心理カウンセリングアドバイザーは、心理カウンセリングの基礎的な知識やスキルの証明になる資格です。
これから心理カウンセリングアドバイザー取得を目指すなら、資格の概要や取得方法、取得によって得られるメリットは知りたい情報ではないでしょうか。
こちらの記事では、心理カウンセリングアドバイザーの資格の概要や取得方法、他の心理系資格との違いについて解説します。
心理カウンセリングアドバイザーとは?
心理カウンセリングアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が認定する民間資格です。
心理学の専門的な知識やカウンセリングに関する技術が身に付いている証明となり、相談者の心理的な問題を解決するための適切なアドバイスができます。
ストレス社会やメンタルヘルスの問題が注目される現代社会において、心理カウンセラーは必要とされる場面が多いため、資格で身に付く知識や技術は仕事などにも役立つでしょう。
心理カウンセリングアドバイザーの基本情報
資格名 | JSADA認定心理カウンセリングアドバイザー |
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認定団体 | 一般社団法人日本技能開発協会(JSADA) |
取得方法 | 団体が実施する試験に合格(7割以上が合格点) |
取得難易度 | 初級レベル |
受験資格 | 特になし |
心理カウンセリングアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が認定する民間資格です。
協会が実施する資格試験に合格する事で資格取得でき、試験は初級レベルの易しい難易度に設定されているため、心理カウンセリングを初めて学ぶ方でもムリなく取得できるでしょう。
試験の難易度は低いですが、7割以上の得点率が合格基準である事や心理学に関する専門的な問題が出題されれるため、苦手科目を作らないように十分対策する必要があります。
資格認定を行う一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)とは?
一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)は、心理カウンセリングアドバイザーの認定を行う民間団体で、個人や企業の能力開発を目的としています。
心理カウンセリングアドバイザーの他にも、薬膳に関する資格やビジネスに関する資格認定も行っており、就職,転職活動に役立てるために取得を目指す方が多いです。
基礎知識の確認や応用知識・技術を身に付けるためにも資格は役立つため、企業単位で資格取得を目指すこともあります。
心理カウンセリングアドバイザー取得のメリットは?
心理カウンセリングは、ストレス社会の現代で重要視されており、医療機関や学校だけでなく企業でも必要とされる場面が増えてきています。
心理カウンセリングアドバイザーのようなカウンセリングの専門知識・技術の証明となる資格は、仕事や生活に活きるでしょう。
こちらでは、心理カウンセリングアドバイザーを取得することで得られるメリットについてご紹介します。
- 心理カウンセリングなどの仕事で役立つ
- 就職,転職活動で役立つ
- 独立,開業で役立つ
- セルフ心理ケアで役立つ
心理カウンセラーなどの仕事で役立つ
心理カウンセリングアドバイザーは、身に付けた専門知識を心理カウンセラーのようなカウンセリング関連の仕事に役立てる事が出来るでしょう。
また、心理学を学ぶことでコミュニケーションを円滑に行えるようになるとされているため、心理カウンセリング以外の仕事で昇給や収入アップのために資格が役立つこともあります。
このように、心理カウンセリングアドバイザーは、資格取得で身に付く知識や技術が仕事に役立つメリットがあるといえます。
就職,転職活動で役立つ
心理カウンセリングアドバイザーは履歴書に記載する事もできるので、心理カウンセラーなどの職種の就職活動や転職活動で役立つでしょう。
資格は身に付いたスキルや技術の証明としてアピールポイントとなり、自信にもつながるため、仕事に臨む姿勢も良いと人事に判断される事が多いです。
これから職を変えようと考えている方や、就職活動を控えている方は、ぜひ心理カウンセリングアドバイザーの取得を検討してみてください。
独立,開業で役立つ
心理カウンセリングアドバイザーの資格は、心理カウンセラーとして独立,開業をする際にも役立つとされています。
資格は、身に付いているスキルや知識の証明となるため、クライアント(顧客)からの信頼を得やすく、集客に繋がるでしょう。
独立や開業をするのに、セルフブランディングは重要ですが、資格があれば簡単にセルフブランディングする事ができるでしょう。
セルフ心理ケアで役立つ
心理カウンセリングアドバイザーの資格取得で身に付く知識やスキルは、セルフ心理ケアで役立つでしょう。
ストレス社会の現代で、ストレスを緩和させつつ生きることは、健康的な生活を送るためにも重要です。
心理カウンセリングについての知識が身に付いていれば、自分自身のメンタルケアはもちろん、家族や友人など身近な人を助けることもできるでしょう。
心理カウンセリングアドバイザーを取得する方法は?
