プロボウラーは幅広い年齢層の男女が目指せる、ボウリングのプロフェッショナルです。
日本プロボウリング協会(JPBA)が認めたプロライセンス保持者を指しています。
プロボウラーとして活躍するにはプロテストを受ける必要があり、受験資格や試験についての詳細をご紹介していきます。
プロボウラーを目指している人は是非ご参考にして下さい。
「プロボウラーになるには?」「プロボウラーになるためには?」
資格広場は、プロボウラーになりたい人を応援しております。
スポーツ選手に必要な学び
スポーツ選手として活動していく上で、一番怖い事がケガや故障です。プロボウラーにはトレーナーがいない事も多く、自身で必要な手当てやケガをしない体づくりを行う場面も多々あります。
特にボウリング選手はひじや手首、肩や膝の故障で引退を余儀なくされる事も多く、無理のないフォームやトレーニングメニューを組むことが重要となるのです。
プロボウラーってどんな仕事?(仕事内容など)
近年ではP-league等でも人気のあるプロボウラーは開催規模は大小ありますが、様々なボウリングの大会に参加したり、時にはボウリングのイベントを行いボウリングを普及する活動を行っています。
プロボウラーはその他にも、ボウリング場で依頼があれば一般のお客様に対して指導をしたりもしています。
その為、ボウリングに関する知識やセンスだけではなくケガや故障をしない為の医療系知識やスポーツトレーナーのような知識があれば、体調を崩すことなくボウリングに専念できますし、場内や大会中に対処する事も可能です。
プロボウラーになる為の勉強法
プロボウラーになるためには、まずはボウリングスキルを確実に身につけていく必要があります。
また、技術だけではなくプロボウラーになるには、ルールなどの筆記試験を行うので、しっかりと説明できるようにならないといけません。
プロボウラーは、プロとして5年以上在籍している先輩のプロボウラーに認可をもらわないと試験を受験することが出来ないのでご注意ください。
プロボウラーになるための専門学校や通信講座について
プロボウラーになるための通信校や専門学校の情報はありません。
プロボウラーは通信講座などでの取得は不可能です。
大体の場合は、ボウリング場などで行われているレッスンや講習などを受けてスキルを上げていくようです。
プロボウラーの勤務時間
プロボウラーは勤務時間に特に制限はありません。
アミューズメント施設やボウリング場などでプロの先生としてコーチングする場合は、日中から夜にかけてレッスンを行う場合もあります。
プロとして活動する場合は、大会などのトーナメント戦に出場したりすることも。
ですので、普段からの自首練習も欠かせないですし、練習の費用などは自腹になってしまうことも多いです。
プロボウラーの年収・給料相場
プロボウラーの平均給与から算出した平均年収はおよそ300万円~400万円程度となります。
大会で優勝しない限りは20代の1ヶ月あたりの平均の給料が25万くらい、30代だと35万くらい、40代だと40万くらいになっています。
年齢を重ねるごとに増える傾向にあります。
もし国内の大会で優勝したら多くて300万円で、アメリカの大会で優勝したら500万円~2000万円もらえるそうです。
ちなみに初任給は10万円からになっています。
平均年収以上の収入を稼いでいるプロボウラーは指導を行ったり、雑誌やテレビなどの取材等の活動を行っている事が多いです。
プロボウラーの賞金について
プロボウラーの賞金はクラスによって大きく異なってきます。
海外では優勝賞金の金額も大きく、およそ3,000万円程度である為、年間1億円以上を稼ぐプロボウラーも少なくありません。
日本では国内トップであるプロの年収が1,200万円です。
2018年に開催された全日本大会の1位の賞金が男子が約570万円で、女性が約440万円となっています。
プロボウラーになるには?
※入学願書の受付対象は4月1日時点で満18歳以上の方となっております。
プロボウラーになるにはプロテストを受験する必要がありますが、プロテストを受ける為に必要な受験資格や能力とは何でしょうか?
