近年、”マーケティング”という言葉を目にする機会が増えてきましたが、実際にどんなことをしているのかパッと説明できる人は少ないかもしれません。
マーケティングとは、様々な製品やサービスが「どうすれば売れるのか」という仕組みを考えることが仕事です。
この戦略の立案者は”マーケター”と呼ばれていますが、なるには資格が必要なのでしょうか?大学やセミナーで学べる勉強についてもご紹介します!
マーケティングとは何か?
日常において、メディアなどから”マーケティング”という言葉を目にする機会が増えてきたと思います。
しかし、実際にマーケティングがどんなことをしているのか、すぐに説明できる人は少ないかもしれません。
マーケティングとは、消費者の動きから様々な製品やサービスが「どうすれば売れるのか」という仕組みを考えることが仕事です。
それでは、具体的にマーケティングがどのようなことをするのかを見ていきましょう。
”マーケター”になる
そもそも”マーケティング”とは、商品を効率よく、なおかつ大量に売れるように考える企業活動の総称のことを言います。
そのマーケティング理論や、調査を行うにあたって専門的な知識を持っているマーケティングの戦略立案者は”マーケター”と呼ばれており、様々な場で活躍しています。
そのマーケターになるには、必要な資格などがあるのでしょうか。
マーケティングに必要な資格は?
マーケティングを仕事にするにあたり、特別な資格などは必要ないとされています。
ただし、自分が働くうえでスキルアップを目指したり、より良いところへ就職したいと考えている場合は、関連する資格を取得する人もいます。
スキルアップにつながるとされているのは、主に次のような資格です。
マーケティング・ビジネス実務検定
この『マーケティング・ビジネス実務検定』は民間資格であり、難易度もそれほど高くないので多くの人がチャレンジしやすいと言われています。
この試験では業界や業種を問わず、全般的なマーケティングの知識や事例についての問題が出題されます。
実際の仕事でも使えるような知識も得られるため、資格を取得しておいて損はないでしょう。
試験の勉強をしながら、後々仕事でも役立つという点が良いですね。
ネットマーケティング検定
続いて『ネットマーケティング検定』も民間資格であり、内容はWebマーケティングの基礎について問われます。
インターネット上の情報を検索するシステムである「検索エンジン」をどう対策していくのか、Webサイト理論などの知識についても勉強できます。
このように、自分が仕事で活かしたいと思える資格を選んで取得しておくことがおすすめです。
マーケティングのことが学べる学校は?
マーケターになるにも、必要な資格や学歴はありません。
ですが、もしも早い段階からマーケティングに興味がある場合は、大学やセミナーなどで学べる学部を探しておいた方が良いでしょう。
大学では次のような学部がおすすめです。
経営学部や商学部へ
マーケティングについて学べる学科は、『経営学部』や『商学部』です。
もっと細かく見ていくと、経済学部の『マーケティング学科』などに進めば、経済のことや事業のことについても詳しく勉強できます。
そこでは顧客がどのようなことに興味があるのか、市場のトレンドは何なのか、新たな商品を開発したり、企画を提案するなど、マーケターとしてより実践的な知識が得られます。
とくにマーケティングに強いとされている大学の一例を挙げると、関西方面では「神戸大学」、関東方面では「一橋大学」だと言われています。
マーケティングをはじめ、様々な分野で有名な教授が揃っていることでも知られています。
他の大学では「慶應義塾大学商学部」、「早稲田大学商学部」、「京都大学経済学部」などがマーケティングに興味のある学生に人気の高い学校だと言われています。
セミナーもある
また、マーケティングのことを学ぶにはセミナーに通うという方法もあります。
セミナーでは企画の組み立て方やアイディアについて考えたりするほか、マーケターとして活躍していくうえでのノウハウが学べます。
ただ、セミナーに参加するための費用は開催している企業によって違い、数千円から始まって高額な場合は数万円かかる場合もあるので、事前によく確認しておきましょう。
マーケティングのやりがいは?
マーケティングの仕事は、仲間たちと力を合わせることで大きな結果が出せます。
一体、どのようなところにやりがいが見出せるのでしょうか?
ゼロから新しいものを生み出す
企業によっても変わってきますが、マーケティング部は新しい商品やサービスを開発したり、時にはイベントの開催を手がけることもあります。
新しいものを一から生み出すということは、容易なことではありません。
せっかくの力作であってもあっさり却下される場合もありますし、そもそも何も思いつかなければ、思いつくまで考える必要があります。
また、考えついた商品が販売できるまでに膨大な量の試作品を作ったり、年単位の時間がかかることもよくあります。
そうした努力が実を結び、販売されたものが大ヒットした瞬間は何とも言えないやりがいを感じられることでしょう。
商品が大反響を得る
さらに、苦労の末に考えついた商品が、世間から大きな評価を得られた瞬間も大きなやりがいがあると言えます。
どの店頭でも完売が続出し、それでもその商品が欲しいと言う人が大勢いるならば、感無量な思いになるでしょう。
商品の売れ筋ランキングに入っていたり、多くのメディアで取り上げられれば、世間からの注目度も目に見えて分かります。
そうなれば、喜びもひとしおですね。
マーケティングについてのまとめ
様々な場面で”マーケティング”という言葉を目にするようになりましたが、これは商品やサービスなどが「どうすれば売れるのか」と考えることが主な仕事です。
消費者が求めているものを常に考え、誰も考えつかなかった新しいものを形にするということもマーケティングの仕事のうちです。
マーケティングの仕事をするうえで必要な資格などはとくにありませんが、学生のうちからこの分野に興味がある場合は、経済学部や商学部のある大学へ進学することがおすすめです。
そこでより実践的な知識を得ることによって、社会に出てからも大きな戦力として活躍できることでしょう。
民間資格ではマーケティングに関するものもいくつかあるので、必要に応じて持っていると、こちらも実践で活かせます。
商品の開発や新たなものを世に広めていくということに興味がある方には、おすすめの職業です。