心理カウンセリングアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が実施する資格試験に合格する事で取得できます。
資格試験は初級レベルの難易度ですが、心理学に関する専門知識が問われるため、十分な対策が必要です。
こちらでは、心理カウンセリングアドバイザーの取得方法についていくつかご紹介します。
- 独学で試験に合格する
- 講座を受講する
独学で試験に合格する
心理カウンセリングアドバイザーは、受験するための条件がないため、独学で試験に合格する事で資格取得する事ができます。
独学のためのテキストや教材は市販されていないため、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)の公式サイトより取り寄せる必要があります。
テキストは49,500円(税込)で販売されており、購入する事で資格試験も同梱してくるため、勉強から試験まで在宅で進める事ができます。
⇒一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)の公式サイトはこちら
講座を受講する
心理カウンセリングアドバイザーは、資格取得のための通信講座が開講されています。
心理カウンセリングアドバイザーの資格取得講座を開講する通信講座ラーキャリは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)の指定講座なので、資格試験も教材に付属してきます。
通信講座なら、質問対応や添削指導などのサポートを受けられるため、独学よりも効率的に資格勉強が進むでしょう。
受講料金はテキスト料金と同じく49,500円(税込)で販売されており、独学と同じ費用で受講できるため、これから心理カウンセリングアドバイザー取得を目指す方におすすめです。
心理カウンセリングアドバイザー取得なら通信講座ラーキャリ
講座名/受講料 | 心理カウンセリングアドバイザー資格取得講座/49,500円(税込) |
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教材 | ・テキスト ・問題集 ・添削課題 ・資格試験 |
サポート体制 | ・LINE,メール質問対応 ・添削指導 ・再試験料無料サポート |
受講期間 | 無制限(最短3週間で資格取得可能) |
カリキュラム | ①:心理カウンセリングの基礎 ②:心理カウンセリングを行う前の事前準備 ③:心理カウンセリングの実践 |
特徴 | ・協会の試験対策テキストと受講料が同額 ・サポート期間が無制限 ・24時間365日質問,添削を受け付けている |
心理カウンセリングアドバイザーの資格取得講座を開講しているラーキャリは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)より認定を受けており、講座を終えてからそのまま自宅で試験に挑戦する事ができます。
講座では、カウンセリングの基礎から実践的なカウンセリング技術を学べるため、心理学について初学者の方におすすめです。
こちらでは、サポート期間が資格取得まで無制限である点や、24時間365日年中無休で添削,質問を受け付けている点など、ラーキャリの特徴についてご紹介します。
協会の試験対策テキストと受講料が同額
心理カウンセリングアドバイザーの資格取得ができるラーキャリの講座の受講料は、協会の試験対策テキストと同額です。
通信講座ラーキャリなら、不明点を解消できる質問対応や、独学では気付きにくい勘違いを解決できる添削指導などのサポートを受けられるためおすすめです。
独学,自力で資格取得したい!という方も、ラーキャリの添削指導や質問サポートの利用は任意なので、躓いた時の保険と思って講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
サポート期間が無期限
通信講座ラーキャリは、受講生が資格取得できるまでサポート期間が継続するため、マイペースに勉強したい方に向いているといえるでしょう。
一般的な通信講座には、サポートを受けられる期間が設定されており、これを過ぎると追加の料金の発生や質問,添削指導を受けられなくなります。
しかし、ラーキャリは心理カウンセリングアドバイザーの資格取得ができるまでサポート期間が続くため、仕事や家事などで生活が忙しい方でもムリなく受講できるでしょう。
24時間365日質問,添削を受け付けている
通信講座ラーキャリは、資格取得できるまでサポート期間が無期限であることに加え、24時間365日サポートを受け付けている点も特徴的です。
添削は郵送でのやり取りですが、質問はLINE,メールで対応しているため、いつでもどこでも受講中の不明点を解消できます。
資格取得できるまで、このサポートを受けられるため、受講が滞ることもなく、モチベーションの維持にも効果的でしょう。
その他の心理系の資格は?