プロテストの中には筆記試験もあり、一般常識やボウリングに関する事等が問われます。プロになるなら当たり前に備えているであろう問題ではあるので筆記試験に悩むことはそれほどないと言えるでしょう。
しかしスポーツの世界で「プロ」を名乗る以上、後輩の育成やボウリング場での一般の方へ指導する事もある為インストラクターやトレーナーの知識や資格を持っていれば、アドバイスの方法や指導法に悩むことも無くなるので、無料資料請求で資格取得の為に学校を探してみてはいかがでしょうか。
それでは、以下でプロテストの詳細をご覧ください。
プロボウラーに必要な学歴は?
プロボウラーに学歴は必要ありません。
少なくとも中学校さえ卒業していれば、プロボウラーの試験を受けることが出来ます。
但し、在籍5年以上のプロボウラー2名からの推薦が必要になります。
プロボウラーになる為の受験資格
プロボウラーになる為にはプロテストを受ける必要があり、その試験を受ける為に受験資格が必要となります。
プロテストの受験資格は以下になります。
- 5年以上の在籍プロボウラー2名からの推薦がある事
- 16歳以上である事
- 前年度のスコアが男(190AVG)女(180AVG)以上を認められた者である事
プロテストを受けるには推薦が必要となり、一定以上の成績でなければなりません。
また、50歳以上でも以下のいずれかを満たす事で受験資格が獲得できます。
- 受験経験者である事
- 資格審査委員会に認められた他スポーツ団体のプロライセンス保持者である事
- アマチュアボウラー団体からの推薦があり、資格審査委員会に認められた者
プロテストの受験料について
- 受験料:100,000(1次テストの免除者は70,000円)
- C級インストラクター講習会受講料:36,000円
- 入会金:50,000円
- 年会費:70,000円
受験料の10万円が必要となりますが、合格後に上記の費用が必要になります。
31年度のプロテスト実施日
- 第1次:2019年4月9日(火)~12日(金)
- 第2次:2019年4月23日(火)/24日(水)・5月13日(月)/14日(火)
- 第3次:2019年5月15日(水)~18日(土)
申込受付期間は毎年2月中旬頃に実施され、1週間の受付期間となります。
1次テストは毎年3月中旬に4日間連続で実施されます。
2次テストは毎年3月・4月の間で4日間実施されます。
プロボウラーの試験内容について
- 第1次・2次テスト
- 男子:1日15G/TOTAL60Gの実技テスト
- 女子:1日12G/TOTAL48Gの実技テスト
- 第3次テスト
- 男女:筆記試験・面接等
1次・2次テストでの合格基準は男子がAVG200で女子がAVG190となります。
男女1Gごとにレーン移動を行います。
試験についての詳細は第58回プロボウラー資格取得テストの実施要項で確認できます。
プロボウラーのやりがいや大変な事は?
プロボウラーとして活躍する事で苦労する事ややりがいとはどんな事があるのでしょうか?
プロボウラーは主に賞金で生計を立てていければ十分と言われていますが、その金額についてもまとめています。
特殊な職業ですが、プロボウラーの職業についてを見ていきましょう。
プロボウラーのやりがい
現役で活躍するには30代後半までが関の山と言われている部分もあり、若い闘志を燃やしてトーナメント戦に挑むのは、プロボウラー最大のやりがいといえるのではないでしょうか。
難しい投球方や独自の戦略で優秀な成績を収められた場合には、日ごろの努力の成果が実って結果となって現れる事がプロボウラーとしての喜びです。
また、イベントなどにプロボウラーとしてお客様に直接指導して、上手に投げる事ができた時の喜んだ顔を見る事も、プロボウラーをやっていて良かったと思います。
プロボウラー苦労、大変なこと
勝ち進んでいかないと、プロボウラーとしての収入が下がってしまうという点があります。
女性のプロボウラーの場合は、アイドル的なプロデュースをしてもらえるという利点もありますが、ビジュアルの良し悪しも求められてしまう事があるので、そちらにも気を使わなければいけなくなります。
男性プロボウラーも爽やかな印象の選手が人気が出るため、ビジュアルを気にする方も多いみたいです。
プロボウラーの将来性・独立について
プロボウラーになった時に、どれぐらいの収入を得ることが出来るのかなど、気になる部分は多いですよね。
個人的な付加価値を上げればプロボウラーとしてだけではなく引退後の指導者としてのスキルアップにもなる為、早い段階で関連しているスポーツインストラクターやトレーナー、指導者の資格を取得する事がおすすめです。
現役プロボウラーの間でも後輩の育成や指導で知識を使えますし、お客様へのコーチングにも役に立ちます。資料は無料で請求出来るので使える資格を比較検討してみてはいかがですか?
