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パーソナルトレーナーになるには資格は必要?難易度・年収を解説

更新日:2023-02-07

パーソナルトレーナーになるには資格は必要?難易度・年収を解説

最近では、ダイエットや健康維持の意識も高まっていることもあり、一般人もパーソナルトレーニングを行う人もいます。

また、女性専用のフィットネスクラブも増えてきて、女性のパーソナルトレーナーの需要も高まってきています。

そこで今回は、パーソナルトレーナーになるには必要なのか、資格取得の難易度や気になる年収など解説していきます。

パーソナルトレーナーになるには

パーソナルトレーナーの資格と難易度

パーソナルトレーナーは、1対1でのエクササイズやトレーニング指導、栄養指導、リハビリテーション指導などを行う人のことを言います。

パーソナルトレーナーになるには、特定の学校や資格を取る必要はなく、知識を身に着けていればその日からパーソナルトレーナーとして活動できます。

ただし、民間の資格はいくつかあるので取得していると採用に有利だったり、個人で活動するときにアピールすることが可能です。

パーソナルトレーナーになるため、体育大学やスポーツの専門学校でトレーニング科学、栄養学、スポーツ心理学、機能解剖学を学ぶ人が多いです。

そのほか、通信教育や資格講座などで学ぶことができ、年齢は関係なく、健康意識が高い人はだれでもパーソナルトレーナーになることができます。

パーソナルトレーナーの資格

パーソナルトレーナーになるうえで、資格取得の必要はなくパーソナルトレーナーの知識を身に着けていれば活動することができます。

とはいえ、未経験の求人募集もありますが、NSCA-CPT、NESTA-PFT、JATI-ATIなどの認定トレーナー資格が必須と書かれている場合が多いです。

そこで、パーソナルトレーナーとしてスキルアップを目指したり、採用に有利となる資格をいくつかご紹介していきます。

NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)

特定非営利活動法人NSCAジャパン(日本ストレングス&コンディション協会)と言って、全米資格認定委員会が承認する国際的にも信頼性が高い資格です。

資格取得には、トレーニング知識以外に解剖生理学、栄養学などの知識や指導力が必要になります。

また、パーソナルトレーナーのほかに、フィットネスインストラクターやスポーツ指導者などがこの資格を目指しています。

この資格を持っていると、パーソナルトレーナーにとってメリットになるフィットネスクラブは多いようです。

資格取得にかかる費用は、受験料・教材費込で¥45,200となっていて、セミナーを一定期間内に受けることで資格を更新することができます。

NESTA-PFT(パーソナルフィットネストレーナー)

NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)は、アメリカに拠点を置くパーソナルフィットネス・トレーナーの資格認定団体です。

運動生理学や生態力学、エクササイズ実践などの知識が必要となり、国際的にも認知度が高く、この資格を持っていると採用や職場で優遇されることが多いです。

しかし、資格難易度は高く合格率も50%前後となっていて、NESTAの養成講座を受講済みであるか、実務経験がないと受験資格が与えられません。

資格取得にかかる費用は、受験料・教材費込で¥72,500となっていて、資格有効期限4年の間に講座の受講などを受けることで更新できます。

JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)

JATI-ATIは、一般の人の健康管理からトップアスリートのコンディションサポートなど、あらゆる分野に対応できるトレーニング指導のスタンダードな資格です。

この資格は、日本の協会ということもあり、国内の現場の専門家からのニーズや意見をもとに作られた極めて実践的な内容になっています。

JATI(日本トレーニング指導者協会)は、競技力の向上や健康管理など専門性を高めて、社会貢献を目指した組織です。

資格取得にかかわる費用は、受験料・教材費・講習費用込で¥137,400となっていて、資格有効期限5年の間に講座の受講などを受けることで更新できます。

パーソナルトレーナーの試験内容

パーソナルトレーナーの資格と難易度

パーソナルトレーナーの資格を取得するときに、どの資格を取得すればいいのか迷う人は少なくないでしょう。

進路など明確に決まっていない場合は、採用の基準・価格・特徴など総合的に判断して選ぶことが大切になります。

そこで、先ほど紹介した3つの資格の試験内容を紹介していきます。

NSCA-CPTの試験内容

NSC-CPTの受験資格は、業界未経験の人も特にハードルが高いというわけではありません。

試験の条件として、高卒以上の学歴・NSCA-CPT受験に必要な手続き・心肺蘇生法(CPR)の受講を満たしていれば、未経験でも受験することができます。

NSCA-CPTの試験内容については、下記をご覧ください。

【試験日程】
ピアソンVUEテストセンターで予約して試験日を決めます。
ただし、ピアソンVUEテストセンターの営業日・予約状況によって日程が変わります。

【試験会場】
日本全国にあるピアソンVUEテストセンターにて受験することができます。
こちらのピアソンVUE:テストセンターリストで場所を確認することができます。

【試験内容】
試験時間3時間のなかで、スコカード問題140問とノンスコアード問題15問の計155問のマークシート方式で出題されます。
内容は、基本的なトレーニング知識以外に、解剖生理学・栄養学といった身体に関する内容を問われます。
※ノンスコアード問題とは、点数には加算されず、今後の試験問題作成のために活用されます。受験者には、どれがノンスコアカード問題か分かりません。