心理カウンセリングアドバイザーのように、心理カウンセリングの知識を証明する資格は多く、ラーキャリのような資格取得講座が開講しているものもあります。
これらの資格はすべて民間資格なので、取得の難易度や方法がそれぞれ異なります。
心理カウンセラーとして、いくつかの心理系資格を保有していることは宣伝や集客に役立つはずなので、ぜひ取得を目指してみてください。
- 心理カウンセラー ベーシック
- 文部科学省後援 こころ検定
- メンタル心理カウンセラー
心理カウンセラー ベーシック
認定団体 | 株式会社エクラ・コフレ17「小高千枝メンタルヘルスケア&マネジメントサロン」 |
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受験資格 | 特になし |
受験形式 | 在宅受験 |
難易度 | やや易しい |
開講している講座 | 通信講座ユーキャン「心理カウンセリング講座」 |
心理カウンセラーベーシックは、「小高千枝メンタルヘルスケア&マネジメントサロン」が認定する心理系の民間資格です。
心理カウンセラーを目指すための第一歩になる資格で、カウンセリングの基礎知識や心理学についての知識が身に付いている証明となります。
通信講座ユーキャンの心理カウンセリング講座を受講し、添削課題をすべて提出後、修了検定に合格する事で資格取得できます。
通信講座ユーキャン|心理カウンセリング講座
講座名/受講料 | 心理カウンセリング講座/35,000円(税込) |
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教材 | ・テキスト ・セルフカウンセリングノート ・講義DVD ・添削課題 ・その他オンライン教材 |
サポート体制 | ・質問対応 ・添削指導 ・オンライン学習サポート |
受講期間 | 4ヵ月(最長8ヵ月) |
カリキュラム | 1ヵ月目:心理カウンセリングの基礎を身に付ける 2ヵ月目:カウンセリング理論や心理学を学ぶ 3ヵ月目:カウンセリング現場を学ぶ 4ヵ月目:在宅で資格試験に挑戦する |
特徴 | ・フルカラーテキストでわかりやすい ・動画教材で実践力が身に付く ・オンライン学習サポートが便利 |
心理カウンセラベーシックの資格取得ができる通信講座ユーキャンの「心理カウンセリング講座」では、カウンセラーの基礎知識を身に付けることができます。
ユーキャンの心理カウンセリング講座は、フルカラーのテキストや実践的な知識が身に付くDVD教材、スマホで学べるオンライン教材など、教材が充実している特徴があります。
4ヵ月で資格取得するカリキュラムが組まれていますが、無料で最大8ヵ月まで受講期間を延ばすこともできるため、生活が忙しい方でもムリなく資格取得を目指すことができるでしょう。
文部科学省後援 こころ検定
認定団体 | 一般財団法人日本こころ財団 |
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受験資格 | 特になし |
受験形式 | CBT試験 |
難易度 | 易しい~やや難しい |
開講している講座 | 通信講座たのまな「メンタルケア心理専門士®」 |
こころ検定は、一般財団法人日本こころ財団が認定する民間資格で、こころのリテラシー能力が身に付いている証明になります。
こころと向き合うカウンセリング力だけでなく、こころを成長させるコーチングの能力も身に付くため、幅広いビジネスシーンで活躍できる知識が身に付きます。
心理学の基礎から応用までの内容を網羅した1~4級までの等級があり、通信講座たのまなの「メンタルケア心理専門士®講座」を受講する事で試験対策できます。
通信講座たのまな「メンタルケア心理専門士®講座」
講座名/受講料 | メンタルケア心理専門士®講座/96,000円(税込) |
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教材 | ・テキスト ・講義動画 ・ポイントチェック動画 ・添削問題集 |
サポート体制 | ・質問対応 ・添削指導 ・受講期間無料延長 |
受講期間 | 最短6ヵ月 |
カリキュラム | ・テキストを使ってインプット ・文字だけではわかりずらい実技内容を動画でインプット ・添削課題でアウトプット&添削指導で理解度UP |
特徴 | ・こころ検定1級とメンタルケア心理専門士のW資格取得講座 ・メンタル心理の基礎から応用まで身に付く ・文科省後任の資格が取得できる |
こころ検定®1級とメンタル心理専門士®が取得できる通信講座たのまなの「メンタル心理専門士®講座」は、最短6ヵ月で資格取得できます。
メンタル心理の基礎から応用的なスキル・技術が身に付くカリキュラムが組まれており、初学者の方でもムリなく専門知識が身に付く講座内容です。