それではプロボウラーの現状や将来性などについての傾向をご紹介していきましょう。
プロボウラーに向いている人
- ボウリングが好きでよくボウリング場に足を運ぶ人
- 腕の筋肉がある人
- リズム感やバランス感覚が優れている人
- 忍耐力があり、目標へ向かって地道に努力できる人
意外ですが不器用な人は向いているそうです。
ボウリングは力量ではなくセンスが必要となり、繊細なバランス操作でボールを操る事が大切です。
プロボウラーと同じ分野の他の職業
- ボウリングの知識を教えたり技術を指導出来るインストラクター
- 協会公認の競技会における審判員の資格であるJBC公認審判員
- 使用ボールの認証検査を実施するJBC公認ボール検査員
- 日本体育協会公認のスポーツ指導者資格
などがあります。
プロボウラーになれば、引退後にも活躍する事が可能になるのです。
プロボウラーの現状
2016年7月末時点で、プロボウラーの在籍数は1141人にのぼり、男性の方が女性の2倍くらいの数になっています。
スカイAなどでボウリングの大会の中継や再放送が観れたり、東京や大阪、名古屋、福岡などの都市圏のボウリング場ではプロボウラーが出場する大会が開かれています。
現在のボウリング業界ではプロトーナメントやボウラー人口が減少傾向にあります。
しかし、2020年のオリンピックパラリンピックに向けてボウリング協議組織委員会が正式競技へと向けた運動を行っているので、これからの動向が気になる所です。
プロボウラーの将来性
人が外に出て交流をする機会が減った今、戦後栄えたボウリングなどのスポーツが衰退しつつあります。
ですがボウリングが面白くなるようなアイデアが出れば、戦後栄えた時みたいに復活するかもしれません。
将来プロボウラーを目指す人達の為に、これから先にボウリングに興味を持つような改革を行う事ができればボウラーの人口増加も期待できます。
現在ではアミューズメント施設も豊富にあるので、ボウリングの再燃の可能性は無いとは言い切れません。
また、本格的にオリンピックの正式種目として認められた場合には、充分にプロボウラーとしての将来性は期待できるでしょう。
プロボウラーの独立について
プロボウラーとして独立するには、公認A級又はマスターインストラクターくらいのインストラクターになる必要があります。
プロボウラーになってから最低8年はかかりますが、頑張るしかないと思います。
さらに数々の大会で賞金を稼ぎ、お金を貯めておく必要があります。
施設を建てたりするお金や人件費は高額となりますが、実際に独立している人もいるようです。
プロボウラーの主な著名人
実際にその資格を持っているタレントさんなどはいないようですが、中山秀征さん、中日ドラゴンズの元監督の落合博満さんなどはプロボウラーの試験を受けたことがあるそうです。
プロボウラーになるにはどんな才能が必要?賞金や年収とは?まとめ
プロボウラーになるには、学歴などの部分よりもやはり技術をしっかりと身に付けることが重要です。
プロの選手が行っているレッスンなどに通って、試験を受けられるように推薦してもらわなければいけません。
まずはレッスンなどに通い、実力をつけて少しずつスキルアップして行く事が大切なので、レッスンであればグローブやシューズ、ボールなどを貸し出してくれるので、まずは継続的な練習から始めてみましょう!
プロボウラーは年齢的にも続けていける時期は短いので、インストラクターや指導者の資格を取得しておく事で将来的な不安も減るので、そういった資格を検討しておくとよいでしょう。
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