【受験費用】
受験料・教材費込の45,200円なります。

NESTA-PFTの試験内容

NESTA-PFTの受験資格は、未経験の人は少しハードルが高い試験になります。

試験の条件として、1年以上のパーソナルトレーナーやインストラクターなどの実務経験・1年以上の運動部指導・フィットネス企業勤務経験・体育系や医療系の大学・専門学校卒業・NESTA養成講座を受講する必要があります。

NESTA-PFTの試験内容としては、下記をご覧ください。

【試験日程】
東京では毎月行われ、名古屋・大阪では2ヶ月に1回行われています。
日程については、NESTA全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会で確認することができます。

【試験会場】
東京・名古屋・大阪の3ヶ所にて受験することができます。

【試験内容】
試験は、2時間のなかで、全125問を筆記形式で出題されます。
内容は、全12項目あり、生理学・解剖学・栄養学といった身体に関することや、フィットネスクラブに関するビジネスについて問われます。

【受験費用】
全4コースの受験に分かれており、それぞれ金額も異なります。
・ダイレクトコース 72,500円(直接試験を受けるコースです。)
・ゼミコース 168,500円 or 120,500円(基礎から学べる4日間のロングゼミコースと2日間のショートゼミコースです。)
・WEBコース 107,500円(通信教育方式で学習するコースです。)
・クラブコース 107,500円(教育機関で勉強する教育コースです。)
※4コース全て受験料・教材費込

JATI-ATIの試験内容

JATI-ATIの受験資格は、未経験の人は少しハードルが高い試験になります。

試験の条件として、未経験なら短大・専門・大学卒業者となっていて、3年以上の運動指導歴があれば高校卒業者も受験可能となります。

JAT-ATIの試験内容として、下記をご覧ください。

【試験日程】
東京では年に2回10月と3月に行われ、そのほかの会場では年に1回行われます。
日程については、JATI 日本トレーニング指導者協会で確認することができます。

【試験会場】
全国共通会場として東京、地域別会場として、北海道・宮城・大阪・福岡・沖縄で受験することができます。

【試験内容】
試験は、60分の筆記試験のマークシート形式と30分の実技試験が出題されます。
内容は、スポーツ医学・トレーニング指導者に関する知識・実技指導能力について問われます。

【受験費用】
受験にかかる費用ですが、筆記試験10,500円、実技試験21,000円の合計31,500円となります。

パーソナルトレーナーの難易度

パーソナルトレーナーになること自体に、難易度という考えはありません。

しかし、パーソナルトレーナーとなってスキルアップを目指したり、採用を有利にするために資格取得が必要になってきます。

そこで、3つの資格の試験難易度を紹介していきます。

NSCA-CPTの難易度

専門職に関する資格としては、難易度は高くなく比較的取得しやすいものになっています。

合格率もおおよそ50%前後あり、未経験の人もしっかり勉強すれば難しい資格ではありません。

NESTA-PFTの難易度

全体の合格率がおおよそ50%~60%前後となり、パーソナルトレーナーの経験者であれば、資格試験の難易度はそこまで高くないと言えます。

直接試験を受けるコース以外にも、基礎から学べるコースもあるので、コツコツと勉強すれば合格率は高くなるでしょう。

JATI-ATIの難易度

全体の合格率は、おおよそ50%~90%と高く、勉強時間さえ確保すれば取得可能といえます。

JATI-ATIの資格取得は、試験の難易度より、受験資格の条件をクリアするほうが難しいと言われています。

パーソナルトレーナーの年収

パーソナルトレーナーの気になる年収ですが、年齢30歳のとき平均年収410万~550万が相場となります。

比較的安定していると言えますが、パーソナルトレーナーは基本給とは別に「インセンティブ」が存在しそれによりかなりの差が出ます。

所属するフィットネスクラブによって条件は異なりますが、インセンティブとは、担当する顧客数を増やすことや、店舗の物販にどれくらい貢献したかといった指標です。

さらに、独立しパーソナルトレーナーとして、多くの顧客を獲得すれば、年収1000万も夢ではありません。

実際に、未経験から独立して年収1000万以上の所得がある人もいる言われています。

パーソナルトレーナーのやりがい・つらいこと

パーソナルトレーナーのやりがいとして、指導した相手が健康管理など計画していた目標を達成することができれば、自分ごとのように嬉しいです。

顧客のトレーニングプランやモチベーションを上げて、目標に向けて人を導きながら変化していく過程を見ることにやりがいを感じる人が多いようです。

また苦労として、パーソナルトレーナーは指導者として接客を行うため、コミュニケーションがうまくいかなかったり、成果の出ない顧客からのクレームはつらいです。

しかし、合わない顧客がいたり成果の出ない顧客がいることは、よくあることでもあります。

それらの壁を乗り越えて、結果に結びつけることではじめて一人前のパーソナルトレーナーに近づくことができるでしょう。

パーソナルトレーナーになるには?資格・難易度・年収|まとめ

いかがでしたでしょうか。

パーソナルトレーナーになるための資格は必要か?資格の難易度や気になる年収を解説させていただきました。

パーソナルトレーナーになるには、資格は必要なく誰でもなることが可能です。

採用条件やステップアップを目指すには、資格が必要になってきますが、未経験者の募集もあります。

健康意識が高く、身体を動かすことが好きな未経験の人は、パーソナルトレーナーを目指してみてはいかがでしょうか。