テキストで細かくインプットしたのち、添削指導によって専任講師から細かくフィードバックを受けられるため、苦手科目ができにくい通信講座でしょう。
メンタル心理カウンセラー
認定団体 | 一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP) |
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受験資格 | 特になし |
受験形式 | 在宅受験 |
難易度 | 易しい |
開講している講座 | 通信講座キャリカレ「メンタル総合心理®W資格取得講座」 |
メンタル心理カウンセラーは、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格で、家庭や職場で役立つカウンセリングのプロ知識・技術の証明となります。
メンタル心理カウンセラーで得られる知識・技術は、人間関係などの問題を解決することができるようになり、こころの悩みを抱える方に寄り添ってあげられるようになります。
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が実施する資格試験に合格する事もしくは、通信講座キャリカレの「メンタル総合心理®W資格取得講座」を修了する事で資格取得できます。
通信講座キャリカレ「メンタル総合心理®W資格取得講座」
講座名/受講料 | メンタル総合心理®W資格取得講座/88,800円(税込) |
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教材 | ・テキスト ・対応事案集 ・開業BOOK ・精神医学の基礎知識 ・添削問題 ・講義DVD |
サポート体制 | ・700日間長期サポート ・無料質問サポート ・添削指導 ・応援メールサポート ・就職,転職サポート ・開業支援サービス ・無料カウンセリングサービス |
受講期間 | 最短2ヵ月(最長700日間サポート) |
カリキュラム | 1ヵ月目:心理学の世界を知る 2ヵ月目:カウンセラーとしての働き方を学ぶ |
特徴 | ・豊富なサポート体制 ・講座の受講で2つの資格取得できる ・心理カウンセラーに関する知識,技術を効率的に学習できる |
メンタル心理カウンセラーを取得できるキャリカレの「メンタル総合心理®W資格取得講座」は、メンタル心理カウンセラーと上級心理カウンセラーの2つの資格取得ができます。
初学者の方でも心理学の基礎から応用知識が身に付く教材がそろっており、質問対応や添削指導、応援メールなどの豊富なサポート体制を受けながら勉強できます。
通信講座キャリカレは、資格認定を行う一般財団法人日本能力開発推進(JADP)の指定講座なので、講座修了と同時に資格試験に挑戦する事ができます。
心理系資格を難易度や比較
こちらでは、心理カウンセリングアドバイザーを含む心理系資格を難易度や取得までにかかる時間などから比較します。
心理系の資格は、心理学に特化したものやカウンセリングに特化したものなど、様々な種類があるため目的に応じて選ぶと良いでしょう。
難易度 | 取得にかかる費用 | 取得までに必要な時間 | |
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心理カウンセリングアドバイザー | 易しい | 11,000円~(受験料金) | 最短3週間 |
心理カウンセラーベーシック | やや易しい | 49,000円~(通信講座受講料) | 4ヵ月 |
こころ検定 | 易しい~やや難しい | 3,4級:9,520円 2級:8,800円 1級:13,200円(試験料金) |
約4ヵ月 |
メンタル心理カウンセラー | 易しい | 5,600円~(受験料金) | 4ヵ月 |
心理カウンセリングアドバイザーとは?他の心理系資格との違いも解説|まとめ
- 心理カウンセリングアドバイザーはカウンセリングの基礎知識が身に付く
- 資格は仕事,生活で役立つ
- 独学で取得できるが通信講座の受講がおすすめ
- 心理系資格はほかにもたくさんある
こちらの記事では、心理カウンセリングアドバイザーについて、取得方法や取得のメリットを詳しくご紹介しました。
心理カウンセリングアドバイザーは、一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が認定する民間資格で、身に付く心理学の基礎やカウンセリング能力は生活や仕事で役立てる事が出来るでしょう。
資格は一般社団法人日本技能開発協会(JSADA)が実施する試験に合格する事で取得でき、独学でも合格可能ですが、通信講座の受講が最もお得な対策手段なので、ぜひ受講を検討してみてください。
また、心理カウンセリングアドバイザーのような心理系の民間資格は多くあるため、自分の目的のあった資格を選んでから取得を目指すのが最も良いでしょう。