副業で稼ごうと考えている人に人気の職業のひとつが”デイトレーダー”です。
うまくいけば億単位のお金を得られるので、かなりの人数がトレーダーの世界に足を踏み入れています。
では、専業のデイトレーダーになるために、資金はどのくらい必要で、いくらほどの年収につながるのでしょうか?またトレーダーの手法の種類についてもご紹介します!
デイトレーダーとは?
現在、稼げる副業として高い人気を誇っているのが”デイトレーダー”です。
イメージとしては、「うまくいけば大金が得られるけれど、失敗したら巨額の負債を背負うことになる…」というハイリスクハイリターンなものでしょう。
本当に、デイトレーダーの仕事は儲かるのでしょうか?また、仕事内容や年収、トレードの手法の種類についてもご紹介します!
デイトレーダーになるには?
デイトレーダーとは、どんな人のことを指すのでしょうか。
デイトレーダーは様々なスタイルで活動していますが、主に1日以内、または数日間という短期の株式売買で運用益を上げている人のことです。
ちなみに、専業のデイトレーダーとは株式投資のみで生活している人のことです。
個人投資家のなかでも、デイトレーダーは半数の割合で存在しているそうです。株式のブームにより、その人数は増加する傾向にあるようですが、それだけ注目度の高い職業といえます。
そして、デイトレーダーになるために必要な資格や年齢制限はありません。必要なものは証券会社に口座を作ることだけで、誰でも自由になることができます。
資金はいくら必要?
デイトレーダーとして活動するためには資金が必要です。
多くの資金が元から用意できるのであればそれが一番ですが、実際にデイトレーダーとして活動している人の声は様々です。
数十万円の資金が必要だと言う人もいれば、数万円でもはじめられると言う人もいます。
なぜ数万円からでもはじめられるのかと言うと、数百円で購入できる株があるからです。
しかし、デイトレーダーとして生活できる分を稼ぎたいという場合は、最低でも1000万円は欲しいと話すトレーダーもいますが、やはり目安としては数十万円あれば…というのが実情のようです。
数十万円あった方が良いとされる理由ももちろんあり、それは「デイトレーダーの初心者は損を出しやすい」ことがあげられるからです。数十万円の具体的な金額は「40〜50万円」ほどと話す人もいます。
トレーダーとしての生活が始まっても、数万円しかないのであれば最初に損失してしまえばそれで終わってしまいます。それでは、せっかくデイトレーダーを志してこの世界に飛び込んでも、嫌な思い出しか残らないでしょう。
若干の損失があっても、株式を続けていけるだけのお金は欲しいところです。まずは、自分に無理のない範囲の資金からスタートするのが何よりですね。
専業デイトレーダーに向いている人とは?
先ほどは”副業”として人気の職業だと記載しましたが、逆にデイトレーダーが”専業”だという人はどうでしょうか。
副業ということは、他に本業である何らかの仕事があるということですね。
例えば普段はサラリーマンだけど、年収を増やしたいからデイトレーダーをやっているという人もいます。
どんな仕事についていても副業にできますが、実際は”専業でなければ難しい”面が多いようです。
どういうことかと言うと、デイトレーダーが行なう一日のスケジュールに関係があります。
専業デイトレーダーの一日は、こんなことをしている!
株式市場が始まる朝の9時までに情報を得るため、アメリカの株式ニュースをチェックしたり、日本経済新聞を読むなどしておく必要があります。
朝の時点でアメリカの株価が下がっていると日本も同様に下がる傾向にあり、アメリカの株価が上がっていると日本の株も上昇しやすいです。アメリカと日本の株は密接であることから、他国の株式であってもデイトレーダーはアメリカの相場をしっかりと把握している人が多くなっています。
それから株式市場が開く9時〜11時30分まで取引し、市場の休憩に合わせて自分も昼休憩を取り、また12時30分〜15時まで取引をしてデイトレーダーの一日の仕事も終了します。
こうなると、会社勤めをしているサラリーマンには少々厳しい仕事内容に思えてきますね。
多くのトレーダーも、専業のデイトレーダーに向いている人は「無職」「フリーター」「主婦」などを挙げています。
絶対にサラリーマンがデイトレーダーに向いていないということではありません。しかし、変動を見ているパソコンのモニターから離れることができないことを想定すると、やはり”専業”で時間がたくさんある人の方がデイトレーダーに向いている傾向にあるようです。
専業デイトレーダーの年収は?
成功しているトレーダーは、何億円も稼いでいるイメージが強いかもしれません。
気になる専業デイトレーダーの年収の実態ですが、「参考になるものはない」との声が多数を占めています。
なぜならば、本当に人によって収入がまちまちだからです。
専業デイトレーダーを対象にしたアンケートによると、大まかではありますが「年収1000万円前後」という人が多いようです。
どちらかというと、「自分は◯◯円稼ぐんだ!」と目標を立ててトレードを行なった方が希望の年収に近づけるかもしれませんね。
トレーダーの手法の種類
ここで、FXの投資スタイルであるトレード手法4種類をご紹介します!
自分がどの種類のトレードに合うのか、参考にしてみてください。
デイトレード
トレーダーとして活動している方たちに、一番人気のスタイルです。
名前の通り、1日(DAY)の中で売買を完結する手法となっています。エントリーから決済までをその日の内に終えて、ポジションを翌日まで持ち越すことはありません。
スキャルピング
これは、超短期なうえにスピード取引を繰り返す手法です。もっと深く言うと、分類としてはデイトレード(日計り)の一部に入ります。
スキャルピングは、1トレードあたりの利益(pips)が僅かしかありません。その小さい利益を、コツコツと積み重ねていくのがスキャルピングです。
※pips(ピップス)とは、為替やFXの動きを表す時に使う専門用語です。
ポジショントレード
ポジショントレードは、数週間〜月単位という非常に長い期間トレードすることを指します。
これは低リスクで、安定した運用をしたい方におすすめのスタイルとなっています。
スイングトレード
「毎日トレードするのはちょっと難しい…」という方に、スイングトレードは向いているといえます。
これは、デイトレードより長い期間をかけてポジションを保有し、売買差益を狙うトレードとなっています。数日〜数週間を目安として投資していくものです。
この中から、皆さんが興味を持ったトレードはどれでしょうか。自分の資金や生活のスタイルに見合ったトレードを実践してみてください。
専業デイトレーダーについてのまとめ
専業のデイトレーダーについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
たくさんのお金を儲けられる、夢のある職業に見えましたか?
実際に多くのトレーダーたちが、「必ず儲かるわけではない」「必勝法などない」と語っています。
専業でも副業でも、デイトレーダーとして安定した生活を得ることは難しいかもしれません。皆さんのやり方次第で、運命はどうとでも変わるでしょう。
専業デイトレーダーの経験者は、「熱くなりすぎないこと」「ニュースで情報収集を得ること」を初心者へのアドバイスとしています。
夢とともにリスクも大きい職業であることを肝に命じ、自分の可能性を信じて専業デイトレーダーの門を叩いてみるのも良いかもしれません。