて勉強した方が間違いないかもしれません。

医療の業界が初心者なら、4か月かけてゆっくり学ぶ事をお勧めします。

薬剤事務の2018年の試験日程は?

試験の勉強方法は

カリキュラム修了後、随時、在宅にて薬剤事務の受験を受けることが出来るのです。

おおむね60%から80%正解で合格、資格認定証を交付してくれます。

講座修了後に検定試験の申込を行い、受験料を振り込めば試験用紙が自宅に送付されるで、解答用紙を返送します。

この試験は、何回でも受験可能ですが、有効期限は受講開始日より1年以内となっております。
1年を超えると受験資格がなくなるので注意が必要です。

出典:調剤薬局事務の資格試験日程一覧

薬剤事務の主な就職先や、年収、雇用形態は?

では、実際に資格を取得し、薬剤事務として働く際、どういう雇用形態でどのような就職先があるのでしょうか?

薬剤事務の就職先は?

薬剤事務の就職先は、主に全国のドラッグストアや病院の薬局になります。

その為、自宅の近くで仕事をする事も可能です。

ただ、求人はほとんどパートやアルバイトとしての仕事になるので、ほとんど正社員としての募集はありません。

小さな子がいる主婦であったり、他の仕事をしながらのWワークとして働く人がほとんどになります。

とにかく近所で働きたいという方には、とてもお勧めです。

薬剤事務の年収、雇用形態は?

平均年収は270万円~320万円程度です。そこまで多いというわけではなさそうです。
この仕事だけで生活をしているというより、やはり家計の足しという感覚です。

やはり、雇用がほとんど非正規なものなので、そこが関係しているのかもしれませんね。

ただ、病院が雇用主になるので、安定していて職場がつぶれて解雇という事がないのが安心です。

薬剤事務と医療事務の違いは?

医療事務の主な職場は病院、調剤薬局事務の職場は調剤薬局です。
医療事務の学習範囲は、入院、手術、処置など多岐に渡ります。

医療事務は医療に関わる全ての範囲(薬剤はもちろん、検査、処置、手術、入院など)を学習しなくてはいけないのに対し、
調剤薬局事務は薬剤に関わる部分だけが学習範囲なので、資格取得の難易度は医療事務ほど高くありません。

その為、両方の資格を取る人も多いようです。

ちなみに、医療事務と薬剤事務の仕事内容はまったく分野が異なるので、どちらかの資格があればどちらも出来るというわけにはいきません。
その為、幅広く医療の現場で事務として働くなら、両方の資格をとっておくのをお勧めします。

出典:生涯学習のユーキャン

薬剤事務資格のまとめ

いかがでしたでしょうか?

薬剤事務の仕事内容や、資格試験に関して、年収や雇用形態などをご紹介させていただきました。

資格試験自体はないに等しく、講座さえ受ければ取得する事が可能です。
雇用に関しても病院相手なので、安心して長く働くことが出来そうです。

ただ年収はそこまで高くないのでパートとして働く為に資格を取得すると言った形になるでしょう。

もし、医療の業界で仕事をしてみようと考えている方は最初のステップとして資格取得するのも、いいかもしれません。